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CRYSTAL GAYLE『THE BEST OF CRYSTAL GAYLE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは2002年にリリースされたベスト盤であり、これまでにもいくつかのベスト盤(しかも、本ベスト盤と同名タイトルのベスト盤)がリリースされているものの、レーベルの関係があって、どのベスト盤も今ひとつ「ベスト盤」が持つ「ヒット曲集」と要素が薄くなるものが多かった。しかし、本ベスト盤は完全とは言えないものの、そのレーベルの壁を打ち破ったものであり、これまでの彼女のベスト盤と比べたら「ヒット曲集」という部分が強くなっていて、ファンにとったら待ちこがれていたベスト盤の登場ということになった。カントリーの世界では数多くのヒット曲を持っている彼女であるが、ポップスの世界では意外と思えるぐらいにヒット曲に恵まれていない。ということで、カントリーの世界で放ったヒット曲の数の割には意外と知られていないというのは仕方のないところになってしまう。彼女の特徴は、その名前のような「クリスタル」なボーカルである。フォーク調の多いカントリーでは、その彼女のクリスタル・ボイスが魅力的で、じっくりと聴かせてくれるボーカル・ナンバーは良いものがある。時期的には、'70's前半に「カントリー界の妖精」と言われたOLIVIA NEWTON-JOHNの後を受けたという感じのある彼女であるが、カントリーの世界ではそのOLIVIAの実績をはるかに超えるものを残すことになる彼女であるだけに、もっと早くこういうベスト盤がリリースされていてもと思う所であった。

収録されている曲は以下の全19曲であり、嬉しい曲が並んでいる。『Don't It Make My Brown Eyes Blue』『If You Ever Change Your Mind』『You And I』『'Til I Gain Control Again』『Our Love Is On The Fault Line』『Deeper In The Fire』『Baby, What About You』『Everything I Own』『Sound Of Goodbye』『I Don't Wanna Lose Your Love』『Turning Away』『Me Against The Night』『Nobody Wants To Be Alone』『Long And Lasting Love』『Makin' Up For Lost Time』『Cry』『Straight To The Heart』『Another World』『Where Dear Friends Never Part』。

ここに収録されている曲は'70'sのカントリー・ナンバーが中心であるが、彼女の放ったヒット曲というのを考えたら十分納得できる所である。(が、これでもどうしてあの曲が収録されていないの?という曲がある。)ここに収録されている曲は、ポップスとしては殆ど知られていないが、カントリーの世界では実に凄い曲が並んでいる。何せ、カントリー・チャートではNo.1の座を獲得した曲が9曲も収録されているのである。カントリー・ファンにとっては実に嬉しいアルバムであるが、彼女の透明感のあるボーカルは、ボーカル・ファンやポップス・ファンにも聴いてもらいたい所である。「カントリー」というと、どうしても垣根が高いように感じてしまって敬遠されがちであるが、ここにあるカントリーはじっくりと聴かせるボーカルを中心にしたものであり、カントリー・テイストの利いたボーカル・ナンバーと言っても差し障りはないものである。じっくりと聴いていただいて、もっと高い評価が彼女に対して行われるよう、願いたい所である。

尚、本ベスト盤を購入しようとする場合、同名タイトルのベスト盤が他にもあるため、レコード会社や収録曲の確認をしっかりと行いましょう!(が、コレクターとしたら、同名タイトルのベスト盤の全てを集めたくなるところでもありますが...)

 

The Best of Crystal Gayle

The Best of Crystal Gayle

  • アーティスト: Crystal Gayle
  • 出版社/メーカー: Rhino
  • 発売日: 2002/03/19
  • メディア: CD


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CONNIE FRANCIS『WHERE THE BOYS ARE: 24 GREATEST HITS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1997年にリリースされたベスト盤である。彼女は'60'sを代表するポップス・ナンバーのヒット曲を次々と放ち、しかもそれらの曲は日本人が日本語で多数カヴァーしてヒットを記録したことから、日本でもお馴染みの一人である。(彼女の名前を知らなくても、何かとカヴァー曲を耳にしているということで、「ああ、あの曲か」ということになるだろう。)とにかく、パンチ力のあるボーカルで「黄金のアメリカン・ポップス」を歌っていたあの人である。で、ベスト盤ということなので、彼女の代表的なヒット曲は一通り網羅されている。

収録されている曲は以下の全24曲である。『Who's Sorry Now?』『Stupid Cupid』『My Happiness』『If I Didn't Care』『Lipstick On Your Collar』『Frankie』『Among My Souvenirs』『Everybody's Somebody's Fool』『My Heart Has A Mind Of Its Own』『Many Tears Ago』『Where The Boys Are』『Breaking In A Brand New Broken Heart』『Together』『Don't Break The Heart That Loves You』『Second Hand Love』『Vacation』『I'm Gonna Be Warm This Winter』『Cry』『Are You Lonesome Tonight?』『Hurt』『Cryin' Time』『Old Time Rock 'N' Roll』『Misty Blue』『Torn Between Two Lovers』。

いずれの曲もお馴染みの曲であり、説明の必要は無いが、現在は8月ということで、「夏休み」であるので、やはり『Vacation』という曲がということになる。この曲は現在でも夏(夏休み)になると必ず耳にすることになる永遠のスタンダード・ナンバーであり、「VACATION」の綴りを一文字ずつシャウトするように歌っていく出だしの部分は誰でも知っているというような超有名な曲であり、今年も至る所で耳にすることが出来る。考えてみれば、'60'sポップスって、完全に季節を感じる曲として、数多くが現在まで毎年歌い続けられているがたくさんあります。この曲以外にもスタンダード・ナンバーがたくさんあり、'60'sポップスのオムニバス盤といった雰囲気もあるベスト盤である。(それだけ多くのヒット曲を放ったということでもある。)

'60'sポップスというのは独特の明るさ、楽しさがあり、知っている方には懐かしく、知らない方には新鮮な所をいまだに持ち続けていて、文字通り「音を楽しむのが音楽だ」ということを教えてくれていて、その輝きは全く色褪せていない。各種オムニバス盤も多数リリースされている'60'sポップスであるが、それを聴くのであれば、CONNIEについてはベスト盤は持っていても当然というアーティストである。(彼女の場合は、ベスト盤も多数リリースされている。)じっくりと'60'sポップスを堪能しましょう!

 

Where the Boys Are: 24 Greatest Hits

Where the Boys Are: 24 Greatest Hits

  • アーティスト: Connie Francis
  • 出版社/メーカー: Remember
  • 発売日: 1997/12/16
  • メディア: CD


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ケータイ刑事銭形泪31話(2nd.18話) [ケータイ刑事]

BS-iでの再放送も3/4を過ぎで、残りも少なくなってきた「銭形泪」ですが、今回の物語は、「君の瞳はゲッツーコース! ~野球大会殺人事件」ということで、スポーツ・ネタである。(奇しくも、前夜放送の「銭形雷」でもスポーツ・ネタ(ビーチバレー)だったというのは、狙っているとしか思えない。)が、泪ちゃんが野球をするということではなく、警視庁野球チーム・タイホーズの監督である。(ピンクのユニフォーム姿を見せてくれる。)銭形姉妹は基本的に制服姿で登場することになっているだけに、これは実に貴重な姿です。(が、夏服になった泪ちゃんは、色々とサービス・カットが多くなったというのもまた事実です。)また、今回の物語の脚本を書いたのは佐藤二朗さんであり、「・1st.4話」に続いて二度目の脚本である。(この後は「・2nd.8話」でも脚本を書いています。)が、今回はその二朗ワールドは今ひとつという所を感じてしまう。(でも、泪ちゃんのユニフォーム姿で全て許されてしまう...)また、泪を演じる黒川芽以さん黒ハートは「バントって何ですか?」と本当に知らなかったのですが、それが上手い具合に使われているのは見ていても楽しくなってきます。でも、「・2nd.3話」では、泪ちゃんはある程度野球に関しての知識もあったようだったはずなんですが...(でも、「野球」に対する一般的な知識はあるが、専門用語をはじめ、ルールについてまでは知らなかったというように解釈しています。)ということで、泪ちゃんのサービス・カット満載の今回の物語(黒川さん黒ハートのファンにとっては嬉しい物語ですね。)も、いつものようにいつもの如く、長文&(今更の)ネタバレありで、本編に行きます。

港区赤坂のブースターズ球場。ここで警視庁の野球チーム・タイホーズと、弁護士先生の野球チーム・ベンゴーズの試合が行われることになった。で、グランドでは試合開始前の練習が行われている。現在グランドで守備練習をしているのはタイホーズの方であった。が、ノックをしている選手は空振りばかりであった。で、ここで今回の脚本を書いた佐藤二朗さんのナレーションが入り、ノッカーに対して「この人、わざとやっているよ」とツッコミが入る。で「今晩みょ」(一応、日曜23時からという放送ですからね。)と挨拶をして、野球が好きだから野球の話を書きました、といきなりのジロー・ワールドへ突入します。で、野球の試合となったということを説明するが、困ったことがありました。それは「肝心のこの人が野球を全く知らないらしいんだ...」と言うことで、二朗脚本の物語がスタートする。

試合開始前、ピンクのユニフォーム(袖無し)を着ている泪ちゃんが野球帽を被っていて、チームのみんなに訓示をするように語っている。(やっぱりこのあたりは「警視正」だということを感じさせてくれます。)「私が監督になったからには、今日の試合は必ず勝ちます。」ということで、タイホーズの監督は泪ちゃんです。(背番号は「100」、背中には「RUI」と入っている。)で、「私からみなさんに、必勝の策を授けます」ということで緊張感が走る。しかし、それは「ちゃんとやりなさい!」(ズテッとみんながコケル音が耳に届いてきます。)で「以上」と言うと回れ右してベンチに戻ろうとする泪ちゃん。すると、公安選手(当然、二朗さんです)が「ものすごい抽象的な策」とぼそっと言葉を漏らす。それを耳にした泪ちゃんは振り返ると「監督に口答えですか?」→口答えも何も、どうしたらいいのか選手が戸惑うだけですが... で、公安選手は「監督なら、打順とかポジションとか、それからサインを決めて下さい」と言うと、泪ちゃんは「打順は勝てそうな打順にして下さい。で、ポジションは各自の宿題にします」と答えているが、これでは全く答えになっていません。更には「ホームランを打ちなさい」「勝ちなさい」「ジュース買ってきなさい」のという3つのサインを決めると「後はどんなサインが必要ですか?」と尋ねる始末。すると「必要なサイン、今ありました?」と公安選手。で、「盗塁とかバントのサインを決めないと...」言うが「ノー、ノー、ノー。バントなんてナンセンス、バントは野球選手がやるものですよ」と高村さんがベンチから出てきて語る。(ユニフォーム姿の高村さんは、背中には「BOURBON」の文字があり、背番号は「44」です。)で「ベースボールにバントのルールはありません。ドジャースのプレーヤーがバントします?」と言う。(ドジャースの選手もバントをすることはあると思いますけど...)で「大味な試合になりそう...」と公安選手。すると、泪ちゃんが「あのう、バントって何ですか?」と尋ねる。で、選手たちは何にも答えられなくなりました。

いよいよプレイボールということで、選手がグランドに散る。(先行はタイホーズです。)が、ピンクのユニフォーム姿の背番号「100」の泪ちゃんと高村さんは何故かバックネット裏に並んで座っている。(それにしても、観客は一人もいません。いくら草野球の試合とは言っても、一人もいないというのは...?)で、正面から泪ちゃんが映ると、泪ちゃんの前には「実況」という札があり、マイクの前に泪ちゃんはいた。また、高村さんの前には「解説」とあった。で、泪ちゃんが「何で私たち、ここに座っているんですか?」とブツブツとこぼすように言うと「追い出されたの」と高村さん。「なんで?」「邪魔だから」「え~っ、監督がやりたい、だから監督がやりたいたらーっ(汗)」「だから監督は、ここで試合の模様を伝えるのが監督の仕事なの」「えっ、そうなんですか?」「ベースボールはね」と泪ちゃんと高村さんのやりとりがあるが、泪ちゃんはふらふら不満げな顔をしていたのがわーい(嬉しい顔)笑顔に変わった。ということで、泪ちゃんは野球に関しては無知だと言うことが判明しました。でも、高村さんも泪ちゃんの操縦方法が分かっているようで、今回は上手いこと言いくるめました。で、泪ちゃんは「私、タイホーズ監督・銭形泪が、今日の試合の模様を事細かに皆さんにお伝えしたいと思います」と、元気に言うも、周囲を見て誰もいないことに気づくと「皆さんって誰ですか?」と小さな声で高村さんに尋ねる。(泪ちゃんも自分でツッコミを入れるように弾けましたが、後に雷ちゃんもこの泪ちゃんのようになっていくことを考えたら、やっぱり「銭形泪」は「ケータイ刑事」のスタンダードですね。)

主審の手が上がり「プレイボール」。ベンゴーズのマウンドにはエースの小松(サウスポー)がいる。(この辺りは愛知県出身の二朗さんらしいところで、中日ドラゴンズのかつてのエース・小松投手の名前を頂戴しています。)で、華麗なフォームから繰り出される投球に、タイホーズの選手は全く手が出ない。(中にはキャッチャーがボールを受けてからバットを振っている選手までいる始末。)であっという間に三者凡退でチェンジ。実況席の泪ちゃんは「私たちが目を離している隙に何かが起きた模様です」と、驚いたように言う。が高村さんは「小松のストレート、早いねぇ」と、こちらはまともな感想を口にしている。泪ちゃんは立ち上がると「あっ、ベンゴーズのみなさんがベンチに戻っていきます。その代わりにタイホーズの皆さんがグラウンドに出てきました」と、見たままをそのまま伝えてくれる。が高村さんは「だからチェンジだって」と冷静そのまま。(というか、これが当たり前です。)

1回裏のベンゴーズの攻撃が始まる。タイホーズのピッチャーは青山。しかし、キャッチャーからの返球もまともに受けられないようなピッチャーだった。泪ちゃんも「この人は随分弱そうです」と諦め口調で言葉を漏らす。(でも、素直な気持ちの泪ちゃんの感想というのもまた面白いところ。普段は難しいことばかりを口にしている泪ちゃんだけに、全く違う姿が見られるというのもまた良いものです。)で、その青山が投げると、ここからはベンゴーズの打撃ショーが始まる。泪ちゃんは「解説の高村さん、今のは?」と、気分は完全に実況中継のアナウンサーになっている。で、高村さんが「いきなり先頭バッターが痛烈なヒット」と、野球を知っている人ならば誰でも口にするように言うが、「それは偉いんですか?」と尋ねる泪ちゃんに「偉い?凄い偉い」と小さな声で答えると「じゃあ、どっちの勝ちですか?」と泪ちゃんの質問第二弾。しかしこれには「まだ始まったばかりだよ」と高村さん。(直ぐに結果を求めたがる泪ちゃん、意外と気は短いようですね。)

ベンゴーズの攻撃は続き、次々とヒットがでて、気がついたら7点が入っていた。(でも、一応は7点で攻撃が終了しました。)泪ちゃんの実況は「さあ、長かったベンゴーズの皆さんの攻撃が終わり、打席にはタイホーズ四番・宇野さんです」と、試合が進んでいることを語ってくれる。(でも、いつもながらですが、「みなさん」と言うように泪ちゃんのしゃべり方は実に丁寧ですね。このような丁寧な言葉遣いの実況中継を一度は聴いてみたくなります。)で「宇野」というのもかつての中日のホームランバッターで、ホームラン王を獲得したこともある選手です。(でも、ショートフライをおでこで受けたという珍プレーの方で有名な選手でもあります。)で、宇野は小松のボールを見事に捉え、ボールは場外へ消えていった。で、泪ちゃんはわーい(嬉しい顔)笑顔となって「うわっ、なんか凄く飛んだexclamation」と実に素直な感想を口にする。(高村さんは「よし、1点返した」。でも得点は1-7です。)が、後続のバッターは全く手が出ず、泪ちゃんの実況も「振った、また振った、またまた振った。いやぁ、よく振りますねぇ」と言うことで「三振」と言う言葉は知らないようです。で、高村さんも「実況になってないよ」

試合の方は、ベンゴーズの一方的な試合となり、初回に7点を上げたベンゴーズは2回以降も、8,9,7,6,5点と6回終了で42点を上げていた。一方のタイホーズは2回の宇野のホームランの後、4回にも宇野のホームランで得た1点があるが、6回終了時点で2点であった。ということで、2-42で試合はこれから7回表のタイホーズの攻撃という所である。(草野球でも、ここまで差が付いたら「コールドゲーム」にするべきだと思いますが...)泪ちゃんの実況も「さあ、試合は42-2、ベンゴーズの皆さんが40点リードしています」と、ここではまともな言い方をしている。(ある程度野球を知っていたら、40点も差があったら、バカらしくなって実況なんて出来ないでしょうし...)が、この後の泪ちゃんは「果たしてこの試合は今日中に終わるのでしょうか?」と言うが、これに高村さんが「やっとまともなことを言ったね」と言う。で、泪ちゃんは「高村さんが選手たちに望むことは?」と高村さんに振ると「そうね、明後日くらいまでにはこの試合終わって欲しいな」と言うも、まだ日も暮れてはいないのですが...

バッターはタイホーズの四番の宇野。泪ちゃんの実況も「さあ、タイホーズの貴重な2点を一人で稼いでいる宇野選手の登場です。3本目のホームランなるか」と、ここは普通の実況と変わらず、期待を持たせるものとなっているが、40点の差がありますからね... が、ここからは泪ちゃんの観察力の高さが実況にも現れます。宇野がバッターボックスに入ると、ベンゴーズのキャッチャーの野村は審判にボール交換を求め、新しいボールを受け取り、自分のユニフォームにボールを擦っていたのだが、泪ちゃんがそれに気づき、「あれっ?あの人は何しているんですか?」と尋ねる。すると高村さんは「新しいボールはツルツルだから、ああやって拭いて渡してあげないと滑ってピッチャーが投げにくい」と説明してくれる。で、泪ちゃんは「流石、ベンゴーズのキャッチャー兼監督の野村さん」と言うも、ここであることに気がつく。で高村さんに「監督なのに、実況しなくていいんですか?」と尋ねる。(いやぁ素直で正直な泪ちゃんです。言われたことはしっかりと覚えていますねぇ。)

野村は小松にボールを投げるが、小松はそのボールを受けることが出来ず、慌ててマウンド後方に転がったボールを拾いに行く。で、泪ちゃんの実況も「あらら... 小松さん、どうしちゃったんでしょうか?」とその様子をしっかりと実況してくれる。高村さんは「7回だから、もう疲れ切っているんだろう」と、こちらはこちらで知ったかぶりの発言ということで、実に楽しくなってきます。泪ちゃんの実況は更に細かいところまで語り、野村が出すサインに首を横に振っている小松の様子まで実況してくれる。「なぜ小松さんは、あんなに首を振っているのでしょう。何か気に入らないことでもあるんでしょうか?」で、高村さんは「キャッチャー野村のサインに首を振っているんだ。意思の疎通が出来てないんだ。弱いチームにありがち」とばっさりと切って捨てるように言うが、「その弱いチームにタイホーズは2-42で負けていますが...?」と突っ込んでくれる泪ちゃん。が、高村さんも泪ちゃんに負けず「ベースボールは野球と違って点の少ない方が勝ちなの」とまたまた適当なことを言う。が、泪ちゃんは「そうなんですか。ベースボールはホームベースをなるべく踏まないようにするゲームなんですね」と変な風に納得してしまう。(で、「そうだ」と高村さん。)→でも、それならば、三振ばっかりしていてランナーに出ないというのが勝利に繋がります。(ピッチャーはボール球ばかり投げて歩かせればいい...でも、そのボールを空振りすればいいし...)って、これなら永久に0-0のままで決着が付くなんてあり得なくなってしまいます。

高村さんは更に続けて「ホームベースの下には忌まわしいものが潜んでいる」とまで言う。で、「怖~っ」と泪ちゃん。(前回の「新耳」のネタでも思い出したのでしょうか?)そうしている間に小松はボールを投げ、快心の打球音が響き、宇野は三打席連続の場外ホームランを放った。泪ちゃんの実況も「入った、入りました、ホームランです。いや、凄いですね、宇野選手。3本目のホームランexclamation×2」と野球は知らなくても凄いと言うことだけは分かる泪ちゃんです。で、高村さんは「宇野が30人ぐらいいたら勝てたかなぁ?」と言うも、30人もいなくて9人いれば、全員が連続ホームランで、何点でも入り、勝てると思いますが... が、泪ちゃんは泪ちゃんで「タイホーズに宇野さんぐらい上手い人はもういないんですかねぇ?」と漏らすが「一人だけいる」と答える高村さんに「えっ?」と泪ちゃん。(でも、期待一杯という笑顔を見せてくれる。)

で、左バッターボックスに入ったのは高村さんだった。で、いきなり右手で外野スタンドを指さし、予告ホームランだと高村さん。泪ちゃんの実況は「うわ~、高村さ~ん、頑張って~ぇ」と黄色い歓声になっていて、しっかりと手まで振っている。(某民放のサッカー中継の解説者の中にはこのように単なるファンと変わらなくて、とても我慢できないのがいますが、泪ちゃんは可愛いから許せます...)が、泪ちゃんの観察力は相変わらず細かいところまでしっかりと見ている。「高村さん、何の話をしているのでしょうか?」と、高村さんとキャッチャー・野村が話しているのをしっかりと見ていました。が、「女の子の好みの話でしょうか?」と言うところは...

小松は振りかぶって高村さんに第一球を投げる。が、高村さんの体に当たりデッドボールとなる。泪ちゃんの実況も「あっ、高村さん、ボール当たりました」としっかりと状況を伝えてくれるが、直ぐに「痛いですか~?」と大きな声で尋ねる。「痛いよ~」と高村さん。すると「どっちの勝ちですか~?」と続けて尋ねる泪ちゃん。で「これはデッドボールと言うんだよ。ベースボールではこう言うときはこうやるんだよ」と言った高村さんは、突然マウンドに向かって走り出す。で、小松に突っかかる高村さんを止めようとして、両チームの選手たちがマウンドに集まり、乱闘の開始です。(が、キャッチャー・野村はマウンドには行かない。)で、泪ちゃんはそれを見て「あっ、喧嘩?」とちょっと嬉しそうな様子。で、乱闘が続く中、小松は突然苦しみ出すと、その場に倒れ込んでしまう。で、それに気がついた一同の乱闘はあっという間に終わってしまう。実況席の泪ちゃんもしっかりとその様子を見ていました。で、ここで「警視庁から入電中」ということで、この事件の捜査を開始せよ、ということになる。(被害者は小松辰彦と、下の名前まで判明するが、中日の元エースの名前は小松辰雄ですから、やっぱりと言うことが確認できます。)

泪ちゃんは携帯を手にマウンドにいて、事件の捜査を始めていた。(高村さんも当然横にいる。)そこに主審がゆっくりと歩み寄ってくると「死因はウラリによる中毒死」と語り、マスクを取る。そう、主審は柴田さんだった。で泪ちゃんは「柴田さん?」となるが、泪ちゃんの後ろにいたベンゴーズの3兄弟選手は「ウラリ?」と尋ねる。で、南米産の猛毒ということを説明する柴田さんは、試合中に誰かが小松の体にウラリを塗ったと推理する。

で、ベンゴーズの選手に事情聴取が始まる。一塁手の一郎、二塁手の二郎、三塁手の三郎に対しての事情聴取だった。(それにしてもあまりにも安易な3選手の名前です。というか、適当につけている...)どうして自分たちが疑われるのか尋ねる三人だったが、それは乱闘の時に小松に毒を塗ることが出来たのは三人だけだったと高村さんが言う。すると一郎は二郎に向かって「僕は彼を弁護します」、二郎は三郎に向かって「僕は彼を弁護します」、三郎は一郎に向かって「僕は彼を弁護します」ということで、「三人合わせてベンゴーズ!」が、泪ちゃんは「でも、真っ先に小松さんにつかみかかったのは高村さんですよ」と口にする。すると「つれないこと言うなよ銭形くん」と高村さん。で、一郎は「僕は彼を弁護します」、二郎は「僕はこのお嬢さんを弁護します」とここでもまたまた弁護士ネタを披露しようとする三人。が、ここで「頭、使わなきゃ」と監督の野村が口を挟む。で、ベンゴーズの三人はベンチ前の野村の元に駆け寄っていく。野村はボールを手にして縫い目の数を尋ねる。「108」、煩悩の数と同じであり、野球は人生だと言う野村。で、「これが噂のID野球」と言う三人。(泪ちゃんのツッコミ「えっ、何で?」に激しく同意します。)更には腰を下ろしてぼやくように言う野村に「これがうわさのぼやき戦法」とベンゴーズの三人。ということで、当然このネタは、この物語の初放送の時点では元阪神監督の野村監督だというのは簡単に分かります。(社会人のシダックスの監督になっていました。)

そんな中、泪ちゃんは野村のユニフォームで糸がほつれている所に気がつき、そのことを口にする。(普通、こういうことには頭が回らないものです。何せここはグランド内ですから。→こう言うところは「野球を知らない」ということで変なことに気を取られないで済むということですね。)が、野村は「アホ、おんなはこれだからなぁ。野球は戦い何だ世。そんな細かいこと気にしていられるか」と取り合わない。が、泪ちゃんは「せっかく教えてあげたのに...」とやっぱり負けていませんでした。そうしていると、柴田さんが慌てながら現れる。手には二郎のグローブがあり、「こんな細工がしてあった」と言い、ウラリがグローブに仕込まれていたのだった。が、二郎は「僕は知りません」と言い、一郎と三郎は「弁護は任せておけ」と言うも「弁護は他の人に頼むよ」と答える二郎でした。(やっぱり、弁護士の腕の方は... なんでしょうか...)で、高村さんは二郎を指さして「お前が犯人だ」と言うも、泪ちゃんが「ちょっと待ってください」と言い、乱闘の時二郎はグローブを外していたことを口にする。で、二郎も「グローブを外さないと乱闘を止められないから」と言っている。で、泪ちゃんは「誰かが二郎に罪をなすり付けようとしているのかもしれない」と考えるが、あまりにもウラリがわざとらしく仕込まれているのだから、誰でもそう思うと思うのですが... が、高村さんは「乱闘の時じゃないと、小松はいつ何処で毒を塗られたのだろうね?」と言う。で「塗られた」という言葉に反応した泪ちゃんは、柴田さんに、小松が試合中に触ったもの全部を調べるように指示を出す。で、柴田さんは調べるためにグランドを後にする。で、今度は高村さんに「さっきから何やってるんですか?」と尋ねる泪ちゃん。「草刈りだよ」と草刈機に乗って先ほどからずっと芝を刈っていた高村さんですが、さりげないギャグをやってくれる高村さん(草刈さん)です。

ロッカールーム内では小松が試合中に触ったものが集められていて、柴田さんが調べていた。ユニフォーム、帽子、鞄、スパイクグローブ、弁当ペットボトルというものは十分納得できるが、トロフィー、肩たたき、ダルマ、フィギュア人形から熊のぬいぐるみまであった。(どうしてそんなものに触ったのか、尋ねたくなります。)が、これらのものからはどこからも毒は検出されなかった。が、小松が触ってまだ調べていないものは「野球ホームランボールです」と泪ちゃんは気がつく。で、宇野の打球が飛んだ球場外に行く三人。が、そこには川があり、野球ホームランボールは川に流されていて発見できなかった。(「例え見つかっても、毒は洗い流されているでしょうね」と泪ちゃんも諦める。)が、今度は「バット」ということで、ホームランを打った宇野のバットを調べることにする。で、宇野のバットからはウラリが検出された。しかも球が当たったと思われる所から直線状に検出されたのだった。で、小松が投げたボールに毒が塗ってあったと結論づける。泪ちゃんも目を閉じて「潤む、悪の雫

柴田さんが驚いている。高村さんが「僕も疑われたのだから、君も疑われなさい」という理屈で疑われろというのであった。が、そこに「頭使わなきゃ」と野村が現れる。で「疑われるってことは、何か疑われるようなことをしたの」と言うが、これって、当たり前の様な気が...(泪ちゃんも「身のない意見」と言っています。)で、野村も容疑者だと言う泪ちゃん。小松が宇野に投げたボールに毒が塗られていたことは間違いなく、宇野の打席は3回ともホームラン。が、前の2打席は他の人もボールに触っているが、3度目の打席の時だけは新しいボールにチェンジしたが、その新しいボールを取り出したのは柴田で、そのボールを小松に返球したのは野村だという。が「アホやね、あんた」と野村は言うと、毒の付いたボールをどうやって返球したのか、自分も死んでしまうと言う。更に、柴田から受け取り小松に返球する短い間にどうやってボールに毒を塗ることが出来るのかと言う。

泪ちゃんは高村さんと柴田さんをグランドに連れてきて実験をしようとする。「柴田さん、バッターできます?」と言って柴田さんにバットを渡す泪ちゃん。続いて「高村さん、ピッチャー出来ます?」と言ってボールを渡す。が、高村さんは「出来るか出来ないかと言えば...」と言ってマウンドに立つと、振りかぶってボールを投げるが、そのボールはもの凄いボールで、炎に包まれてバックネットに突き刺さった。で、「出来る」と自慢げの高村さん。で、ヘルメットを被り、左ボックスの一番後ろに立つ柴田さん。泪ちゃんはキャッチャーのプロテクターとレガースをつけているが、柴田さんの後ろに隠れるようにしている。で「泪ちゃん、キャッチャーはそこじゃないよ」といって真ん中の方に泪ちゃんを導く。立て膝を付いている泪ちゃんは仕方なくキャッチャー・ボックスに移動するが「私、逃げますから、ボール来たら逃げますからね」と言っている。が、高村さんは「大丈夫だよ、緩いボール投げるから」と言って左腕をぐるぐると回す。で、泪ちゃんが柴田さんに「そんな端っこの方に立ってないで、もっとこっちに来てくださいよ」と言い、柴田さんを真ん中の方に立たせようとする。この時泪ちゃんは右手で太ももを何度か叩いている。で、高村さんはそれを見て「いきなり高度な球要求するね」とサインと勘違いし、「よっしゃあ」と振りかぶってボールを投げる。が、ボールは柴田さんの右足首を直撃!倒れる柴田さんに「大丈夫ですか?」と心配する泪ちゃん。「ソーリー、ソーリー」と笑っている高村さん。

ロッカールームに戻った柴田さんは「もうやだ~(悲しい顔)痛い痛い」と言ってベソたらーっ(汗)をかいている。で、泪ちゃんが湿布を貼ろうとしている。高村さんは「ロスでベースボールやっているときと同じサインだったからつい...」と言い、泪ちゃんが自分の太ももを叩いていたのをサインと思ったのでした。が、「サイン?」と泪ちゃんは何かに気づいたようで、代打で打席に立ったとき、野村と話していたことを尋ねる。で、それは野村の例のボヤキ戦法だと答え、その時野村は良いところを見せてあげなきゃと言い、初球は外角のカーブだということを教えてくれたが、実際に来たボールは内角のストレートで、まんまとやられたと嘆く高村さん。すると泪ちゃんは「さっきのは柴田さんの靴に当てろというサインだったんですか?」と尋ねるが、「そんな細かい要求のサインは無いよ。フォークのサインだと思ったのでフォークを投げた」と答える高村さん。で「フォーク投げたんですか?」と驚く泪ちゃんがく~(落胆した顔)に「君の考えていることは分かるけど、このフォークじゃない」と、食事に使うスプーン、ナイフ、フォークのフォークだと泪ちゃんが考えているということはしっかりと見抜いていました。→野球を知らない泪ちゃん、しかも食欲旺盛な泪ちゃんですから、何を思い浮かべたのかは簡単に分かります。で、フォークボールの握りをして、「こうやって握って投げると、バッターの前でボールが落ちるの」と説明をしてくれる高村さん。それを聞いた泪ちゃんは「そうか」と言い、「謎は解けたよ、ワトソンくん」(で、柴田さんは湿布を手にして「僕、いつまでほったらかしなの?」って、完全に忘れられてしましたが、自分で湿布を貼っていたらいいのに...)

夜になり、辺りは暗くなっていた。球場の照明灯が点り、突然明るくなる。野村は一郎、二郎、三郎を前にして「野球は…」と呟いている。(が、三人も分かっているようで、野村が言い終わらないうちに「はい」と揃えて言っている。)が、「お前ら本当に何も分かっていないだろう」と言って怒り、3人にグランド10周を命ずる。で、3人は「はい」と言って走り始める。そこに泪の雫たらーっ(汗)が落ちてきて、野村の頬をかすめる。野村が振り返ると、ストラップが飛んできて、それが赤い網に変わり、野村を捉える。「泪の裏には悪の影。…」泪ちゃんの口上が始まり「私の泪で溺れなさい!」で網を引くと、野村はホームベースの上に倒れ込んでしまう。(尚、この口上からはいつものことですが、泪ちゃんは制服(夏服)に着替えています。→でも、ユニフォーム姿の口上を見たかった所でもあります。)尚、スコアボードには7回表までのスコアがそのまま出ていて3-42、SBOは2-3-2となっているが、高村さんのデッドボールで止まっていたら、アウトカウントはともかく、SBは0-1のはずですが...

マウンドにいる泪ちゃん(2004/7/19、横浜球場の横浜vs阪神戦で始球式を黒川さん黒ハート(泪ちゃん)は務めましたが、制服姿の泪ちゃんだと、始球式でマウンドにいるという雰囲気もあります。)は「野村さん、犯人はあなたです」と言うが、野村は「何で?」と言う。で、泪ちゃんのトリック解説が始まる。「ボールに糸で毒をつけたんです。ユニフォームの生地の糸です」と話す泪ちゃん。で、予め記事と同じ種類の1本の糸に毒を塗っておいて、毒を塗っていない先の部分だけを糸のほつれの様に外に出しておいた。そして新しいボールを球審に要求し、ボールをズボンで拭くふりをしてボールに糸を巻き付けた。で、バットに残っていたウラリが直線だったのはそのためだという。が、野村はゆっくりと起きあがると「毒の付いたボールを投げたら、俺の手にも毒が付く危険性があるだろう」と言って、犯行を否定する。それには「その通りです」と答える泪ちゃんだったが、「だからボールに糸を巻き付けた後、そのままこういう握り方をしたんです」と言って、フォークボールの握りをしてボールを見せる泪ちゃん。(フォークボールの握りって、結構難しいものがありますが、黒川さん黒ハート、難なくやっています。この辺りは黒川さん黒ハート、ピアノの腕前はなかなかのものであり、指も開くのでしょうね。)「落ちる球、フォークボール。キャッチャーが返球でフォークを投げるなんてあり得ないという盲点をあなたは利用したんです」と続ける泪ちゃん。(だからあの時、小松は返球を取れなかった。)更に、前の打席でホームランを打たれたのと同じコースのサインを出した。(だから小松は首を振っていた。)が、監督でもある野村に逆らえなかった小松はそのボールを投げて3打席目もホームランを打たれ、証拠のボールは川の中へ。更に、わざと高村さんにデッドボールを当てて乱闘を起こさせた。二郎が乱闘を止めるためにグローブを外してマウンドに行ったのは計算違いだった。

が、野村は「そんな糸は何処にあるんだよ?」と言って惚ける。が、泪ちゃんは「糸がある所は分かっています」と言うと、ゆっくりとマウンドからホームベースに向かって歩き出す。で、ホームベースの横に立つと「それはここです」と言ってホームベースをひっくり返す。するとその裏に糸があった。泪ちゃんは説明を続ける。「乱闘で一番にマウンドに行くはずのあなたはその場に残り、みんなの視線がマウンド状に集まったその時に...」ということで、野村の使ったトリックを見破りました。で、「この糸から「ウラリ」が、ホームベースの裏から野村の指紋が検出されるはずです」と泪ちゃんが言うと野村はその場に膝をついて犯行を認めた。で、ため息をついてから、自ら動機を口にする。「脅されていたんだよ」ということで、野村は顧客の金を使い込んでいたという事実を小松に知られてしまい、それをバラすと言われたのだった。で、高村さんが「バレたら弁護士の資格は剥奪されるだろうしね」と言うが「そんなんじゃないよ」と野村。「刑務所に入ったら、週に一度の草野球は出来なくなるじゃないか」ということで、とことんまで野球が好きな野村でした。で、泪ちゃんもそんな野村を見守るだけで、高村さんも「ベースボールを、いや、野球をそこまで愛する人間がいたのか...」と、日本語に言い換えるぐらいですから、よほどのことです。で、高村さんが野村を殺人容疑で逮捕しました。で、いつもながら犯人に対して情が入る泪ちゃんですが、唇をかみしめてそっと見つめるだけでした。

事件解決後、泪ちゃんと高村さんはロッカールームに向かっていた。途中でグランドキーパーのおじさんとすれ違うとき、「お疲れ様でした」と、遅い時間までグランドを使わせてもらい、仕事を残したことに対する労をしっかりと労う言葉を語れるところは気配りの出来る泪ちゃんです。で、高村さんは泪ちゃんに「どうしてホームベースの下に糸があると分かったの?」と尋ねる。すると泪ちゃんは「今回は高村さんのおかげです」と、いつもの泪ちゃんにしたら珍しい言葉を発します。(野球を知らないということが頭にあるのでしょうか?)で「だって、高村さん言ったじゃないですか」と言うと、「ホームベースの下には忌まわしいものが潜んでいる」と高村さんが言った言葉を持ち出した。で、それを真に受けていたのだったら舞ちゃんになってしまいますが、泪ちゃんは「それにしてもあんないい加減な嘘、よくつきますよねぇ」と真に受けるのではなく、上手く返しました。(ちょっと天然の気が入っている舞ちゃんと、しっかり者の泪ちゃんという違いが出ています。)で、高村さんは「ごめん」と誤るが「でも結果オーライ」と、ここは五代さんと同じです。(やっぱりこういう所は五代さんと高村さんは従兄弟同士と言うことなんでしょうか?)

で、泪ちゃんは思い出したように高村さんの方を振り向くと、「このサイン分かります?」と言って、右手の人差し指と中指の2本を左手の手のひらで受けてパンパンと繰り返す。「えっ、何?」と言う高村さんに泪ちゃんは「お寿司ですよ、お寿司。私にお寿司を奢りなさいのサインで~す」と、やっぱり食べ物をねだるサインでした。で「全く、君には適わないよ」と高村さん。が、この後泪ちゃんは右手の人差し指と中指をくっつけた状態で、それを返すような動作をして「あっ、しゃぶしゃぶのサインもありますよ~」と、食べ物のことになると止まらない泪ちゃんでした。

次回は「ケータイ亭お泪」ということで、ピンクの着物姿で落語を語る泪ちゃんの姿がありますが、今回のピンクのユニフォーム姿といい、夏服となった泪ちゃんは色々な衣装姿と見せてくれます。が、ここで黒川さん黒ハートと「ピンク」ということでちょっと一言。1998年、当時10歳だった黒川さん黒ハートは東映作品の「テツワン探偵ロボタック」でヒロインの橘ミサキちゃんを演じていました。また、2003年夏には「仮面ライダー555」の劇場版である「パラダイスロスト」に出演ということもあり、その頃はいずれは後の戦隊ピンクをという期待を持っていました。(これまでにも、東映の作品の出演経験者が戦隊ヒロインになるということがありました。)が、2004年の本作「銭形泪」をはじめ「天使みたい」でも主演を務めるようになり、戦隊ピンクを演じるには大きくなりすぎてしまったということで、このピンクの衣装の連続というのは「戦隊ピンク」という夢との決別をさせてくれました。(ちなみに、「仮面ライダー555」の真理を演じた芳賀優里亜さん、「セーラームーン」でウサギを演じた沢井美優さんの二人も黒川さん黒ハートと同い年ですが、この二人にも「戦隊ピンク」という夢がありますが、どうでしょうかねぇ…)

鑑識メモ。今回の試合では主審を務めていた柴田さん。いきなり審判として「プレイボール」と言うのかと思いきや、「プレイボーイな柴田太郎です」という挨拶で入る。で、今回の試合は酷いものだったと言うと、「私が投げていたら必ず勝てていたと断言できる」という。というのは、魔球を持っているためである。ということで、その魔球を披露しようとする。腰のポケットからボールを取り出すと「スーパー鑑識ボール・スペシャル・ルミノール第1号」と言って振りかぶって投げようとする。が、投球モーションの途中で腰を痛めて投げることが出来ませんでした。尚、この魔球は108号まで作ったそうです。(やっぱり、煩悩の数と同じなんですね。)でも、そんなに魔球を作っても、投げられなければ何の役にも立ちませんが...

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/06/24
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 1

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/10/22
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ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/02/25
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ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 プレミアム・エディション

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/08/25
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ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 スタンダード・エディション

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/08/25
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ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/04/23
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ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 2

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/01/27
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ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 1

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ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

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ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック

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  • アーティスト: サントラ, ナミ&チヨ
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
  • 発売日: 2006/02/01
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泪の海

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 ↓泪ちゃんにこれを...

少年野球教室

  • 作者: 沼沢 康一郎
  • 出版社/メーカー: 成美堂出版
  • 発売日: 1993/10
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少年野球教室―君も名選手になれる

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  • 出版社/メーカー: 成美堂出版
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誰も知らなかったプロ野球事件簿―マスクから見た名勝負・珍記録・乱闘43

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↓こういうものがあります。
法律事務職員簡単実務マニュアル〈1〉

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  • 作者: パラリーガルクラブ
  • 出版社/メーカー: 弘文堂
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法律事務職員簡単基礎知識マニュアル〈2〉

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  • 出版社/メーカー: 弘文堂
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職業としての弁護士

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  • 作者: 宇都宮 健児
  • 出版社/メーカー: 中経出版
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  • メディア: 単行本
 
↓「ロボタック」「555」「セーラームーン」

テツワン探偵ロボタック

  • 出版社/メーカー: 東映
  • 発売日: 1998/06/21
  • メディア: ビデオ

テツワン探偵ロボタック(3)~HERO CLUB

  • 出版社/メーカー: 東映
  • 発売日: 1998/12/11
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仮面ライダー555 パラダイス・ロスト ディレクターズカット版

仮面ライダー555 パラダイス・ロスト ディレクターズカット版

  • 出版社/メーカー: 東映
  • 発売日: 2004/05/21
  • メディア: DVD
仮面ライダー555 VOL.1

全13巻です。

仮面ライダー555 VOL.1

  • 出版社/メーカー: 東映
  • 発売日: 2003/10/21
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美少女戦士セーラームーン(1)

全12巻です。

美少女戦士セーラームーン(1)

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • 発売日: 2004/03/26
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スーパーヒロイン図鑑1 戦隊シリーズ+ライバル篇

スーパーヒロイン図鑑1 戦隊シリーズ+ライバル篇

  • 出版社/メーカー: 東映
  • 発売日: 2001/10/21
  • メディア: DVD
スーパーヒロイン図鑑4

橘ミサキちゃんはここにもあります。

スーパーヒロイン図鑑4

  • 出版社/メーカー: 東映
  • 発売日: 2002/04/21
  • メディア: DVD
 
↓柴田さんはこれを研究したのでしょうか?
魔球をつくる―究極の変化球を求めて

魔球をつくる―究極の変化球を求めて

  • 作者: 姫野 龍太郎
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2000/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 
↓「魔球」と言えば...
ちかいの魔球 (1)

ちかいの魔球 (1)

  • 作者: 福本 和也, ちば てつや
  • 出版社/メーカー: コミックス
  • 発売日: 2003/03
  • メディア: 文庫
巨人の星コンプリートBOX Vol.1

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2006/09/08
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巨人の星コンプリートBOX Vol.2

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2006/09/08
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巨人の星コンプリートBOX Vol.3

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2006/09/08
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侍ジャイアンツ DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
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