SSブログ

INDIGO GIRLS『INDIGO GIRLS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1989年に発表された彼女たちのメジャー・デヴュー・アルバムである。彼女たちは、グループ名からも女性であると言うことは容易に分かるが、2人ということで、女性デュオということになり、ちょっと珍しい存在である。(男性デュオならば結構いますが...)サウンドはフォークを基盤としたロックを奏でていて、派手さはないものの、とたも聴きやすいロックを聴かせてくれる。本アルバムは1989年のBillboard年間アルバム・チャートで65位、レギュラー・チャートでは最高位22位を記録するヒットとなっている。

収録されているのは以下の全10曲である。『Closer To Fine』『Secure Yourself』『Kid Fears』『Prince Of Darkness』『Blood And Fire』『Tried To Be True』『Love's Recovery』『Land Of Canaan』『Center Stage』『History Of Us』。この中からのお薦め曲は、『Closer To Fine』『Land Of Canaan』をピックアップしておくが、特に『Land Of Canaan』はなかなかナイスな一曲であり、一度は聴いてもらいたい一曲として推薦したいところである。

本アルバムにはREMが参加していると言うこともあって、REMのサウンドを彷彿させるサウンドは、逆にREMのアルバムではないか、と感じてしまうが、それでも彼女たちの存在感を消してしまわない所はやっぱりREMだという所も感じさせてくれる。REMのファンの方は彼らが本アルバムに参加しているということは当然承知であろうが、もしもご存知でなければ、聴いてみてください。彼女たちを立てていながらもREMらしい所があります。また、'80'sという時代はGo-Go'sをはじめとした女性ロック・バンドが多数登場したが、そういうサウンドがお好きな方も聴いてみてください。(少なくとも何かを感じることになるでしょう。)それにしても、'80'sという時代は色々なサウンドが登場して、実に楽しい時代でした。(本アルバムも一応'80'sに発表されている)

 

Indigo Girls

Indigo Girls

  • アーティスト: Indigo Girls
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 2000/10/03
  • メディア: CD


コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

ISSAC HAYES『SHAFT』(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題のアルバムは1971年に発表されたものであり、同年の映画「SHAFT」(邦題:「黒いジャガー」)のサントラ盤でもある。この映画はアーネスト・タイディマンの原作をゴードン・パークス監督が映像化したものであり、ヒットしたことから「黒いジャガー/シャフト旋風」と「黒いジャガー/アフリカ作戦」という2本の続編が製作され、またTVシリーズにもなった。また、2000年にはリメイクされ、邦題は原題ままの「シャフト」と名付けられている。(ジョン・シングルトン監督)舞台はニューヨーク、腕利私立探偵のジョン・シャフトの活躍を描いたアクション映画であり、'60's終盤から'70's初頭のブラック・ムービーを代表する1本である。(映画の方も是非ともご覧あれ)本サントラ盤もヒットを記録して、Billboardのレギュラー・チャートで1週だけとはいうものの、1位を獲得し、1972年の年間アルバム・チャートでは34位にランクインしている。

抄録されているのは以下の全15曲である。『Theme From Shaft[Vocal Version]』『Bumpy's Lament』『Walk From Regio's』『Ellie's Love Theme』『Shaft's Cab Ride』『Cafe Reggio's』『Early Sunday Morning』『Be Yourself』『Friend's Place』『Soulsville[Vocal Version]』『No Name Bar』『Bumpy's Blues』『Shaft Strikes Again』『Do Your Thing[Vocal Version]』『End Theme』。

本サントラ盤はボーカルのある主題歌と、インストのスコアが収録されているが、これは普通のサントラ盤の形態である。スコアの方は雰囲気もピッタリであるが、この辺りは一応合格点であるが、3曲収録されているボーカル・バージョンはちょっとした聴き所がある曲ばかりである。

本サントラ盤を先に聴いた方には映画(リメイク版を含む)の方も一緒に楽しんでもらえればと思うが、映画を先に見たと言う方には是非本サントラ盤の方も耳にしてもらいたい所である。本サントラ盤は'60's終盤から'70's初期のブラック・ムービーを語る上でも、音楽の良さを知ることが出来るサントラ盤であり、音と映像の両面で楽しむことで、その楽しみはより広がります。こういうアクション映画はそうやって楽しむことの幅を広げ、たっぷりと堪能したいところである。

 

Shaft: Music From The Soundtrack (1971 Film)

Shaft: Music From The Soundtrack (1971 Film)

  • アーティスト: Isaac Hayes
  • 出版社/メーカー: Stax
  • 発売日: 1991/11/07
  • メディア: CD

↓映画のDVDです。

黒いジャガー

黒いジャガー

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2006/06/02
  • メディア: DVD

黒いジャガー/シャフト旋風

黒いジャガー/シャフト旋風

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2006/06/02
  • メディア: DVD
黒いジャガー/アフリカ作戦

黒いジャガー/アフリカ作戦

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2006/06/02
  • メディア: DVD
シャフト

シャフト

  • 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/09/08
  • メディア: DVD

コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

HUMBLE PIE『SMOKIN'』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1972年に発表されたアルバムであり、彼らの6th.アルバムということになる。HUMBLE PIEと言えば、ピーター・フランプトンが所属していたバンドであるが、本アルバムはピーター脱退後の初のアルバムであり、皮肉なことに本アルバムがヒットして彼らの代表的なアルバムの一枚として語られるようになっている。Billboardの方でも、レギュラー・チャートで最高位6位、1972年の年間アルバム・チャートでは36位にランクインしている。サウンドの方は、黒人ボーカリストが熱唱しているのではないかと思わせるエネルギッシュでパワフルなボーカルをスティーヴ・マリオットが聴かせてくれていて、彼のパーソナリティが前面に出た内容となっている。

収録されているのは以下の全9曲である。『Hot 'n' Nasty』『Fixer』『You're So Good For Me』『C'mon Everybody』『Old Time Feeling』『30 Days In The Hole』『Road Runner: Road Runner's 'G' Jam』『I Wonder』『Sweet Peace And Time』。

この中からの筆者のお薦め曲は、『Hot 'n' Nasty』『C'mon Everybody』『30 Days In The Hole』という所をピックアップしておくが、とにかくスティーヴ・マリオットのボーカルは本当に熱くなります。で、それに呼応するかのようなエネルギッシュなロック・ナンバーは気持ちよさを通り越していて、感涙の領域に達しています。とにかく、これだけ熱いボーカルというのも滅多にお目にかかれるものではありません。尚、『30 Days In The Hole』は後にMR. BIGがカヴァーしたことでも有名である。

本アルバムはスティーヴ・マリオット色が濃く出ているアルバムであるが、彼の熱いボーカルを中心にして、サウンドのバランスというのは上手く纏まっている。こういう所はブリティッシュ・ロックの伝統を受け継いで、一部分だけが突出することがないように仕上がっているのは流石である。'70'sのロックは色々な方向に幅が広がっていったが、本アルバムはそんな中でも正当はのブリティッシュ・ロックを受け継いでいて、しびれるアルバムである。こういうサウンドは、ロックがお好きな方であれば必ずやその魅力が理解できるでしょう。ロック・ファンであれば聴いておきましょう!

 

Smokin'

Smokin'

  • アーティスト: Humble Pie
  • 出版社/メーカー: A&M
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

 


コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。