DEREK & THE DOMINOS『LAYLA』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1970年に発表された彼らのアルバムである。(結局、彼らのスタジオ・アルバムは本アルバムのみであった。)DEREK & THE DOMINOSと言うと、ERIC CLAPTONが在籍していたことで知られており、『Layla』が余りにも有名であるが、そんな彼らの唯一のスタジオ・アルバムであるだけに、貴重なアルバムである。また、オリジナル盤(当然、LPである)では2枚組であったが、CDでは1枚に収録されている。チャート成績の方は、アメリカでは最高位16位を記録して、1971年の年間アルバム・チャートでは71位にランクインしている。また、イギリスでは最高位68位ということで、有名すぎる割りにはチャート成績の方は伸びていないのが事実である。
収録曲は以下の全14曲である。『I Looked Away』『Bell Bottom Blues』『Keep On Growing』『Nobody Knows You When You're Down And Out』『I Am Yours』『Anyday』『Key To The Highway』『Tell The Truth』『Why Does Love Got To Be So Sad?』『Have You Ever Loved A Woman』『Little Wing』『It's Too Late』『Layla』『Thorn Tree In The Garden』。
この中からシングル・カットされたのは3曲であって、『Tell The Truth』『Layla』『Bell Bottom Blues』の3曲である。この中からは余りにも有名な『Layla』はイギリスとアイルランドでは4位、アメリカで最高位10位、カナダで9位、豪州で7位、ニュージーランドで2位を記録しており、1972年のBillboard年間シングル・チャートでは60位にランクインしている。
お薦め曲は『Layla』は当たり前で、『Tell The Truth』と『Bell Bottom Blues』のシングル曲も当たり前ですね。で、全部と言いたいところであるが、ここでは6分を超える『Keep On Growing』と『Anyday』、10分弱の『Key To The Highway』というたっぷりと聴くことの出来る曲を特にお薦めするということにしておく。(『Tell The Truth』も6分を超え、『Layla』も7分を超えています。)
考えてみたら、このバンドには蒼々たる顔ぶれが在籍しており、結果的にスタジオ・アルバムが1作だけということから、現在では夢のセッションだったと言うようにも考えられる。2nd.アルバム製作時に空中分解してしまったのは本当に残念であるが、歴史的名盤を生んだグループというのは意外とそういうものであったりする。
ロックを聴く者であれば、絶対に聴いておかなければならない、ロック史に残る名盤である。
尚、2011年には、リマスターされ、更に13曲を収録したボーナス・ディスクとセットにした「LAYLA & OTHER ASSORTED LOVE SONGS」という2枚組のアルバムがリリースされたが、たっぷりと聴きたいという方は、そちらもお薦めである。(DISC 1はオリジナルの14曲が収録されている。)
↓2枚組のものはこちらです。
Layla & Other Assorted Love Songs
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Polydor / Umgd
- 発売日: 2011/04/26
- メディア: CD
Layla & Other Assorted Love Songs
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Polydor / Umgd
- 発売日: 2011/03/29
- メディア: CD
コメント 0