ケータイ刑事銭形海32話(3rd.6話)[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]
「銭形海」の第32話(3rd.6話)「時を超えた指紋!? ~タイムスリップ殺人事件」の裏ネタ編・増補の5回目となる今回は、指紋を採った海老沢が口にした「ティッシュ」について、松山さんはこれで十分と言った「トイレットペーパー」について、海老沢はこれを見せていたことから「腕時計」について、15年前の事件の日のこれを口にしたことから「天気」、海ちゃんはこれを見れば分かると一蹴したことから「資料」について記します。尚、「ティッシュ」は「海・8話[裏ネタ編]PART 6」で、「腕時計」は「零・16話(2nd.3話)[裏ネタ編]PART 4」で、「資料」は「零・25話(2nd.12話)[裏ネタ編]PART 3」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/11/8付です。
「ティッシュ」:「ティッシュペーパー」の省略した言い方であるが、最近ではこの単語も普通名詞になりつつある。また「ちり紙」と言う言い方もある。
薄くて柔らかい難水溶性の紙であって、汚れを拭き取るために使用される紙である。扱い上は化粧用品ということになっているが、鼻をかむときに使ったり、身の回りのちょっとした汚れを拭き取るのに用いられる。そのため、化粧用品という認識は薄く、掃除用品と思われているところもある。(トイレットペーパーは便所用に特化したものであって、紙質が悪く、かつ、容水溶性である。が、それもマルチ用途であって、紙質の良くて難水溶性のものがティッシュペーパーと言う位置づけになる。)
尚、「ちり紙」と言うと、鼻をかむためのもの、または汚れ落としのためのものというイメージがあって、「ティッシュ」というと「上質のちり紙」というように認識されているが、特に違いがあるものではない。
現在は、箱に入った「ティッシュペーパー」と、携帯しやすいように、数枚のみが入っている「ポケットティッシュ」と呼ばれるものがある。特にポケットティッシュは街頭や店頭などで販売促進用のために配布されていることも多い。(そのため、(箱入りの)「ティッシュペーパー」は買うものであるが、「ポケットティッシュ」は貰うものという認識が浸透しているところもある。ただ、近年はポケットティッシュも内容量(枚数)が減り、更に配っていることも以前と比べて減っていますね...)
英語では「Tissue Paper」、ドイツ語では「Taschentuch」、フランス語では「Tissu」、イタリア語では「Tessuto」、スペイン語では「Tejido」、ポルトガル語では「Tecido」、中国語では「手紙」と言う。
「トイレットペーパー」:「トイレットロール」「便所紙」と言うこともある。また、便所ということが分かっているということであれば単に「紙」と言うこともある。
トイレで用を足した後に使用する紙のことである。通常はロール状になっているものである。(一重のものと二重のものとがある。)使用後はトイレにそのまま流してしまうのが一般的である。そのため、水に溶けやすい(紙の繊維がバラバラになりやすい)ように作られている。そのため、トイレ以外の場所で汚れを取るために使うことも出来るが、水に濡らして使うということは難しいものである。(ということから、基本的にはトイレ専用となっている。)
使い捨ての紙であることもあって、現在では古紙を原料として作られることが多いが、古紙100%というのは製造上の技術で少ない。(牛乳パック、切符などのように、パルプ繊維が安定している古紙であれば、古紙100%というものもある。)
トイレに設置する際は、ホルダーと呼ばれるものにセットするが、この時、ロールを取り付けるのには2通りがある。1つは、端部となり引き出す紙を手前に垂らす場合と、それが奥になるように垂らす場合とがある。統計的には前者の方が多いと言うことになっているが、それぞれ長所と短所があるのは言うまでも無い。(犬や猫というペットを家の中で飼っている場合は後者が基本とされているが、特に拘ること無く、気分転換ということで時には逆向き二セットするのも良いんじゃないですか...???)
英語では「Toilet Paper」、ドイツ語では「Toilettenpapier」、フランス語では「Papier Hygiénique」、イタリア語では「Carta Igienica」、スペイン語では「Papel Higiénico」、ポルトガル語では「Papel Higiênico」、中国語では「手紙」または「衛生紙」と言う。
「腕時計」:小形の携帯用の時計であって、本体に付いているバンドによって、腕に装着して使用する時計のことである。そのため、基本的に小型の時計ということになる。
時計の歴史の中では比較的新しいものであって、19世紀になって登場したものであるが、一般に広く普及したのは20世紀になってからである。それだけ小型の精密部品が必要であって、それだけ高い技術が必要な工業製品であった。そのため、19世紀末から20世紀初頭では、腕時計の口上は時代の先端を行く精密工業製品であった。
腕時計が登場するまでの携帯型の小形時計としては、鎖が付いていて、普段は衣服のポケットに入れて携帯するという「懐中時計」が存在していた。当時の時計は精密な機械部品の組み合わせで作られていたので、懐中時計は(当時の)最先端の工業技術、加工技術を用いた製品であったが、それよりも更に小さい腕時計は、技術的には更に高度なレベルを要求された。そのため、技術の進歩だけでなく工作精度の向上によって製品化されたもので、正に当時の最先端工業製品であった。そういうこともあって、腕時計は先端技術が結集された製品ということで、これを持つことがステイタスとなった。(ステイタスとなったため、高級感のあるデザインが採用され、更に凝ったデザインのものも多数登場した。)腕時計の登場は、懐中時計では時間を見る時にポケットから取り出す必要があったが、腕に装着しているため、ポケットから取り出さずに腕を見ることで時間が分かると言うことで、一段と便利になった。
しかし、腕に付けていると、日常生活では水と接することが多いため、機械である時計には水が大敵であった。これに対して防水機能を持った腕時計が登場したことで改善された。更に、ゼンマイを巻かなくても良い自動巻時計が登場する。また、機能的にはカレンダー付きの時計が登場したり、針と文字盤の一部に蛍光塗料を塗布したことで、暗闇でも時間が分かるというものが登場して、一段と便利になっていった。
そんな腕時計に革命が起こったのは1969年で、機械式時計(ゼンマイが動力になっていた)が主流の時代に、日本のセイコーが初めてクオーツ式の腕時計を発売したことである。クオーツ式の時計は機械式時計とは比べものにならない高精度な時計であった。(但し、当時は腕時計にしては余りにも高価であった。)その後、クオーツは量産されることで価格が下がり、クオーツ式時計は価格が低下していき、機械式時計を完全に追いやるようになっていく。
また、'70年代には電卓の小型化と共に発展してきた液晶表示装置を用いて、時間をデジタル表示する時計が登場した。(こちらも当初は高価であった。)これも量産効果によってデジタル表示式の時計が普及していき、針式表示(アナログ式時計)は絶滅すると思われた。しかし、デジタルの味気なさとアナログ式(針式)の良さが評価されて、現在ではクオーツ式のアナログ表示時計が主流になっている。また、近年では時刻の誤差を自動的に修正できるというメリットがある電波時計も安価になってきたことで、電波時計が伸びている。(表示はやはり針式が中心である。)
尚、クオーツ時計の登場は、時計にも電池が必要と言うことになり、これによって小型のボタン電池技術の進歩に貢献することになった。(小型の太陽電池、充電池も含む。)
尚、英語では「Wristwatch」と言ったが、最近では単に「Watch」と言うことが多くなっている。また、ドイツ語では「Armbanduhr」、フランス語では「Montre」、イタリア語では「Orologio da Polso」、スペイン語では「Reloj de Pulsera」、ポルトガル語では「Relógio」、中国語では「手表」と言う。
「天気」:「てんき」と読むが、古語では「てんけ」と読むこともあった。(意味は現在と同じであるが、それ以外に「天皇のご意向/ご機嫌」という意味もあった。(但し「天機」と表記する場合もあった。))
任意の場所の気象状態のこと、空の様子(空模様)のことである。また、気象状態が良いこと、晴天の場合を言う場合もある。尚、「天気」は「晴れ」「雨」という気象状況ではなくて、空模様のこと、空の状況のことである。
「天気が良い」と言うと、晴れていることを言うが、特に「快晴」のことを言う。但し、「快晴」は空全体で雲の占める面積が2割未満の状態のことである。(「晴れ」は雲の割合が2割~9割、「曇り」は雲の割合が9割以上のことを言う。)これから考えたら、「天気が悪い」とは雲の割合が高い場合を言うことになるが、一般的に「天気が悪い」と言うと、雨が降っていることを言う。
英語では「Weather」、ドイツ語では「Wetter」、フランス語では「Temps」、イタリア語、ポルトガル語では「Tempo」(但し、発音は異なる。)、スペイン語では「Tiempo」、中国語では「天氣」と言う。
「資料」:元になる材料のことである。特に、学術的な調査や研究の際には、研究に於ける判断や考察の根拠とする材料になるものであり、これが無いと学問は成立しないことになる。(既存の文献やデータ、または新たに集めたデータなどが該当する。)学術的にはこれらを元に発展させていくことになるため、ソース(Source)という言い方をする場合もある。また、会議では議論する内容について関連することが記されているものであり、やはり会議(議題)の材料となるものである。
また、歴史の研究や編纂では、そこで用いる資料の中で、過去の出来事を記録したもの、文献、伝承などの文字となっている資料のことを特に「史料」と言うことがある。尚、この時、文字になっていないものは「資料」と言う。→但し、「史料」は「資料」の一部と言うことが出来る。
更に、詩に詠む素材であれば「詩料」といい、製紙の原料となるパルプと水の混合物は「紙料」、試験や検査、分析をする時に今日する物質などのことは「試料」と言うように、読みは全て「しりょう」で同じであるが、漢字で表記する場合は、「元になる材料」ということでは同じであっても、それぞれ使い分けることになっている。→表意文字である漢字ならではでのことであって、音では区別出来なくても、見た目で意味の違いが分かるのは便利なところである。
英語では「Document」、ドイツ語では「Dokument」、フランス語では「Document」、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語では「Documento」、中国語では「資料」と言う。
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図解 話さず決める!プレゼン―15秒で納得させる“通る資料”のつくり方
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