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DIRTY DANCING(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1987年アメリカ映画「ダーティ・ダンシング」である。日本での劇場公開は1987年11月であった。1963年の夏を舞台に、避暑地を訪れたある一家の17歳の少女の青春ラブ・ストーリーである。劇中には多数の'60'sのヒット・ソングが散りばめられていることもあって、サントラ盤も大ヒットを記録した作品であって、'80'sの映画と音楽が一体になったスタイルの代表的な作品の一つとしても知られている作品である。

作品データを記しておくと、時間は105分、監督はエミール・アルドリーノ、脚本はエレノア・バーグスタイン、撮影はジェフ・ジャー、美術はスティーヴン・ラインウィーヴァーとマーク・ハークの2人、音楽はダニー・ゴールドバーグ、マイケル・ロイド、ジョン・モリスの3人である。そして出演は、パトリック・スウェイジ、ジェニファー・グレイ、シンシア・ローズ、ジェリー・オーバック、ジャック・ウェストン、ジェーン・ブラッカー、ケリー・ビショップ、ロニー・プライス、マックス・カンター、ニール・ジョーンズ、ウェイン・ナイト、ポーラ・トルーマン、たちである。

1963年の夏、ベイビーと呼ばれている17歳のフランシス・ハウスマンは、父が久し振りに休暇をとったこともあって、一家で知り合いの山荘へ避暑に出掛けた。山荘に着いたその晩、ベイビーは山荘の経営者の孫・ニールにダンスを誘われた。ダンスホールでベイビーは、これまでに見たこともないセクシーで激しいダンスをするカップルを見つけて驚く。そのカップルは山荘のダンス教師だった。その夜、ベイビーはボーイのビリーに案内されて、従業員だけの秘密のダンスホールに行き、あのダンス教師に再会した。彼はビリーの従兄のジョニーで、ベイビーにダンスの相手を申し込むがそれを拒否してしまった。しかし、自然と体が動いて、ジョニーの言うままに相手を務めたのだった。そんな中、ジョニーのダンス・パートナーのペニーが妊娠していることが判る。相手はバイト従業員のロビーだったが、ロビーは責任逃れをするだけだった。更に、中絶手術をすることになるが、その日が彼女とジョニーの大切なショーの日と重なることから、ベイビーがペニーの代役を務めることになり、特訓が始まった。ショーの当日、いくつかのミスがあったものの、ベイビーは何とか代役をこなし、ジョニーは彼女を誉めた。が、ペニーの所に戻ると、インチキ医者のお陰でペニーは苦しんでいた。ベイビーの父の応急処置でことなきを得たが、父はジョニーをペニーの相手と思い、べイビーにも厳しくあたり、ベイビーと父の間に溝が出来てしまった。ベイビーは一段とジョニーに惹かれていくが、今度はジョニーが盗難事件の犯人にデッチあげられてしまい、山荘を出て行くことになった。して夏も終わりと言うことで、山荘ではお別れパーティが行われる。盗難事件の真犯人も判り、ジョニーに対する父の誤解も融けたが、ジョニーの姿がなく、ベイビーは浮かない顔をしていた。そんな中、マンボが始まるとジョニーが現れ、ベイビーとジョニーは踊りまくったのだった...

青春映画としては、特段凄い作品ではなく、普通の作品である。が、何と言ってもダンス・シーンは圧巻であって、色々と魅せてくれる。そのため、作品全体が良く見えることになる。また、劇中に流れる多数の'60'sサウンドの方も良い曲が目白押しであって、使い方も上手い。
ということで、映画のストーリーとしては平凡であるが、見せるための他の要素(ダンスと音楽)が良いため、作品としても見所のある良作になっている。

特に本作り良いところは音楽であるが、サントラ盤が超特大ヒットになって、素晴らしさを証明することになった。何せ、本サントラ盤は、Billboardのアルバム・チャートで9週連続1位を獲得した後、8週(3タイトル)1位の座を明け渡した後で1位に返り咲いて、再び9週連続1位、合計18週1位を獲得し、1988年の年間アルバム・チャートでも2位にランクインしている。また、アメリカだけで1100万枚以上、世界では4200万枚を越えるセールスを記録した。

サントラ盤の収録曲は以下の全12曲である。『(I've Had) The Time Of My Life』『Be My Baby』『She's Like The Wind』『Hungry Eyes』『Stay』『Yes』『You Don't Own Me』『Hey Baby』『Overload』『Love Is Strange』『Where Are You Tonight』『(I'll Remember) In The Still Of The Night』。

また、2007年には20周年記念盤ということで、DVDとの2枚組となったものがリリースされている。(DISC 1の方は、本作と、その続編サントラ盤の「MORE DIRTY DANCING」の15曲の合計27曲を収録している。)

収録曲は'60'sのヒット曲ばかりであるため、'87年の映画であるが、'60'sのヒット曲を集めたオムニバス・アルバムということが出来る。そのため、映画と共に楽しむことだけで無く、映画を切り離しても楽しむことが出来るアルバムになっている。(大ヒットするのも当然という構成である。)

ということで、本サントラ盤には続きがあって、続編としてのサントラ盤(やはり「'60'sのヒット曲を集めたオムニバス・アルバム」である。)もリリースされて、ヒットを記録している。(そちらのサントラ盤については別途ということで...)

 

Dirty Dancing: Original Soundtrack From The Vestron Motion Picture

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  • アーティスト: Bill Medley and Jennifer Warnes,Patrick Swayze,Eric Carmen,The Ronettes,Maurice Williams and The Zodiacs,Merry Clayton,The Blow Monkeys,Bruce Channel,Zappacosta / Mickey and Sylvia,Tom Johnston / The Five Satins
  • 出版社/メーカー: RCA
  • 発売日: 1991/08/12
  • メディア: CD

Dirty Dancing - Original Soundtrack

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  • アーティスト: John Morris
  • 出版社/メーカー: RCA
  • 発売日: 1987/01/06
  • メディア: CD

↓20周年記念盤はこちら

Dirty Dancing: 20th Anniversary Edition

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: RCA
  • 発売日: 2007/05/08
  • メディア: CD

↓続編はこちら

More Dirty Dancing (1987 Film Additional Soundtrack)

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  • アーティスト: John Morris
  • 出版社/メーカー: RCA
  • 発売日: 1991/08/12
  • メディア: CD

↓映画DVDはこちら

ダーティ・ダンシング [DVD]

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  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD

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