SSブログ

「ENSIGN PULVER」 [映画(洋画)]

表題の作品は1964年のアメリカ映画「ミスタア・パルバー」である。日本での劇場公開は1964年8月であった。1955年のコメディ映画「ミスタア・ロバーツ」(ジョン・フォードとマーヴィン・ルロイが監督、ジェームズ・キャグニー、ヘンリー・フォンダ主演)の続編(姉妹編)という位置づけのコメディ作品である。但し、「ミスタア・ロバーツ」ではジャック・レモンがパルバーを演じているが、本作ではR・ウォーカー・Jr.が演じているというように、キャストは変更されている。

作品データを記しておくと、時間は104分、原作はトーマス・ヘッゲン、製作と監督はジョシュア・ローガン、脚本はジョシュア・ローガンとピーター・S・フェイブルマンの2人、撮影はチャールズ・ロートン・Jr.、音楽はジョージ・ダニングである。そして出演は、ロバート・ウォーカー・Jr.、バール・アイヴス、ウォルター・マッソー、トミー・サンズ、ミリー・パーキンス、ジェームズ・ココ、ジェームズ・ファレンティノ、ケイ・メドフォード、ラリー・ハグマン、ジェラルド・オローリン、たちである。

第2次大戦の終盤の南太平洋。アメリカ海軍の貨物船が航行していた。気むずかし屋で乗組員に煙たがられていた船長は、或る夜、上映会での映画をヒントにして、パルバー少尉と軍医からイタズラをされて、それに怒って、犯人が分かるまではあらゆる自由を奪うと宣言した。しかし、乗組員たちはそれを喜んでいる有様だった。そんな中。船長に恨みを持っていた通信兵・ブルーノーがパルバーの拳銃を持ち出して船長を撃とうとした。たまたま来合わせたパルバーがそれに気づいて止めたものの、船長ははずみで海に落ちてしまう。すかさず救命ボートを出して、船長を助けるためにパルバーは海に飛び込んだ。が、これを期に、船はその場を去ってしまい、船長とパルバーは救命ボートで流されて、ある島に漂着する。そこにはポリネシア人や飛行機で不時着した看護団の面々がいた。そんな中、船長が急性盲腸炎で倒れ、手術を出来る人がいない中、救助を無線で求める。そして貨物船と連絡が取れ、船医が無線で手術の指示をして、パルバーが手術を行い、船長は助かった。貨物船は船長とパルバーを救出に来て、ようやく帰船した。が、艦長は転属願いを提出して船を去った...

元々は舞台劇であり、かつ、コメディであるだけに、場数は少ないものの、うまくまとめられている作品である。本作は'64年の作品であるものの、'50'sのテイストに満ちていて、この点ではそれなりに楽しめる。が、「ミスタア・ロバーツ」の方がテンポが良く、本作ではパワーが不足している様に感じられる。ということで、古き良き時代の作品であるが、それなりの作品といったところですね。ただ、軍隊もののコメディ作品は、色々と面白いものもあるので、接しておいても宜しいかと...

 

↓輸入版しかありません。(DVDはリージョンコード:「1」)

Ensign Pulver [DVD] [Import]

Ensign Pulver [DVD] [Import]

  • 出版社/メーカー:
  • メディア: DVD

Ensign Pulver [VHS] [Import]

Ensign Pulver [VHS] [Import]

  • 出版社/メーカー: Warner Home Video
  • メディア: VHS

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。