「右門捕物帖」(その2) [映画(邦画)]
今回は、嵐寛寿郎主演のシリーズの中から、戦前ら製作された作品についてです。但し、戦前に23作品が製作されているのだが、資料として残っているのは4作しかなく、しかもその4本について、作品データのみということになります。
嵐寛寿郎主演シリーズ第1作「右門一番手柄 南蛮幽霊」
作品データを記しておくと、1929年11月に劇場公開された東亜キネマの作品で、白黒作品である。原作は佐々木味津三、監督は橋本松男、脚本は山中貞雄、撮影は藤井春美である。そして出演は、嵐寛寿郎、頭山桂之助、尾上紋弥、嵐橘右衛門、平塚泰子、瀬川路之助、木下双葉、大和勇一、鳴戸史郎、声望儀之助、たちである。
嵐寛寿郎主演シリーズ第2作「右門六番手柄 仁念寺奇談」
作品データを記しておくと、1930年5月に劇場公開された東亜キネマの作品で、時間は99分、白黒作品である。原作は佐々木味津三、監督は仁科熊彦、脚本は山中貞雄、撮影は藤井春美である。そして出演は、嵐寛寿郎、頭山桂之助、尾上紋弥、原駒子、今成平九郎、鳴戸史郎、片岡左衛門、嵐橘右衛門、清川清、嵐寿之助、嵐寛枝、岡本正男、たちである。
嵐寛寿郎主演シリーズ第19作「右門捕物帖 拾万両秘聞」
作品データを記しておくと、1939年1月に劇場公開された日活京都の作品で、時間は60分、白黒作品である。原作は佐々木味津三、監督は荒井良平、脚本は脇阪保二郎、撮影は吉見滋男、音楽は白木義信である。そして出演は、嵐寛寿郎、沢田清、河部五郎、香川良介、原健作、磯川勝彦、林誠太郎、志村喬、田村邦男、原駒子、比良多恵子、たちである。
嵐寛寿郎主演シリーズ第23作「御存じ右門 護る影」
作品データを記しておくと、1943年2月に劇場公開された大映京都の作品で、時間は95分、白黒作品である。原作は佐々木味津三、監督は西原孝、脚本は伊藤大輔と毛利喜久男の2人、撮影は竹野治夫、美術は上里義三、音楽は佐野顕雄である。そして出演は、嵐寛寿郎、高山広子、大河三鈴、原健作、山口勇、香川良介、たちである。
尚、本作は戦後になって「右門捕物帖 護る影」と改題されて、リバイバル公開されている。
一応、ソフトはあるようですね...
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