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恋日・ニュータイプ4話 [ドラマ]

第4話となる今回の物語は「スプーンを曲げろ」ということで、身近な「超能力」といえばやはりこれである。ということで、今回のネタは「超能力」の物語と言った時点で登場するのが待たれたネタであったが、そういう期待にしっかりと応えてくれるのは嬉しいところである。また、ゲストは半海一晃さんということで、「ケータイ刑事」シリーズでもお馴染みの顔がというのは嬉しいところでもある。が、今回の物語は今までの物語とは少し違った物語である。(最後の部分を読んでくださいね)

第2話から加わった冒頭のナレーション「多々野ユリ、16歳、超能力者。だが、彼女はまだ自分の能力に気がついていない。下良隆三、ハイパーサイエンス研究所所長。彼は自分に超能力がないことを隠している胡散臭い男である。これは、そんな二人が究極の超能力者・みのるの持つ莫大な財産を譲り受けようと悪戦苦闘する、おかしくもほろ苦い、ハイパーサイエンス・ドラマである」に続いて本編がスタートとなるが、いつものように、長文&ネタバレありで本編に行きます。

今までは、ミッションを受けてから出るサブタイトルがいきなり出る。(いつもと少し違いますねぇ。)で、オムライスを食べようとしているユリ。が、スプーンを握って念じようとしている(?)と思わせておいて、何もせずに「いっただきま~す」と言ってオムライスを食べ始める。が、下良はスプーンを指で挟んで持っていて、念じようとしている。で「下良さん、食べないんですか、カレー?」とユリが尋ねる。(ユリはオムライスなのに、どうして下良はカレーなの?→作ったのではなく、出前を取ったということなんでしょうか...)すると下良は「その前に、これでやるべきことがあるじゃないか」と言う。これに「コップの水でカラカラとしたいんでしょう」とユリは立ち上がって水を持ってこようとする。が「いいや、違う違う」と下良は言うと「スプーンと言えばスプーン曲げだろうが」と、やっぱり「超能力」と言えばこれですよね。しかしユリはスプーン曲げのことを全く知らなかった。「1970年代に一大ブームを巻き起こしたスプーン曲げだぞ」と下良が言っても「私、平成生まれなんで...」とユリ。(16歳ということで、1990年生まれということなんでしょう。ちなみにユリを演じている南沢奈央さんは1990年生まれです。→来年の4月になると、遂に平成生まれの大学生も誕生しますからね。)

で、スプーン曲げの説明をする下良。しかし、「超能力の一種だな」と言ったことから、ユリはみのるからもらった携帯に付いている曲がったスプーンのストラップの意味をようやく理解しました。(何で曲がっているのか?と思っていました。)そして下良には「見せてくださいよ、スプーン曲げ」とお願いし「サイコメトリーやテレポーテーションまで出来る下良さんじゃないですか。スプーン曲げなんか、ちょちょいのちょいちょいちょいですよね」とまで言う。が、下良は話をそらそうとして「カレー美味そうだねぇ」と言うが、ユリは「スプーン曲げ、見たい」と下良を離さない。で、下良は仕方なくスプーン曲げを始めるが「私ぐらいのレベルになると、自分で持たなくても曲げることが出来るんだよ」と言ってスプーンをユリに持たせると「曲がれ~」と始めるが、ユリがじっとスプーンを見つめているので「ご一緒に」と言って一緒に「曲がれ~曲がれ~」。で、ユリが「曲がれ」と強く念じるとスプーンは曲がりました。で「下良さん、凄い!」と感激のユリ。

そうしていると「わしじゃ、わしじゃ」と携帯が鳴る。いつものようにみのるからのミッションを送るという連絡だった。「さあ来い、ミッション来いよ」と下良は口にするが、いつものように下良にはみのるのミッションが聞こえない。で、ユリが聞くと「じゃあ行きましょう」しかし「その前に」ということでユリにミッションを言わせる。「匙曲温泉(さじまがりおんせん)に困っている少年がいるから助けてやりなさい」というものだった。すると下良は「さあ行こう」。ユリは「カレーとオムライス...」これに「カレーは温泉でも食べられる」と飛び出していきました。

匙曲温泉にやってきた二人。「いいですね、このひなびた感じ」とユリは何度も繰り返している。そうしていると、「エスパー田所 魅惑の超能力ショー!旅館「函嶺(かんれい)」」というポスターを見つける。下良は「エスパー田所じゃん」とエスパー田所のことを知っていた。彼は'70年代のスプーン曲げブームの時に世界的に注目を集めた天才少年ということだった。('70'sに「スプーン曲げ」で注目を集めたのは清田益章少年でしたね。)当時、テレビに引っ張りだこだったという。が、「ある時彼は...」と何かをあったことも知っていた。それを語ろうとした下良だったが、子供たちが喧嘩をしている声を耳にすると、二人は駆け寄っていった。

メガネの少年・新吉が体格の良い少年・まことたち3人にいじめられていた。で、ユリが「何やってるの」と止めに入る。すると3人の少年たちは逃げていった。で、「怪我はない?」と優しく声をかけるユリ。しかし新吉は何も言わない。で、「子供の扱いは任せなさい」と下良が出てくると「僕ちゃん、あなたのお名前、何てのかなぁ?」しかし新吉は「人に名前を尋ねるときは自分から乗るのが礼儀だろう」(この台詞、あの生意気に多摩川ドイルも言っていましたね。(From「ケータイ刑事」))で、「失礼しました」と下良。そしていつもの名乗りで「ユリです」「下良です」「もしかして、ユリ・ゲラーの親戚?」「ただのユリよ」「なんだ、ただのユリか、ややこしい」とお約束を。で、「田所新吉」と名乗った少年に、下良は「君はもしかしてエスパー田所の...?」ということで、新吉はエスパー田所の息子だった。で、新吉は父と一緒に日本中を旅して回っていたのだった。そして、父のような偉い超能力者になるのが夢だと語る。が、まだまだ修行が足りず、毎日やっているがスプーンは曲げられない、とも言う。ユリは「このおじさんも超能力者なんだよ」と言うが「父ちゃんには適わないよ。だって父ちゃんは世界一の超能力者だもん」と新吉。で「世界一か」と下良の表情は曇っていたが、やはりエスパー田所のことを知っていた上での発言でした。で、新吉は父の所に二人を連れて行く。(そこはポスターにあった旅館・函嶺だった)

旅館ではエスパー田所が風呂掃除をしながら社長からお金を借りていた。が、かなり前借りをしていた。しかも年々観光客が減っていて経営は厳しく、今日、赤が出たら来週のスケジュールはキャンセルと言われてしまう。そこに新吉がユリと下良を連れてやってくる。

下良がエスパー田所と話をしている間、ユリは新吉とかくれんぼ。じゃんけんで負けて(ユリは、新吉はでした)鬼となったユリは「1~、2~、3~」と数えるが4からは「45678910」とスピードアップして数えている...で「もういいかい」で新吉を追い始める。(でも、旅館でこういう遊びをするのは...)

隠れた新吉だったが、それをみつけたのはまことだった。彼はこの旅館の息子であった。そして「お前にいいもの見せてやる」と言って週刊誌を渡す。そこにユリが現れ「新吉くん、みっけ」さらにまことを目にしたユリは「あっ、いじめっ子」がまことは「バーカ」と言うと逃げていきました。新吉は週刊誌(「週刊現実」というのが週刊誌の名前でしたが、こういう所も「ケー刑事・ワールド」に繋がるセンスです。)を「これ見て」とユリに渡すと「何て書いてあるの?俺、字読めないからさ」と頼む。(新吉は小学生ぐらいですが、字が読めないって、文盲率の低い日本ではちょっと考えられません。ということは、新吉は就学前と考えるのが妥当ですね。)が、記事を見たユリの表情は曇ってしまった。

そこに下良とエスパー田所がやってきた。で、新吉は父の所に行き、下良がユリの側にやってくると「困っていることは何もない」という返事だった。(でも、みのるのミッションは「困っている少年」と言うことだったので、父に聞いても分からないと思うのですが...)がユリは「あると思います」と言って週刊誌を下良に見せる。記事は「伝説のスプーン曲げ少年 さびれた温泉街で未だにご活躍」というもので、エスパー田所のことを記したものだった。(が、文中に「エスパー田所はインチキだった」という文字もありました。)下良は過去の話を知っていて、それをユリに語る。当時はタレント並みの人気だったが、ある日「エスパー田所はインチキだった」という噂が流れ始め、あるテレビ番組でトリックを暴かれたのだった。(で、半ズボンを履いて子供になっている半海さん、やってくれます。が、子供にしたらあまりにも老けた顔をしていますが...)下良の話によると、エスパー田所に気づかれないように仕掛けられていた隠しカメラがスプーン曲げの様子を一部始終撮影していまい、エスパー田所は後ろでスプーンを曲げていたことがばれてしまい、超能力ブームは急速に終わりを迎え、世間から忘れられていったのだった。

真実を知ったユリは「酷いじゃないですか」とエスパー田所に詰め寄る。「本当のことを話した方が良いんじゃないですか」と進言するが「そんなことは分かっている」とエスパー田所。しかし新吉の顔を見ると何も言えなくなってしまうのだった。「このまま偽のスプーン曲げを続けるんですか?」と尋ねるユリ。これに「親子二人、他にどうやって食べていけば良いんでしょうか」と言うエスパー田所。(高校生のユリはまだまだ世間の厳しさが分かっていない所でもありますが、純粋な心を持っているということも分かります。)そうしていると「父ちゃん」と新吉がやってくる。で新吉に「任せておけ」と威勢の良いことを口にするが、新吉がいなくなると「これしかないんだ」と苦しい胸の内をユリに漏らしました。

社長の司会進行で「あの少年が帰ってきました」でショーが始まる。舞台に出たエスパー田所は「今宵は皆さんを神秘的な超能力の世界にお連れいたします」と言ってスプーン曲げを始める。(ちなみにもユリと下良は舞台袖から見ています。)まずは「普通の固いスプーンでしょう」といって客にスプーンを確かめさせる。で、客から受け取ると舞台に戻り、念じ始める。で、スプーンを曲げる。が、舞台袖のユリは「本当に曲げたようにしか見えないですね」

続いて2本目に入るエスパー田所。「今度はねじれたように曲がっていきます」と言うが、舞台袖の下良はユリに「指先をよく見ていろよ」。念じ始めたエスパー田所は言ったようにねじれたようにスプーンを曲げるが、下良は「目の錯覚を利用しているんだ。最初からねじれているの手でを隠し、徐々に回転させる。そうすることでスプーンがあたかもねじ曲がっていったように見せる」とユリに対して解説をする。で、ユリは「新吉くんが知ったら...」と新吉のことを考えると気持ちは曇ってしまう。

続いて「それでは3本目です」と言うエスパー田所だったが「ねえ、このスプーンでやってよ」と客席から子供の声がした。それはまことだった。「タネも仕掛けもないんでしょう。だったらこっちのスプーンでもできるよね」と良いながら舞台のエスパー田所の側にやってくる。更に「それともそっちのスプーンに何か仕掛けがあるのかなぁ?」とまで言う。これにエスパー田所は困り果ててしまう。客席からは「やってみせろ」の声が飛ぶ。が、やろうとしないエスパー田所。次第にヤジが飛び始める。が「そうだよ、やって見せてよ父ちゃん」と言って新吉が舞台に駆け寄る。で「バカにするなよな。父ちゃん、世界一の超能力者なんだぞ」と言ってスプーンを父に渡す。で、それを受け取ったエスパー田所。で「それでは」と口にしたが、困惑の表情をしている。指先でスプーンをさすり始めるが、突然頭を抱えてその場に腰を下ろすと「ダメだよ、出来ないよ」と言ってしまう。すると「ほうら、やっぱしインチキじゃん」とまこと。が、新吉が「俺がやるよ」と言って父からスプーンを奪うと「曲がれ、曲がれ」と念じ始める。

それを見たユリは「下良さん、曲げてあげてください」と言うが「いや、しかし...」と下良。これにユリは「お願いします。念じてください、スプーンが曲がるように」と再度お願いを。で、仕方なく手を貸そうという素振りをする下良。ユリも「お願い、曲がって」と念じる。すると、新吉の手にあったスプーンが曲がった。すると客席からは拍手の渦が起こった。ゆりも「やったぁ、下良さん、ありがとう」と下良が念じたものと信じているユリ。が、下良は苦笑いを浮かべるだけでした。

ショーが終わり楽屋に戻ったエスパー田所は、「新吉、おめえ凄いぞ。いつのまにあんな...」と新吉に驚いている。そこに社長がやってきて「テレビ、新聞、雑誌みんな飛びついて来やがったよ」と伝え、「超能力親子」として売れると判断した。で、一年中家のステージで契約してもらおうかなぁ、と態度が一変している。これに喜ぶエスパー田所。新吉も実に嬉しそうで良い表情をしている。それを見たユリは「良い人助けになりましたね」と言うが、下良は「どうかなぁ?」と複雑な表情をしている。

が、エスパー田所は「しかし、お前も隅に置けないな、いつから気がついていたんだ?」と言うが「何を?」と新吉。で「父ちゃんのスプーン曲げがインチキだってことをさ」と言い、新吉のトリックを見抜けなかったと言うが「トリックって何のことだよ。俺、本当にスプーン曲げが出来るようになったんだよ。父ちゃんみたいな本物の超能力者に成れたんだよ」と新吉。しかし「超能力なんて、この世にあるわけ無いだろう」とエスパー田所。これに「えっ?」と新吉。が、この時に全てのことを知りました。で、ひびが入っているメガネのレンズが落ちました。新吉は改めてスプーン曲げをしようとして念じ始めるが、スプーンは曲がらない。で「どうして?」それを見たユリは「下良さん」と言うが、下良は後ろを向いたままで首を横に振るだけでした。エスパー田所はトリックのネタを新吉にドンドン仕込むと言い、更に「勘弁してくれと言うまで稼いでやる」と言って笑い出すが、曲がらないスプーンをを持ってさすっている新吉、それを見つめているユリと下良の表情は曇っていくだけでした。

ハイパーサイエンス研究所に戻ったユリと下良。ユリは落胆の表情でソファーに身を投げ出してしまった。下良は「マスコミに踊らされ、エスパー田所もある意味犠牲者なのかも知れない。新吉くんにとっては真実を知った方が良かったのかも知れないよ。長い目で見ればね」と振り返るが、これはいつの日かユリが自分には超能力が無いということを知った時に感じるであろう気持ちを代弁しています。

そうしていると「わしじゃ、わしじゃ」と携帯が鳴る。で、内ポケットから携帯を取りだしてユリに渡す下良。ユリが携帯を広げて出ると「わしじゃ。それもまた人生。ポン!」といつものスタンプ・ゲットと思いきや、「終わりと言いたいところだが、全然人助けになってはいないではないか」といつもとは違って続きがありました。さらにみのるは続け「よって、今回はスタンプは没収じゃ」と伝えた。で「没収?」と驚くユリと下良は慌ててスタンプカードを開いてみると、3個あったスタンプの1つが消えてしまい、ゲットしたスタンプの数は2個になってしまいました。で、落ち込む下良は「あ~あ、これでまた国家予算が遠のいてしまった」とボヤき、ユリはマラカスを手にして「それだけじゃないですよ。今日はいつものこれが出来ません」と落ち込みました。(ということで、今回は「いただき、マンボ!」はありませんでした。)更に画面に「Mission complete」と出るが、クイズの不正解の「ブブー」と言う音が流れ、そこに赤いバッテンが付きました。

今回の物語は、タイトルの出る位置から違っていて、「何か違うぞ」と感じましたが、見事にやってくれました。過去3話のパターンを打ち破ることにとなり、これによって毎回何とかミッションをクリアしてスタンプが貯まっていくと思われた物語が、そうではないということを教えてくれました。「スタンプ没収」も有りということになると、面白さもふくれあがります。(こういうこともひょっとしたらと思ったものの、まさかそれが本当にあるとは...)また、スタンプカードのマスは全部で32個あるので、1話に1個ずつ貯まっていくと32話必要となりますが、3クール39話の中で前後編の物語を複数作って、3クールかけて32個貯まるのか?とも考えましたが、今回のように「没収」があれば、前後編の物語を1回(最終話)のみで、3クール39話で32個ということも可能ですね。(が、一度に複数のスタンプゲットという可能性も捨てられません。更には、ひょっとしたらダミーのマスがあって、32個よりも少ない数で満点になるのかも知れないし...)→やっぱり完全に型にはめずにこういう物語を挟むとは、やっぱり丹羽P、一筋縄には行きませんね。(ところで、この「恋日・ニュータイプ」は全何話の予定なんでしょうか?ユリの父が入院三ヶ月と言っていたので、1クールだと筆者は思っています。が、2クールの可能性もあるとは思っていますが、3クールは無いと思っています...)

次回の物語は「ばあちゃんを救え」という物語で、予告では「ここにやって来たのはお主で6人目じゃ」とみのるが言っていましたが、ユリたちに新たな競争相手が登場と言うことでしょうか?でも、OP主題歌の所で「NEW TYPE 00XX」(ユリは「NEW TYPE 0005」です。)として、何人かが出ているが、その中には次回ゲストと思われる田中有紀美さんの顔はありません。ライバル・キャラ(主題歌映像に顔が出てくる「NEW TYPE 0006」の中原翔子さん(?)、「0007」は誰か分かりません、「0008」の大政絢さんがその候補だと思いますが...)の登場はあり得ると思っていますが、ちょっと気になると同時に楽しみです。

今週のクイズ。DoCoMoのモバイラーズチェック・1000円分がクイズ正解者の中から毎月10名に当たる双方向番組ならではのクイズである。(HP、はがきでは応募できず、データ放送のi-アクセスでのみ応募するものである。)今回の問題は「エスパー田所の超能力ショーは?」と言う問題である。選択肢は「透視力」「予知能力」「瞬間移動」「スプーン曲げ」の4つ。(正解は「スプーン曲げ」ですが、いつものように易しい問題ですが、ネタが仕込んでないですね...)

みのる超能力教室。いつものように「わしじゃ」と言って椅子に座っているみのる。「埼玉県川口市、けんじ君からの質問じゃ」といってハガキによる質問な回答です。(が、このハガキの宛先は〒XXX-0000 みのるさま、とあるだけでした。)「どうして曲げるのはスプーンなんですかフォークじゃダメなんですか?日本人ならを使うべきじゃないですか?」という質問でした。これに笑いながら「それはそうだなぁ」と言うと「それもまた人生」→箸はともかく、「フォーク」というのは思ったこともある筆者ですが、答えは分かりませんでした。(強いて言うと、曲げた後にそれを投げたら危険だから使わない、ということでしょうか?)→どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら、教えてください。

 

 ↓「スプーン曲げ」ということで...

職業欄はエスパー

職業欄はエスパー

  • 作者: 森 達也
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2002/09
  • メディア: 文庫

清田益章の超能力開発講座―エスパーが教える念力・透視・テレパシー!

  • 作者: 清田 益章
  • 出版社/メーカー: 学研
  • 発売日: 1992/07
  • メディア: 単行本

平和のためのスプーン曲げコース―スピリチュアル・ピースメーカー

平和のためのスプーン曲げコース―スピリチュアル・ピースメーカー

  • 作者: ジェームス トワイマン
  • 出版社/メーカー: ナチュラルスピリット
  • 発売日: 2004/07
  • メディア: 単行本

スプーン曲げに夢中 SPOONS BEND IN ENCHANTING CURVES

スプーン曲げに夢中 SPOONS BEND IN ENCHANTING CURVES

  • 作者: Eric Rutledge, 板垣 真理子
  • 出版社/メーカー: 彩流社
  • 発売日: 2005/11/15
  • メディア: 単行本

ナポレオンズのマジック・究極のタネあかし―スプーン曲げから降霊術までプロのマル秘テクニックを初公開!

  • 作者: ナポレオンズ
  • 出版社/メーカー: 日本文芸社
  • 発売日: 1990/11
  • メディア: 単行本
↓「オムライス」と「カレー」

カレーハヤシライスオムライス―評判の味がわかる。作って楽しめるカレー第2弾!

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 旭屋出版
  • 発売日: 1998/06
  • メディア: ムック
かんたんなごはん作り

かんたんなごはん作り

  • 作者: 小川 聖子
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 1996/04
  • メディア: 大型本
スーパー食いしん坊 特製カレーライスの巻

スーパー食いしん坊 特製カレーライスの巻

  • 作者: ビッグ錠
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/02
  • メディア: コミック
日本の「食」とくらし〈4〉現代の食を考えよう―パン、カレーライス、カップめん

日本の「食」とくらし〈4〉現代の食を考えよう―パン、カレーライス、カップめん

  • 作者: 竹内 由紀子
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2003/03
  • メディア: 大型本
↓匙曲温泉はこれには出ていませんが...
秘湯&ひなびた一軒宿 全国編

秘湯&ひなびた一軒宿 全国編

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: JAF出版社
  • 発売日: 2003/12
  • メディア: 単行本

新版 ひなびた温泉郷の宿―全国の秘湯220選

  • 作者: 藤代 恵也
  • 出版社/メーカー: キョーハンブックス
  • 発売日: 1988/04
  • メディア: 単行本
↓「インチキ」と言うことではこういうものがありますが...
わたしたちはなぜ科学にだまされるのか―インチキ!ブードゥー・サイエンス

わたしたちはなぜ科学にだまされるのか―インチキ!ブードゥー・サイエンス

  • 作者: ロバート・L. パーク
  • 出版社/メーカー: 主婦の友社
  • 発売日: 2001/03
  • メディア: 単行本
インチキ科学の解読法 ついつい信じてしまうトンデモ学説

インチキ科学の解読法 ついつい信じてしまうトンデモ学説

  • 作者: マーティン・ガードナー
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2004/08/24
  • メディア: 単行本
インチキ霊能力者にダマされるな!―正しい霊能の見分け方、使い方を公開!

インチキ霊能力者にダマされるな!―正しい霊能の見分け方、使い方を公開!

  • 作者: 松林 秀豪
  • 出版社/メーカー: アクア出版
  • 発売日: 2005/05
  • メディア: 単行本
 
↓「没収」ということで...(「スタンプ没収」はここまで重くはないと思いますが...)

現代社会における没収・追徴

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 信山社出版
  • 発売日: 1996/03
  • メディア: 単行本

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「007/LICENCE TO KILL」 [映画(洋画)]

6代目ボンドを迎えた007シリーズ最新作であるシリーズ第21作の「CASINO ROYALE」が12/1に公開になるが、それに向けて、これまでのシリーズ全20作をDVDで順番に改めて見ている。(シリーズ40周年記念のDVD-BOX+「ダイ・アナザー・デイ」。一応、特典映像の方も一緒に見ているので、1本を見るのに3時間半前後の時間が必要となる。尚、今度は全20作のアルティメット・コレクションのBOX(スーツケースに収納)が発売されるのですね。全作吹き替え版もあるということで、一応は「アルティメット」と感じます。(が、40周年のBOXを持っているので、流石に購入の方は...)で、今回は4代目・ボンドのティモシー・ダルトンの2本目(本来はもう1本ボンドを演じるはずだったが、裁判沙汰になり製作が停止したため、契約が切れてしまったため、ティモシー・ボンドはこれが最後となりました、)のシリーズ第16作の「消されたライセンス」です。

尚、007シリーズに関してはHPの方に資料として作っていますので、そちらもご覧頂ければ幸いである。(ここをクリックしてください。)尚、各作品については「作品解説」と「脱線メモ」という2本立てで記していますが、前者は筆者が書いたもの、後者は年間に映画を600本以上見るという友人のG氏が書いたものです。

「LICENCE TO KILL」はI.フレミングの小説には無いタイトルであり、ボンドが持つ「殺しのライセンス」のことである。(オリジナルのタイトルを付けるにしては無難なところです。)で、本作はフレミングの小説の「死ぬのは奴らだ」と「珍魚ヒルデブラント」に登場するキャラクターを使い、原作に忠実な描写とオリジナル・ストーリーを組み合わせ、リアルなストーリーを追求した作品である。特に、本作ではボンドが個人的な復讐で動く、ということで「殺しの許可証」を取り消されても悪を追っていくという人間性が前面に出た物語となっていて、4代目・ティモシー・ダルトンの「人間ボンド」の本領発揮といった所である。(それだけに、彼のボンドがこれで終わりというのが実に惜しい...)

監督は前作に続いてシリーズ5本目(5作連続)となるジョン・グレンであり、5本の監督というのはシリーズ最多となった。脚本はリチャード・メイバウムとマイケル・G・ウィルソンといういつもの顔が担当している。音楽は本シリーズ初登場となるマイケル・ケイメンが担当し、主題歌はグラディス・ナイトがタイトルと同名のOP主題歌「Licence To Kill」を、パティ・ラベルがエンドロールの主題歌「If You Asked Me To」を担当している。(OPとEDが別々というのは、4代目ボンド作品から試みられたことであるが、これがスパイスとなって「人間ボンド」ということを演出するいい味になっている。)どちらの曲もソウルフルでたっぷりと聴かせてくれるゆったりとしたボーカル・ナンバーであるが、G.ナイトの方はシリーズの雰囲気もしっかりと受け継いでいる曲である。また、P.ラベルの方はソフトでハートフルな所が綺麗なメロディに乗っていて、とても良い雰囲気で物語の幕を閉じてくれる。

キャストは、ボンドは2本目のボンドとなるティモシー・ダルトンであり、前作でも感情を持った「人間ボンド」を演じていたが、一段と感情を出すボンドを演じ、4代目は「人間ボンド」という新たなボンド像を推し進めた。ボンドガールはマックスファクターのイメージガールを務めていたことで知られるモデル出身のキャリー・ロウエルで、力強さを兼ね備えた新たなボンド・ガール像を確立させた。(髪型一つで随分と印象が変わるものですね。)で、本作以降のボンド・ガールはボンド顔負けの力強さやプロフェッショナルな面が出てくることになるが、そういった意味では「私を愛したスパイ」のバーバラ・バックと共にシリーズに残るボンド・ガールです。そしてもう一人、サンチェスの愛人であるルペにタリサ・ソト。敵となる麻薬王・サンチェスにはロバート・ダビが存在感のある悪役を演じている。また、殺し屋・ダリオを演じているのがベニチオ・デル・トロというのも注目ポイントです。そして、本作では重要な位置となるボンドの友人でありCIAのフィリックス・ライターには「死ぬのは奴らだ」でフィリックスを演じたデイヴィッド・へディスンが16年ぶりに再び演じている。(彼は5代目・フィリックスであり、フィリックスを2度目となるのは彼が初めてである。)そして、M、Q、マネーペニーは、2代目・Mのロバート・ブラウン、これがシリーズ15本目となるデズモンド・リュウェリン、2代目として2本目となるキャロライン・ブリスという前作と同じ顔ぶれが演じている。尚、本作ではQが現場でボンドのアシストをするというように、Qの活躍がたっぷりと楽しむことが出来る作品でもある。

本作は人間くさいボンドを一段と推し進めたが、興行成績では大苦戦しました。(評価は高いのですが...)また、リアルさを追求したことにより、イギリスでは映倫規定に引っかかってしまい、計4ヶ所のカットをせざるを得なくなってしまい、アメリカではシリーズ初のR指定を受けることとなりました。(こういう所も興行成績が伸び悩む一因となった。)

更に、当初は東南アジアの麻薬王を相手に中国が舞台となる物語で進められていたが、天安門事件のため中国でのロケが不可能になり、中南米を舞台にすることに変更されるということにもなり、本作公開後の裁判沙汰もあり、次々と不運がやってきた作品でもありました。尚、劇中にニンジャや香港の麻薬捜査官が登場するのは東南アジアを舞台にした名残でもあります。

物語は、ボンドの長年の友人であるCIAのフィリックス・ライターの結婚式にボンドは出席する。が、麻薬王サンチェスが現れたと言うことでその逮捕に向かう。サンチェスの逮捕に成功し、フィリックスの結婚式を迎えるが、その頃サンチェスは脱走を図り、夜、新婚のティリックス夫妻を襲う。新妻のデラは殺され、フィリックスは虫の息に。怒りのボンドはフィリックスの仇を取るためにサンチェスを追うが、Mは別の任務を与える。その命令を拒否したボンドは殺人許可証を剥奪されるが、フィリックスの仇を討つため、サンチェスを追ってイスマスシティへと乗り込む。サンチェスを狙ったボンドだったが、それを邪魔したのは長年かけておとり捜査でサンチェスを捉えることを進めていた香港の麻薬捜査官たちだった。が、窮地のボンドはサンチェスに救われ、サンチェスの元に乗り込み、改めてフィリックスの仇を目論む。ボンドは、サンチェスの部下たちを裏切ったかのような工作を行い、一人ずつ片付けていく。が、ボンドの正体を見抜いたのは、殺し屋のダリオだった...

本作では、冒頭ではヘリで小型機を釣り上げるといった派手なスタントから始まり、生身のアクションが次々と登場する。そして何と言っても、クライマックスの麻薬精製工場から脱出した大型タンクローリーのチェイス、スタントは迫力満点で、タンクローリーのウィリー走行、片輪走行などのスタントは見所満載である。また、イスマスシティではQがボンドのアシスタントとして現場に出て協力することになるが、これも見所の一つである。

そんな中、当時、テレビCMが007シリーズを意識したスパイ・アクション・ストーリー仕立てとなっていたたばこ(LARK)が秘密兵器の小道具として登場(勿論、たばことしてではなく、秘密兵器の一つとしてである。)するのは、遊び心にも満ちている007シリーズらしいところでもある。

本作公開後、あと1本ボンドを演じることになっていたダルトンだか、色々な問題が起こり、裁判沙汰となり製作できなくなったことで本作をもってボンドから降りることになってしまったのが、彼の演じたボンドは、感情の起伏が激しく、とても人間味溢れるボンドであっただけに、とても残念なところでした。(これだけ人間味に溢れていたら、「女王陛下の007」をダルトンでリメイクしたら、またまた素晴らしい作品になったでしょうね。)で、本作の次の作品まで、6年間という時間が間に入ることになり、その間に東西冷戦の終結、東側諸国(ソ連や東欧諸国)の相次ぐ崩壊で世界情勢が大きく変わってしまったことで、シリーズはまたも大きく変わることになります。ただ、エンド・クレジットに「James Bond will return」とあったように、ボンドはちゃんと戻ってきてくれますからね...

 

↓サントラ盤
007 Licence to Kill

  • アーティスト: Various
  • 出版社/メーカー: Unknown Label
  • 発売日: 1999/06/14
  • メディア: CD

007/消されたライセンス 特別編

007/消されたライセンス 特別編

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2003/02/26
  • メディア: DVD
007 消されたライセンス アルティメット・エディション

007 消されたライセンス アルティメット・エディション

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/11/22
  • メディア: DVD
007 製作40周年記念限定BOX

007 製作40周年記念限定BOX

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2004/08/20
  • メディア: DVD

007 アルティメット・コレクション BOX

007 アルティメット・コレクション BOX

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/11/22
  • メディア: DVD

ジェームズボンド007シークレットファイル

ジェームズボンド007シークレットファイル

  • 作者: ロジャー スチュワート, アラステア ダゴール
  • 出版社/メーカー: 東邦出版
  • 発売日: 2006/10
  • メディア: 大型本


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TIFFANY『TIFFANY』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1987年に発表された彼女のデヴュー・アルバムである。この時の彼女は若干15歳であって、DEBBIE GIBSONらと共にティーンエイジャーながらにして次代を担う星として彗星の如く現れるや、ティーンエイジャーの一大ブームを巻き起こすことになった。また、本アルバムからは2曲の全米No.1ヒットが生まれており、更に本アルバムも全米No.1の座を獲得するということで、まさに凄い勢いであった。で、1988年のBillboard年間アルバム・チャートでも、堂々の9位にランクインしている。(ちなみに、レギュラー・チャートで1位を獲得したのは2週間である。)

収録されている曲は以下の全10曲である。『Should've Been Me』『Danny』『Spanish Eyes』『Feelings Of Forever』『Kid On A Corner』『I Saw Him Standing There』『Johnny's Got The Inside Moves』『Promises Made』『I Think We're Alone Now』『Could've Been』。

全米No.1を獲得したのは、『I Think We're Alone Now』(1987年のBillboard年間シングル・チャートでは18位、1位は2週)と『Could've Been』(1988年のBillboard年間シングル・チャートでは8位、1位は2週)である。まずは『I Think We're Alone Now』(邦題:ふたりの世界)で彗星の如く現れたが、ちょっとハスキーなボーカルは新鮮な魅力に満ちていた。

本アルバムでは、そんな彼女が元気よく、幅広いサウンドを聴かせてくれているが、注目されるのはBEATLESの『I Saw Him Standing There』をカヴァーしているところである。彼女はBEATLES解散後の生まれであるが、そんな世代の彼女がBEATLESの曲を取り上げるというのもまた新たな魅力を楽曲に与えてくれることになった。

単なるアイドルではなく、実力の方もしっかりと持っている彼女の歌声は、まさに'80's後半の期待の星であった。'80'sの後半では書かすことの出来ないシンガーの一人である。(が、このデヴュー・アルバムが出来は一番でしたね...)

 

Tiffany

Tiffany

  • アーティスト: Tiffany
  • 出版社/メーカー: Mca
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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TUBES『OUTSIDE INSIDE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1983年に発表されたものであり、本アルバムにはTOTOのメンバーやPATTI AUSTIN、MOTELSのMARTHA DAVISが参加している所が注目のアルバムである。彼らはウエスト・コーストでも独特のサウンドを放っているシスコの出身のグループであり、この頃のベイ・エリアは次々と期待の星が登場してくるという元気があった頃である。前作で、当時の売れっ子プロデューサであったDAVID FOSTERと組んでヒットを放ち、あか抜けた彼らだったが、本作でもそのコンビは良い味を出していて、'80's前半のこれぞウエスト・コースト・サウンドという道を突き進んでいる。尚、本アルバムもヒットを記録していて、1983年のBillboard年間アルバム・チャートで50位、レギュラー・チャートでは最高位18位を記録している。

収録されている曲は以下の全11曲である。『She's A Beauty』『No Not Again』『Out Of The Business』『The Monkey Time』『Glass House』『Wild Women Of Wongo』『Tip Of My Tongue』『Fantastic Delusion』『Drums』『Theme Park』『Outside Lookin' Inside』。

この中からは、『She's A Beauty』がシングル・カットされてヒットを記録していて、1983年のBillboard年間シングル・チャートで58位、レギュラー・チャートで最高位10位を記録している。この他の曲で、筆者のお薦め曲は、『The Monkey Time』『Glass House』『Theme Park』『Outside Lookin' Inside』といった所をピックアップしておく。

彼らは、ライブでは見せ場をしっかりと用意した楽しめるライブ演奏をしているが、本アルバムでは、そういう所は抑えて、じっくりと聴かせてくれる奥行きのあるパフォーマンスを聴かせてくれている。特に、TOTOのSTEVE LUKATHERが存在感のあるギター・プレイを披露していて、これがアルバム全体にしまりを出させることになっている。

ウエスト・コースト・サウンドでも、'70'sではなく'80's前半のサウンドがお好きな方であれば、容易に受け入れられるサウンドであり、この辺りは流石はD. FOSTERと言った所である。'80'sのウエスト・コースト・ロックがお好きな方は必聴の一枚です。

 

Outside Inside

Outside Inside

  • アーティスト: The Tubes
  • 出版社/メーカー: Bgo
  • 発売日: 1992/03/01
  • メディア: CD


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THOMPSON TWINS『BIG TRASH』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1989年に発表されたものである。彼らは'80's中盤から隆盛を極めるエレポップ・サウンドを奏でる一グループとして、明るく楽しいサウンドを奏でてきて、ヒット曲も飛ばしてきていた。その'80'sも幕が下りようとしている頃になり、その'80'sとの惜別といった感じで発表したアルバムである。サウンドの方は、相変わらずの明るく楽しいエレポップ路線そのものであり、聴きやすいものである。また、相変わらず楽しくなってくるサウンドであり、こう言うところは変わらないのは嬉しいところでもある。

収録されているのは以下の全11曲である。『Sugar Daddy』『Queen Of The U.S.A.』『Bombers In The Sky』『This Girl's On Fire』『T.V. On』『Big Trash』『Salvador Dali's Car』『Rock This Boat』『Dirty Summer's Day』『Love Jungle』『Wild』。

この中からのお薦め曲というと、『Sugar Daddy』『Bombers In The Sky』『This Girl's On Fire』『Love Jungle』という所をピックアップするが、『Hold Me Now』などのヒットを飛ばしていた頃と比べると、やはりこなれたところがあり、その分だけ纏まってしまったという感じがするのが、ちょっと惜しいところである。が、落ち着いて聴くことが出来るサウンドに纏まっている。

'80'sも終盤となると、ワールド・ミュージックの台頭、ヒップ・ホップの台頭もあり、エレポップは成熟したこともあって苦戦をするようになっていたが、やはりそういう状況を打破することは出来なかったものの、'80'sという時代の一時期をリードしていた彼らがアルバムを発表したことで、いよいよ'80'sのエレポップも終わったということを感じたものでした。しかし、だからこそ'80'sサウンドを楽しむ上では締めに持ってきたいアルバムである。

 

Big Trash

Big Trash

  • アーティスト: Thompson Twins
  • 出版社/メーカー: Red Eye
  • 発売日: 1989/09/12
  • メディア: CD


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TOM TOM CLUB『THE GOOD THE BAD AND THE FUNKY』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは2000年に発表された通算5枚目のアルバムである。TALKING HEADSのクリスとティナは1981年にファンキーな『Genius Of Love』というヒットを飛ばしたが、それ以降もそれなりにTOM TOM CLUB名義で活動をしていたが、本アルバムは9年ぶりにTOM TOM CLUB名義で発表したアルバムである。サウンドの方はファンキーなものであり、TALKING HEADSとは全く違うサウンドであり、やりたいことをやり続けるということでは一貫している所は実に良いことでもある。また、あのサウンドを再び聴くことが出来るというのは実に嬉しいところでもある。

収録されているのは以下の全12曲である。『Time To Bounce』『Who Feelin' It』『Happiness Can't Buy Money』『Holy Water』『Soul Fire』『She's Dangerous』『She's A Freak』『(C'mon) Surrender』『Love To Love You Baby』『Superdreaming』『Lesbians By The Lake』『Let There Be Love』。

9年ぷりということになると、サウンドの方も変わってしまったのではないかと思われるが、この不安は冒頭の『Time To Bounce』で払拭されることになる。ファンキーな所は変わらず、しかも、レゲエのリズムを取り入れたり、スカを取り入れたりしている所は全く変わらない。ということで、'80'sのTOM TOMサウンドを知っていると、直ぐに安心することが出来る。そして続く『Who Feelin' It』になると、もう彼らのやりたい放題となり、健在ぶりを知ることになって嬉しくなる。

筆者のお薦め曲としては、『Time To Bounce』『She's Dangerous』『She's A Freak』『Love To Love You Baby』『Superdreaming』という所をピックアップしておくが、あのサウンドが甦っているのは本当に嬉しいところである。

ということで、'80'sのTOM TOM CLUBのサウンドが好きだったという方は迷うことなく楽しむことが出来るものであり、また、彼らを知らない方でもファンキーなサウンドがお好きな方であればスムーズに入っていくことが出来るアルバムである。但し、TALKING HEADSがお好きという方の中にはTOM TOM CLUBはどうしてもついて行けないという方もおられるが、そういう方はやはり避けるべきでしょうね。いずれにしても、自分たちのやりたいこと、やりたいサウンドを奏でるということでは、とことんまでやっているだけに、好き嫌いの好みはあるだろうが、実に充実したプレイを楽しむことが出来るため、気持ちよさを感じることになります。(こういうアルバムって、そんなに多くあるわけではありませんからね...)

 

The Good the Bad and the Funky

The Good the Bad and the Funky

  • アーティスト: Tom Tom Club
  • 出版社/メーカー: Rykodisc
  • 発売日: 2000/09/12
  • メディア: CD


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TACO『PUTTIN' ON THE RITZ』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1983年に発表されたアルバムをベースにして、ボーナス・トラックの追加によってベスト盤扱いとされているアルバムである。アルバム・タイトル・ナンバーである『Puttin' On The Ritz』の大ヒットと共に脚光を浴びることになった彼であるが、そのインパクトのある名前から、'80'sの一発屋ということで、印象あるその名前で覚えられている。(が、その後も音楽活動はしています。)→名前というのも大事なものであるが、考えてみたら彼の名前は確かにインパクトはありました。(「何だらかんだらホニャララ」という長い名前だったら、まずは誰も覚えていないでしょうし... が、彼の名前は「凧」でもないし「蛸」でもなく、たまたま発音がこれと一致するだけです。こう言うのも外国語の(単語の)おもしろい所である。)本アルバムのサウンドは、'80'sサウンドの主流を行くものではないが、'80's前半では、'70's終盤から続く新たなサウンドがこれでもかというように生まれてきて百花繚乱状態となるが、そんな時代を象徴するサウンドでもある。また、この当時はシンセサイザーの使い方も色々なアプローチがあって、とてもおもしろいものとなっている。

収録されているのは以下の全14曲である。『Puttin' On The Ritz』『La Vie En Rose』『Cheek To Cheek』『After Eight』『Over The Rainbow』『Winchester Cathedral』『Chambre Separee』『Singin' In The Rain』『Living In My Dreamworld』『You Are My Lucky Star』『Let's Face The Music And Dance』『Taco's Charleston Medley』『Superphysical Resurrection』『Got To Be Your Lover』。

この中からは、やはり『Puttin' On The Ritz』が際立った一曲と言うことになる、この曲はシングル・カットされてヒットを記録し、1983年のBillboard年間シングル・チャートでは31位にランクインしており、レギュラー・チャートでは最高位4位を記録している。ダンサブルとは言い難い所があるものの、不思議なリズムのある一曲であって、不思議と体が動く曲でもある。こういう所がこの曲の魅力であり、まただからこそキワモノ扱いをされることにもなったのだが、当時の「何でもあり」という所を象徴している一曲でもあり、これだからこそ'80'sサウンドにハマルと止められないのである。

このヒットしたアルバム・タイトル・ナンバー以外では、『Singin' In The Rain』や『Over The Rainbow』のように、往年の大ヒットを記録したミュージカル映画のカヴァーをしている所がまた面白いところであって、「どうして?」というギャップがあるが、これがまた彼の面白いところでもある。それから、筆者のお気に入りの『La Vie En Rose』、これもお薦め曲として忘れずに記しておくことにします。

現在、本アルバムを耳にしたら、格好陳腐なように感じるというのが一般的なようであるが、それはテクノロジーの進歩とシンセサイザーがあまりにもメジャーな存在になったからに他ならない。が、だからこそ本アルバムのような使い方もあり、それがまだ成熟していない時期だからこそ面白いものができあがったのである。'80'sサウンドが色々と面白いのは、'70's以前に完成していたと思われたサウンドに、発展途上のシンセサイザーが現れ、それを試行錯誤によって様々なサウンドを生み出したことによって、色々なサウンドが生まれた所にある。まさに彼はそんな試みを行った一人として、'80'sという時代で異才を放っているのである。決して主流ではないが、'80'sサウンドの幅の広さ、奥深さを知る上では欠かすことの出来ないアルバムである。

 

Puttin' On the Ritz

Puttin' On the Ritz

  • アーティスト: Taco
  • 出版社/メーカー: BMG International
  • 発売日: 1998/10/06
  • メディア: CD

↑US盤 | UK盤 ↓

Puttin' On the Ritz

Puttin' On the Ritz

  • アーティスト: Taco
  • 出版社/メーカー: Lasel
  • メディア: CD


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TOM PETTY & THE HEARTBREAKERS『TOM PETTY & THE HEARTBREAKERS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1976年に発表された彼らの1st.アルバムである。TOMは心機一転して新たにバンドを組んだのだが、本アルバムを発表した当時は、極普通のアメリカン・ロックを聴かせるハンドの一つということにしかならなかったが、本アルバムでは、後の彼らのサウンドの特徴であるシンプルながらもストレートなR & B系のロックを聴かせるというスタイルは確立していた。また、彼らの代表曲となる『Breakdown』『American Girl』も、この時のものであり、これが花開いていくことになる。TOMのキャリアでは出直しとなることになるが、ここから新たな飛躍が始まるのである。

収録されているのは以下の全11曲である。『Rockin' Around With You』『Breakdown』『Hometown』『The Wild One』『Forever』『Anything That's Rock 'N' Roll』『Strangered In The Night』『Fooled Again (I Dont Like It)』『Mystery Man』『Luna』『American Girl』。

この中からは、やはり『Breakdown』と『American Girl』ということになるが、シンプルながらもストレートなそのサウンドは、彼のロック・スピリットに満ちたものであり、メロディ、ボーカルとバランスの良いアルバムの花となっている。この2曲以外では、『The Wild One』『Strangered In The Night』といった曲をお薦め曲として記しておく。

本アルバムが発表された当時は、ロックと言えばウエスト・コースト・ロックが盛り上がり、更にはパンクが新たなサウンドとして脚光を浴びていた。また、世界的なディスコ・サウンドのブームも本アルバムの発表後にやってくることになり、オーソドックスなロック(特に、派手さのないシンプルなロック)は肩身の狭い思いを受けることになる。が、それでも自分たちのスタイルを守り、その道を進み、地道なライブ活動を続けることで、経験を重ねて成熟していくことになる彼らであるが、本アルバムにはそんな彼らの魂が籠もっている。まだまだ荒削りなところがあるものの、こういう魂の籠もったサウンドは、やはり心を惹かれるものがある。後のヒット・アルバムを聴いたら、彼らの新たな出発点となった本アルバムはしっかりとチェックしておきたいところである。じっくりと聴きましょう。

 

Tom Petty & the Heartbreakers

Tom Petty & the Heartbreakers

  • アーティスト: Tom Petty & the Heartbreakers
  • 出版社/メーカー: Warner Bros.
  • 発売日: 2002/05/07
  • メディア: CD


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TEARS FOR FEARS『THE HURTING』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1983年に発表された彼らの1st.アルバムである。彼らは『Shout』のシングル・ヒットと1985年に発表したアルバム「SONGS FROM THE BIG CHAIR」でブレークすることになるが、本アルバムでもそのエレ・ポップ路線の聴きやすいサウンドを奏でていて、後のブレークを予感させてくれている。この時期は、同じようなサウンドを奏でるグループが次々と登場したが、キラリと光るセンスを感じさせていたのは確かなところである。(が、本アルバムは殆ど評価されていない。)

収録されている曲は以下の全10曲である。『Hurting』『Mad World』『Pale Shelter』『Ideas As Opiates』『Memories Fade』『Suffer The Children』『Watch Me Bleed』『Change』『Prisoner』『Start Of The Breakdown』。

この中からは、『Hurting』と『Mad World』が良い味を出しているが、アルバムの冒頭にこういう引きつけられる曲が収録されているというのは、アルバム全体をじっくりと聴こうという気にさせてくれるということもあり、楽しいサウンドを聴くことが出来るようになる。

サウンドは、'80'sに一気にメジャーなサウンドとなるシンセサイザーを使った所謂エレポップであるが、彼らのサウンドはメロディ・ラインが綺麗なものであり、これが他の数多くのエレポップ・グループと違って聴きたくさせてくれている。名盤「SONGS FROM THE BIG CHAIR」を聴いたら、本アルバムも是非聴いてもらいたい所である。

 

Hurting

Hurting

  • アーティスト: Tears For Fears
  • 出版社/メーカー: Mercury
  • 発売日: 1999/05/24
  • メディア: CD


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TEDDY PENDERGRASS『TEDDY』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1979年に発表されたものであり、'70'sのブラック・ミュージックのテイストに満ちたものである。このアルバムにはちょっと有名な曲が収録されている。あのドリフターズの「ヒゲダンス」の「ヒゲのテーマ」の元になったあの曲『Do Me』である。(この曲のおかげで、一気に親近感が出ることになるアルバムである。)その他にも最近サンプリングされた曲がある、というように、発表から四半世紀以上の歳月が流れているが、隠れた人気を保っているアルバムである。サウンドの方はヒップホップサウンドの原形でもあり、また'70'sのブラック・ソウル・ミュージックの王道を行くものであり、ダンサブルであり、ノリが良いものである。

収録されている曲は以下の全8曲である。『Come Go With Me』『Turn Off The Lights』『I'll Never See Heaven Again』『All I Need Is You』『If You Know Like I Know』『Do Me』『Set Me Free』『Life Is A Circle』。

この中からは、最近になってサンプリングされて改めて知られることになった『Come Go With Me』や『Set Me Free』というように、後のアーティストたちからも引っ張りだこになっているだけに、メロディなどはご存知という方も多いであろう。そして、日本では何と言っても『Do Me』である。先にも記したように、これはドリフターズの「ヒゲダンス」のあの曲の元になった曲である。あの軽快でテンポの良いノリの良い曲は今でも何処かでBGMとして耳にすることがあるだけに、この曲は一度はしっかりと聴いてもらいたいところである。

それ以外の曲でも、『Turn Off The Lights』『All I Need Is You』をお薦め曲と言うことでピックアップしておくが、アルバム全体を通してね'70'sのブラック・ミュージックの楽しさを感じることが出来る。

あまりにも有名な曲の元ネタ曲は、かえって不遇な扱いを受けることが多いのだが、そういうことをしないように、TEDDYのサウンドわ聴いてもらいたい所である。また、'70'sのブラック・ミュージック、ソウル系のサウンドがお好きな方にも勿論お薦めの一枚である。

 

Teddy

Teddy

  • アーティスト: Teddy Pendergrass
  • 出版社/メーカー: The Right Stuff
  • 発売日: 1993/06/15
  • メディア: CD


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