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MEN AT WORK『BUSINESS AS USUAL』 [音楽(洋楽)]

先のMOVING PICTURES、MIDNIGHT OILに続いて、奇しくもオジー・バンドの3連チャンということになったが、'80's初期のダウンアンダー勢力の一大ブームを象徴するバンドの登場です。表題のアルバムは1982年に発表された彼らの1st.アルバムであるが、'80'sのダウンアンダー勢力の一大ブームを象徴する、そのムーブメントの代表的なアルバムである。このアルバムは、とにかくバカ売れして、Billboardのチャートを15週間にわたって1位の座を独占するヒットとなった。が、1983年のBillboard年間アルバム・チャートでは2位である。(というのは、このアルバムが1位を明け渡したのはMICHAEL JACKSONのモンスター・アルバムである「THRILLER」であり、こちら超ヒットのその上を行くヒットになったためである。普通の年であれば文句なしの年間1位を獲得していてもおかしくないのだが、こういうのは運/不運という所もあります。)また、本アルバムの長期1位独占から始まって、この後は「THRILLER」「SYNCHRONICITY」「FOOTLOOSE」「PURPLE RAIN」というアルバムが10週以上1位の座に居座るという、上位が動かないアルバム・チャートが2年と少し('82/11~'85/1)の間続くことになるのである。(他にも5枚のアルバムがこの間に1位の座に輝いているが、それらはいずれも短期の1位獲得であった。)

彼らのサウンドは、実にシンプルなものであり、そこに印象的なサックスを取り入れたサウンドは、シンセサイザーを多用した所謂ニューウェーブ系のサウンドが氾濫してくる当時の音楽シーンの中で、原点回帰という新鮮なものを与えてくれた。(何処かしら、'79年のKNACKのようなシンプルでストレートなロックが大ヒットしたのとダブるところがある。)また、生まれて間もない新メディアであるMTVでも、ユニークなPVが大受けしたことも、彼らが時代の寵児となった一因である。まさに時代のニーズにジャストフィトしたということである。そして、ボーカルのコリン・ヘイのちょっと惚けたキャラというのもまたあったことも否めない。

収録されているのは以下の全10曲である。『Who Can It Be Now?』『I Can See It In Your Eyes』『Down Under』『Underground』『Helpless Automaton』『People Just Love To Play With Words』『Be Good Johnny』『Touching The Untouchables』『Catch A Star』『Down By The Sea』。

この中からは2曲の全米No.1ヒットが生まれていて、いずれの曲もが当時を代表する曲となっている。まずは『Who Can It Be Now?』であり、とにかくいきなりサックスが響くシンプルなロックは、当時、一気に浸透しようとしていたシンセサイザーを用いたエレクトリック・サウンドとは一線を画するものであり大きな衝撃を与えることになった。で、この曲が全米No.1の座を獲得するヒットとなった。(1982年のBillboard年間シングル・チャートでは30位にランクインした。また、レギュラー・チャートでの1位の座は1週間のみである。)が、その勢いは止まらず、続く『Down Under』がそれを上回るヒットを記録した。この曲は1983年のBillboard年間シングル・チャートでは堂々の4位にランクインした。また、レギュラー・チャートでは3週連続1位を獲得し、1週間だけTOTOの『Africa』にその座を明け渡すも、翌週には1位に返り咲き、通算で4週1位となった。ミディアム・テンポで、どこか長閑な雰囲気がする不思議な魅力のあるポップスよりのロック・ナンバーである。

この他の曲も、シンプルであり、サックスやフルートといった楽器を巧みに使っていて、不思議な穏やかさを持った楽しいナンバーのオンパレードとなってて、捨て曲は全くない見事な完成度のアルバムとなっている。で、お薦め曲は、『Down Under』『Who Can It Be Now?』『Be Good Johnny』『Down By The Sea』『Underground』という所を記しておくが、全曲お薦め曲としたいところでもある。(特に筆者は『Down Under』がお気に入りです。)

技術の進歩によって日々高度な技術の集積が続いている現在、彼らの放つシンプルなサウンドは、技術に頼らずに基本に戻っても、実に素晴らしいものが出来る、ということを教えてくれている。また、PVの方にあるコミカルな要素は、肩肘張らないで「楽しくやろうよ」というメッセージでもある。が、それでいてごく普通の人間の声をそのまま歌詞にしてメッセージとして放つように、結構シビアな所もある。これらのバランスを取るというのは実に難しいことであるが、本アルバムはそれらが絶妙の感覚でバランスを取っている。まさに、「ダウンアンダー」と言われるように世界のメジャーではなく片隅に追いやられるという不遇をエネルギーにして、「音楽の原点」を教えてくれている。(こういう所は、BSデジタル放送、低予算作品として肩身の狭い所がありながらも、今では日本を代表する若手映画人(監督)がこぞって集まり、内容のある実に楽しい独自の世界を生み出した「ケータイ刑事」シリーズでも垣間見られていることである。)本アルバムは'80'sの音楽シーンに残る大傑作アルバムであり、'80'sサウンドを楽しむという方は聴かなければならないアルバムである。しかし、だからと言って肩肘を張って聴くことはせず、力を抜いて楽しみましょう!

 

Business as Usual

Business as Usual

  • アーティスト: Men at Work
  • 出版社/メーカー: Sony Budget
  • 発売日: 2003/12/15
  • メディア: CD

↓参考までに

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2003/05/22
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/04/23
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/10/22
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/02/25
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/06/24
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/12/23
  • メディア: DVD

 

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/12/22
  • メディア: DVD


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MIDNIGHT OIL『10,9,8,7,6,5,4,3,2,1』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1982年に発表された彼らのRed Sails in the Suunset である。彼らもオーストラリア出身のバンドであり、第二次ブリティッシュ・インベージョンに続いて巻き起こったダウンアンダー勢力の一大ブームに乗って、世界的にブレークしたバンドの一つである。が、その中心であったMEN AT WORKよりは少々先輩であって、彼らは'70'sの後半に結成して、それなりの活動を行っていたバンドである。ということもあって、MEN AT WORKらに代表されるサックスを中心に据えたサウンドとは違うちょっとアクの強いサウンドを奏でてくれる。が、嫌みのあるアクの強さではないので、鑑賞することに耐えられるものである。また、大人の怒りの感情をストレートに表現していて、それがエネルギッシュな所として届いてくる。ということで、しっかりと聴かなければ、彼らのメッセージを受け取ることが出来ない状態になる。じっくりと受け止めて聴いて欲しいアルバムである。

収録されているのは以下の全10曲である。『Outside World』『Only The Strong』『Short Memory』『Read About It』『Scream In Blue』『Us Forces』『Power And The Passion』『Maralinga』『Tin-Legs & Tin Mines』『Somebody's Trying To Tell Me Something』。

この中からのお薦め曲は、『Outside World』『Read About It』『Power And The Passion』の3曲をピックアップしておくが、いずれもが感情を巧みに表現したロックがズシリと届く大人のロック・サウンドである。この辺りは、キャリアを重ねてきたことが活きているのだが、感情を表現するのには本当に色々な手法があることを感じさせてくれるアルバムでもあり、音楽というのは「音を楽しむ」意外にも奥が深いと言うことを知らされることにもなる。

アルバム・タイトルはカウントダウンの数字というのもちょっとユニークであるが、本アルバムが発表されてから少しすると、「1999」「1984」「90125」「17」というような数字のみのタイトルのアルバムがヒットするというちょっと面白いことが起こっている。(順に、PRINCS、VAN HALEN、YES、CHICAGO)MEN AT WORKらがサックスを取り入れたサウンドを広めたと言うことが出来るが、そんなダウンアンダー勢力の先輩格のM. OILは、数字のアルバムを広めたということになり、一応は豪州の先輩の貫禄を示したということになるのでしょうか(? 特に数字のみアルバムが一大ブームになるということはありませんでしたが...)

 

10, 9, 8, 7, 6, 5, 4, 3, 2, 1

10, 9, 8, 7, 6, 5, 4, 3, 2, 1

  • アーティスト: Midnight Oil
  • 出版社/メーカー: Columbia
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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MOVING PICTURES『ULTIMATE COLLECTION』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは2003年にリリースされたベスト盤である。彼らは、'80のダウンアンダー勢力の台頭と共に、世界進出したオーストラリアのバンドであり、サックスをフューチャーしたその軽快なサウンドで一世を風靡したバンドである。彼らは映画「FOOTLOOSE」の挿入歌である『Never』のヒットがある。この曲は日本では、元ピンク・レディの未唯さん(当時は「MIE」名義でした。)がカヴァーして、'80'sを代表するテレビドラマであるあの大映テレビの「不良少女とよばれて」(1984年、伊藤麻衣子(現・いとうまい子)主演)の主題歌として使われたということで、知名度が高い一曲である。ということもあって、彼らはこの曲だけの一発屋という印象があるが、決してそんなことではない。その辺りを本ベスト盤で味わってもらえたらと思う次第である。

収録されているのは以下の全19曲である。『Nothing To Do』『Angel And The Madman』『Sweet Cherie』『Round Again』『Wings』『What About Me?』『So Tired』『Joni And Romeo』『Bustin' Loose』『Street Heart』『Winners』『Back To The Streets』『Where They Belong』『Never』『Back To The Blues And Booze』『Saturday Love』『Spies』『Pleasure And Pain』『Sisters Of Mercy』。

この選曲というのは、彼らの1st.アルバムである「DAYS OF INNOCENCE」に、他のヒット曲を追加したという構成であり、ベスト盤と言って良いのか、ちょっと疑問がある。(ということで、本アルバム・タイトルも「GREATEST HITS」「BEST OF M. P.」となっていないのでしょうね。でも、どこが「ULTIMATE」なのか理解できませんが...→「ULTIMATE」と言うのなら、数枚組の構成のものにしてもらいたかった所ですが...)

彼らと言えば、やはり大ヒット曲である『Never』を外すわけにはいかないが、これは彼らの代表曲であり、これをピックアップするのは当たり前で面白みもない。よって他のお薦め曲を記しておく。そうなると、やはり一番手はシングル・ヒットを記録した『Sweet Cherie』ということになる。更には『Nothing To Do』『Wings』『Spies』『Pleasure And Pain』という所をピックアップしておく。今でこそ珍しくないが、サックスをフューチャーしたロック・サウンドというのは、'80's初頭ではまだ珍しいものであったが、決して物珍しさだけでヒットしたのではなく、エネルギッシュな所が彼らにはある。'80'sのロック・サウンドでは直ぐに当たり前のものになったサックス・ロックであるが、それを語る上では彼らの存在をはじめ、ダウンアンダー勢力のサウンドを忘れることは出来ない。しっかりとチェックしてもらいたいグループの一つである。(が、ベスト盤をリリースするのなら、もう少し考えたものをリリースしてもらいたい所である。)

 

Ultimate Collection

Ultimate Collection

  • アーティスト: Moving Pictures
  • 出版社/メーカー: Bmg Int'l
  • 発売日: 2003/02/11
  • メディア: CD

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大映テレビ ドラマシリーズ 不良少女と呼ばれて 前編

大映テレビ ドラマシリーズ 不良少女と呼ばれて 前編

  • 出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
  • 発売日: 2004/12/15
  • メディア: DVD

大映テレビ ドラマシリーズ 不良少女と呼ばれて 後編

大映テレビ ドラマシリーズ 不良少女と呼ばれて 後編

  • 出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
  • 発売日: 2004/12/15
  • メディア: DVD


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いつものことだが、学習できないバカ・ブログ事務局 [ETC.(その他)]

本日9/20は月例のメンテが未明に行われた。で、その後はいつも通り、いつもの如くの「エラー」のオンパレードである。(「エラー」表示を見るためにアクセスしているのではないぞ!)

事務局は、メンテのお知らせの所に「※メンテナンス終了後はアクセス集中などのため、アクセスしづらくなることがあります。」と記しているが、最初からこうやって逃げ道を用意している。メンテを初めて行うというのならともかく、これまでに何度メンテをしてきて、同じ症状を発生させていると思っているのか。全く学習できていないバカとしか言いようがない。(幼稚園児でも学習機能はちゃんと働きます。)

メンテ後、一時的にアクセスが増えるのは仕方がないことであるが、そういうことでトラブルが発生したという経験があるのならば、その経験を生かして、次のメンテの後ではその発生を少しでも抑えるように繋げるのが当然のことである。つまり、次の時には少しでもそれを回避するように努めるのが人間である。いきなり「100」のトラブルをいきなり「0」にしろとは言わない。(そんなことを期待しても、So-net Blogの開発陣では不可能である。)が、次はトラブルを「50」以内に抑え、その次には「10」以内にして…、というように努力しているという姿勢を見せるのが当然である。(人間であれば、このように務めるのが普通であり、そういう姿勢を示さないような人間は存在理由がない。)が、So-net Blog事務局は、そんな姿勢を全く示さずに、同じことの繰り返しである。(つまり、無能なバカでしかない)

こんなことだから、去年の年末から断続的に発生しているトラブルも、いまだに完全に解消することが出来ないでいる。おまけに、新たなトラブルを次々と発生させている。(で、問い合わせたら「再現しないので、対応できません」と言って、対応してくれない。逃げているだけ...)

また、最近は何かあったら直ぐに「What's New」に報告するようになったが、これも、トラブルが多発している状況ではまともに閲覧すら出来ないので、そんな所に置いても意味がない。(肝心な時に直ぐに閲覧できないのでは、カスでしかない。)また、そこにある回答も、実に中身のないものでしかない上に、兵器で嘘が書かれている。

そのことをこれまでに何度も指摘しているのに、事務局からの返事は「今後のサービスを考える上での参考とさせていただきたく存じます。」と、判を押したように毎回同じである。で、事務局からの回答に対して更に質問をすると、その回答が帰ってきたことが1度もない。→何処が「参考」なのだ?「今後のサービスを考える上で「無視」させていただきたく存じます。」の間違いではないか。

よって、事務局が何を言っても、もはや何も信じられないし、一切信用していない。また、最近はスパムメールの様な判を押したような回答になっていない回答しか来ないのだから、問い合わせるのもバカバカしくて、やってられない。

So-net Blogは現在でもいまだに「β版」である。(いつまで「β版」でいるのだろうか?)これは「β版」だから問題があるのは当たり前、という逃げ道をしっかりと離さないためである。こういう姿勢がトラブルを解消させない温床を作っているのではないのか。

ということなので、本Blogは現在データのバックアップ用として残しているが、元の地位に戻ることはなさそうである。(この記事も、何回「エラー」となったことか。(正確に数えていないが、100回近いでしょう。何せ、何だかんだで1時間以上時間がかかったのですから...)とにかく、まともではない!)

※事務局の悪口をこうして書いたので、事務局は「削除しろ」とクレームをつけてくるかな?(が、それをやったら、「自分たちは無能なバカです」と認めたことになる。)定期的にこの記事が残っているか確認していただいたら分かりますね。

PS.この記事は「えんため・ぶろぐ」と「ミラー版」にはアップしません。

 


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ケータイ刑事銭形泪37話(2nd.24話・アナザーストーリー)[改訂版]後編 [ケータイ刑事]

2nd.22話と同様に、調子に乗って書いていたら、Aパートだけでいつもの1話分の文章量に達してしまった今回の物語。Bパート以降を分離させたものの、時間的なことを言うと、BパートはAパートの半分である。しかし今回は、元ネタであるナチス、ヒトラーに関することを色々と書いたので、普段の1話分よりはやや少なめではあるが、Bパート閣下のお言葉を「後編」とした。尚、Aパートについてはこちらに記しているので、ここをクリックしてご覧下さい。(また、以前に記した「簡易版」はここをクリックして下さい。)ということで、アイキャッチに続いて物語は後編・Bパートへ。

第三帝国・将校クラブ。柴田さんが検死報告をしに、事件現場となった部屋にやってきた。「被害者の胃の内容物から溶けかけた薬を3錠発見」と泪ちゃんに報告する。で、泪ちゃんが「薬?毒は錠剤だったんですか?」と尋ねる。(ストレートな発想です。)これに柴田さんは、「錠剤自体は普通の胃薬だよ。これがその胃薬」と言って、ビニール袋に入れた薬の処方袋を泪ちゃんに渡す。で、処方袋を見た泪ちゃんはそこに書かれている処方についてを見ると「服用時間は、朝昼夜の3回、必ず食前に服用」と確認する。そして「犯人は、被害者が薬を飲むことを知っていた。それを犯行に利用したんですよ」と、トリックを見破ったようです。が、柴田さんは「でも、残った薬から毒物は検出できなかったよ」と言う。すると「聖杯から毒は検出出来なかったんですか?」と泪ちゃんが問う。が「全く反応なし。それどころか、聖杯から指紋は全く検出されなかった」と報告する柴田さん。直ぐに泪ちゃんは「それって変ですよね。ヒスさんの殺害に使われた銃からはヒトラーの指紋が検出されたのに、聖杯からは検出されないなんて...」と疑問を口にする。(泪ちゃんの考えは、実にストレートです。)が、柴田さんは「きっとまた、ナチスの科学力をフル活用したに違いない。そうに決まっている。警察の科学力じゃ太刀打ちできない...」とお手上げ状態になり、様子がおかしい。(先ほどから右腕が変な様子でいる。)で「こうなったら...」と言うと、右手を挙げて「ハイル(入る)、ヒトラー。ナチスに入党して、スパイするしかない」と言い出す。(これも柴田さんらしいと言えばそうなんですが、本当に警察(鑑識)の人間なのかという疑問が生じます。)

泪ちゃんは落ち着かせようと「柴田さん」と声を掛けるが、そんな泪ちゃんの声は柴田さんには届かない。で、「さようなら、日本人・柴田太郎。こんにちは、ドイツ人・柴田・ルードヴィヒ・太郎」と言って、もはや完全に壊れてしまう。すると泪ちゃんは「うぇ~ん」と泣き始めると柴田さんに背を向けて「柴田さんがおかしくなった~、うぇ~ん。あたしの言うこと聴いてくれない... うぇ~ん」と、号泣状態になる。すると、それを見て慌てた柴田さんは直ぐに泪ちゃんの側に駆け寄ると「ごめんよ、泪ちゃん。ごめんよ。僕が間違っていた。僕、自分を見失っていた...何でも言うこと聴くから泣かないで」と泪ちゃんを宥めようとする。が、泪ちゃんは泣くのを止めると笑顔を浮かべて「じゃあ、回らないお寿司ってことで」ということで、これは得意の嘘泣きでした。で、嘘泣きで柴田さんを元に戻しまたのでした。(五代さん、高村さんに続いて柴田さんまでもが泪ちゃんの嘘泣きには適わなかったと言うことです。)で、柴田さんは「仕方がない、でも、事件を解決してからだよ」と言ってお寿司をご馳走する約束をしました。(それにしても、泪ちゃんは泪ちゃんで、食べ物に繋がるとなると、本当にちゃっかりしています。が、泪ちゃんに目の前で「うぇ~ん」とやられたら、誰でも屈してしまいますね...)

で、泪ちゃんは「犯人は月経流巣さんに決まりですよ」と断言する。そして「さっきの言葉、聴きました?」と言って、ヒトラー・月経流巣が「ヒトラー総統閣下万歳!」と言ったことを取り上げると「もし、ヒトラー総統が彼に乗り移っているのなら、自分で「ヒトラー総統閣下万歳!」なんて言うはずがないですよ」と指摘した。が、柴田さんは「でも、僕がルーレットで選んだ人物が死んだんだよ。ナチスの科学力は本当だとしか思えない」と、まだねじが緩んでいます。すると泪ちゃんは携帯を取りだして、第三帝国組織図を表示させると、それを見て考え始める。で「あの時柴田さんは「8」を選んで怒目流さんが選ばれた。もし「7」を選んでいたとしたら...」と言ってそれを試してみる。すると「あれっ?そうか、そういうトリックだったんだ」とトリックに気がつきました。柴田さんが「何か分かったの?」と尋ねると「ええ、ナチスの科学が嘘っぱちだということが...」と自信を持って答える。(謎を解いたという笑顔が爽やかな泪ちゃんです。)そして「あとは、どうやって怒目流さんを殺したかっと言うことだけです」ということで、再び怒目流の死体の周囲を調べ始める。(でも、怒目流の胃の内容物を調べたというのに、怒目流の死体がまだ現場の床にあるのはどうして?)

直ぐに柴田さんがあることに気づいた。「あれっ?死体がお漏らししている」と言った柴田さんに、泪ちゃんは「えっ?」と言うと、捜査用の白い手袋をはめる泪ちゃん。柴田さんは「これもナチスの科学力によるものかね?」と言葉を漏らすが、泪ちゃんはそれには反応しないで怒目流の死体を調べるのを続ける。で、怒目流のズボンが濡れている所にそっと触れた泪ちゃんは、ズボンの下に氷の欠片が落ちていたのを発見する。(溶けずに残っていたのでした。)で、それを手にして「氷?」と口にするも、直ぐに気がつき、立ち上がると笑顔で「謎は解けたよ、ワトソンくん

ヒトラー・月経流巣は、作戦司令室にいて、そこで机の上に置いた第三帝国組織図の怒目流の所にマジックでバッテンを書き込んでいた。そして書き終わると満足げに高笑いを始める。が、その時泪の雫が落ちてきて、彼の頬を濡らす。光が彼に当たり、銭形ストラップが飛んでくると、それが赤い網になり、ヒトラー・月経流巣を捉える。「泪の裏には悪の影。まんまと泣かせたつもりでも、最後はあんたが泣く番よ。…」といつもの泪ちゃんの口上が始まり、「私の泪で溺れなさい!」からを引く泪ちゃん。(いつもながらですが、今回も口上の文言が高笑いをするヒトラー・月経流巣に対して強烈なメッセージとなっています。)すると、月経流巣はテーブルに倒れかかる。が、怒った月経流巣は泪ちゃんに向かって「無礼者!世界征服したら、真っ先に処刑してやる」と口にする。しかし、泪ちゃんは(いつものように)落ち着いていて「怒目流さんを殺害したのはあなたですね」と言う。(口上に続くこの台詞、醍醐味です。)しかし月経流巣は「学習能力がない国民だなぁ。私は君たちの目の前で怒目流を殺した。しかも怒目流を選んだのは君たちではないか」と言う。これに泪ちゃんは毅然とした態度で「いいえ、違います。怒目流さんを選んだのはあなたです」と言い切る。そして「実際にやってみましょう」と言って、テーブルの上に置かれていた第三帝国組織図を手にすると、トリックの解明を始める。

「柴田さん、「6」以上の好きな数字を言ってください」と泪ちゃんは横にいる柴田さんに言う。これに柴田さんが「7」と言う。で、泪ちゃんが、組織図のヒトラーの所から「1、2、3、4、5、6、7」と数えていく。更に月経流巣がやったように「時計回りに7数えると...」と言って「1、2、3、4、5、6、7」と輪になった部分で数えていく。で、結果は「怒目流」が選ばれた。すると泪ちゃんは「この通り、「6」以上のどんな数字を選んでも、絶対に怒目流さんが選ばれてしまうんです」と、組織図のトリックを見破ったのだった。(ちなみに、他の数字でやってみても、確かに全部「怒目流」が選ばれます。試してみましょう!)で、柴田さんが「見破ったり、ハーケンクロイツの法則」と自慢げに言う。(でも、見抜いたのは泪ちゃんです。が、そんな名前が付いているの?ちなみに「ハーケンクロイツ」とは、日本語では「鉤十字」といい、ナチスの党旗のことです。)すると、ヒトラー・月経流巣は慌てて笑いだすと「いやぁ、知らなかったなぁ。組織図にそんな偶然があるとは...」と完全に惚ける。しかし「だが、私が怒目流を殺した力は本物だ!」と、力の方はしっかりと誇示する。が、泪ちゃんは落ち着き払って「いいえ、怒目流さんに毒を飲ませるようにしたのは、あなたです。ある特殊なグラスを使って」と、今度は怒目流殺害のトリックについて話を移す。

すると柴田さんが持っていた「鑑識」と書かれたクーラーボックスの中から泪ちゃんが発見した氷を証拠品として取り出すと、それをヒトラー・月経流巣に見せた。泪ちゃんの説明は続き「この氷からは青酸カリが検出されました。あなたはこの氷でグラスを作ったんです。グラスの底に毒を塗りつけて」と凶器について説明する。そして、続いては殺害方法の説明となる。月経流巣は怒目流が薬を服用していたことを知っていた。そこで、聖杯以外のグラスを別の場所に移して氷のグラスを置いておいた。聖杯が第三帝国の人間には重要な以上、それを使って(水を)飲むと言うことは怒目流はできないので、怒目流は氷のグラスを使って水を飲み、その直後に倒れた。また、月経流巣はグラスが溶ける時間が必要だと思って、犯行現場を遠くにした。が、被害者の影となった部分に氷は残り、結果的に証拠を残してしまった。そして説明が終わると、いつものキメの言葉である「違いますか?」と口にする泪ちゃん。泪ちゃんの説明は全て当たっていて、その言葉に驚いた月経流巣は慌てて小さく首を何度も横に振り「違う、断じて違う」と否定するが、目が泳いでしました。で、「全て私の超人的な犯罪なのだ!」と言うヒトラー・月経流巣だったが、泪ちゃんは「いいえ、違いません」と言い、更に続けて「怒目流さんの遺体からは硝煙反応も確認されました。最初の犯行は怒目流さんが行ったんです」と、ヒス殺害の実行犯が怒目流だったということも解明し、泪ちゃんは全ての事件の謎を解きました。そして「あなたの野望は打ち砕かれたんです。アドルフ・ヒトラー。いえ、世是不・月経流巣」と月経流巣に引導を渡す言葉を言う。(迫力満点の泪ちゃんの言葉です。)すると月経流巣は慌てふためいて「総統閣下...」と言いながら壁にあるヒトラーの写真の下に移動すると、「第三帝国はまたしても敗北いたしました...」と観念した。(そうすると、付けていたちょび髭が自然に外れて落ちました。)

事件を解決した泪ちゃんと柴田さんは、シベリア超特急が停車している駅にやってきた。で、笑顔を浮かべた泪ちゃんは「作戦終了」と閣下に報告すると敬礼をする。「任務、ご苦労」と閣下は言うと敬礼を返す。泪ちゃんは「これもひとえに閣下のおかげです」と言う。(柴田さんが「閣下万歳」とさりげなく言っている。)が、泪ちゃんはこれだけでは収まらず「あのぅ、でも一つ気になるんですけど...閣下のお名前って何なのですか?」と尋ねる。が、これに佐伯大尉は「閣下と呼び給え」と言うだけであった。で、泪ちゃんは甘ったるい声で「ねぇ、教えてくださいよ」と返す。が、柴田さんは「閣下が名前なんだよ」って、そんな名前はいくら何でもと思いますが... で、閣下は「それではまた会おう、サイチェン」ということで、シベリア超特急は出発していきました。

事件が解決したと言うことで街中を歩いている泪ちゃんと柴田さん。泪ちゃんは「結局、閣下の正体も分からずじまいですね」とちょっと残念そうに言うと、柴田さんも「実にミステリアスなお方だ」と言う。泪ちゃんは「いつのまにか私も、閣下色に染まってきているし、不思議な人ですね」と言葉を返すが、ちゃんと自覚している泪ちゃんです。(が、楽しく構えて接していくと言うことは大事なことです。)すると泪ちゃんが前方の方を指さすと「あっ!あのお寿司屋さんに決めた!」と嬉しそうに言う。が、柴田さんは目をそらして何とか誤魔化そうとして泪ちゃんに背中を向ける。が、そんな柴田さんの肩を叩きながら泪ちゃんは「柴田さん、ご馳走してくれる約束、忘れてませんよね~」と、こういう所は実に本当に忘れないでちゃっかりとしている泪ちゃんです。が、柴田さんは突然「閣下も宇宙人なんだ」と突然言い出すと「そうだ、あの乗り物もSLをカムフラージュした最新型のUFOだ。これはちょっと矢追さんに教えなきゃ...」と言って逃げていきました。で、泪ちゃんは「逃げるなんてずるいですよ、大トロにあとウニですよ。もちろん茶碗蒸しも付けてくださいね...」と、こういう所は本当にしっかりしています。で、この横で閣下が「いやーぁ、ケータイ刑事って本当に良いもんですね」

今回の物語のネタについて、ここでまとめることにする。まずは、「ヒトラー」について。ヒトラーはベルリン陥落の際に自殺したと言うことになっているが、それはカムフラージュで、実はベルリンを脱出して逃亡したという説がある。普通に考えると、フィクションであると気がつきますが、こういう説があるというのは、それだけ信仰者がいるということでもあります。で、この説を元にした小説や映像作品というのもあり、映画の世界でも何本かの物語がある。ベルリン脱出については、1946年のフランス映画「海の牙」(ルネ・クレマン監督、アンリ・ヴィダル、ポール・ベルナール主演、1947年のカンヌ映画祭において「冒険探偵映画部門」で作品賞を受賞た作品です。)が、ナチスの高官が第二次大戦末期にオスロから南米に潜水艦(Uボート)で脱出する、という物語であり、実際にそのように逃亡した高官がいるとされている。(但し、この映画の物語は、ナチスの高官が脱出するものであり、ヒトラーが脱出するものではない。しかし、ベルリンにいたナチスの要人が陥落前のベルリンを脱したということでは繋がるものである。)

また、イギリスの人気テレビ・コメディシリーズである「空飛ぶモンティパイソン」(1969年から1974年にかけて、4シリーズ全45話製作された。1話30分の物語である。また、人気が出たことから、劇場作品も製作されました。→この作品は「コメディ」という要素が前面に出ているが、何処かで「ケータイ刑事」シリーズに繋がる独特の世界がある作品です。)の中には、ヒトラーがベルリンを脱出して南極に逃亡するという物語や、ヒトラーがイギリスの片田舎で仲間たちと一緒にイギリス人になりすまして、そこで世界征服の謀略をしているという物語があります。DVDもリリースされているので、ご覧になったらよろしいでしょう。(「ケー刑事」ファンであれば、意外とすんなり入っていくことができるかと思います。)

また、柴田さんがちらっと言った「クローン」ということでも、「ヒトラーのクローン」という物語がある。これは1978年のイギリス映画「ブラジルから来た少年」(フランクリン・J・シャフナー監督、ローレンス・オリヴィエ、グレゴリー・ペック主演、尚、この作品については、現在、リメイクしようという動きがあるようです。)という作品であり、この物語は、サスペンス・タッチの物語で、ナチスの残党が保存されていたヒトラーの血液からヒトラーのクローン人間を作り出す計画を立てていた、というものである。柴田さんは「ヒトラーの毛髪」と口にしましたが、血液だとクローンを作るのは毛髪よりもより確実である。ということで、柴田さんが口にした「クローン」というのも、あながち的を外れているとは言い難いのである。で、第二次世界大戦直後にベルリンを脱出してヒトラーのクローンが生み出されていたと考えたら、そのクローンは年齢的には60歳になる少し手前と考えて良いだろう。(また、研究着手からクローンの誕生まで少し時間がかかったとしても、現在の年齢は40台から50台と考えていいだろう。)そうなると、第三帝国の方もそれなりのものになっていたのではと思われる。→ということで、フィクションとは思えない部分もあるのである。

ヒトラーに関しては、史実に基づいた映画だけでなくドキュメンタリー作品も多くある。ここではそう言う映画のタイトルを記しておくと、1973年の「アドルフ・ヒトラー/最後の10日間」(エンニオ・デ・コンチーニ監督、アレックス・ギネス主演)、2004年の「ヒトラー ~最期の12日間~」(オリヴァー・ヒルシュビーゲル監督、ブルーノ・ガンツ主演)、1981年の「ヒトラー最期の日」(ジョージ・シェーファー監督、アンソニー・ホプキンス主演)は、ヒトラーの最期の日々を描いた作品であり、1977年の「ヒトラー」(ヨアヒム・C・フェストとクリスチャン・ヘンドェルフェルの二人監督)はヒトラーのドキュメンタリーである。この他にも色々とあるが、意外と劇場未公開という作品が多いので、とりあえずはここまでと言うことにする。(これらの作品も、そのうちご覧になることをお薦めする。)

次に「インディ・ジョーンズ」について。インディ・ジョーンズは1981年の「レイダース/失われたアーク」(スティーヴン・スピルバーグ監督、ハリソン・フォード主演)がヒットしたことからシリーズ化され、1984年の「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」(スティーヴン・スピルバーグ監督、ハリソン・フォード主演)、1989年の「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」(スティーヴン・スピルバーグ監督、ハリソン・フォード主演)と製作されている人気シリーズである。舞台は1930年代であり、宝をめぐってナチスが登場する。で、第2作である「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」に「聖杯」が登場している。その後、若き日のインディ・ジョーンズを主人公としたテレビ・シリーズ「インディ・ジョーンズ/若き日の大冒険」が製作されていて、世界各地を舞台にしたアドベンチャー作品となっている。「ケータイ刑事」シリーズとは全く違うものであるが、このシリーズはしっかりと抑えておきたいところである。

更に、柴田さんが口にした「矢追さん」について。矢追さんと言えば、'70'sにUFOがブームになった時にUFO研究家として有名になったあの矢追純一さんのことであり、UFOの研究家の第一人者として知られている。柴田さんの年代であれば、小学生の時にそのUFOブームと出会い、テレビの「UFOスペシャル」に熱くなった世代である。それだけにUFOとなると血が騒ぐのは分かる。近年は、当時「UFO」として脚光を浴びた数々の写真が、実は○○だった、というように科学的な解析が行われて、UFOの存在が否定されるように進んできているが、だからといってUFOの存在を完全に否定できることにはならない。が、UFOの存在をどうのと言う前に、こういう事例があったということだけでも知ってもらいたいところである。で、UFOの存在を肯定/否定するのは、その人が自分なりに考えればいいことである。気持ちとしては、柴田さんのように「肯定派」でいたいのですかねぇ... で、UFOについても語り出すと止まらなくなるので、それはここでは自粛することにする。

尚、「銭形泪」の物語では「・1st.2話」で宇宙人(海王星人)をネタに取り入れた物語があったが、こうしてみると、本当に様々な広いジャンルのネタを取り入れているために、その世界を楽しむには、本当に幅広い雑学の知識が求められるということを改めて感じることにもなった。本当に「ケータイ刑事」は奥が深い世界である。

更に、ヒトラー・月経流巣が口にしたドイツに関する様々な単語についても、その一つ一つを取り上げていけば、それぞれについてもまたまた様々な知識を得ることが出来る。が、その一つ一つを取り上げて記していけば、この記事は一体何が中心なのかが分からなくなり、一段と長文化するので、ここは「各自で調べて勉強せよ!」ということにしたいと思います。

ということで、今回の物語はいつもの物語に増して、色々な知識を知れば知るほど楽しむことが出来る物語である。これらの知識を知らなくても、謎解きミステリー作品として楽しむことが出来る「ケータイ刑事」であるが、色々と知っていれば、「ふむふむ」と感じること、「それは違うぞ」と突っ込みたくなる所が一段と出てくるだけに、本当に楽しくなってくる。(で、筆者も完全にハマっています。)→普通、謎解きの物語は、一度見たらもうそれっきりとなってしまうが、本シリーズは、散りばめられたネタを楽しむためにもDVDを購入し、何度も見ることが出来る物語です。(まさに、様々な知識の蓄積があることで、楽しむ方もより深くなります。→シリーズに共通しています。)

次回の物語は「マルコポーロを迎撃せよ」であり、物語としては前回の「邪馬台国」のパターンの物語である。が、次回もまたまた実に色々なネタが満載の面白い物語である。(特に、柴田さんのマニアぶりに注目。)また、黒川さんに関してもちょっとしたネタがあります。何とか1つの記事にまとめたいと思っているが、次回もひょっとしたらA/Bパートで分割する形になるかもしれません。最終回まであと2話ですが、ここまで来たらもうとことん書いてしまおうかとも思っているので、あまりにも長くなっているが、おつきあいいただければ幸いである。

閣下のお言葉。前回、「鑑識メモ」が接収されたため、「閣下のお言葉」となりました。かつての「水曜/金曜ロードショー」の映画が終了した後の解説の口調で、「泪ちゃんのおかげでヒトラーの野望を見事阻止することが出来ました。」すると、閣下の後ろに立っていた柴田さんが「閣下、僕の名前は無いですか?」と自分をアピールする。すると「君のジョークもなかなかのものだったよ」と、一応否定はしない。すると柴田さんは「ヒトラーを引っ捕らえろ、というやつ」と、再び口にする。すると「ワシのジョークを聞いてくれるか」と言って閣下もジョークを一つ。「あのなあ、ドイツ人を悪口言うのはどいつだ」(柴田さんのジョークと変わりませんねぇ~)

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/06/24
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/10/22
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/02/25
  • メディア: DVD

 ↓「ヒトラー」関係

ヒトラー ~最期の12日間エクステンデッド・エディション

ヒトラー ~最期の12日間エクステンデッド・エディション

  • 出版社/メーカー: 日活
  • 発売日: 2006/11/10
  • メディア: DVD

ヒトラー~最期の12日間~スタンダード・エディション

ヒトラー~最期の12日間~スタンダード・エディション

  • 出版社/メーカー: 日活
  • 発売日: 2006/11/10
  • メディア: DVD
NHKスペシャル 映像の世紀 第4集 ヒトラーの野望

NHKスペシャル 映像の世紀 第4集 ヒトラーの野望

  • 出版社/メーカー: NHKエンタープライズ
  • 発売日: 2005/11/25
  • メディア: DVD
ヒトラー

ヒトラー

  • 出版社/メーカー: アイ・ヴィー・シー
  • 発売日: 2002/05/25
  • メディア: DVD
ヒトラー暗殺

ヒトラー暗殺

  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
  • 発売日: 2004/07/23
  • メディア: DVD
ヒトラーの生涯 The Life of Adlof Hitler

ヒトラーの生涯 The Life of Adlof Hitler

  • 出版社/メーカー: GPミュージアムソフト
  • 発売日: 2005/08/25
  • メディア: DVD

BBC 世界に衝撃を与えた日-2-~オーストリア皇太子暗殺とアドルフ・ヒトラーの最期~

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2006/11/22
  • メディア: DVD
わが闘争 上―完訳   角川文庫 白 224-1

わが闘争 上―完訳 角川文庫 白 224-1

  • 作者: 平野 一郎, 将積 茂, アドルフ・ヒトラー
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1973/10
  • メディア: 文庫
ナチ・ドイツと言語―ヒトラー演説から民衆の悪夢まで

ナチ・ドイツと言語―ヒトラー演説から民衆の悪夢まで

  • 作者: 宮田 光雄
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2002/07
  • メディア: 新書
ヒトラー 最期の12日間

ヒトラー 最期の12日間

  • 作者: ヨアヒム・フェスト
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2005/06/21
  • メディア: 単行本
ヒトラーとユダヤ人

ヒトラーとユダヤ人

  • 作者: 大沢 武男
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1995/05
  • メディア: 新書
ヒトラーの共犯者〈上〉―12人の側近たち

ヒトラーの共犯者〈上〉―12人の側近たち

  • 作者: グイド クノップ
  • 出版社/メーカー: 原書房
  • 発売日: 2001/06
  • メディア: 単行本
ヒトラー全記録―20645日の軌跡

ヒトラー全記録―20645日の軌跡

  • 作者: 阿部 良男
  • 出版社/メーカー: 柏書房
  • 発売日: 2001/05
  • メディア: 単行本
第三帝国の要塞―第二次世界大戦におけるドイツの防御施設および防衛体制

第三帝国の要塞―第二次世界大戦におけるドイツの防御施設および防衛体制

  • 作者: J.E. カウフマン, H.W. カウフマン
  • 出版社/メーカー: 大日本絵画
  • 発売日: 2006/07
  • メディア: 単行本
 

ブラジルから来た少年

  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
  • 発売日: 2004/01/23
  • メディア: DVD
空飛ぶモンティ・パイソン VOL.1

全7巻です。

空飛ぶモンティ・パイソン VOL.1

  • 出版社/メーカー: ユニバーサルインターナショナル
  • 発売日: 2000/06/28
  • メディア: DVD
空飛ぶモンティ・パイソン コレクターズBOX

空飛ぶモンティ・パイソン コレクターズBOX

  • 出版社/メーカー: ユニバーサルインターナショナル
  • 発売日: 2001/06/21
  • メディア: DVD
モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル

モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル

  • 出版社/メーカー: ユニバーサルインターナショナル
  • 発売日: 2002/03/21
  • メディア: DVD
空飛ぶモンティ・パイソン ドイツ版

空飛ぶモンティ・パイソン ドイツ版

  • 出版社/メーカー: ユニバーサルインターナショナル
  • 発売日: 2001/06/06
  • メディア: DVD
モンティ・パイソン 人生狂騒曲

モンティ・パイソン 人生狂騒曲

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2002/08/01
  • メディア: DVD
 
↓「インディ・ジョーンズ」関係
アドベンチャーズ・オブ・インディ・ジョーンズ コンプリートDVD

アドベンチャーズ・オブ・インディ・ジョーンズ コンプリートDVD

  • 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
  • 発売日: 2005/12/16
  • メディア: DVD

インディ・ジョーンズ~若き日の大冒険~

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 1993/04/21
  • メディア: ビデオ

ヤング・インディ・ジョーンズ (1)

  • 作者: ウィリアム・マッケイ
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 1991/07
  • メディア: 新書
魔海の伝説

魔海の伝説

  • 作者: レス マーティン
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 1994/11
  • メディア: 新書
インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説 ― オリジナル・サウンドトラック

インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説 ― オリジナル・サウンドトラック

  • アーティスト: サントラ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルインターナショナル
  • 発売日: 1991/05/01
  • メディア: CD
 
↓「UFO/矢追さん」関係

ナチスがUFOを造っていた―ついに突き止めた超兵器の秘密

  • 作者: 矢追 純一
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 1994/10
  • メディア: 文庫
矢追純一UFO極秘ファイル

矢追純一UFO極秘ファイル

  • 作者: 矢追 純一
  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 2004/04/16
  • メディア: コミック
矢追純一のUFO大全

矢追純一のUFO大全

  • 作者: 矢追 純一
  • 出版社/メーカー: リヨン社
  • 発売日: 2006/06
  • メディア: 単行本
宇宙人は本当に実在する―アメリカ国防総省の元高官が明かした衝撃の真相とは

宇宙人は本当に実在する―アメリカ国防総省の元高官が明かした衝撃の真相とは

  • 作者: 矢追 純一
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 1998/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

第5種接近遭遇の謎―ついに宇宙人とのコンタクトが始まった!

  • 作者: 矢追 純一
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 1993/10
  • メディア: 文庫
完全ファイルUFO&プラズマ兵器 友好的エイリアンvsシークレット・ガバメントの地球

完全ファイルUFO&プラズマ兵器 友好的エイリアンvsシークレット・ガバメントの地球

  • 作者: 飛鳥 昭雄
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2005/08/31
  • メディア: 単行本
人類はなぜUFOと遭遇するのか

人類はなぜUFOと遭遇するのか

  • 作者: 皆神 龍太郎, Curtis Peebles, カーティス・ピーブルズ
  • 出版社/メーカー: 文芸春秋
  • 発売日: 2002/07
  • メディア: 文庫
トンデモUFO入門

トンデモUFO入門

  • 作者: 志水 一夫, 山本 弘, 皆神 龍太郎
  • 出版社/メーカー: 洋泉社
  • 発売日: 2005/07
  • メディア: 単行本
宇宙人からのメッセージ

宇宙人からのメッセージ

  • 作者: ラエル
  • 出版社/メーカー: 無限堂
  • 発売日: 2005/09
  • メディア: 単行本
地球外生命体―存在の確率

地球外生命体―存在の確率

  • 作者: アミーア・D. アクゼル
  • 出版社/メーカー: 原書房
  • 発売日: 1999/05
  • メディア: 単行本
↓ドイツに関する資料をいくつか。
古城ホテルに泊まるドイツ―歴史と世界遺産探訪

古城ホテルに泊まるドイツ―歴史と世界遺産探訪

  • 作者: 谷 克二
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2006/06
  • メディア: 新書
ドイツ史10講

ドイツ史10講

  • 作者: 坂井 栄八郎
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2003/02
  • メディア: 新書
ドイツものしり紀行

ドイツものしり紀行

  • 作者: 紅山 雪夫
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/05
  • メディア: 文庫
ドイツソーセージをつくる

ドイツソーセージをつくる

  • 作者: ベルンハルト・ガム
  • 出版社/メーカー: エンタイトル出版
  • 発売日: 2006/06/30
  • メディア: 単行本

西ドイツ車は独走する―速度無制限の思想

  • 作者: 田中 重弘
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1986/09
  • メディア: 単行本
2003FIA F1世界選手権総集編

2003FIA F1世界選手権総集編

  • 出版社/メーカー: ユーロピクチャーズ
  • 発売日: 2003/12/25
  • メディア: DVD

2004 FIA F1 世界選手権総集編

  • 出版社/メーカー: ユーロピクチャーズ
  • 発売日: 2004/12/15
  • メディア: DVD

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