内山田洋とクール・ファイブ『GOLDEN☆BEST deluxe -A面ヒット全曲集』 [音楽(特撮/邦楽)]
表題のアルバムは2010年にリリースされた「ゴールデン☆ベスト」とリーズの3枚組のベスト盤である。(「deluxe」は3枚組のものに付けられる名称である。)1969年のデビューから1985年に発表した50枚目のシングル曲までの全てのシングルA面曲を収録したものである。(「シングル全曲集」と言うことの出来るものである。)前川清のボーカル曲が49曲で、1曲(『イエスタデイ・ワンス・モア』)は小林正樹かボーカルを務めている。リーダーの内山田洋が2006年に亡くなっているだけに、オリジナル・メンバーによる結成は不可能であるが、現在は前川清とクール・ファイブとして活動を続けているが、昭和を代表するムード歌謡グループというと、やはり「内山田洋とクール・ファイブ」である。
尚、現在はアニソン・シンガーとして知られている宮内タカユキは1992年に一時的に内山田洋とクール・ファイブに加入していたが、彼の在籍時の曲は本アルバムには収録されていない。
収録曲はDISC 1と2が各18曲、DISC 3が20曲(シングル曲14曲と6曲のカラオケ・バージョン)である。DISC 1の収録曲は以下の通りである。『長崎は今日も雨だった』『わかれ雨』『逢わずに愛して』『愛の旅路を』『噂の女』『愛のいたずら』『すべてを愛して』『女の意地』『女のくやしさ』『港の別れ唄』『悲恋』『この愛に生きて』『恋唄』『そして、神戸』『男泣き』『出船』『海鳥の鳴く日に』『イエスタデイ・ワンス・モア』。
DISC 2の収録曲は以下の通りである。『心がわり』『雨のしのび逢い』『晩夏』『海鳴り』『うわさ』『北ホテル』『中の島ブルース』『二人の御堂筋』『気まぐれ雨』『東京砂漠』『女の河』『西海ブルース』『二人の海峡』『思い切り橋』『港の忘れ草』『愛の扉』『さようならの彼方へ』『昔があるから』。
DISC 3の収録曲は以下の通りである。『あきらめワルツ』『ひとりしずか』『Last Song (ラスト・ソング)』『魅惑・シェイプアップ』『恋は終ったの』『女・こぬか雨』『夢酒場』『おんなの愛はブルース』『新潟の女』『夏の花よ』『酒場の花』『追憶』『恋さぐり夢さぐり』『夢待ち人』。(以下、ボーナス・トラック扱い)『長崎は今日も雨だった (カラオケ)』『噂の女 (カラオケ)』『恋唄 (カラオケ)』『そして、神戸 (カラオケ)』『中の島ブルース (カラオケ)』『東京砂漠 (カラオケ)』。
彼らは演歌というジャンルに捕らわれず、ジャズ系のもの、ラテン系の楽曲も得意としていて、独特のムードを出し、「ムード歌謡」を代表する存在であったのは言うまでも無い。演歌というイメージが強いが、それ以外のジャンルでも味のあるところを出しているだけに、昭和(40年代後半から50年代)を代表するグループであるだけに、じっくりと聴いてみるのも宜しいかと...
本ベスト盤は定評のある「ゴールデン☆ベスト」シリーズの中の3枚組であるが、2005年には1枚もの(20曲収録)も「ゴールデン☆ベスト」シリーズにリリースされているので、入門者にはそちらを、じっくりと聴きたいという場合は本アルバムをお薦めしておく。
GOLDEN☆BEST deluxe 内山田洋とクール・ファイブ A面ヒット全曲集
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックダイレクト
- 発売日: 2010/04/28
- メディア: CD
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