SSブログ

FAYE ADAMS『1952-1954』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは2005年にリースされた彼女のベスト盤である。立て取るが示すように、1952年から1954年の間に発表された彼女のヒット曲を収録したものである。(と言っても、チャート成績を見ると、スタンダード・ナンバーとなっている『Shake A Hand』のヒット(彼女がオリジナルであって、蒼々たる顔ぶれがカヴァーしている。)がある程度ですが...)幼少期からゴスペルシンガーして活動していただけあって、確かな歌唱力を持った黒人シンガーであって、ソウルフルなボーカルはたっぷりと聴かせてくれる。結果的には一発屋であって、全盛期は短いが、その全盛期の傑作を中心に構成したベスト盤である。

収録曲は以下の全19曲である。『I'm Goin' To Leave You』『That's What Makes My Baby Fat』『Sweet Talk』『Shake A Hand』『I've Gotta Leave You』『Every Day』『I'll Be True』『Happiness To My Soul』『Say A Payer』『Crazy Mixed Up World』『Somebody Somewhere』『Hurts Me To My Heart』『You Ain't Been True』『Ain't Gonna Tell』『I Owe My Heart To You』『Love Ain't Nothin' To Play With』『Your Love』『Anything For A Friend』『My Greatest Desire』。

お薦め曲は、彼女の代表曲である『Shake A Hand』を筆頭にして、R&Bチャートでは1位を獲得している『I'll Be True』と『Hurts Me To My Heart』というヒットを記録している曲の出来は、他の曲よりも遙かに素晴らしい。それ以外でも良い曲はあるのだが、小粒な作品集といった感じである。が、ヒットした3曲だけは別格で突出した傑作である。

ゴスペル系のものは、日本では今一つ人気が出ないが、R&B、女性ボーカルものと考えれば、少しは「ゴスペル」の壁も低くなるのではと思うだけに、女性ボーカルものがお好きな方は、一度聴いてみることをお勧めするところである。兎に角、聴き応えがありますよ。

 

1952-1954

1952-1954

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Classics R&B
  • 発売日: 2005/07/19
  • メディア: CD


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。