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GRAHAM NASH『EARTH & SKY』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1980年2月に発表された彼の3枚目のソロ・アルバムである。ソロ・アルバムとしては6年2ヶ月ぶりとなったが、その間はソロとしてではなくてグループ(CS&N、CSN&Y、THE HOLLIESなどの複数のグループで活動を続けていた。)で音楽活動を続けていた。
(元々、彼はソロ作品は少なく、グループでの音楽活動が中心となっている。)そのため、「久しぶり」という感じもなく、彼らしいスタイルのフォーク/カントリー・ロック・アルバムとしてまとめられている。また、ウエスト・コーストを代表するようなミュージシャンたちが参加しているのも、彼の人脈の広さを示す所でもある。が、商業的には苦戦して、チャート成績の方はBillboardで最高位117位を記録するに留まっている。

収録曲は以下の全10曲である。『Earth And Sky』『Love Has Come』『Out On The Island』『Skychild』『Helicopter Song』『Barrel Of Pain (Half Life)』『TV Guide』『It's All Right』『Magical Child』『In The 80's』。

お薦め曲は、アルバム・タイトル・ナンバーの『Earth And Sky』、『Skychild』『Barrel Of Pain (Half Life)』『It's All Right』、そして参加ミュージシャンたちの顔ぶれが凄い『Love Has Come』をピックアップしておく。

'70's終盤は世界的なディスコ・サウンドのブームとなったが、その嵐が去り、新しい'80'sという時代を迎えた頃に、'70's前半のフォーク/カントリー系のサウンドの本アルバムは、時代が求めたものではないとされてしまい、商業的には決して成功したとは言えないことになってしまった。そのため、本アルバムの評価は低いのが残念な所である。(何せ、当時は「ニューウェーブ」という名前で、次々と新しいサウンドが生まれていて、来たるべき「'80's」に向かって活気のあった時期でしたからね...)が、本アルバムも、発表当時から30年以上の歳月が流れたことで、当時の流を切った形で評価することが出来るようになったため、当時の低評価を覆せるようになっている。そのためにも、改めて聴いてみて、以前の評価を忘れて、本アルバムの音楽性などを再評価して貰いたいところである。

日本では、今ひとつ受けが悪い所があるのも事実ではあるが、'70'sサウンドを推し進めている'80'sのアルバムということで、フォーク/カントリー・ロックの世界では十分に再評価されるべきところの多いアルバムである。まずはじっくりと聴いてみましょう!

Earth & Sky

Earth & Sky

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Magic
  • 発売日: 2001/08/24
  • メディア: CD



Earth & Sky

Earth & Sky

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Magic Records
  • 発売日: 2001/08/24
  • メディア: CD


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