ネオ・ウルトラQ#2(2013/1/20) [特撮]
色彩感を抑えて、レトロチックな映像にしているのは前話と同じであるが、今回の物語は身近な所にある物語として捉えることの出来るものでもあって、目の付け所は良い。また、こういう物語は「ウルQ」にもいくつかあった(その代表は、カネゴンの物語ですね。)だけに、「セカンド・シリーズ」と謳っているだけのことはある、と感じられた。しかし、その一方で、今ひとつという所もあった物語であった。(特に、環境汚染という社会問題に昇華させた後は、何となくオチが読めてしまう展開であっただけに、一捻り欲しいところでしたね...)しかし、そのオチ(地球が真っ白な泡に包まれて...)の表現は時代を感じるアニメチックな所もあって、面白かったですね。(それだけに、今ひとつという形になってしまったのが残念でした。)
そして、最も違和感を感じたのは、ブレザレンが洗濯をするために口から光の洗剤(の泡)を吐く所である。CGで描いているのだが、CGによる泡がレトロチックな映像から浮いてしまって、見たくない映像になってしまったのは残念でした。こういうところは、実際に石鹸の泡を使った方が絶対にリアルに見えるだけに、CG全盛の現在の映像表現の問題点を見せつけられてしまい、それが本作に悪い印象を植え付けてしまいました。
また、ブレザレンがさりげなく町に済んでいてクリーニング店を経営しているが、そのいきさつやブレザレンの生い立ちなども描いて欲しかったですね。(まあ、本編24分弱では無理があるでしょうから、仕方が無いといったところですかね...)
↓一応これらを...
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