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GRAPES OF WRATH『NOW AND AGAIN』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1989年に発表された彼らの3枚目のフルサイズのアルバムである。(ミニ・アルバムを最初に発表しているが、それを含めないとして3枚目になるアルバムである。)カナダの中で「最も老後に住みたい町」とされている西海岸のブリティッシュ・コロンビア州の内陸部にあるケロウナ出身のフォーク・ロック・バンドである彼らは1983年に結成されて活動を続けてきたが、本アルバムでようやく大きなヒット曲を生み出すことになったという、彼らにとっては大きなステップとなったアルバムである。(前作から、初めてシングル・チャートにランクインするシングル曲を生んでいるが、本アルバムからはTOP 20入をするヒット曲を生んだ。尚、次作からはTOP 10入を果たす2曲のシングル・ヒットが生まれている。)

日本では、今ひとつ指示されないフォーク・ロックのアルバムであるが、シンプルさを売りにしており、アルバムとしても上手くまとめられている。
収録曲は以下の全12曲である。『All The Things I Wasn't』『What Was Going Through My Head』『Do You Want To Tell Me?』『The Most』『I'm Gone』『Blind』『Stay』『I Can Tell』『Not The Way It Is』『Hiding』『The Time Is Here』『...But I Guess We'll Never Know』。

この中からシングル・カットされたのは4曲である。1st.シングルの『All The Things I Wasn't』はカナダで最高位19位を記録するヒットとなって、彼らの名前を広く知らしめてブレイクさせることになった曲である。続いてシングル・カットされた『Do You Want To Tell Me?』は同50位を記録、3rd.シングルの『What Was Going Through My Head』は同33位を記録している。その後に4th.シングルとしてリリースされた『The Most』はチャートインしていない。(あくまでも、本国カナダだけのチャートインである。)

お薦め曲は、彼らの代表曲の一つでもあるヒット曲の『All The Things I Wasn't』、更にシングル・ヒットを記録している『What Was Going Through My Head』と『Do You Want To Tell Me?』、それ以外からは『Blind』『Not The Way It Is』『...But I Guess We'll Never Know』をピックアップしておく。

サウンドの方はシンプルであるが、メロディの方に哀愁感が漂っていて、その雰囲気が、何処か懐かしくノスタルジックな雰囲気に満ちていて、底がアルバム全体に広がっているため、作品としての纏まりがあって、それがポイントになっている。こういうサウンドをいつも聴いていたいとは思わないが、時にはこういうものを聴きたくなるようなサウンドとなっているので、気分転換などのつもりで、ちょっと聴いてみるということで触れるのがよろしいかと...(アメリカのバンドには無い哀愁感とノスタルジックな所がカナダのバンドらしいと感じるところですよ。)

 

 

Now & Again

Now & Again

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMI Import
  • 発売日: 2012/05/18
  • メディア: CD




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