SSブログ

「若さま侍捕物帖」(その5) [映画(邦画)]

今回は、全部で3作製作された1956年の作品の中から、残っているシリーズ第3作についてです。劇場公開は1956年6月であった。

東映・大川橋蔵主演シリーズ第3作若さま侍捕物帖 魔の死美人屋敷
作品データを記しておくと、1956年の東映京都の作品であって、時間は90分、白黒作品である。原作は城昌幸、監督は深田金之助、脚本は村松道平、撮影は坪井誠、美術は吉村晟、音楽は小沢秀夫である。そして出演は、大川橋蔵、千原しのぶ、丘さとみ、星美智子、岡譲司、江原真二郎、山茶花究、竜崎一郎、小畑実、星十郎、沢田清、花澤徳衛、立松晃、鳳衣子、清川荘司、仁礼功太郎、小金井修、若井緑郎、美山れい子、明石潮、中野市女蔵、時田一男、堀正夫、月村圭子、近江雄二郎、吉川太三、熊谷武、藤清江、河村満和、国一太郎、神戸洋子、山本鳥古、たちである。

大奥の奥女中であるおいくが、宿下がりで実家に帰っている時に殺されて、実家である絹物問屋山城屋の土蔵の中で、婚約者の文次郎によって発見された。父親である山城屋宗兵衛によると、おいくは身重な体で夜中に突然帰って来て、「殺される」と脅えていたので土蔵に匿ったと言う。が、大奥の古参奥女中の増山は、宗兵衛に「自殺」ということを強調させていた。で、若さまは事件の調査を開始し、文次郎が犯人を知っていると睨んだ。が、その文次郎も殺されてしまう。その頃、おいくが仕えていた将軍の妾・おえんの方の秘密を知っている女中・おみよは、使いに出ている所を誘惑されるが、間一髪の所を救われる。おみよが連れ込まれた屋敷はおえんの方の父・阿部伊予之助の屋敷であって、まもなく阿部伊予之助は若年寄を通し捜索打切りを命じた。しかし、若さまは独断で捜査を続行した。そして、若さまは阿部一味がお附女中の子を身替りに仕立て上げ、将軍を毒殺して天下を奪うという陰謀を企んでいたことを突き止めた。阿部一味は安産祈願の籠を襲ったが、若さまはそのことを掴んでいて、籠から現れると、阿部一味を倒したのだった。

前作は前後編となっていたが、本作からは1作で1つの物語となっている。とは言っても、結構冗長な部分もあって、今一つテンポが悪いところが気になる。まあ、娯楽時代劇ということでは水準並みという作品であるので、これはこれで宜しいかと...

 

↓ビデオですが...

若さま侍捕物帖「魔の死美人屋敷」 [VHS]

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: VHS

↓配信はこちら

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。