FURNITURE『WHEN THE BOOM WAS ON』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1983年に発表された彼らの1st.アルバムである。(フル・サイズではなくて、収録時間が24分弱のミニ・アルバムである。)最初のシングルが1981年に発表されたが、それ以来の久しぶりの新曲ということになったアルバムである。彼らはシンセ・ポップ・バンドであるが、本アルバムではまだ「ポスト・パンク」のニューウェーブ系の新進のバンドということが前面に出ていて、'80'sの前半のサウンドらしいものとなっている。
収録曲は以下の全6曲である。『Transatlantic Cable』『They're On Me』『Robert Nightman's Story』『I Miss You』『Why Are We In Love』『A Letter To Myself』。
尚、この中からシングル・カットされた曲は無い。また、お薦め曲としては『Transatlantic Cable』『I Miss You』『Why Are We In Love』という所をチョイスしておく。
'70'sのパンク・ブームの時もそうであったが、UKでは本当に刺激的なサウンドを引っさげたグループが次々と出てくるが、彼らもそういう活きの良いバンドの一つである。(ただ、この時期はまだブレイクせず、結果的には一発屋というような形になってしまいましたが...)ただ、当時のエレクトリック・サウンドは、技術的にも発展途上でもあって、今になって聴くと、かなり陳腐なもののようにも感じられてしまうところがある。(当時のエレクトリック・サウンドでも大ヒットした曲は、現在聴いても'80'sらしいと感じても、陳腐ということを感じないのは不思議なところでもある。)が、発展途上と感じさせる所に面白さがあって、本アルバムにはそういう所がある。
結果的には何でも無い普通のミニ・アルバムでしかないが、'80'sらしいスピリットに満ちているアルバムであるだけに、'80'sサウンドを楽しむには、こういう隠れたアルバムも聴いてみると面白いでしょう...
↓本アルバムが無いので、彼らの代表作を拾っておきます。
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