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「EMPEROR JONES」 [映画(洋画)]

表題の作品は1933年のアメリカ映画「巨人ジョーンズ」である。日本での劇場公開は1934年4月であった。P・ロブソンの初出演・初主演作であって、成功を夢見て出世敷いてく男の人間ドラマである。

作品データを記しておくと、時間は72分、原作はユージン・オニール、監督はダドリー・マーフィ、脚本はデュボース・ヘイワード、撮影はアーネスト・ホーラーである。そして出演は、ポール・ロブソン、ダドリー・ディッグス、フランク・ウィルソン、フレディー・ワシントン、ルビー・エルジー、ヘイミド・スタンパー、ジャッキー・メイベル、ブルーボーイ・オコナー、ブランドン・エヴァンス、テイラー・ゴードン、たちである。

黒人のブルータス・ジョーンズは成功を夢見て故郷を後にして、寝台車のボーイとなり、そこから次第に出世していく。が、賭博のことから争いとなって、その相手を殺してしまい、服役することとなる。が、体力に長けている彼は脱獄し、貨物船の火夫となって脱出すると、船から海に飛び込んで、泳いで逃げて行き、南のある島に流れ着く。この島はレム王が支配していたが、スミザースという白人がレム王を利用して暴利をむさぼっていた。スミザースはジョーンズの大胆不敵さから雇うことにしたが、ショーンズはレム王に取り入り、逆にスミザースを利用した。そして勝負に出たジョーンズはレム王に代わってこの島の王位を奪った。そして3年間という時間を設定して、その間に島民たちから金を搾り取るる政策を行っていく。しかし、島民たちはその圧政に反旗を翻し、ジョーンズの目論だ3年よりも早い時期に反乱を起こした。島から脱出する目論見も潰えてジャングルを逃げて行くが、島民たちに追いつめられて...

のし上がっていくということで、どこまで登り詰めていくのかと思っていたら、王位まで奪ってしまうというのは凄いところである。が、自身の野望のために自由奔放で自分中心であったがために、反乱という悲劇を生んでしまう物語のスケールの大きさが実に凄いところである。

製作から80年近く(日本では昭和初期(一桁)である。)が流れようとしているが、こういう所があるのは凄いところである。ただ、それだけ年月が流れている作品であるため、技術的な制約がでているのもまた事実であって、これもまた時代を感じさせるところである。ソフトの点で苦労する様になっているが、一度は見ておきたいという古典作品である。

 

↓輸入版のビデオですが...

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