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NEW EDITION『ALL FOR LOVE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1985年に発表された彼らの3rd.アルバムである。前作「NEW EDITION」はレコード会社を移籍して新たなスタートを切った彼らであったが、このアルバムは全米TOP 10入りを記録するヒットとなり、シングルの方も全米TOP 40入りするヒット曲が2曲生まれた。それに続いて発表した本アルバムであるが、1986年のBillboard年間アルバム・チャートでは26位、レギュラー・チャートでは最高位32位を記録するヒットとなったものの、前作のような大ヒット曲を生むまでは行かなかった。が、堅実なハーモニーを聴かせてくれるアルバムである。(Billboardのチャートで、レギュラー・チャートでの最高位よりも年間チャートの順位が高いということは、爆発的なビッグヒットではなく、長期間にわたってヒットを記録したということであり、それだけ支持されたと言うことになる。)

収録されているのは以下の全11曲である。『Count Me Out』『Little Bit Of Love (Is All It Takes)』『Sweet Thing』『With You All The Way』『Let's Be Friends』『Kickback』『Tonight's Your Night』『Whispers In Bed』『Who Do You Trust』『School』『All For Love』。

この中からのお薦め曲は、アルバム・タイトル・ナンバーである『All For Love』と『Count Me Out』『Sweet Thing』をピックアップしておく。サウンドとしては、前作のものと大きな変化はなく、綺麗なハーモニーを聴かせてくれている。

'80'sの終盤から'90'sになると、彼らのようなハーモニーを聴かせてくれるグループが登場してきて、ヒットを放つことになるが、少々登場が早かったということなのだろうか。(ある程度のヒットになったということは、それなりに共感する人はいたが、大きな支持にならなかったということである。)が、この後彼らはいくつかのビッグ・ヒットを出すことになる。たまたま時期が悪かったというように考えたい所である。

彼らの発表したアルバムの中で、本アルバムのセールスや評価は伸びなかったが、駄作、時間の無駄というような酷い内容ではなく、もっと評価されても良い充実したものがある。だからこそ聴いていただいて、再評価されるようになってもらいたいアルバムである。

 

All for Love

All for Love

  • アーティスト: New Edition
  • 出版社/メーカー: MCA
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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NEIL SEDAKA『VERY BEST OF NEIL SEDAKA』 [音楽(洋楽)]

表題のベスト盤は1996年にリリースされたものである。彼は'50'sの後期から'60'sにかけて、数多くのヒットを放ったシンガーであり、スタンダード・ナンバーになっている曲がいくつかあるアーティストである。(何曲かは、彼のオリジナルでなくても誰かのカヴァーによって耳にしたことがあるだろう。)そんな彼が放ったヒット曲を中心にしたベスト盤が本アルバムである。既に彼のベスト盤は2枚組のものを含めて多くリリースされているが、1枚もので収録曲がそれなりにあるベスト盤と言うことでは、本アルバムはなかなかのものである。(そのアーティストの全集ということから、複数枚のBOXセットはいいものだが、その一方で1枚に纏まっているというものもそれなりに価値はある。)数多いベスト盤の中でも、お薦めの一枚である。

収録されているのは以下の全16曲である。『Oh! Carol』『Calender Girl』『King Of Clowns』『Next Door To An Angel』『One Way Ticket』『Breaking Up Is Hard To Do』『Happy Birthday, Sweet Sixteen』『Little Devil』『I Go Ape』『Stairway To Heaven』『Diary』『That's When The Music Takes Me』『You Mean Everything To Me』『Girl For Me』『I Must Be Dreaming』『Let's Go Steady Again』。

収録されている曲はいずれもがお馴染みの曲であり、年配方やオールディーズがお好きな方であれば口ずさむことが出来る曲もあるだろう。そんな様に、彼のサウンドというのはとても親しみやすいサウンドである。いきなり『Oh! Carol』で始まるが、何も語る必要はないだろう。親しみやすいサウンドが続くということで、昔を知っている方は当時の思い出に浸るのもいいであろう。また、これまでに彼のサウンドを聴いたことがないという方も、'50'sから'60'sのポップなテイストをたっぷりと楽しんでもらいたいものである。

彼のサウンドは現在では「Evergreen MUSIC」ということになるのだろうが、原題とは全く違うおおらかでゆったりとした時代に浸ることが出来る。これだから、「オールディーズ」と言われる音楽に接することは止められなくなるのである。じっくりと楽しんでください。

 

Very Best of Neil Sedaka

Very Best of Neil Sedaka

  • アーティスト: Neil Sedaka
  • 出版社/メーカー: Camden
  • 発売日: 1997/02
  • メディア: CD


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NAT KING COLE『THE VERY BEST OF NAT KING COLE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは2006年5月にリリースされたベスト盤であり、彼の代表的な曲が網羅されている。(1枚ものであるのに曲数が多いのは1曲の時間が短いためである。)亡くなってから長い年月が流れているが、いまだに人気があるというのも、本ベスト盤に収録されている心に響く曲を聴けば、直ぐに納得できるであろう。

収録されているのは以下の全28曲である。『Stardust』『Sweet Lorraine』『(Get Your Kicks On) Route 66』『Straighten Up And Fly Right』『(I Love You) For Sentimental Reasons』『What'll I Do?』『Morning Star (previously unreleased film version from St. Louis Blues)』『Penthouse Serenade(Instrumental)』『Candy』『Walkin' My Baby Back Home』『Unforgettable』『Mona Lisa』『Nature Boy』『Somewhere Along The Way』『Smile』『A Blossom Fell』『Can't I?』『Let There Be Love』『Almost Like Being In Love』『Ballerina』『I'm Gonna Sit Right Down (And Write Myself A Letter)』『Let's Face The Music And Dance』『Autumn Leaves (French version)』『When I Fall In Love』『That Sunday, That Summer』『Looking Back』『L-O-V-E (multi-lingual version)』『I Wish You Love』。

彼の代表的な曲が網羅されているが、注目されるのはラストの『I Wish You Love』であり、これは1960年1月のラスベガスのサンド・ホテルでのライブである。またインスト・ナンバーである『Penthouse Serenade』、英語以外で歌う『Autumn Leaves』『L-O-V-E』といった所も要チェックである。それ以外では、1曲目で、大ヒット曲『Stardust』からはお馴染みの曲であり、更に、これはテクノロジーによって実現した娘であるNATALIE COLEとの共演作である『Unforgettable』が収録されているのも嬉しいところである。

彼が亡くなったのは1965年2月15日のことであり、既に40年以上が経過しているが、彼の残した数多くの曲というのは、まさに現代音楽に相通じるものであり、それだけ多くの人々に愛され続けてきたものであり、多くがスタンダード・ナンバーとして語り継がれてきているものである。時にはこういうサウンドをじっくり聴いてみることも、また乙なものである。

 

The Very Best of Nat King Cole

The Very Best of Nat King Cole

  • アーティスト: Nat King Cole
  • 出版社/メーカー: Capitol
  • 発売日: 2006/05/02
  • メディア: CD


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