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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その266) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「部屋のレイアウト替え」です。取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「・1st.5話」、「007」からは「ムーンレイカー」です。

ケータイ刑事」:「・1st.5話」。「小学生検事vs銭形雷 ~大学教授殺人事件」という物語。「」「」「」に続いて4度目となった小学生検事正・多摩川ドイルが登場する物語でもある。但し、多摩川ドイルを演じたのも3代目と言うことになっている。(初代は「」、2代目が「」と「」、そして本作が3代目である。)多摩川ドイルは小学生であるが、年を取らない設定になっているため、役者が変わるのは仕方の無いところでもある。

港区赤坂の尾恵巣合(びえすあい)大学で刺殺事件発生。被害者は気象学教授の風見鳥太郎ということで、ちゃんと岡野さんは現場にやってきた。すると、そこに子供(小学生)がいた。が、それは小学生検事正の多摩川ドイルだった。彼は、法務大臣・多摩川五男の孫だった。ちゃんは「私の従姉妹たちに挑んで全敗したって噂の...」と言っていた。が、ドイルもドイルでちゃんに対して「銭形警視正、僕も噂で聞いているよ。君が銭形一族の中で最も短気で怒りっぽいとね...」と挑発し、岡野さんには「相棒もこれまでの中で最も見かけ倒しっぽいね」と口撃していた。

で、ちゃんとドイルの間で犯人を巡っての勝負と言うことになる。ドイルは「僕にはもう、犯人は誰だか分かっている」と自信満々だった。

また、容疑者は第一発見者の3人で、上野晴美(うえの・はるみ)、波野雨彦(なみの・あめひこ)、中谷雷太(なかたに・らいた)の3人だった。で、床にあった天気記号をダイイング・メッセージと判断した岡野さんは、中谷を犯人と決めつけたが、それは犯人のトリックに填まったとして笑ったドイルは上野を犯人と指摘した。で、岡野さんはそれを笑い、2人は互いを「無能」とのの知り合っていた。

ちゃんは独自に調べていて、ドイルの意見を否定すると、犯人は波野と指摘した。が、証拠について十分に説明できず、「君の推理は不完全、僕の勝ちだね」とドイルは言った。が、ちゃんも「いいえ、あなたの推理だって不完全。ダイイング・メッセージの細工なら、誰だって出来るもの」と言って、結局、決め手が無くて引き分けとなった。

その後、ちゃんは、再び捜査を重ねて新たな証拠を発見したが、ドイルは譲らずに、上野虹今日させようとした。で、ちゃんが新たな証拠を語り、犯人の細工ではない本当のダイイング・メッセージを発見した。それは、デスクの下にあったが、犯行の後にデスクが動かされというのだった。というのは、床に花粉が落ちていたことから、事件の前日の昨日に、被害者は部屋の模様替えを行っていたことが分かり、更に、被害者が残したダイイング・メッセージを隠すために犯人がデスクを動かしていたのだった。それは国際天気記号の「並の雨」という記号だった。波野は上野に罪を着せるために晴れの天気記号を床に書いたが、被害者がダイイング・メッセージを残していたのに気づくと、それを隠すためにデスクを異動させるしかなかった。が、デスクを動かすには被害者の遺体が邪魔だった。で、遺体を動かし、自分が記した偽装のダイイング・メッセージを変えるしかなかった。で、天気記号の「晴れ」の半分を別のマジックを使って「雷」に変えたのだった。

結局、ちゃんがトリックを見破って真犯人を逮捕したことで、ドイルはまたも敗れたのだった。(岡野さんと共に、犯人のトリックにまんまと填まったのだった。)

007」:「ムーンレイカー」。1979年のシリーズ第11作であって、3代目ボンドの第4作である。当時は「スターウォーズ」で火が着いたSF映画ブームの真っ直中ということもあって、当初は「ユア・アイズ・オンリー」と成る予定だったのを「ムーンレイカー」に変更し、更に内容の方も原作小説から大きく変えて、スペースシャトルを取り入れたSF設定となった物語である。

ドラックスを追ってベネチアに入ったボンドは、マークしていたベニーグラスと言うガラス会社のガラス工房に忍び込み、そこがドラックスの野望で使用する神経ガスの研究開発を行っていたことを突き止めた。

ちなみに、開発されていた神経ガスというものは、アマゾンに生息しているオルキディア・ネグラという植物から採られた神経性の毒ガスであって、人間に対する殺傷能力は非常に高く、たった一滴で何千万人もの大量殺人が可能という猛毒である。しかし、それは人間にしかその効果はないというものだった。(他の動物は死滅させずに人類だけを壊滅させることが出来る殺人兵器である。)

ボンドは、そこの研究員の後をつけて、研究室に潜り込むのに成功した。この時には、ボンドは、それが毒ガス工場とはまだ知らなかった。で、研究者が透明の液体を研究していることを知り、サンプルとして1つを胸ポケットに入れた。そんな所に席を外していた研究者が戻ってきたため、(神経ガスの)液体が入ったガラス容器を完全の元の場所に戻すことが出来ず、容器の方はそのままにして、身を隠すように研究室から抜け出して隣室に身を隠した。

戻って来た研究者は、ガラス容器が正規の位置にあるものと思っていたこともあって、ボンドが置いた位置にあることを知らず、それにぶつかって床に落としてしまった。すると、直ぐに液体は気化した。直ぐに警報が鳴り響き、隣室との間のドアは気密ロックがかかった。そして、神経ガスは実験室に充満し、研究者は神経ガスにもがき苦しんで死んでしまった。が、実験室に置いてあった実験用のマウスが入った檻の中のマウスは元気に動いていて、死なずに、何も無かったように元気に動いていた。ボンドは隣室からガラス越しにそれらの様子を見ていて、ここが毒ガス工場だと言うことを突き止め、同時に胸ポケットの液体の恐ろしさを知ったのだった。

翌日、ボンドは上司のMと共に、ベニーグラス社に行き、毒ガスを開発していたことを報告しようとした。しかも、万一に備えて、防毒マスクをすることを進言していた。

で、昨夜忍び込んだ実験室のドアを開けた。が、そこには実験室ではなく、普通のオフィスとなっていた。で、そこにはドラックスがいた。ボンドは狐に摘まれたような表情を見せていた。で、ボンドやMたちの訪問者が防毒マスクを持っていたことに対してドラックスは「イギリス流のジョークか」と言っていた。

その後、ガラス会社を後にしたMは、ボンドに「恥をかいた」と散々に言っていた。

言うまでも無く、ドラックスは、昨夜の侵入者の一件で、既に完成していた毒ガスセット一色を直ちにブラジルに送り出し、実験室がそこにあったという痕跡を残さずに部屋を完全に変えてしまったのだった。

共通点は、部屋のレイアウトを変更したのは、事件を隠すためだったということ(「ケータイ刑事」では殺人事件を、「007」では毒ガス工場だったということを隠した。)、そしてレイアウト変更があった部屋で人が死んでいるということ(「ケータイ刑事」では殺人事件が、「007」では神経ガスによる事故と言ってもよいことが起こった。)である。

一方、相違点としては、「ケータイ刑事」では主人公(銭形)は事件の謎を解いて解決させたが、「007」では主人公(ボンド)は間接的な事件(事故)の発生原因となることを行っていて、そこで起こった一連の出来事のもぐ記者になったということである。

次回も今回と同様に「ある物(できごと)」をテーマにして記す予定です。何が登場するのかはお楽しみに。

 

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