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乾電池の有効利用(その1) [生活の知恵]

身の回りには、乾電池を電源としているものが多数ある。最近では充電式電池を使っているものも多くなってきたが、テレビのリモコンを筆頭に、乾電池(単三や単四が主流)を使うものは多数ある。充電式電池の使用も増えているが、やはり安価で手軽に使うことの出来る乾電池の使用は多い。しかし、乾電池の有している電気容量を有効に使っているかとなると、疑問符が付くことになる。

特に、電子辞書、デジカメ、シェーバー、ポータブル・デジタル機器などで乾電池を使っている場合、それの機器では使えなくなった乾電池でも、懐中電灯、リモコン、(アナログ式)ラジオ、卓上時計などに回せば、十分使えるのである。(特別な使い方をするというのではなく、補助具を使用するものの、乾電池の正しい使用方法の範囲内に収まっている乾電池の利用である。)

これは、電子辞書などの機器は、ある程度の電流を消費するため、乾電池の容量を全て使い切る前(=終止電圧まで出力電圧が下がる前)に必要電流を取り出せなくなるので、残留容量がまだたっぷりとあるのに、電池切れとなって使えなくなってしまうためである。(機器によっては、残量が40%ぐらいあるにも関わらず使えないという場合もある。→デジタル機器の場合、残量が1/3ぐらいというのは一般的である。)

しかし、懐中電灯やリモコン、ラジオなどは、消費電流が少ないので、電子辞書では使えなくなった電池でも、十分な電流を取り出せるので、電池が終止電圧まで低下するまで、則ち、電池の容量をほぼ100%使うことが可能となり、乾電池を有効利用することが出来る。(当然、購入する乾電池の本数も減るので、省資源とお金の節約に繋がる。→乾電池メーカーの関係者には売上げ低下に繋がることになるが、「省資源」「有効利用」を考えれば、否定すれば環境に配慮しない化石人という烙印を押されることを受け入れなければならないでしょう。)

但し、注意点として、電子辞書などの前の機器での使用電池は、複数本をバラバラにしないで、その複数本全部を一組として、同時に使用することが原則である。(先が4本組みの場合、2本組み×二組とするのは良いが、一度本数を減らした組として使ったら、大元の4本一組に戻すのは厳禁である。また、2本組みを1本ずつのバラで使うのもOKだが、バラした後で元の組として使うことは厳禁である。)このルールを守らないと、乾電池が損傷して、液漏れ、更には爆発という可能性を生じることになって、機器の故障、破損に繋がる可能性が、新品電池を使う場合と比べて高くなる。

尚、これらは全て実施者の自己責任であるのは言うまでも無い。つまり、この記事を読んで真似をしたとしても、筆者は一切関知せず、その責任を持つことはしない。それによって起こった副次的な事象を原因とする事柄については、全ては真似て実施した人の自己責任である。

簡単に出来る場合は、電子辞書などの先の使用機器の乾電池と、懐中電灯やリモコンなどの後の使用機器の乾電池のサイズ(単三とか単四など)が同じ場合という場合である。(先の機器での電池を一組として使うことが前提であって、バラバラにして混ぜての使用は論外である。→車の運転に例えると、高速道はおろか、一般道を逆走するようなものと同じで、事故を起こして当然というレベルである。また、事故を起こしても自己責任であるのは言うまでも無い。)この時は、先の機器の電池をそのまま後の機器の電池として入れれば良い。但し、後の機器に新品電池を入れた初期状態よりは電池が弱っているのは言うまでも無い。

また、先が単四、後が単三のように、後の機器の電池サイズが大きい場合は、市販されている電池アダプターを用意すれば、電池を組として扱う範囲であれば、そのまま入れ替えれば良い。(後の機器に新品電池を入れた初期状態よりは電池が弱っているのは先と同じである。)

しかし、その逆で、電子辞書が単三、リモコンが単四というように、後の機器の電池サイズが小さい場合は、そのまま乾電池の流用をすることは出来ない。わざわざ、単三を使うリモコンのテレビを買うというのは非現実的である。(単三使用の懐中電灯を新たに買うのなら現実的な対応と言えるでしょうが。)

が、電気(弱電)の知識があったり、電気工作をしたことがあれば、単四電池の使用機器に単三電池を使う方法があり、どうしたらよいのか、容易に想到できるでしょう。(と言うか、思いついて当然だと思います。)

ちなみに筆者は、単三使用の電子辞書で使えなくなった乾電池を、単三使用のLED懐中電灯、単三使用のリモコンに回して使うこと(これは誰でもできること。)と、単四使用の(アナログ式)ラジオに回して使用している。

またその応用として、単一/単二電池を単三使用の(アナログ式)ラジオ、または単四使用の(アナログ式)ラジオに使うことも行っている。(この場合、新品の単一電池を投入する場合もあるのだが、新品投入は結果的に、乾電池の電池容量をより安価に購入する方法でもある。)

今回記すのはここまでとして、その内容などについては次(多分、半月後ぐらいになる予定。)以降に記すことにする。(電気工作の経験がある方だと、どういう方法なのか予想できることでしょうし、おそらくそれに間違いないでしょう。)で、次回は「単四使用機器で単三電池を使う方法」について記す予定です。

最後に再度断っておくが、その時に記す方法を真似ることは構いませんが、その際に生じた機器の故障や破損による損害、事故などの全ての副次的な事象に関しては、当方は一切関知せず、真似て実施した人の自己責任とすることを承認したと見做します。

一応、こういう物を拾っておきます。

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