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大貫妙子『SUNSHOWER』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1977年7月に発表された彼女の2nd.アルバムである。本アルバムでは、STUFFの名ドラマーとして知られているクリス・パーカーを迎えて入ルという所が売りとなっているが、日本のミュージシャンも実に豪華な顔ぶれが集まっているアルバムでもある。(渡辺香津美、後藤次利、細野晴臣、坂本龍一、松任谷正隆、山下達郎などが参加している。)

収録曲は、オリジナル盤では全10曲であったが、CD化された時に3曲のボーナス・トラックが追加されて、現在では全13曲となっている。収録曲は以下の通りである。『Summer Connection』『くすりをたくさん』『何もいらない』『都会』『からっぽの椅子』『Law Of Nature』『誰のために』『Silent Screamer』『Sargasso Sea』『振子の山羊』。(以下、ボーナストラック)『サマー・コネクション(シングル・ヴァージョン)』『部屋(シングル・ヴァージョン)』『荒涼』。

この中からシングル・カットされたのは『Summer Connection』である。(彼女にとっては3枚目のシングルになるのだが、最初のシングルはプロモーション用の「非売品」という扱いであるため、彼女の2nd.シングルということになっている。)尚、アルバムのリリースよりも半月ばかり選考してのシングル・リリースであった。また、B面曲は『部屋』であって、アルバム未収録曲であったが、現在はボーナス・トラックとしてアルバムに収録されている。

お薦め曲は、シングル曲でもある『Summer Connection』、更に『都会』『からっぽの椅子』『Sargasso Sea』というところ、そしてシニカルな所のある『くすりをたくさん』をピックアップしておく。また、彼女自身がお気に入りと言っている『部屋』を、ボーナス・トラックからのお薦め曲ということにしておく。(普通は、ボーナス・トラックからは「お薦め曲」としては取り上げないことにしているのだが、本アルバムは特別です。)

本アルバムは、どちらかというとフュージョン系のアルバムに近い所があるのだが、ジャズ/フュージョン系のミュージシャンも参加しており、また'70's後半にはフュージョンも市民権を得るようになったこともあっただけに、サウンド的には(当時)流行の先端を行っていたと言うことの出来るものに仕上がっている。また、C・パーカーの参加も本アルバムのグレードを確実に高めている。また、坂本龍一のアレンジも良い。それだけに、日本のニューミュージック系/ポップ系のサウンドがお好きな方だけで無く、フュージョンがお好きな方にも是非とも聴いてもらいたいアルバムになっている。ということで、じっくりと堪能しましょう!!

 

 

SUNSHOWER

SUNSHOWER

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: 日本クラウン
  • 発売日: 2010/12/08
  • メディア: CD



Sunshower(紙ジャケット仕様)

Sunshower(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: 日本クラウン
  • 発売日: 2007/10/03
  • メディア: CD


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