FRONT 242『NO COMMENT』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1984年に発表された彼らの2nd.アルバムである。ベルギー出身の彼らはユーロビートの人気の波に乗って'90年代になって世界的に知られるようになったが、デビューした'80's前半から、本国をはじめ、欧州では人気を集めていたグループである。
収録曲は、オリジナル盤では全6曲であったが、'90'sになって世界的に知られるようになると全11曲のバージョンがリリースされている。また、'84年のオリジナル盤の後は、一部の曲順が変更になった再発盤が何種類かある。収録曲は以下の通りである。『Commando Mix』『S.FR.Nomenklatura (Parts 1&2)』『Deceit (Behind Your Face)』『Lovely Day』『No Shuffle』『Special Forces』。
また、'92年にCD化されたときの収録曲は以下の11曲である。『Commando Mix』『Deceit』『Lovely Day』『No Shuffle』『Special Forces』『S.FR.Nomenklatura I』『S.FR.Nomenklatura II』『Body To Body』『See the Future (Live)』『In November』『Special Forces (Demo)』。(『S.FR.Nomenklatura I』と『S.FR.Nomenklatura II』は『S.FR.Nomenklatura (Parts 1&2)』という1曲と扱って、全10曲としているCDもある。)
お薦め曲は、9分半という大作の『Commando Mix』、たっぷりと楽しめる『S.FR.Nomenklatura (Parts 1&2)』、そして『Lovely Day』をピックアップしておく。尚、長尺曲があるため、オリジナル盤は6曲であるが時間は34分ちょっとという時間がある。(ただ、このジャンルのアルバムとしては、時間としては短めですが...)
'80'sらしいシンセサイザーを使ったポップなダンス系サウンドであって、ノリが良いアルバムである。後のユーロビートに繋がる所もあるが、何処かでまだ洗練されていない所が残っているのも事実である。が、その部分が'80's中期のエレクトリック・サウンドっぽさということも言えて、なかなか面白い所である。時にはこういうグループのサウンドを堪能するのも面白いのではないかと...
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