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ELVIS PRESLEY『ELVIS IS BACK!』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1960年4月に発表された彼の10枚目のアルバムである。(ライブ版やコンスピレーション・アルバムを含む。)と言うよりも、除隊して復帰した第1作となったアルバムであり、スタジオ・アルバムとしては4枚目のアルバムである。(除隊したのが1960/3/5であり、3/20、21、4/3、4に録音されて、直ちに発売になったものである。)Billboardでは最高位2位を記録し、1960年の年間アルバム・チャートでは14位にランクインしている。(丁度、12週連続1位を記録した超大ヒットした某サントラ盤が1位を占めていた時期でもありました...)

収録曲は、オリジナル盤では全12曲、1999年に再発されたものには6曲のボーナス・トラックが追加された全18曲が収録されている。収録曲は以下の通りである。『Make Me Know It』『Fever』『The Girl Of My Best Friend』『I Will Be Home Again』『Dirty, Dirty Feeling』『The Thrill Of You Love』『Soldier Boy』『Such A Night』『It Feels So Right』『Girl Next Door Went AWalking』『Like A Baby』『Reconsider Baby』。(以下、ボーナス・トラック)『Stuck On You』『Fame And Fortune』『Are You Lonesome Tonight?』『I Gotta Know』『It's Now Or Never』『A Mess Of Blues』。

また、2011年には2枚組となった「レガシー・エディション」がリリースされていて、これのDISC 1にはオリジナルの12曲と以下の7曲(『Stuck On You』『Fame And Fortune』『It's Now Or Never』『A Mess Of Blues』『Are You Lonesome Tonight?』『I Gotta Know』『Surrender』)を合わせた19曲が収録されていて、DISC 2は1961年6月に発表されて全米1位を獲得している6枚目のスタジオ・アルバム「SOMETHING FOR EVERYBODY」が5曲のボーナス・トラックとして加わった17曲が収録されている。『There's Always Me』『Give Me The Right』『It's A Sin』『Sentimental Me』『Starting Today』『Gently』『I'm Comin' Home』『In Your Arms』『Put The Blame On Me』『Judy』『I Want You With Me』『I Slipped, I Stumbled, I Fell』(以下、ボーナス・トラック扱い)『I Feel So Bad』『(Marie's The Name Of) His Latest Flame』『Little Sister』『Good Luck Charm』『Anything That's Part Of You』。

この中からシングル・カットされたのはオリジナル曲からはなく、ボーナス・トラックの6曲がアルバム未収録シングルとして次の順番でリリースされている。『Stuck On You』(4週連続1位、1960年のBillboard年間シングル・チャートでは9位)、『Fame And Fortune』(最高位17位)、『It's Now Or Never』(5週連続1位、1960年のBillboard年間シングル・チャートでは6位)、『A Mess Of Blues』(最高位32位)、『Are You Lonesome Tonight?』(6週連続1位、1961年のBillboard年間シングル・チャートでは96位→集計が'60年と'61年に分断されたため、こんなに低い順位となってしまった。)、『I Gotta Know』(最高位20位)。

お薦め曲は逢えて何も記さないことにしておく。(あれもこれもということで、結局は「全部」となってしまうのが目に見えていますから...)

本アルバムは、何と言ってもリリースのスピードに驚かされるところである。(正式除隊となってから一ヶ月ちょっとでリリースされているというのは、余りにも早いということである。)現在のように「配信」という形でリリースできる時代であればともかく、半世紀少し前の時代に、物理的なレコードをプレスし、それをアメリカ全土に出荷すると言うことを考えたら、本当に驚異的な早業だったことになる。が、そういう早業で製作したアルバムであるが、手抜きがあるとか、形だけ仕上げたというものではなく、従軍中にもボイス・トレーニングを行っていて、シンガーとしても一回りも二回りもスケールアップしたプレスリーを聴かせている。(で、待ちわびたファンを喜ばせたのは言うまでも無い。)

尚、「レガシー・エディション」は翌年に発表したアルバムとの「2 in 2」と言うことが出来るが、輸入版であれば価格的にもお得であるが、日本盤ではそれぞれを別々に購入した方が(価格的に)お得である。(こういう所に、日本のレコード会社のせこさが出ている...)

 

Elvis Is Back

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  • 出版社/メーカー: Hallmark
  • 発売日: 2011/03/17
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Elvis Is Back!

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  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 2011/02/24
  • メディア: CD
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Elvis Is Back (Legacy Edition)

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エルヴィス・イズ・バック!レガシー・エディション

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