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「DIGGBY-THE BIGGEST DOG IN THE WORLD」 [映画(洋画)]

表題の作品は1972年のイギリス映画「むく犬ディグビー」である。日本での劇場公開は1979年3月であった。動物ものは当たると言われるが、ちょっと惹いてしまうような所がある動物コメディ作品である。

作品データを記しておくと、時間は80分、監督はジョセフ・マクグラス、脚本はマイケル・パートウィー、撮影はゲイリー・アンスティス、特撮はトム・ハワード、音楽はエドウィン・T・アストリーである。そして出演は、ジム・デイル、スパイク・ミリガン、ミロ・オーシャ、アンジェラ・ダグラス、ノーマン・ロシントン、リチャード・ボーモント、ジョン・ブルサル、ディンスデール・ランデン、ケネス・J・ウォーレン、たちである。

むく犬のディグビーを飼っていたビリーだったが、おじさんが犬を飼うことを禁止したため、仕方なく、知り合いのジェフに預けることにした。ジェフはNATO研究所に勤める青年動物心理学者であり、ビリーの母・ジャニーヌの同僚であった。ジャニーヌたちは、野菜や植物の成長を促進させる薬を開発するX計画のメンバーだった。現時点では、成長促進剤の開発に成功したが、抑成剤は未開発だった。ジェフはそれを使って大きなバラを育てるのが夢で、ある比、研究室からそれを少しだけ拝借した。自宅でその薬を使おうとして溶かしていると、ジャニーヌが訪ねてくるなど、ドタバタがあったものの、その夜、ジェフは薬をバラにかけて就寝した。その夜、警察に追われていた2人組の泥棒がジェフの家に逃げ込んできたが、ディグビーが吠えたことで、盗んだものを置いたまま逃げて行った。翌朝、ジェフが目覚めてくると、ディグビーが2倍の大きさになっていた。ジャニーヌがミルクと間違えて与えた薬をディグビーが飲んだためだった。そんな所にビリーが訪ねてきたことから、慌てたジェフは、ディグビーをよそへやったと嘘をついてビリーを追い返した。それからディグビーはどんどん大きくなり、手に負えなくなったジェフは、田舎のおばさんの家に頂けることにした。が、先の泥棒がディグビーをサーカスに売りつけることを考え、ディグビーを盗んでいき、サーカスに売った。暫くして、テレビは巨大な犬・ディグビーがサー海の見世物になっているニュースを流していた。それを知ったジェフはサーカスへ行く。また、ビリーもディグビーの居場所を知り、ジェフから真実を知らされて、一緒に取り返すことにした。そんなビリーの声で、ディグビーはサーカスのテントから抜け出した。一方、NATO研究所はヘリコプターを出して捕獲しようとし、一方では軍が出動していた。NATO研究所が何とか捕獲して研究所に連れてくると、未完成の抑制剤を与えた。軍は空爆を開始したが、まもなく、薬が効いて元の大きさに戻ったディグビーが姿を現した。

動物ものには勝てないと言うが、本作は纏まりがなく、特撮の水準も低く、単に犬を使っただけといったような作品になっている。ストーリーの方は結構派手であるが、ビジュアル的には盛り上がらないのが残念である。

が、元々がコメディ作品として作られているだれに、不完全なことになったことが幸い(?)して、ツッコミ所が満載となっている。まあ、イギリスのコメディということで、ハリウッド性のコメディとは違う味があるということで、一応作品の存在価値があるといったらいいですね。(そういう作品ということもあって、かつてはLDでリリースされていたが、DVD化は無いでしょうね...)

 

↓一応ビデオがあるものの...

むく犬ディグビー [VHS]

  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • メディア: VHS


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