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「DO NOT DISTURB」 [映画(洋画)]

表題の作品は1998年のオランダとアメリカの合作映画「小さな目撃者」である。日本での劇場公開は2001年3月であった。尚、アメリカではビデオ化された時にタイトルが「SILENT WITNESS」に変更されている。また、「小さな目撃者」という邦題は、1970年のイギリス映画(日本公開は1971年だった。)と同じであるが、原題は「EYEWITNESS」であり、全く関係ない別作品(リメイクと言うことでもない。)である。口のきけない少女が殺人を目撃してしまったことから、殺し屋に追われてしまうサという巻き込まれ形のサスペンス作品である。大作志向の方には向かないものの、隠れた佳作として知られている作品である。

作品データを記しておくと、時間は98分、監督、脚本、音楽はディック・マース、撮影はマーク・フェルペルラン、美術はキース・スターリンクである。そして出演は、ウィリアム・ハート、ジェニファー・ティリー、フランチェスカ・ブラウン、デニス・リアリー、マイケル・チキリス、コリー・ジョンソン、マイケル・A・グールジャン、ジェイソン・メレルズ、ミッシェル・ゴーギャン、たちである。

アメリカの製薬会社の重役・ウォルターは、妻のキャスリンと10歳の娘・メリッサを連れてアムステルダムにやってきた。一家は超一流のホテルにチェックインした。が、メリッサは口を聞くことが出来ないこともあって、両親と離れたちょっとした間に迷子になってしまった。そんなメリッサは苦労して両親の元良戻ろうとするが、人気のないホテルの裏手に出た時、偶然にもメリッサはある殺人事件の一部始終を目撃してしまった。犯人の殺し屋は目撃されたことに気づき、殺し屋とその殺人の依頼者は、目撃者となったメリッサを消そうとして追いかけ始めた。メリッサも逃げて行くが、ここはまったく知らない土地のアムステルダムであり、口の利けない彼女は苦労する。そんなメリッサはようやく警察に保護され、両親の元に帰ることが出来た。が、父・ウォルターは商談のためにこの地にやってきたが、その商談相手のハートマンというのは、殺し屋を雇った依頼人だった。探していた子供が商談相手の娘と知ったハートマンは、再び目撃者であるメリッサを消そうとして、殺し屋に命令した。再び命を狙われて追われることになったメリッサは、再び逃げて行く。声を出して助けを求めることが出来ない彼女は、知恵を使って逃げ回る。そして殺し屋に反撃をして撃退したのだった。

巻き込まれ形のサスペンスであり、しかも知らない土地、口を利けない(=外部への連絡が出来ない)、ホテルという閉空間での追っかけっこ、という所は、いくつかのヒットした作品が思い出されるが、主人公を少女にして、そういう作品とく差を出したことで、亜流作品の範疇に留まっておらず、テンポの良いサスペンスとして仕上がっている。

ただ、その一方で、オランダ流と言うことの出来るギャグを散りばめたことで、「ホーム・アローン」の少女版というような印象も受けてしまい、緊迫したサスペンス感が今一つという所もある。

とは言っても、テンポが良いため、十分楽しめる作品である。(チープな所もいくつかあるため、大作志向の方には向かないですが...)

 

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