GIGLIOLA CINQUETTI『STASERA BALLO LISCIO』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1973年に発表されたものである。'60'sから続く彼女の人気を生み出したのはサンレモ音楽祭であるのはご存知の通りである。そして彼女は、サンレモ音楽祭には、1964年から、1967年を除いて、本アルバムを発表した1973年まで毎年出場していた。そんなこともあって、ある意味では彼女のキャリアに於ける一つの区切りということにもなるアルバムでもある。(その後、1985年、1989年、1995年に、またまたサンレモ音楽祭に出場している。)
収録曲は以下の全14曲である。『Dina』『Tango Delle Capinere』『Incantesimo』『Tipi Tipitin』『Creola』『Catalinetta Bella』『La Spagnola』『Miniera』『Ti Parler' D'amo』『Tango Delle Rose』『Notte Senza Luna』『La Mazurka Di Carolina』『La Violetera』『Lucciole Vagabond』。
この中からシングル・カットされたのは『Tango Delle Capinere』(邦題は『しじゅうからのタンゴ』と付けられていた。)であるが、この曲は説明するまでもない、20世紀を代表する有名な楽曲であって、彼女が独自の味を出している秀曲となった曲である。
お薦め曲は、外すことの出来ない『Tango Delle Capinere』と、『Tipi Tipitin』『Catalinetta Bella』『Ti Parler' D'amo』『Tango Delle Rose』『La Mazurka Di Carolina』『Lucciole Vagabond』というところをピックアップしておく。
円熟味が出てきたことで、シンガーとしての巧さ、表現力も出色の出來となっていて、完成度の高いアルバムになっている。また、比較的聴きやすい曲もあって、親しみやすい所もあるだけに、イタリアン・ポップスを楽しむということにしましょう!
↓本アルバムを含む、4枚のオリジナル・アルバムと1枚のベスト盤という5枚組セットです。
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