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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その275) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「自転車で急いでいるというものの...」です。取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「・1st.2話」と「・1st.4話」の2本を、「007」からは「トゥモロー・ネバー・ダイ」です。尚、「ケータイ刑事」からは他にも同様のことがあるが、近い間で二度も同じようなことをやっているちゃんに代表して貰うことにしました。

ケータイ刑事」:「・1st.2話」。海王星人は実在する ~未知との遭遇殺人事件」という物語。「」はシリアス路線であり、「」ではそれが緩んだものの、「ケータイ刑事」シリーズでコメディ色が完全に強くなった物語としては最初の物語と言うことの出来る物語である。が、ここから独特の「ケータイ刑事・ワールド」が構築されていくことになるだけに、「シリーズ」に於いても一つのポイントになる物語と言うことが出来る。

街中を自転車に乗って走っているちゃん。五代さんは「宇宙ビル」で開催されるある催しに出席する予定であって、そんな五代さんをちゃんは見かけた。すると自転車を停めて、自転車から降り、五代さんに接近していった。五代さんは出席する催しを隠そうとしたこともあって、ちゃんは「焼き芋しませんか?」と声を掛けた。五代さんはそれを断ると「また明日」と言い、ちゃんと別れたつもりになってビルに入っていこうとした。が、ちゃんは「私もついていこ~う♪」と軽くスキップをしながら五代さんについて行った。

五代さんは慌ててちゃんを静止しようとするが、「何か隠してますね、バレバレです。」とちゃんは上司風を吹かして五代さんの行動を見抜いた。これに「極秘ルートによる極秘情報」と断って、「100%試験に受かる会」という集まりがあると言って泪ちゃんを追い払おうとした。しかしちゃんは「私も一緒に偵察に行きます」と口にして、付いていこうとする。で、改めて五代さんはそれを断った。

すると、「五代さんの意地悪~」と口にしたちゃんは五代さんに背を向けると「うぇ~ん」と大きな声で泣き始めた。街中で人並みのある場所だったことから、五代さんは仕方なくちゃんと一緒に行くことを承知した。が、それはちゃんの得意の嘘泣きであって、してやったりという笑顔に変わったちゃんは「で、何階ですか?」と返し、五代さんは嘘泣きに騙されたことを知ったが後の祭りだった。で、ちゃんのペースになって、一緒に共に宇宙ビルに入っていった。

その後、事件が発生し、ちゃんが事件を解決してめでたしめでたし、となるが、この時のちゃんは、街中で自転車を降りて、サツマイモの入った袋をハンドルに掛けたまま、とくに自転車の鍵を賭けることも無く、その場に放置していきました。(ちゃんの自転車は、警察の緊急車両という赤色回転灯も付いていない、ごく普通のマウンテンバイクです。)

ケータイ刑事」:「・1st.4話」。「舞台の上で死ねれば本望だ! ~劇団ちからわざ俳優殺人事件」という物語。「ケータイ刑事」シリーズ(「」以降)でお馴染みの佐藤二朗さんがシリーズで初めて脚本を書いた物語であり、同時に彼が主催する劇団ちからわざの宣伝もしている物語である。「」以降では舞台が定番になるが、シリーズで初めて「舞台」と呼べるネタが登場した物語でもある。

自転車に乗って世田谷区下北沢にある劇場にちゃんはやってきた。しかも、自転車(上述の第2話と同じく、ごく普通のマウンテンバイクである。)を会場の正面入り口脇(当然、駐輪所では無い)に停めると、鍵を掛けることもなく、自転車をそのままにして劇場に入っていった。

ちゃんは劇場には軽くスキップをしながら入って行き、ロビーで五代さんを見掛けると、声を掛けた。しかし「今話しかけないでくれ」と五代さんは目を閉じて集中していた。すかさず「何に集中?」とちゃんが突っ込むと「舞台にだよ。舞台に失敗は許されないんだよ」と、またも頓珍漢な答えを返した。これに「失敗できないでしょう、出ないのだから」と返したちゃんだった。

この後、ちゃんたちは客席に入り、そこで事件が発生し、それを解決してめでたしめでたし、となるが、ちゃんの自転車は劇場の正面入り口脇に無防備に放置されていました。

007」:「トゥモロー・ネバー・ダイ」。1997年のシリーズ第18作で、5代目ボンドの第2作である。久しぶりに東洋を舞台にした物語となったが、シリーズ第9作に登場したあの場所がまた登場するなど、過去作品に対するリスペクトも忘れていない作品である。

カーヴァーに捕まったボンドとウェイ・リン(=ボンド・ガールで中国公安局の諜報部員である。)は、手錠で繋がれた状況にあったが、サイゴンのカーヴァーのビルの屋上から飛び降りて脱出した。手錠で繋がれた2人はカーヴァーの部下の追っ手から逃げるようにバイク(BMW R1200)でアクロバティックな運転でサイゴンの街を逃げて行く。追っ手の車やヘリコプターに追われるも、それらを倒して脱出に成功した。

そして2人はとりあえず街中でシャワーを浴びる。が、ウェイ・リンは手錠を外しそれを水道管に掛けてしまったことから、ボンドはそこに繋がれることになった。で、ウェイ・リンはボンドから別れて一人で街中に消えていく。そして、ごく普通の市民自転車を手に入れて、人混みの中、それで街中を移動していった。

一方、ボンドは直ちに手錠を外そうとしたが、力強く引っ張ったら、水道管が簡単に外れたことで、簡単に自由になれた。で、ボンドは直ぐにウェイ・リンを追って、徒歩で人混みの中に踏み込んで行った。

ウェイ・リンは自転車で、自分の自転車屋に辿り着くと、自転車から降り、店先に自転車を捨てるようにして店の中に入っていった。が、彼女を追ってきた追っ手がいて、ウェイ・リンは襲われる。が、情報部員である彼女は並の女ではなく、得意の武術で追っ手を倒していく。が、一人対複数では苦戦する。(それでも敵を倒しいてく。)

また、追ってきたボンドも辿り着き、ウェイ・リンを襲っている男を倒すのに力を貸した。で、こうしてようやく追っ手から逃れることが出来た。が、この自転車屋というのは、当然のことながら見せかけのものであって、実は中国公安局の隠れ家であって、秘密基地だった。ということで、ボタン操作でハイテク装備の基地の一室となり、情報を得るためのコンピュータが出てきた。で、情報収集を行う2人。が、ここのコンピュータは中国語仕様ということで、ボンドは自由に使えず、ウェイ・リンが情報を引き出した。

この後、2人はそこで得た情報を元にして、カーヴァーの野望を潰し、イギリスと中国との間で起こった武力衝突の危機を回避して任務を果たした。

尚、店先までウェイ・リンが乗ってきた自転車は、スタンドが使われることもなく、その場に乗り捨てられた片地になったが、自転車屋の入口であったことから、他の自転車に紛れる形だった。

共通点は、自転車に乗ってきた人物は、正規の駐輪所に自転車を停めること無く、結果的にその場に乗り捨てるような形を採ったということである。しかも、その時に鍵を掛けることも行っていないということである。そして、その後で相棒(「ケータイ刑事」では五代さん、「007」ではボンド)と行動を共にして、任務を果たして事件を解決しているということも共通している。

一方、相違点としては、「ケータイ刑事」では、自転車を(一応)スタンドを使って立てて駐めているが、「007」ではスタンドすら使われずに、乗り捨てのように倒されて放置されているということである。また、「ケータイ刑事」では、この後に事件が発生し、それを解決するという任務が生じているが、「007」では既に事件は発生していて、既に任務途中であるということである。

次回から22クール目に突入しますが、特にこれと言う企画もせず、今回と同様に「ある物(できごと)」をテーマにして記す予定です。何が登場するのかはお楽しみに。

 

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