SSブログ

KATE WOLF『CLOSE TO YOU』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1981年に発表された彼女の4枚目のアルバムである。彼女は'70'sの時代から活躍しているフォーク系のシンガー・ソングライターであり、心を癒してくれる優しいメロディの曲を多く発表してきている。本アルバムは、そんな彼女が'80'sという時代になっても変わらぬ優しい楽曲を発表してくれたということで、ちょっとホッすることが出来るアルバムでもある。(何せ、「'80's」という声と共に、かなりサウンドが変わったアーティストがたくさんいましたから...)ハートフルで心温まる優しいメロディわアコースティック・ギターに乗せて聴かせてくれる所は変わっていない。(が、ポップな方向に寄った曲ももちろんあります。)

収録されているのは以下の全10曲である。『Across The Great Divide』『Leggett Serenade』『Like A River』『Unfinished Life』『Friend Of Mine』『Love Still Remains』『Eyes Of A Painter』『Here In California』『Stone In The Water』『Close To You』。

この中から、筆者のお薦め曲は、トップを飾る『Across The Great Divide』とアルバム・タイトル・ナンバーである『Close To You』、そして『Like A River』の3曲をピックアップしておく。アコースティック・ギターによる優しいメロディ・ラインというのは、フォーク・カントリー系のサウンドでは命と言っていいものであるが、彼女のサウンドには、そのギターに優しさがあり、また彼女の綺麗なボーカルと融合することで、実に心を和らげてくれるサウンドを聴かせてくれる。ボーカルがお好きな方は一度は聴いてみていただきたい所である。

 

Close to You

Close to You

  • アーティスト: Kate Wolf
  • 出版社/メーカー: Rhino
  • 発売日: 1993/09/28
  • メディア: CD


コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

KANSAS『LEFTOVERTURE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1976年に発表されたものであり、彼らの名前がメジャー・バンドとして定着することになったアルバムである。彼らはアメリカン・プログレ・バンドとして活動してきたが、そのサウンドでようやくブレークすることになった。(が、音楽シーン全体では、プログレは既に衰退の道を辿り始めていた。で、この後に彼らもポップな路線へと移っていくことになる。)彼らのキャリアの上でも忘れることの出来ないアルバムである。で、本アルバムは1977年のBillboard年間アルバム・チャートでは17位、レギュラー・チャートでは最高位5位を記録している。

収録されているのは以下の全10曲であるが、後ろの2曲はボーナス・トラックであって、ライブ収録である。『Carry On Wayward Son』『The Wall』『What's On My Mind』『Miracles Out Of Nowhere』『Opus Insert』『Questions Of My Childhood』『Cheyenne Anthem』『Magnum Opus: Father Padilla Meets The Perfect Gnat/Howling At The Moon』『Carry On Wayward Son [Live]』『Cheyenne Anthem [Live]』。

この中からは、『Carry On Wayward Son』が大ヒットを記録していて、1977年のBillboard年間シングル・チャートの58位、レギュラー・チャートでは最高位11位を記録するスマッシュ・ヒットとなった。更には『The Wall』や『Miracles Out Of Nowhere』という彼らの代表的な曲も本アルバムということで、実に聴き応えのあるアルバムである。更に、(オリジナル・アルバムでは)ラストを飾る大作の『Magnum Opus: Father Padilla Meets The Perfect Gnat/Howling At The Moon』も捨てがたい魅力を持つ一曲である。

プログレと言うと、やはりイギリスを中心とする欧州勢の独壇場といった感じであったが、アメリカ勢もようやくその底力を発揮した感じになった。しかし、既に時代は「プログレ」という大作指向から次の時代に変わり始めていたということで、プログレ・ファンとしたらちょっと複雑な気持ちになってしまう。が、本アルバムで見せたサウンドは聴き所満載であり、アメリカン・プログレを語る上では欠かすことの出来ないアルバムであり、名盤の一つである。尚、後のポップなサウンドに変身した彼らのサウンドがお好きな方は、その前の彼らのサウンドがどういうものであったのかを確かめるためにも聴いてもらいたいアルバムである。(長年のファンの方は聴いておられるでしょうから、特に言いませんが...)じっくりと聴きこみましょう。

 

Leftoverture

Leftoverture

  • アーティスト: Kansas
  • 出版社/メーカー: Epic/Legacy
  • 発売日: 2001/05/22
  • メディア: CD


コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

JODY WATLEY『JODY WATLEY』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1987年に発表された彼女のソロ・デヴュー・アルバムである。彼女はSHALAMARのメンバーとしてこれまでにも活動をしていて、ヒットを飛ばしていたが、いよいよソロとなり、'80'sという時代にマッチしたダンサブルなダンス・チューンを聴かせてくれる。で、ノリの良さもあって、本アルバムはヒットして、1987年のBillboard年間アルバム・チャートでは41位、レギュラー・チャートでは最高位10位を記録した。

収録されているの以下の全10曲である。(ラストの1曲はボーナス・トラックであり、オリジナル・アルバム発表時の収録曲数は9曲であった。)『Looking For A New Love』『Still A Thrill』『Some Kind Of Lover』『For The Girls』『Love Injection』『Don't You Want Me』『Do It To The Beat』『Most Of All』『Learn To Say No』『Looking For A New Love[Extended Club Version]』。

この中で、『Looking For A New Love』はいきなり大ヒットを記録して、Billboardの1987年の年間シングル・チャートで16位、レギュラー・チャートでは最高位2位を記録する大ヒットとなった。(他誌では1位になったが、Billboardでは1位を獲得していない。)更に『Still A Thrill』『Don't You Want Me』などもヒットを記録して、グラミー賞(最優秀新人賞)を獲得している。

いかにも'80'sというサウンドを聴かせてくれるが、この時期のサウンドというのは'90's前半のダンス・ミュージック全盛期の礎になるだけに、'90'sサウンドがお好きな方はしっかりとチェックし手置いてもらいたい所である。また、'80'sサウンドがお好きな方には、明るく楽しいサウンドということで、大いに満足することになるだろう。それにしても、'80'sの中盤から後半というと、デヴューしていきなり大ヒットを飛ばすという女性アーティストがたくさんいたものです。彼女もそんな中の一人であり、やはり時代にその名を残す一人です。たっぷりと楽しみましょう!

 

Jody Watley

Jody Watley

  • アーティスト: Jody Watley
  • 出版社/メーカー: Mca Special Products
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。