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ケータイ刑事銭形海34話(3rd.8話)[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]

銭形海」の第34話(3rd.8話)「タキシード刑事来日! ~ムータコ殺人事件」の裏ネタ編・増補の2回目となる今回は、冒頭でちゃんたちが口にしていた言葉から、「イタコ」について、「資料」について、「凍死」について、「二日酔い」について、「ガン黒」について記します。尚、「イタコ」は「・10話[裏ネタ編]PART 2」で、「資料」は「・32話(3rd.6話)[裏ネタ編]PART 6」で、「二日酔い」は「・28話(2nd.15話)[裏ネタ編]PART 7」で、「ガン黒」は「・27話(3rd.1話)[裏ネタ編]PART 4」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/11/22付です。

イタコ」:「いちこ」とも言うことがある。日本の東北地方に於いて、口寄せ(いたこよせ)を行う巫女のことを言う。死者や行方不明者の霊を自分に乗り移らせて、その霊の言葉を語る。口寄せとしては、毎年7月に行われる青森県・恐山大祭で行われるものは説くに有名である。

イタコは交霊術を使うため、霊能力者とされているが、先天的または後天的な盲目の女性というのが多かったのが実情である。(科学的な説明は出来ないが)弱視であることから厳しい修行を経て交霊能力を身につけた霊能力者ということに扱われている。

青森県・津軽のイタコの習俗、秋田県・羽後のイタコの習俗、等は、現在では国指定選択無形文化財となっている。

最近では「イタコ」が行う交霊術を、通常の通信方法では交信することが出来ない相手(神、霊、死者、宇宙人など)と交信することを「チャネリング」と呼び、「チャネリング」をする人の一つとして「イタコ」が語られている。(→何でもかんでも横文字にすれば良いというものではないと思うんですけどね...)但し、「チャネリング」では霊と交信すると言うよりも、神や過去の偉人という高次元の意識と交信することが一般的とされていて、霊と交信するのはやはり「イタコ」と呼ばれるのが一般的である。また、「チャネラー」は主に西洋の術と考えられていて、東洋(日本)の術は「イタコ」と考えるのが一般的になっている。

尚、英語をはじめ、殆どの言語では日本語をローマ字表記とした「Itako」と呼ばれている。また、中国語では「潮來」という。

資料」:元になる材料のことをいう。特に、学術的な調査や研究の際には、研究に於ける判断や考察の根拠とする材料になるものであって、これが無いと学問は成立しないことになる。(既存の文献やデータ、または新たに集めたデータなどが該当することになる。)学術的にはこれらを元に発展させていくことになるため、ソース(Source)という言い方をする場合もある。また、会議では議論する内容について関連することが記されているものであり、やはり会議(議題)の材料となるものとなる。

また、歴史の研究や編纂では、そこで用いる資料の中で、過去の出来事を記録したもの、文献、伝承などの文字となっている資料のことを特に「史料」と言うことがある。尚、この時、文字になっていないものは「資料」と言う。但し、「資料」も「史料」も、共に読みは「しりょう」であるため、文字にしたら区別できるが、言葉では同音のため区別できないですが...→「史料」は「資料」の一部と言うことになる。

更に、詩に詠む素材であれば「詩料」といい、製紙の原料となるパルプと水の混合物は「紙料」、試験や検査、分析をする時に今日する物質などのことは「試料」と言うように、読みは全て「しりょう」で同じであるが、漢字で表記する場合は、「元になる材料」ということでは同じであっても、それぞれ使い分けることになっている。→表意文字である漢字ならではでのことであって、音では区別出来なくても、見た目で意味の違いが分かるのは便利なところである。

英語では「Document」、ドイツ語では「Dokument」、フランス語では「Document」、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語では「Documento」、中国語では「資料」と言う。

凍死」:寒さで凍えて死ぬことを言う。恒温動物の場合は、一定以上の体温を保っているが、直腸温35゜C以下になると「低体温症」と呼ばれ、正常な生体活動が困難になる。凍死は更に温度が下がった場合に起こるものであって、生命活動維持が困難な温度まで体温が下がったことで起こるものである。そのため、低体温症の最も重度なものということになる。

一般的に、直腸温が35゜C以下になると、睡気、眩暈(げんうん)、全身倦怠、思考力の減退、筋の硬直、痙攣が起こり、30゜C以下になると意識混濁、心拍不整が起こり、25゜C以下になると仮死状態、20゜C以下では死亡状態になる。(26゜C以下になると、ほぼ救出は不可能とされている。)

冬の雪山などではこの症状で死亡することも珍しい事ではない。また、ナポレオンのロシア遠征では、時期が冬だったことで、ナポレオン軍の多くの兵士たちが凍死したことも、ナポレオンが敗北した原因の一つなったことで知られている。

俳句の世界では冬の季語である。また、英語では「Death by Freezing」、ドイツ語では「Der Tod Durch das Frieren」、フランス語では「Mort en Gelant」、イタリア語では「Morte Gelandosi」、スペイン語では「Muerte Helando」、ポルトガル語では「Morte Gelando」、中国語では「凍死」と言う。

二日酔い」:「宿酔(しゅくすい)」と呼ばれることもある。大量のアルコールを摂取したこと(所謂「飲酒」とよばれる行為のこと)で、エチルアルコールの酸化物であるアセトアルデヒドが長時間にわたって体内(血液中)に残り、その状態が翌日まで及んでいる状態のことを言う。

エチルアルコールは体内に入ると、アルコール脱水素酵素によってアセトアルデヒドに分解され、更に酢酸に分解され、最終的には水と二酸化炭素に分解される。普通の飲酒であれば、この分解工程は順調に行われるので、翌日までアセトアルデヒドが残留することはないが、大量のある子減る摂取を行うと、アセトアルデヒドも大量に生じることになり、それを酢酸に分解するアセトアルデヒド脱水素酵素の処理能力を超えたアセトアルデヒドを分解するのは時間がかかるため、アセトアルデヒドが血液中に残ることになる。アセトアルデヒドは毒性が非常に強い物質であるため、その毒性によって、頭痛、目眩、吐き気などを感じることになる。→二日酔いの現象は大量のアルコール摂取が原因であるが、マクロ的な症状を見ると、アセトアルデヒドが翌日になっても血液中に残存していることが原因である。

アセトアルデヒド脱水素酵素は誰にでもあるものであるが、その分解処理能力は大いに個人差がある。これが弱い人は二日酔いになりやすく、殆ど処理できないという人もいる。(酒を体質的に飲めない人はこれである。)逆に、この能力の高い人は大量に飲酒をしても顔色一つ変わらないという、所謂「酒豪」と呼ばれる人もいる。

二日酔いになった場合は、アセトアルデヒドを排出するようにするのが良いが、これには大量の水分を補給して体外に排出させてしまうようにするのが良い。または、温めの風呂に入るとか、軽い運動をして汗をかいて体外に排出させるという方法もある。(但し、二日酔いの症状で気分が優れていない状況にあることから、風呂では溺れる事故の発生率が高くなったり、運動では別の事故に繋がる可能性が高くなるだけに、推奨できるものではない。)→運動をして汗をかくということでは、その場で行うことが出来るラジオ体操が推奨されている。

一方、アセトアルデヒドの分解を助けるようにするには糖分のある飲料(蜂蜜や果糖を含んでいるものが良い)を(大量に)摂取するのが良く、スポーツドリンクや果汁の入ったジュースなどが推奨されている。

尚、二日酔いは、気分は悪い状態になっているが、命が危険という状況ではなく、時間を経過するとアセトアルデヒドが分解されたり体外に排出されて、元に戻る。

英語では「Hangover」という。(酒に弱い人で英語を話す外人さんとのつきあいがある人は、「I have a Hangover.」(二日酔いだ)という言葉は覚えておくのは常識となっている。)また、ドイツ語では「Kater」、フランス語では「Gueule de bois」、イタリア語では「Dopo-sbornia」、スペイン語では「Resaca」、ポルトガル語では「Ressaca」、中国語では「宿醉」と言う。

ガン黒」:ファッションの一つで、髪を金髪にするかオレンジ色に脱色し、肌を黒くするというスタイルのファッションのことである。若い女性のファッションの一つとして1990年代に流行したものであるが、現在ではそのピークは過ぎたものの、一部では残っている。そういうこともあって、ここから派生して、肌を焼いて色黒にした顔のことも呼ぶようになった。

松山さんは肌を黒く焼いているが、紙は黒髪のままなので、ファッションとしての「ガングロ」ということにはならないが、「顔面黒色」という意味での「ガン黒」ということではその代表的な人物と言うことが出来る。→何せ、たっぷりとやいた黒いあの肌の色を「まつざきしげるいろ」と言い、その色の絵の具が作られているぐらい、浸透していますからね...

以前は、英語では「Cancer Bizarrerie」、ドイツ語では「Krebs Bizarrerie」、フランス語では「Bizarrerie du Cancer」、イタリア語では「Bizarrerie di Cancro」、スペイン語では「Bizarrerie de Cáncer」、ポルトガル語では「Bizarrerie de Câncer」と言っていたが、いつしか日本語をローマ字表記とした「Ganguro」というようになった。また、中国語では「雁黑」と言う。

 

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