ケータイ刑事銭形海28話(3rd.2話)[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]
「銭形海」の第28話(3rd.2話)「吸われる魂! ~血を吸うカメラ殺人事件」の裏ネタ編・増補の2回目となる今回は、「血を吸うカメラ」の説明の所で出てきた言葉から、「イエメン王国」について、「占い師」について、「予言」について、「ジャーナリスト」について、「隠し撮り」について、「クーデター」について記します。尚、「イエメン王国」は「海・28話(3rd.2話)[裏ネタ編]」で、「予言」は「舞・4話[裏ネタ編]PART 4」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/10/11付です。
「イエメン王国」:現在はイエメン共和国になっている国であって、1918年から1962年に存在した国である。正式国名はイエメン・ムタワッキリテ王国であるが、「イエメン王国」と呼ばれている。アラビア半島の南西部(「北イエメン」)に位置している国で、国土は日本の半分よりもやや広い約19.5万平方キロ、首都はタイズという国であった。
1918年にオスマン帝国から独立して王国となったが、1962年に軍事クーデターが起こって王制が打破され、共和制となって「イエメン・アラブ共和国」となった。その後、1990年にイエメン人民共和国(「南イエメン」)と統合して、イエメン共和国になった。(イエメン共和国は面積は約52.8万平方キロで日本の約1.4倍の国土を持ち、人口は約2000万人、首都はサヌア(サヌアの旧市街地は現存する最古の都市として世界遺産に登録されている。)である。)
イエメンと言うと、旧約聖書に登場する「ソロモン王とシバの女王」の所在地とされている地として知られている。但し、シバ王国の所在地としては、エチオピアという説と、エチオピアとイエメンの両方に位置したという説があって、所在地については定かにはなっていない。
もう1つ有名なのは、コーヒーの「モカ」であり、これは紅海に位置する港町モカの地名が由来となったコーヒーの品種であって、イエメンが原産地となっている。
「占い師」:各種占いを業として行っている人のことを言う。占いの種類は問わないため、様々な占い師がいることになる。(姿も全く異なるが、「占い」を行っていれば「占い師」ということになる。)また、「占い鑑定師」「卜者(ぼくしゃ)」「易者(えきしゃ)」「八卦見(はっけみ)」「人相見(にんそうみ)」という言い方もある。
現代では、占い自体が100%信じられているものではないこともあって、占い師の地位もそれほど重要では無くなっているが、古代社会では、占いはその国の未来に直接的に繋がる重要なポジションとして、社会的にも高い地位に就いていた時代があった。(国王と言っても、占い師の言葉を元にして国を統治していた時代があった。)
英語では「Fortune-teller」、ドイツ語では「Wahrsager」、フランス語では「Cartomancien」、イタリア語では「Indovino」、スペイン語では「Sortílego」、ポルトガル語では「Adivinho」、中国語では「算命先生」と言う。
「予言」:未来に起こる出来事について、予め(推測して)言うこと、若しくは、その言った言葉、内容のことを言う。但し、未来に起こることについて語ったことの全てが「予言」にはならない。(→天気予報、地震予知、スポーツの順位予想などはそれぞれ「予報」、「予知」、「予想」と言われるものであって、「予言」とは異なるものである。)
「予言」と言うのは、(現在の科学では説明の付かない)超人的な能力によって未来を予知したり、神、霊などの力によって未来について語ったものであって、「いつ」「どこで」「何が」起こるのかを語っているものである。(例えば、「いつ」ということがない「あなたは死にます」というのは、何十年ものスパンで見ると、人は必ず死ぬのだから、絶対に当たることになる。が、「いつ」それが起こるのかが分からないので、これは「予言」とは言わない。)また、1つの事柄に関して、異なることを多数語っても、それらは場合分けをして語っただけであって、やはり「予言」とは言わない。(例えば、競馬で勝ち馬を多数上げた場合。→1頭しか上げなくてもこれは「予想」となるのが殆どである。「予言」と言うのであれば、出走馬も決まっていないかなり先の未来のレースに対して、勝ち馬の名前を言ったのであれば「予言」と言って良いかもしれませんが...)
また、宗教の世界では、神から預けられた言葉(「神のお告げ」)を人々に伝えること、またはその言葉のことを「預言」というが、これは神の言葉であって、「予言」とは異なるものである。(音は同じであるが、漢字が異なっているということでも意味が違うということである。)
有名なのは「ノストラダムスの大予言」であるが、古くから世界各地に「予言」とされてきたものがある。(それぞれ、言及されたことが起こったかは別として...)特に、宗教と繋がることで、教祖が「予言」と称して(「真偽」は別にして)未来を語るというのは、一つのお決まりでもありますが...
英語では「Prophecy」、ドイツ語では「Voraussagung」、フランス語では「Prédiction」、イタリア語では「Predizione」、スペイン語では「Predicción」、ポルトガル語では「Predição」、中国語では「預言」と言う。
「ジャーナリスト」:新聞、雑誌、ラジオ、テレビなどのメディアを通して、時事的な問題の報道や批評、解説を行う仕事に関係している人(編集者、寄稿家、記者、ルポライターなど)のことをいう。(新聞記者やルポライターなどはジャーナリストの典型的な存在となっている。)
また、近年では、記事を書く際にデータを収集する人を「データマン」、そのデータを元にして記事を書く人を「アンカーマン」と言うが、この両者もジャーナリストである。
英語では「Journalist」、ドイツ語では「Journalist」、フランス語では「Journaliste」、イタリア語では「Giornalista」、スペイン語では「Periodista」、ポルトガル語では「Jornalista」、中国語では「記者」と言う。
「隠し撮り」:被写体となった人に気づかれること無く、(写真)撮影を行うことを言う。「盗撮」または「盗み撮り」と言うこともある。尚、「隠し録り」と記した場合は、写真撮影ではなく、声を気づかれずに録音することをいい、「盗聴」または「盗み録り」と言うこともある。
隠し撮りは、探偵が依頼された素行調査を行う際、よく行われているものである。その一方で、映画館で上映されている作品をこっそりと撮影するような場合は犯罪行為となる。
近年では、犯罪予防と発生した場合に備えて、市街地での隠し撮りはよく行われるようになっていて、事件があった場合に捜査資料として使用されることがある。
英語では「Sneak Shot」、ドイツ語では「Bringe Schuß Heimlich」、フランス語では「Moucharde le Coup」、イタリア語では「Striscia Colpo」、スペイン語では「Tiro del Chivato」、ポルトガル語では「Roube Tiro」と言う。
「クーデター」:非合法的な方法(例えば暴力的な蜂起)によって政権を倒し、奪うことをいう。尚、これは、支配層内部の政権移動というのが一般的である。特に、軍部が蜂起して、現政権を倒して政権を奪うということは、アフリカ、アジア・中南米の一部の国では20世紀には決行発生している。(21世紀になっても、その気配がある国もある。)特に、軍部が、王制、または大統領を倒して政権を握る「軍事クーデター」は、クーデターの代表的なものとして知られている。尚、クーデターは、国民が立ち上がって現政権を倒す「革命」とは区別されている。
日本では、成功し無かったものの、1936年に発生した二・二六事件はクーデターとして知られている。(失敗したため、クーデター未遂事件とされている。)
また、会社組織などでも、合法であるが慣例を無視したやり方で、急速に、強引に進められる人事改革のことを比喩的に「クーデター」と言うこともある。
英語、ドイツ語では「Coup d'Etat」(但し、発音は異なる。)、フランス語では「Coup d'État」、イタリア語では「D'etat di Colpo di Stato」、スペイン語では「Golpe de Estado」、ポルトガル語では「D'etat de Golpe Súbito」、中国語では「政變」と言う。
サウジアラビア王国,オマーン国,イエメン民主人民共和国,イエメン・アラブ共和国 (1984年) (世界各国便覧叢書〈中近東編〉)
- 作者: 外務省中近東アフリカ局
- 出版社/メーカー: 日本国際問題研究所
- 発売日: 1984/02
- メディア: -
なぜ、占い師は信用されるのか? 「コールドリーディング」のすべて
- 作者: 石井 裕之
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- メディア: 単行本
盗撮記録 隠し撮りFile.1 2010年 05月号 [雑誌]
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