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FLEETWOOD MAC『MR. WONDERFUL』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1968年8月に発表された彼らの2nd.アルバムである。(1st.アルバムから半年のスパンで発表された。)P・グリーンが中心となったブルース・ロック時代の作品ということもあって、後に大ブレイクした後のサウンドとは大きく異なっているが、初期のMACの持ち味がたっぷりと出ているアルバムである。本国イギリスでは最高位10位を記録し、フランスでも71位を記録している。但し、アメリカではチャートインすることなく惨敗だった。(ジャケットのミック・フリートウッドの表情が面白いのですがね...)

収録曲は、オリジナル盤では全12曲であったが、2004年に再発されたときに4曲のボーナス・トラックが追加されて全16曲の収録となった。収録曲は以下の通りである。『Stop Messin' Around (Take 4)』『I've Lost My Baby』『Rollin' Man』『Dust My Broom』『Love That Burns』『Doctor Brown』『Need Your Love Tonight』『If You Be My Baby』『Evenin' Boogie』『Lazy Poker Blues』『Coming Home』『Trying So Hard To Forget』。(以下、ボーナス・トラック)『Stop Messin' Around (Takes 1,2 & 3)』『Stop Messin' Around (Take 5)』『I held My baby Last Night』『Mystery Boogie』。

尚、本アルバムからシングル・カットされた曲は無い。

お薦め曲は、『Stop Messin' Around』『Doctor Brown』『Need Your Love Tonight』という所と、カヴァー曲である『Dust My Broom』と『Coming Home』をピックアップしておく。

初期の彼らのサウンドがより洗練されて、実にブルージーであるのだが、同時に彼ら(と言うよりもP・グリーンと言った方が良いかも...)の独自の世界が構築されていて、ツボにはまると病みつきになってしまうアルバムである。(ただ、バッキンガム・ニックス加入後のMACしか知らない方には、全く異質なものというようにしか聞こえないかも...)が、それに馴染めないと、全く受け付けられないということで、好き嫌いがはっきり出てしまうのも事実である。

しかし、初期のMACはブルース・バンドであって、この路線がMACである。(そして、このサウンドが変わっていくことになるのである。)次作が評価されていることと、セールスの点で苦戦したこともあって、本アルバムは今一つ評価されていない所があるが、初期MACのサウンドが進化したことを考えると、もう少し評価されても良いと思えるアルバムでもある。それだけに、一度はじっくりと聴いて、各自で再評価してもらえたら、と思う所である。まずは聴いてみましょう!

 

Mr Wonderful

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony/Bmg Int'l
  • 発売日: 2004/07/13
  • メディア: CD

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  • 出版社/メーカー: Blue Horizon
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ミスター・ワンダフル(紙ジャケット仕様)

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  • アーティスト: フリートウッド・マック
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  • メディア: CD

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