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GARTH BROOKS『NO FEBCES』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1990年に発表されたアルバムであり、'90's初頭のカントリー・ブームの中心となった彼の大ヒット・アルバムである。とにかく売れたアルバムである。Billboard誌のアルバム・チャートで、本アルバムは最高位は3位である。が、1991年の年間アルバム・チャートでは2位、1992年の年間アルバム・チャートでは6位、1993年の年間アルバム・チャートでは47位というように、3年連続してTOP 50にランクインした。(また、1991年の、レギュラー・チャートの最高位よりも年間チャートの方が上位にランクインするという珍しい記録も達成した。)サウンドの方は、典型的なカントリーの王道を行くものであり、シンプルなサウンドは聴いていても気持ちよく感じることが出来る。また、アコースティック・ギターのサウンドはいかにもカントリーらしいものであり、アメリカで大ヒットを記録するのもよく分かる。(が、日本ではヒットしないサウンドであることもよく分かる。)

収録されているのは以下の全10曲である。『Thunder Rolls』『New Way To Fly』『Two Of A Kind, Workin' On A Full House』『Victim Of The Game』『Friends In Low Places』『Wild Horses』『Unanswered Prayers』『Same Old Story』『Mr. Blue』『Wolves』。

いずれの曲もが聴きやすい曲で、アメリカの大地を感じさせてくれる曲であり、ふとしたときに聴きたくなるメロディに心を奪われるのだが、一つだけ不満がある。それはカントリーのアルバム全体に共通していることであるが、本アルバムもそれを周到していて、収録時間が短く、34分半を少し過ぎたところなのである。これが'70'sのLP全盛時代のアルバムであれば納得も出来るのだが、'90'sになってからのアルバムであり、時代は既にCDの時代になっている。それを考えたら45分は収録して欲しいところです。(が、時間が短いことが収録されている曲の内容に悪影響を及ぼすものではない。が、不満点としてだけは残ります。)カントリーのアルバムはどうしてこうなんでしょうか?

 

No Fences

No Fences

  • アーティスト: Garth Brooks
  • 出版社/メーカー: Liberty
  • 発売日: 1990/08/20
  • メディア: CD


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GILBERT O'SULLIVAN『THE VERY BEST OF GILBERT O'SULLIVAN』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1997年にリリースされた彼のベスト盤である。彼は、何と言っても『Alone Again Naturally』の大ヒットで知られているアーティストであり、この曲は日本でもCMソングに使われ、誰でもが耳にしたことがあるメロディの一曲として、また「EVERGREEN MUSIC」の一つとしてあまりにも有名である。そのハートフルで優しいメロディは心を洗ってくれるものであり、心を癒してくれるサウンドである。'70'sの時代には彼のような素朴で良い曲を歌うアーティストって結構たくさんいたのですね。(で、CMソングに使われたりして、結構耳にする機会も多いのですよね。)

収録されているのは以下の全18曲である。『Matrimony』『Ohh Wakka Doo Wakka Day』『Claire』『Alone Again Naturally』『Get Down』『Nothing Rhymed』『You Are You』『No Matter How I Try』『We Will』『At The Very Mention Of Your Name』『Why, Oh Why, Oh Why』『Ooh Baby』『Can't Think Straight』『I Wish I Could Cry』『What's In A Kiss』『Lost A Friend』『I'll Believe It When I See It』『Dear Dream』。

この中では『Alone Again Naturally』(この曲は邦題「アローン・アゲイン」として名前も通っているが、原題は『Alone Again』ではなくて『Alone Again Naturally』であるのですよね。)は名曲であるが、筆者は『Claire』をお薦め曲としてピックアップしておく。この曲もやはりピアノを中心とした優しいメロディに乗せたハートフルなボーカル・ナンバーであり、彼らしい一曲でもある。その他の曲も彼らしいハートフルで珠玉のボーカルを堪能することが出来るものである。また、ポップス寄りの曲もあり、とても聴きやすく楽しくなる曲となっている。

サウンドの方は、派手な演出は一切無く、シンプルでストレートなものが中心であるが、それだけにより彼のハートを直接受け取ることが出来る。彼は秋の夜長にじっくりと聴き込むことをお薦めしたいアーティストの一人であるが、本アルバムはそういう時にはもってこいのベスト盤である。じっくりと聴き込みましょう。

 

The Very Best of Gilbert O'Sullivan

The Very Best of Gilbert O'Sullivan

  • アーティスト: Gilbert O'Sullivan
  • 出版社/メーカー:
  • メディア: CD

 


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GAZEBO『GREATEST HITS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは2002年にリリースされた彼のベスト盤である。'80'sに突如現れた幻想的なメロディ・ラインの『I Like Chopin』(邦題「雨音はショパンの調べ」、これは日本語カヴァー曲も大ヒットを記録しました。)をはじめ、いかにも'80'sらしいダンサブルなサウンドで一世を風靡した彼のベスト盤というのは'80'sサウンドが好きな者にとったら実に嬉しいものである。透明感のある澄んだサウンドにピアノのサウンドが美しく溶け出して構築される幻想的な世界は夢心地を得られるものである。更に、彼のこのようなサウンドは'80's終盤から'90'sに登場してくるエレポップ・サウンドに影響を与えることとなり、美しいメロディ・ラインを持った曲が多数登場してくることになる。ということで、'80's中盤以降の'80'sサウンドを語る上では忘れられない存在の一人である。

収録されているのは以下の全14曲である。『Lunatic』『Victims In Paradise』『God Bless The Moonshade』『Masterpiece』『Fourteenth Of July』『Sun Goes Down On Milky Way』『Dancing With The Moonlit Knight』『I Like Chopin』『Telephone Mama』『Trotsky Burger』『Dolce Vita』『Waterland』『Woman Come Woman Go』『Tycoon』。

この中では、やはり『I Like Chopin』が生み出す美しいサウンド、幻想的な世界がずば抜けている。(大ヒットするのも当然ですね。)が、彼の素晴らしさはそれだけではない。『Lunatic』も同様に彼独特の美しいメロディ・ライン、その魅惑的な世界観があり、そういう美しさを持ちながらもダンサブルな所もある一曲であり、これが'80'sサウンドの奥深さと言うことを感じることが出来る。また、シングル・カットされてヒットした『Telephone Mama』や『Tycoon』も彼らしい幻想的な世界を持っていながらとても聴きやすいサウンドの曲として纏まっていて、楽しさを感じられる曲となっている。更に、それ以外の筆者のお薦め曲ということで、『Masterpiece』と『Dancing With The Moonlit Knight』『Sun Goes Down On Milky Way』をピックアップしておく。

'80'sサウンドというのは、前半には'70'sサウンドとは違うものが彗星の如く現れ、それが大きなムーブメントとなり、新たなジャンルを確立し、「'80'sサウンド」を確立した。が、'80'sも中盤になってくると、それらともまた違う彼のような新たなサウンドが生まれ、それが時代に融け込み、シンセサイザー全盛のエレポップとしてまた新たな「'80'sサウンド」を確立することになった。ということで、彼は'80'sの中盤以降のサウンドにおいて、その存在を忘れることは出来ない人物の一人である。そんな彼のベスト盤を聴かなければ、'80'sサウンド('80's後半)を聴いたことにはなりません。じっくりと聴きましょう。

 

Greatest Hits

Greatest Hits

  • アーティスト: Gazebo
  • 出版社/メーカー: D.V. More
  • 発売日: 2002/01/08
  • メディア: CD


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