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KNACK『GET THE KNACK』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1979年に発表された彼らの1st.アルバムである。当時の音楽シーンはディスコ・サウンドが我が世の春を行くとばかりに、猫も杓子もディスコ・サウンドということになっていたが、そんな中、突如、彗星の如く現れたのが彼らである。そして、シンプルでストレートなロックは瞬く間に時代を変えることになった。当時、「BEATLESの再来」と言われた彼らであるが、当時の彼らの勢いは本当に凄まじいものがあった。で、本アルバムは当然の如く大ヒットを記録した。1979年のBillboard年間アルバム・チャートにおいて16位を獲得した。(レギュラー・チャートでは5週連続1位を獲得した。)まさに、'80'sという新しい時代を迎えようという時期に、ニュー・スターが誕生したのであった。

収録されているは以下の全12曲である。(現在は5曲のボーナス・トラックが追加収録されているようです。)『Let Me Out』『Your Number Or Your Name』『Oh Tara』『(She's So) Selfish』『Maybe Tonight』『Good Girls Don't』『My Sharona』『Heartbeat』『Siamese Twins (The Monkey And Me)』『Lucinda』『That's What The Little Girls Do』『Frustrated』。

この中からは、何と言っても彼らの代表曲である『My Sharona』である。この曲は大ヒットを記録して、1979年のBillboard年間シングル・チャートで堂々の1位を獲得した。(レギュラー・チャートでは、この年最長となる6週連続1位を記録した。)とにかく、シンプルでストレートなご機嫌なロック・ナンバーである。尚、この曲が与えた衝撃があまりにも大きく、彼らと言えばこの一曲のように言われているが、そんなことはなく、彼らは決して一発屋ではない。

で、『My Sharona』以外の曲では、シングル・カットされてヒット(年間No.1ソングである『My Sharona』と比べると小さなヒットであるが、これは仕方のないことである。)した『Good Girls Don't』はテンポも良く、シンプルなサウンドが心地良さを与えてくれる一曲である。また、この他には『Let Me Out』と『Maybe Tonight』をお薦め曲として記しておくことにする。

彼らが与えた衝撃というのは、あくまでも1979年のことであり、「'80'sの期待の星」と言われたが、何故か彼らは'80'sの音楽シーンを語る時に『My Sharona』と共に語られている。('80'sという時代を舞台とした映画では何故か『My Sharona』が使われることが多い。)'70's終盤のディスコ・ブームと切り離して語りたいということが意図されているが、彼らの放った衝撃というのは、'70'sのディスコ・サウンドの一大ブームに対する反動が集中したことによるものでもあり、やはり'70'sの最後に語られるべきことである。(で、彼らの衝撃と、第二次ブリティッシュ・インベージョンによって映画「サタデー・ナイト・フィーバー」を発端とする世界的なディスコ・サウンドのブームは幕を迎えることになる。)が、彼らの衝撃が'80's初期の異常な音楽シーンの盛り上がりに繋がっていることもまた事実である。本アルバムは確かに大ヒットを記録したが、その後の彼らは今ひとつパッとしなかったものの、一つの時代を変えた彼らの名前は、音楽シーンにしっかりと刻まれている。そんな歴史を変えたアルバムである本アルバムは、ロック・ファンであれば聴いておかなければならないアルバムである。(本アルバムだけでなく、2nd.アルバム以降も聴いてくださいよ。)

 

Get the Knack

Get the Knack

  • アーティスト: The Knack
  • 出版社/メーカー: Capitol
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

↑筆者所有の12曲収録アルバム |5曲のボーナス・トラック収録盤 ↓

Get the Knack

Get the Knack

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Capitol
  • 発売日: 2002/05/07
  • メディア: CD


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KENNY LOGGINS『NIGHTWATCH』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1978年に発表された彼のソロとしての2nd.アルバムアルバムである。LOGGINS & MESSINAを解散した後の彼は、ウエスト・コーストを代表する期待の星であったが、ソロとしては今ひとつだったということもあって、かつてのサウンドが復活したアルバムでもある。また、売れることを最初から意図した所もあり、FLEETWOOD MACのS. NICKSとのデュエット曲はヒットを記録した。

収録されているのは以下の全9曲である。『Night Watch』『Easy Driver』『Down 'N' Dirty』『Down In The Boondocks』『Whenever I Call You "Friend"』『Wait A Little While』『What A Fool Believes』『Somebody Knows』『Angelique』。

この中では、STEVIE NICKSとのデュエット曲である『Whenever I Call You "Friend"』が大ヒットを記録していて、1978年のBillboard年間シングル・チャートの83位にランクインしている。(レギュラー・チャートでは最高位5位を記録した。)また、『What A Fool Believes』はDOOBIE BROTHERSが大ヒットをさせたあの曲である。これら2曲の他に、『Angelique』という大作と、アルバム・タイトル・ナンバーである『Night Watch』をお薦め曲として記しておく。

全体のサウンドは、ウエスト・コーストのロック色が強くなっているが、これが爽快感を与えてくれることになり、とても聴きやすいサウンドである。また、本アルバムによって幅広いサウンドをこなすようになったが、これは'80's中盤以降の彼の映画音楽(主題歌/挿入歌)での幅の広さに繋がっていく原点にもなった。バランスということでは上手く纏まったアルバムであり、'80's前半の彼の活躍を知る方は、忘れずに聴いてもらいたいアルバムである。

 

Nightwatch

Nightwatch

  • アーティスト: Kenny Loggins
  • 出版社/メーカー: Columbia
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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BJ Karte:28 荒野の伝染病[再放送] [アニメ]

「BLACK JACK21」の放送が9/4に終了となったが、その翌週からは深夜で再放送を始めた読売テレビ。(放送局のタイムテーブルでは月曜深夜の放送ですが、日付上は火曜日未明ということになる。)が、最初からではなく、Karte:28からのスタートである。というのは、読売テレビでは、これまでに春休みとか冬休みなどに再放送を順次行っていて、Karte:27までは再放送を既に行っている。で、その続きということで、Karte:28からなのである。(でも、途中から始めないで、最初から放送してもいいと思いますが...)ということで、今回だけは特別に記すことにした。

尚、物語については過去に記しているので、そちらをご覧いただくとして(ご覧になる場合はここをクリックして下さい。)ここでは全く違ったことを記すことにする。

この物語は、初代主題歌「月光花」が最後のお務めとなった回である。本放送の最終回にこの曲が流れたが、やっぱり良い曲である。(結局、2代目以降の主題歌はこれには全く及ばず、酷くなる一方でした。(「21」の4代目は、物語が変わったと言うこともあって、別と考えることも出来るし、それでなくてもその前よりは良かった。))現在では、主題歌がコロコロと変わるということが定着しているが、そんなに変えてどうするのでしょうかねぇ。(まあ、それだけCDを売りたいという産業的に考えがあるのは分かりますが...)そもそも主題歌というのは番組の顔である。その顔がコロコロと変わるというのは、要するに「顔」としての魅力が足りないということをアピールしているだけである。また、コロコロと変わるために、視聴者の頭には結局残らないことになる。まさに「使い捨て」と同じである。(変えるにしても、せめて1年間は同じ曲を使ってもらいたいものである。)既に「エコ社会」と言われて久しく、「使い捨ては美徳」とされた時代は過去の遺物になっている。それなのに、音楽の「使い捨て」を続けるなんて、文化を何だと思っているのだろうか?(これだから、技術は進歩しても、文化は衰退している、と言われるのである。)……と、「噴火」していてはまたまた例の病気が再発するので、ここまでにしておく。

今回の再放送が有用な点もある。それは、再放送がしっかりと次回予告までON AIRされているので、本放送の時に録画したものを改めて録画し直すことに使えるのである。というのは、この番組は、アナログ放送では4:3の画面での放送であるが、地デジでは16:9のワイド画面での放送である。しかも、ワイド画面の左右をトリミングしたものがアナログで放送されたのである。よって、アナログ放送を録画した回を地デジで録画すれば、トリミングされていない形の映像を蓄積させることが出来るのである。アナログ放送がレターボックスで放送されている作品は多くあるが、本作はそうではない珍しい形で放送されていたのである。(筆者がこれに気づいて地アナ録画から地デジ録画に切り替えたのは、実は今年(Karte:54)になってからなのである。それ以前も地デジで見ていたが、地アナのトリミング放送に気づかないで、スタート時からの習性で地アナを録画していたのだった。)→Karte:53までは録画し直す予定。(深夜の放送だから、録画予約しておけばいいし、CMカットを行えばいいだけのこと。また、過去に録画したものはDVD-RWを使っていたから、CPRMには対応しており、これまでのものを消して、焼き直すだけ(ムーブさせるだけ)ですし...)

が、本当のことを言えば、この深夜枠で、「21」になる前の物語の新作を続けてもらいたかったところである。何せ、手塚先生の原作マンガはまだ半分残っていますからね...

 

この物語は↓に収録されています。

ブラック・ジャック Vol.10

ブラック・ジャック Vol.10

  • 出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
  • 発売日: 2006/05/03
  • メディア: DVD

↓やっぱり名曲です。

月光花

月光花

  • アーティスト: ジャンヌダルク, yasu
  • 出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
  • 発売日: 2005/01/19
  • メディア: CD

月光花(DVD付)

月光花(DVD付)

  • アーティスト: ジャンヌダルク, yasu
  • 出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
  • 発売日: 2005/01/19
  • メディア: CD

↓参考までに。

知っておきたい地上デジタル放送―テレビ新時代

知っておきたい地上デジタル放送―テレビ新時代

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2003/03
  • メディア: 単行本


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