HAYWIRE『NUTHOUSE』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1990年に発表された彼らの3枚目のアルバムである。名作「赤毛のアン」の舞台となったカナダのプリンス・エドワード・アイランド出身の5人組のハード・ロック・バンドとして知られる彼らは、1982年の結成で、1993年に一旦解散し、2004年に再結成して現在も活動を続けている。本アルバムは彼らが好調だった時期に発表されたアルバム(前作が好評で、その波に乗っていた時期である。)として知られているものである。(実際、次のアルバムが彼らのラスト・アルバムとなつて、1993年に解散することになった。)
収録曲は以下の全11曲である。『Operator Central』『Short End Of A Wishbone』『Livin It Up』『Gettin The Groove』『Wild Wild』『Strange One』『She Drives』『Well Oiled Machine』『Tremble In Line』『Push N Shove (Thats The Way)』『Taken The Pain』。
この中からシングル・カットされたのは全部で3曲である。まずは、本アルバムよりも先行して、1989年の内に『Operator Central』がリリースされた。続いて本アルバムのリリースと共に『Short End Of A Wishbone』がリリースされて、カナダで最高位56位を記録している。その後は『Taken The Pain』がシングル・カットされたが、特にヒットはしなかった。
お薦め曲としては、シングル曲の『Operator Central』と『Short End Of A Wishbone』、それ以外からは『Gettin The Groove』『Wild Wild』『Push N Shove (Thats The Way)』という所をピックアップしておく。
一応、彼らはハード・ロック・バンドに分類されているのだが、'80'sに台頭したLAメタルなどのようなものではなく、どちらかというとソフト・ロックの延長線上にあるようなサウンドであって、マイルドな感じのするロックであるが、とても聴きやすいものである。ただ、リリース時期が'90'sになっているものの、'80'sの雰囲気に満ちたアルバムでもある。(レコーディングは'89年でした。)ということで、'80'sサウンドがお好きな方であれば、聴きやすいものであるだけに、聴いておきましょう。(「赤毛のアン」とは全く関係ないですが、これは念のため...)
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