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JOHN FOGERTY『CENTERFIELD』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1985年に発表されたものであり、彼の3rd.ソロ・アルバムである。CCRで長いキャリアがある彼であるが、ソロになってもストレートで正直なロック・サウンドを奏でているアルバムである。が、アメリカの日常をそのまま表現したものであり、アメリカでは大ヒットを記録したが、それ以外では大きく売れることはなかった。(まあ、日本で言えば「演歌」といったことになるのでしょう。アメリカ人の心には受け入れられるアメリカン・ロックアルバムである。)また、全米No.1の座を獲得するというヒットにもなった。(Billboard誌で1週だけ1位の座を獲得した。)1985年の年間アルバム・チャートでも11位にランクインしている。

収録されているのは以下の全9曲である。『The Old Man Down The Road』『Rock And Roll Girls』『Big Train (From Memphis)』『I Saw It On T.V.』『Mr. Greed』『Searchlight』『Centerfield』『I Can't Help Myself』『Vanz Kant Danz』。

この中からは、何と言ってもアルバム・タイトル・ナンバーである『Centerfield』が秀逸である。とにかく、アメリカの広大な大地の香りがするサウンドであり、とても聴きやすいサウンドである。(が、日本では広く受け入れられるようなものではない。)また、『Rock And Roll Girls』や『I Can't Help Myself』もお薦め曲ということでピックアップしておく。

ごく普通の、平凡であるがしっかりと大地に根ざしたアメリカの日常風景を表現している彼のサウンドは、あの名曲『Have You Ever Seen The Rain』に繋がる優しさや懐かしさもあり、普通は当たり前すぎて表には出てきそうもないごく普通のアメリカの日常を語りかけてくれる。'80'sの中期の作品であるが、何処彼処に'70'sのテイストも感じることが出来るアルバムであり、幅広い方に聴いてもらいたいアルバムである。

 

Centerfield

Centerfield

  • アーティスト: John Fogerty
  • 出版社/メーカー: Warner Bros.
  • 発売日: 2001/04/24
  • メディア: CD


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Black Jack21 ~#17:生命の尊厳[最終回] [アニメ]

遂に最終回となった「BJ 21」。10月から新番組が始まるため、9月で放送終了すると言っていたが、9月の第一週で終了だなんて、一体何なんでしょうか。(一応、9月に終了ということにはなりましたが...)「21」になって全17話って、毎週欠かさず放送していたら丸4ヶ月で終了していることになる。(4月スタートだったから、毎週放送していたら7月末に終了ということになる)こうして見ると、最近の(ゴールデンの)番組ってなんか視聴者を舐めているのか?なんて思ってしまう。ということで、深夜枠か、CSに走ってしまう。放送局自身が客離れとなることを行っていて、それでいて「視聴率が上がらないから打ち切り」だなんて、茶番も良いところである。(まあ、ボヤキはここまでとする。)

最終回の原作は「99%の水」「二人目がいた」の2本である。(が、これもやはり骨組みの一部を使っているだけであり、「オリジナル」といってもいいのでは?または、「人生という名のSL」も加えても良いのでは?)また、BGMの方は、8/30に発売となったサントラ盤「SOUND KARTE SPECIAL」と主題歌を集めた「BLACK JACK BEST ALBUM」の2枚にしました。

スカイホスピタルは東京に向かっていたが、このまま東京に着いたら日本全土がウイルスに冒されるということで、行き先を北極に修正した。が、白拍子も倒れてしまう。BJは何とか応急処置で白拍子を甦らせ、フェニックス病の治療法を見つけることに執念を燃やす。そうしているとスカイホスピタルにアメリカ空軍のアラスカ州リッキー空軍基地の管制官から連絡が入る。が、状況は全て把握していて、国際伝染病研究機関から人選を行い、フェニックス病の対策に当たっていた。治療法が確立するまでは外部との接触を一切禁じると伝える。また、ドクター・クーマもそのチームに参加していて、得られたデータをスカイホスピタルに送った。

「21時間」残された時間は21時間だとドクター・クーマはBJたちが死に至るまでの時間をシミュレートしていた。(21時間って、番組タイトルが「21」だから?)もし、それまでに治療法が見つからなければ、全くどうなるのか分からないという状況だった。

スカイホスピタルは周りには何もない白銀の世界に着陸した。BJは全満徳の血液を使って免疫血清を作ろうとしていたが、全満徳は既に死を覚悟したようだった。

時間が経過して、残り時間は8時間。空軍基地て゜は高熱を発するミサイルの発射準備が指示される。時間が経過した場合、全てを熱で蒸発させようという考えだった。

BJはドクター・クーマから得られたデータを分析し、フェニックス病の原因となったBOPの動き、特性からその原因をほぼ掴んでいた。そして、BOPの発電特性をなくせば病状を押さえられるのでは、と考える。が、BJもフェニックス病の症状が出て倒れてしまう。

蓮花は状況が変化したと言うことで自ら出向くことにした。向かったのはスカイホスピタルで、蒼龍が一緒にいる。スノーモービルでスカイホスピタルに接近し、スカイホスピタルに乗り込んできた。進化したウイルスと治療データを手に入れようとしていたのだが、BJは「セキュリティ・システムだ」と白拍子に囁いた後、蓮花の指示に従う。

蓮花はBJによってみおの顔にされたことに恨みを持っていて、駒を抹殺しようとしたが、そこでセキュリティ・システムが動作した。蓮花と蒼龍を侵入者として排除しようと動き出した。蒼龍はセキュリティ・システムによって倒されるが、蓮花ははセキュリティ・システムに反撃して難を逃れる。(流石はラスボス。)そしてBJにトドメを刺そうと銃を向ける。が「待て」という声がする。声の主は全満徳だった。彼は「BJを殺してはいかん」と言って蓮花に銃を向けるが、「あなたの指図は二度と受けない!」と言って発砲する。が、全満徳が盾となりBJを庇った。また、蓮花も全満徳の銃弾を受けて相打ちになった。

白拍子が駆けつけるが、全満徳は死んでいたが蓮花はまだ生きていた。で、BJは蓮花を助ける手術を始める。(フェニックス病に対する治療法の完成を置いておくBJ。)「見殺しには出来ない」とは言うのも分かるが、ピノコや西川の方も何が起こるか分からないし、「見殺しにするの?」と言われても反論できないはずですが...

リッキー空軍基地はスカイホスピタルに連絡していたが、応答がない。ドクター・クーマが言っていたタイムリミットまであと少しと言うことで、大統領補佐官はミサイル発射準備を指令する。(気が短いと言うか、一つのことしか見えていないというか、大統領命令の実行に忠実というか... いずれにしても十強判断が出来ない中間管理職ですね...)

蓮花の手術で、BJは蓮花にも父が作った人工心臓が埋め込まれていることに気づく。が、蓮花は危険な状態に陥る。この人工心臓は取り外して求まらないものであり、それが止るということは、で、BJはフェニックス病の治療法に気がついた。直ぐに白拍子に蓮花の血液から免疫血清を作ることを指示し、自分は蓮花に全満徳の心臓移植を始めた。

リッキー空軍基地はミサイルの発射準備が出来た。で、直ぐにミサイルを発射した。(現在の状況を再確認しないなんて、この補佐官は指揮を執るものとしては失格です。)ミサイルはスカイホスピタルに向けて飛んで行き、到達まであと720秒だった。

ミサイル発射を知ったドクター・クーマが食ってかかるが「21時間は過ぎた」と受け付けない。(やっぱりこういうのを単純バカと言う)が、スカイホスピタルから連絡が入り、フェニックス病の治療報告が見つかったと連絡してくる。ヒュドラ型人工心臓に使われていたBOPと進化したウテルスでは電気的特性が逆であり、こり二つのBOPを一緒にすれば肉体に対する影響が消えることが分かった。(早い話、それぞれが「+」と「-」であり、しっしょにすると中和されるというやつですね。)が、ミサイルの到達まであと520秒。慌ててミサイルの軌道を変えようとするが、プログラムは受け付けない。続いて空中爆破を試みるが、これも受け付けない。残り時間は210秒。ドクター・クーマはミサイルが向かっていることを白拍子に告げる。

BJは蓮花の手術をしていたが次第に目も霞んできた。で、どうして蓮花を助けるのか自問自答する。紅蜥蜴、キリコ、本間、BJの両親がBJの心に問う。が、「患者さんが待ってるわ」と18歳のピノコがBJにやる気を起こさせる。が、その時には蓮花の心臓は停止していた。が、まだ諦めないBJ。
白拍子はスカイホスピタルを離陸させようとしていたが、オーロラの影響でオートパイロットは使えなかった。で、手動で離陸させようとする。で、ミサイル到達まであと「21秒」(番組タイトルに合わせているのでしょうが、普通、こんな数字は言いません、言うとしたら20秒でしょうが...)

駒は蓮花を、白拍子はスカイホスピタルで、それぞれの勝負をしていた。ミサイルが迫る中、離陸したスカイホスピタル。が、ミサイルの爆発でレーダー反応が消えた。が、スカイホスピタルは無事だった。(でも、物質を蒸発させてしまうだけの熱量を持ったミサイルがあんなに間近で爆発したら、かなりのダメージがあると思うのですが... →スカイホスピタルは鉄壁の要塞ということになる...)また、BJの方も何とか蓮花の命を救うことが出来た。

それから白拍子がフェニックス病について発表する。血清は無料で配布されるという。そして「本間血清」と名付けられた。その頃、帰国したBJは本間博士の墓参りをしていた。

喫茶Tom、写楽がふぬけになっていた。が、和登も元気が無く、この姉弟は相変わらずであった。BJのことが頭に浮かんだみんなだったが、そこにBJとピノコが顔を出した。(で、流れるるんるん「月光花」。やっぱり良い曲です。このままラストまで流してくれたらもっと良かったのに...)で、BJは爆破された岬に戻り、また一からと誓うのだった。

連続ストーリーの方は完結したが、元に戻って一話完結の物語の方は、これでいつでも再開することが出来ますね。原作もまだ半分以上残っていますし...(が、そんな日は来るのか?)

 

BLACK JACK BEST ALBUM(初回限定盤)(DVD付)

BLACK JACK BEST ALBUM(初回限定盤)(DVD付)

  • アーティスト: アニメ主題歌, ジャンヌダルク, yasu, 大塚愛, 愛, Ikoman, globe, 小室哲哉, MARC, hiro, Emi Nishida
  • 出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
  • 発売日: 2006/08/30
  • メディア: CD

BLACK JACK BEST ALBUM

BLACK JACK BEST ALBUM

  • アーティスト: アニメ主題歌, ジャンヌダルク, yasu, 大塚愛, 愛, Ikoman, globe, 小室哲哉, MARC, hiro, Emi Nishida
  • 出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
  • 発売日: 2006/08/30
  • メディア: CD
 
ブラック・ジャック オリジナルサウンドトラック SOUND KARTE SPECIAL

ブラック・ジャック オリジナルサウンドトラック SOUND KARTE SPECIAL

  • アーティスト: TVサントラ, 松本晃彦
  • 出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
  • 発売日: 2006/08/30
  • メディア: CD
 
↓やはり、原作を読みましょう。
ブラック・ジャック 17 [新装版] (17)

全17巻です。

ブラック・ジャック 17 [新装版] (17)

  • 作者: 手塚 治虫
  • 出版社/メーカー: 秋田書店
  • 発売日: 2005/03/08
  • メディア: コミック
ブラック・ジャック (25)

こちらは25巻ですが、よむのならこちらが良いです。

ブラック・ジャック (25)

  • 作者: 手塚 治虫
  • 出版社/メーカー: 秋田書店
  • 発売日: 1995/10
  • メディア: 新書

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東京少女~#6:TOKYOかしましガールズ [ケータイ刑事]

「東京少女」、最終回の第6話となる今回の物語は、「TOKYOかしましガールズ」である。これまではサブタイトルが「○○少女」だったのが、横文字の「ガール」(しかも複数形の「ガールズ」)となっているのが本作の特徴である。放送の方はこれまでと同様に、本編は12分、メイキングが約10分で、トータル時間は23分ちょっとである。(最後だから、次回予告はなし。)

今回の物語は、これまでの作品と少し違っていて、実質的にはダブル・ヒロインである。(出演者もこの二人のみ)が、思い出すのは映画「問題のない私たち」のワンシーンです。(が、これと倉減ると、あまりにも可哀想だから、詳しくは止めておきます。)

この記事の「カテゴリー」を「ケータイ刑事」としているのは、本作品の主演の中から6代目・ケータイ刑事が生まれるだろうと読んでいるためであるが、今回の物語に出演している大政絢さんと竹内千尋さんは(何代目かということに関係なく)ケー刑事襲名が約束されているかもしれない。二人とも、この作品がドラマ初出演ということで、初々しさはありますが、共にこれからという存在であるが、このように言うのは、二人とも、4代目&5代目と同じ「スターダスト」の所属なのである。事務所側からの強力なプッシュがあれば、キャスティングに影響があるのもおかしくないことである。で、その前にBS-iのドラマに出演させるということで、「次はこの子だよ」という事前の挨拶のようにも思えるのである。(6代目を襲名しなくても、年齢制限でアウトにならない限りは7代目でも8代目でも侮ることの出来ない存在となるでしょうね。)但し、事務所が強力に売り込むという体制に入る、ということがその前提条件となりますが...

とにかく、歴代銭形を演じた全員が実に凄い顔ぶれであり、みんながみんなブレークするし(5代目はこれからでもありますが...)、8/30のNHKのドラマ「鏡は眠らない」の再放送が急遽放送延期になったのも、時勢があるとはいうものの、これがドラマ・デヴューであった3代目の演技力の高さ、迫真の演技がその裏にある。つまり、「銭形」を演じるというのは、既にスターへの「登竜門」という域ではなく、その技量も確かなものを持っているということを保証する「ステータス」にまでなっているだけに、事務所の思惑が絡むというのは仕方のないことだろう。いずれにしても、4年前の「ケータイ刑事 銭形愛」スタート時、「ケータイ刑事」かここまでの凄いシリーズになると想像した人間はいただろうか?尚、この事務所では「戦隊」の方に出演するということもあるようで、この二人の名前は数年後は戦隊ヒロイン(ピンク)として出てくるかもしれない。(雰囲気としたら、竹内さんは戦隊ピンクかな、という所がある。)よって頭の片隅にでもマークしておいた方が良いでしょうね。(が、戦隊と言うことになったら、「銭形」は無いということも言えるでしょうが...)

尚、竹内千尋さんについて調べていたら、ちょっと驚いた。この名前で検索したら、なんと三重県志摩市の市長さんが同姓同名であった。(が、女性ではなく男性です。)

というところで、以下は物語本編の方に行きます。
千春が意を決して学校にやってきた。一方、美砂は屋上で漫才の練習をしていた。そこに友人の真希から電話が入る。彼女は美砂の漫才の相方であったが、コンビ解散を一方的に告げる。予選まで後3日ということで美砂は何としてもそれを阻止しようとするが、電話を一方的に切られ、コンビ解散でどうしたらいいのか分からない。そうしていると千春が屋上にやってきた。慌てて物陰に隠れる美砂。千春は屋上のフェンスに近寄ると、鞄を置き、靴を脱いで揃えて置くとフェンスを登り始めた。美砂は慌てて飛び出して千春をフェンスから引きずり下ろす。

事情を聴くと、千春は3日後に両親が離婚するから自殺する、というのであった。で、美砂は「あんた、どうせ死ぬのなら、3日でいいから私に頂戴!」と言って「私と一緒に漫才しよう」と強引に千春を相方にしようとする。で「3日経ったら何回でも死んで良いから」とまで言って誘う。(何回でも死んでいいって、何回も死ぬことは出来ませんが...)

強引な美砂の誘いに乗って千春は相方になることにした。で、二人は漫才の練習を始める。美砂はハイテンションでいるが、千春はテンションが上がらず、常に下を向いたままで乗ってこない。で、「勢い」と言う美砂だったが、「さっきまで死のうと思っていたんだよ。そんないきなり勢いなんて出るわけ無い」と千春。が「でも普通、勢いなくて死ねるかなぁ?」と美砂。→なんか良いコンビになりそうです。

千春は美砂が被っている野球帽を手にすると、「これ何?」と尋ねる。「ステージ衣装」と答える美砂だったが、クラスの野球部の子から借りてきたのだった。今は吉本に入ってM-1で優勝するのが夢だが、この前はPL学園に入って甲子園に行くのが夢だったと言う美砂。(でも、PL意外にも強豪校はたくさんありますよ)「何で辞めたの?」と尋ねる千春に対して、女の子だし、野球部に入って坊主頭にするのが嫌だった。(昔は男子に限られていましたが、現在はルール上、高校野球に女子も認められています。)「頭の形、悪いの?」と千春のツッコミに、「そうそう、生まれつき頭の形がねぇ... って、そっちかよ!」と、初めて漫才コンビの形になりました。そんな中でも美砂のお気楽さに千春の心も少しずつだが和らいでいく。

美砂は千春に野球部の子から借りてきたユニフォームをステージ衣装だと言って渡す。が、「臭っ」と千春はそれを着ることは出来なかった。

漫才の練習は続く。「秋の三大珍味って何でしたっけ?」「松茸、ハモ、あとラーメンですか」千春は最初と比べて元気が出たものの、まだふっきれない。美砂は「ですかって何よ」と千春に食ってかかると、「もっと自信を持って呆けろ」と言うが、「秋の三大珍味がラーメンだなんて嘘じゃん。それに、ネタに納得いかないのに自信を持って呆けられないよ」と、千春は少しは元気が出たが、まだまだその気になっていない。が、美砂は「図々しい、信じられへん。さっきまで死のうとしていたくせに」と正直でストレートと言うか、千春のことを思っていると言うか、とにかく明るい。更に「じゃん」と千春が言ったことに「これだから東京者は嫌いなんや」しかし「美砂ちゃんだって東京の人でしょう?」と千春がツッコミを入れる。これに「私は大阪で二週間暮らしていたからね」。「それってただの旅行じゃん」と返す千春だったが、美砂は「鋭いツッコミ」と、少しずつですが、確実に二人の息が合い始めるようになっていた。が、これに美砂は千春がツッコミをやればいい、ということを言い出し、それで漫才の練習を再開する。

(先ほどのネタの続きで、千春が)「ラーメンって、何ゆうてまんがな」から始め、「ちなみに日本三大ラーメンって言える?」「豚骨、醤油、ラーメンライス」。これに「何でやねん」と千春が美砂の頭を後ろから殴ると、美砂の帽子が飛び、美砂はその場に倒れて気絶してしまった。

病院、美砂は呼吸器を付けてベッドに寝ている。千春が見舞いにやってくる。「どうも、千春で~す」明るく振る舞う千春だったが、ベッドの上の美砂は瞬き一つしないで、何も反応しない。千春はネタを一つ(避難訓練)口にするが、美砂はやはり無反応だった。

次の日、千春が見舞いにやってきた。またもネタ(一発ゲー)をしながら入ってくる千春だったが、呼吸器は外されているが、美砂はやはり無反応のまま。千春は美砂を元気づけようとして、病室に飾ってある花瓶をてにして「乾杯!」と言って水を飲み、花を手に「それそれそれそれ」と踊り出す。しかし美砂はうつろな表情のままで無反応だった。

次の日、野球のユニフォーム姿で見舞いにやってきた千春。またもネタ(暑い/夢の甲子園)を披露する。しかし、美砂は無表情のままであり、全く変わらない。千春は美砂の側にやってくると、椅子に腰掛け、自分が被っていた野球帽を美砂にかぶせる。美砂の頬をそっとさわると「黙ってばかりじゃ分かんないよ」と呟き、心の苦しいところを口に出し「美砂ちゃん、早くコントの続き、始めようよ」と言うと、その場で頭を伏せて泣き始める。が、「なんちゃって、嘘だぴょ~ん」(これって、「銭形泪・2nd.5話」や「銭形零・1st.4話」を思い出す...)と、千春は精一杯美砂を元気づけようとしている。が、その時千春は気がついた。美砂の目には涙が浮かんでいたのだった。そして、美砂の右手がゆっくりと動き、千春の胸を押し、口元が動いたのだった。

本編ドラマはここまでである。前半の千春と美砂が、後半は完全に入れ替わった展開。死のうとしていた所で出会った親友を思う千春の気持ち。ちょっとウルウルとくるお話でした。尚、ラストの美砂が笑った所、何となく秋山奈々さんの雰囲気に似たところが竹内さんにありました。

で、以下は「メイキング」である。今回もメイキングは簡易版ということでいきます。
(2006年)1月20日、リハーサルが行われた。監督と出演の二人、更に丹羽Pの姿がある。二人ともドラマ初出演とのこと。丹羽Pの話では新人をブレークさせたいというコンセプトで始め、二人とも素の部分があり、将来性ということでオーディションで選んだ、とのこと。(ということは、丹羽Pの頭の中では、将来の「銭形」があるのでしょうね。)

また、本作の保坂大輔監督も、「スパイ道」に続いて商業作品2作目という新人監督(「世界は彼女のためにある」で、ゆうばりファンタスティック映画祭審査員特別賞を受賞している)ということで、本作は今回の全6話の中でも将来を考えた物語であることも分かる。

撮影当日、前日からの雪によって屋上は白一色。そんな中の撮影風景がいくつか続く。そして、本メイキングのお約束である、主演者に「東京とは?」という質問。(大政さんが答える。(やはり、本作の主演扱いは大政さんです。))

更に、病室のシーンのいくつかの撮影風景が続き、クランクアップの所は無いまま終了となりました。

全6話がメイキングと共に放送され、終了したが、次週9/9(土)深夜24:00からは、第1話「東京変身少女」(主演は北乃きいさん、諏訪太朗さんが良い味を出しています。)が再放送される。(とりあえず再放送はこの1本だけである。尚、再放送ではBlogに記すことはしない。(8/6に記しているので、そちらをご覧下さい。))やっぱり北乃さんは7代目なんだろうなぁ~。(その後、9/10(日)の24:00からは、これも待望のシリーズ「スパイ道」の新シリーズ「スパイ道Ⅱ 女スパイ編」が放送されることになっている。でも、「スパイ道Ⅱ」には銭形候補はいない...)

 

 本文中で述べた「ケー刑事」の物語はこちら

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/02/25
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/12/23
  • メディア: DVD

映画「問題のない私たち」

  • 出版社/メーカー: ソニーミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2004/07/28
  • メディア: DVD

↓「M-1」ということで

M-1グランプリへの道 ~まっすぐいこおぜ !~ 起承の一

M-1グランプリへの道 ~まっすぐいこおぜ !~ 起承の一

  • 出版社/メーカー: GPミュージアムソフト
  • 発売日: 2005/02/25
  • メディア: DVD

M-1グランプリへの道 ~まっすぐいこおぜ !~ 転の二

M-1グランプリへの道 ~まっすぐいこおぜ !~ 転の二

  • 出版社/メーカー: GPミュージアムソフト
  • 発売日: 2005/04/25
  • メディア: DVD

M-1グランプリ2001 完全版 ~そして伝説は始まった~

2005年まで、毎年あります。

M-1グランプリ2001 完全版 ~そして伝説は始まった~

  • 出版社/メーカー: アール・アンド・シー
  • 発売日: 2003/12/17
  • メディア: DVD

↓「珍味」ということで

どこへ行っても美味珍味

どこへ行っても美味珍味

  • 作者: 渡辺 文雄
  • 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
  • 発売日: 2005/04
  • メディア: 文庫

日本珍味の旅

  • 作者: 飯田 浩
  • 出版社/メーカー: 保育社
  • 発売日: 1985/03
  • メディア: 文庫

にっぽんの味 珍・美・真―旅のかくれ味 全国珍味150選

  • 作者: 西川 吉次
  • 出版社/メーカー: CBS・ソニー出版
  • 発売日: 1984/11
  • メディア: 単行本


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J. GEILS BAND『LOVE STINKS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1980年に発表されたアルバムであり、既に10年を越えるキャリアがある彼らが、'80'sという新しい時代でも存在感を示したアルバムである。で、本アルバムの翌年にリリースされる次のアルバム「FREEZE FRAME」の予行演習と言ったように、大ヒットを記録した。で、本アルバムは1980年のBillboard年間アルバム・チャートでは28位、レギュラー・チャートでは最高位18位を記録した。以前のサウンドからはよりポップなサウンドになり、とても聴きやすいサウンドを奏でている。が、少し纏まりすぎたという印象もあるアルバムである。

収録されているのは以下の全9曲である。『Just Can't Wait』『Come Back』『Takin' You Down』『Night Time』『No Anchovies, Please』『Love Stinks』『Tryin' Not To Think About It』『Desire (Please Don't Turn Away)』『Till The Walls Come Tumblin' Down』。

この中からは、筆者のお気に入りの曲は『Night Time』と『No Anchovies, Please』である。本アルバムのサウンドは、かなりポップなものとなっているが、この曲はポップより出はない彼らがこれまで奏でてきたサウンドの曲なのである。こういう曲を耳にすれば、アルバム全体のサウンドは変わったとは言っても、かつてのサウンド彼ららしいサウンドは(そのままではないにしても)落ち着きを感じることになる。が、『Just Can't Wait』や『Love Stinks』と言ったポップよりの曲も、決して悪いものではない。が、かつての彼らのサウンドを知っている者にしたら、不完全燃焼になってしまうのである。(知らない方にとったら、とても聴きやすいということもあって、受け入れやすいでしょうが...)

ブルース・バンドとしてその名をはせた彼らがポップなサウンドに変わるということを完全に否定することはしない。というよりも、サウンドが変わっていくというのは常である。が、高い評価を受けた彼らであるだけに、そのサウンドの変化というのはちょっと惜しく感じられる。ということが今ひとつ本アルバムに集中できない原因になっているのだろうが、一般的にはそんなに悪いアルバムではない。まあ、拘りのある筆者のような人種と違う方であれば、大いに楽しんでもらいたい所である。

 

Love Stinks

Love Stinks

  • アーティスト: J. Geils Band
  • 出版社/メーカー: EMI America
  • 発売日: 1992/05/01
  • メディア: CD


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