SSブログ

「DEATH SHIP」 [映画(洋画)]

表題の作品は1980年アメリカとカナダの合作映画「ゴースト 血のシャワー」である。日本での劇場公開は1980年10月であった。尚、ビデオ化された時には原題そのままという邦題「デス・シップ」に変更されている。太平洋を彷徨うナチス・ドイツの拷問船を舞台にしたスプラッタ仕立てのホラー作品である。

作品データを記しておくと、時間は91分、原案はジャック・ヒルとデヴィッド・D・ルイスの2人、監督はアルヴィン・ラーコフ、脚本はジョン・ロビンス、撮影はルネ・ヴェルジェル、音楽はアイヴァー・スラニーである。そして出演は、ジョージ・ケネディ、リチャード・クレンナ、ニック・マンキューゾ、サリー・アン・ハウズ、ケイト・リード、ヴィクトリア・バーゴイン、ソウル・ルビネック、ジェニファー・マッキニー、ダニー・ハイアム、たちである。

北大西洋を航行中の豪華客船が、疾走してきた1隻の黒い鋼鉄船に激突して沈んだ。で、生存者8人はボートに乗って海の上を漂っていた。そんな彼らの前に黒い船が現われ、彼らを救うようにタラップが降ろされた。一同は黒い船に乗り込んだ。一港は、豪華客船の船長・アシュランドをはじめ、マーシャルとマーガレットの夫婦と2人の子供、航海士、女性実業家・ロリたちで、彼らは恐る恐る乗船したのだった。が、彼らが乗り込んだ黒い船には人気が無かった。が、船は独りでに錨を上げて走り出した。やがて、アシュランドは別人のような行動をするようになって、自分を看護した女性を殺してしまい、航海士と肉体関係を持ったロリはシャワー室で、血が出たシャワーを浴びて、その恐怖のために狂い死にしてしまった。やがて、彼らが乗った黒い船は、40年前のナチス・ドイツの拷問船であることが判明した。そして、ミイラ化した死体、当時の残虐な情況を写したフィルムなどが発見された。更に、そのナチス・ドイツ軍の軍人と、その犠性となった人たちの怨念がアシュランドに乗り移っていて、彼を狂気の殺人鬼にしていたのだった。アシュランドの恐慌は更に進み、マーシャル親子以外は全て殺されてしまう。マーシャルは子供たちを守りながら抵抗し、何とかして脱出する方法を考える。そして、死体の入った冷蔵庫に救命具があるのを発見すると、救命具を使って黒い船から脱出した。獲物を逃したことで、黒い船はアシュランドを呪縛して抹殺したのだった。

怨念が乗り移った乗り物が登場する作品は、'70'sのオカルト・ブームの後に幾つか登場しているが、そういう流れもあってか、ツボはしっかりと抑えられている。ただ、ホラー映画としての恐怖感を出すために、ちょっと無駄な部分があるのも事実である。

とは言っても、アイデアとしても悪くなく、十分に恐怖を味わえる作品である。熱くなる季節にみういう作品で涼むというのも宜しいかと...

 

ゴースト 血のシャワー [DVD]

ゴースト 血のシャワー [DVD]

  • 出版社/メーカー: エスピーオー
  • メディア: DVD


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。