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FLASH AND THE PAN『LIGHTS IN THE NIGHT』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1980年に発表された彼らの2nd.アルバムである。オーストラリア出身の2人組のニューウェーブ・バンドの彼らは、シンセサイザーがまだ珍しい時期であった'70's後半の結成時から、シンセサイザーを使ったポップなサウンドを展開していたが、'80'sという時代に入り、シンセサイザーを使ったサウンドも珍しくなくなった時期に発表されたのが本アルバムである。尚、彼らは、1982年に発表する次作(3rd.アルバム)がそれなりのヒットを記録しているので、ブレイク前の貴重なアルバムと言うことも出来る。

収録曲は以下の全8曲である。『Media Man』『Headhunter』『Restless』『Welcome To The Universe』『Make Your Own Cross』『Lights In The Night』『Let The Captain Beware』『Atlantis Calling』。

この中からシングル・カットされたのは2曲であって、『Media Man』と『Welcome To The Universe』であるが、特にチャートインを記録していない。

お薦め曲は、シングル曲の『Media Man』と『Welcome To The Universe』、そして『Let The Captain Beware』、アルバム・タイトル・ナンバーである『Lights In The Night』をピックアップしておく。

発表から30年以上が流れた現在では、特にどうということの無いシンセ・サウンドであり、陳腐化している部分も多々ある。が、当時としては、このジャンルのサウンドは発展途上であって、次々と新しい試みが行われて、活気に溢れていたものである。本アルバムも、そういう活きの良さが感じられるのだが、当時でも新鮮さがなく、こなれたサウンドとして纏まっている。そういうこともあって、シングル曲もヒットせず、アルバムとしては特にヒットを記録した訳ではないが、初期のシンセサイザー・サウンドから取り組んでいるというキャリアから来る巧さは感じられる。

現在では、シンセサイザーを使った音楽が氾濫しすぎていることもあって、全く目立たないものになっているが、'80's初頭という時期に発表されたアルバムということを考えると、チェックしておいてもよろしいかと...

Lights in the Night

Lights in the Night

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Renaissance
  • 発売日: 2009/01/27
  • メディア: CD



ブラック・スクリーン(紙ジャケット仕様)

ブラック・スクリーン(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: エアー・メイル・レコーディングス
  • 発売日: 2012/08/23
  • メディア: CD


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