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PRINCE『AROUND THE WORLD IN A DAY』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1985年に発表された7th.アルバムである。(それにしても、この頃のPRINCEはハイペースでアルバムを製作していたものである。)「PURPLE RAIN」の大ヒットもまだ残っている間にもう次のアルバムをリリースするのですからね。(ちなみに、「PUROLE RAIN」は本アルバムが発表された1985年の初頭では、Billboardのアルバム・チャートで1位にまだいて、1984年は年間アルバム・チャートの24位だったのに、1985年の年間アルバム・チャートの9位に食い込んでいる。)本アルバムはその余韻もある中、6月にはBillboardで1位の座を獲得し、3週間1位を獲得している。で、1985年の年間アルバム・チャートでは26位にランクインしている。まあ、孤高の天才である殿下にしたら、いくらでも新しいメロディが浮かんできたのでしょうが...

本アルバムのサウンドは、これまた実に多彩であり、ファンキーな曲もあるものの、それが前面に出ることはなく、ポップな曲、メッセージ色の強い曲、サイケデリックな雰囲気のする曲、宗教音楽ではないかと感じさせる曲、と言うように実にバラエティに富んでいる。「1999」や「PUROLE RAIN」はアルバム全体で一本の筋が通っている傑作であるが、本アルバムではそれよりも内容の幅の広さが出ているのが特徴となっているが、だからといってバラバラにはならず、上手くまとめられている。ということで、本アルバムもやっぱり傑作である。

収録されているのは以下の全9曲である。『Around The World In A Day』『Paisley Park』『Condition Of The Heart』『Raspberry Beret』『Tamborine』『America』『Pop Life』『Ladder』『Temptation』。

この中からは、『Raspberry Beret』がシングルとして全米2位のヒットとなり、1985年のBillboard年間シングル・チャートでも51位にランクインしている。この曲はとても聴きやすい一曲であり、大ヒットを記録するのも理解できる。が、本アルバムでは、アルバム・タイトル・ナンバーであり、オープニングを飾る曲である『Around The World In A Day』が圧巻である。サイケデリックな雰囲気があると共に、中東風のちょっとした宗教音楽の様な雰囲気もあり、いきなり彼の作り上げた異世界に連れて行ってくれる。で、そうなるともはや彼のサウンドに圧倒されるだけになる。ポップな『Raspberry Beret』を挟んで、『Paisley Park』となると、もはや聴き入るだけとなり、『Tamborine』『America』『Pop Life』という中盤はまさに玉石混淆、実に色々なサウンドを聴かせてくれる。更に、ラストの『Temptation』まで、彼の世界は実に奥深い。やはり殿下は天才である。

ということで、筆者のお薦め曲というのは特にこれというものは記さない。(要するに、全ての曲がお薦めであり、それがアルバムに纏まったことでより奥深い魅力を放っているのである。)

ある意味で、本アルバムは彼の最高傑作である。(彼の場合は、色々と見方を変えることで、複数のアルバムを「最高傑作」と表することが出来る。)まさに天才の奏でるサウンドである。'80'sサウンドを語る上では「1999」や「PURPLE RAIN」を欠かすことは出来ないが、本アルバムもやはり欠かすことの出来ない傑作である。部分的に聞くのではなく、アルバム全体を一つの作品として捉え、じっくりと聴きましょう!

 

AROUND THE WORLD IN A DAY

AROUND THE WORLD IN A DAY

  • アーティスト: Prince & the Revolution
  • 出版社/メーカー: Paisley Park
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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RYUKENDO #39 [特撮]

第三クールの最後は、第一、第二クールの最後がそれぞれ総集編という内容だったが、今回はそうはならず、またしてもリュウケンドーのパワーアップの物語。(が、スケールは今までで一番大きな物語となりました。)BGMは、「ダンボ」のサントラにしようと思ったが、これは32話で一度使っているので、映画「象物語」のサントラ盤にしてみました。

ジャマンガ基地では幹部たちが勢揃いしている。そして、かつて無いほどの大量のマイナスエネルギーを注ぎ込むという。で、幹部たちが力を合わせた作戦が開始される。

久しぶりのかおりさん、町の人たちを集めて棒術の訓練をしている。(が、この中で後ろにいるチアガールのお姉ちゃんたち、なんでチアガールが必要なの?)剣二と不動はその様子を見守っている。そこに白波が現れると、かおりさんは「この前みたいにお手本をお願いします」と頼む。で、白波も参加する。そんな中、かおりさんが「あっ、流れ星!」って、それはロケット打ち上げだった。(かおりさんもやっぱりあけぼの町の住人です。やっぱり何処かずれている...)が、これはただのロケットではなく、ジャマンガが打ち上げた魔法衛星グレンスターだった。(なんか、これこそ、空を飛ぶ象さんのダンボに見えます...また、宇宙空間では、「スター・ウォーズ」のデススターをはじめ、こういう巨大衛星は数多くあります。が、象さんの姿をと言う所が「リュウケンドー」です。)これはマグナドラゴンキャノンでも射程外の宇宙から、ジャマンガに逆らう人間を攻撃する兵器だった。(魔物の悪口を言っても攻撃対象にされる。)で、あけぼの町の支配を宣言するジャマンガ。(一つの町の支配だなんて、器が小さい小さい→可愛い敵さんです。)変身した剣二と不動は町にやってくるが、手の出しようがなかった。で、一旦基地に戻る二人。そこには白波の姿があった。

白波は魔法衛星を破壊する方法を知らせに来たのだった。それは、あけぼの町からは微弱な魔的パワーが大気圏を絶えず突き抜けていて、その流れに乗れば宇宙に行くことも可能だという。白波は剣二にロケットのブースターの役割をやらせ、自ら宇宙に行くと意を決していた。

準備が整い、作戦開始。魔法衛星の囮となるマグナリュウガンオー。その隙に離陸するリュウジンオー。ゴッドリュウケンドーも続こうとするが、ロッククリムゾンとメカニムーンが立ち塞がり、離陸できないゴッドリュウケンドー。ジャマンガの攻撃は続き、リュウジンオーは撃墜させられ、剣二と不動もグレンスターの攻撃によって吹っ飛ばされ、魔弾スーツが解除されてしまう。

白波を救った剣二と不動。再度宇宙に行くと言う白波に剣二は待ったをかけ、自分が行くと言う。グレンスターの攻撃が続く中、ライトニング・リュウケンドーにパワーアップしたリュウケンドーは、ライトニング・イーグルを召還し、ライトニング・ウイング・リュウケンドーとなり、リュウジンオーと共に離陸する。町の人たちが応援する中、宇宙に飛び出した剣二。グレンスターはターゲットが多すぎて、一時機能停止。修理を急ぐジャマンガ。その間にグレンスターの正体を知る剣二。それは超巨大な象さんでした。もとい、ジャマンガ砲だった。(宇宙戦艦ヤマトに登場した「デスラー砲」のような安易なネーミングですなぁ...)で、発射準備を進める。が、発射される前に三位一体・爆雷斬りで、超巨大な象さんをぶった切り、グレンスターは爆破される。(意外とあっけないとはいうものの、図体がデカイ奴は意外とあっさりと料理されてしまうのが、昔からのヒーロー作品です。)

大気圏に再突入した剣二は赤熱する中を「あっちっち」と言いながら地表に落下。隕石が落ちたような衝撃だったが、(お約束の)真っ黒になって、無事でした。

尚、魔法衛星の地上攻撃を見ていて、何となく思い出したのが、映画「007/ダイヤモンドは永遠に」に登場した、ダイヤを使ったレーザー攻撃衛星です。 

 

象物語

象物語

  • アーティスト: サントラ
  • 出版社/メーカー: Sony Music Direct
  • 発売日: 2005/04/20
  • メディア: CD

ダンボ

ダンボ

  • 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • 発売日: 2006/03/17
  • メディア: DVD
スター・ウォーズ トリロジー リミテッド・エディション (初回限定生産)

スター・ウォーズ トリロジー リミテッド・エディション (初回限定生産)

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2005/11/23
  • メディア: DVD
スター・ウォーズ 新コンプリート・セット (Amazon.co.jp仕様)

スター・ウォーズ 新コンプリート・セット (Amazon.co.jp仕様)

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/09/13
  • メディア: DVD
スター・ウォーズ コンプリート・セット (Amazon.co.jp仕様)

スター・ウォーズ コンプリート・セット (Amazon.co.jp仕様)

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/05/26
  • メディア: DVD
宇宙戦艦ヤマト DVDメモリアルボックス

宇宙戦艦ヤマト DVDメモリアルボックス

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • 発売日: 2000/07/25
  • メディア: DVD
 
↓宇宙/人工衛星について
衛星ビジネス・ウォーズ―大を制した宇宙ベンチャー

衛星ビジネス・ウォーズ―大を制した宇宙ベンチャー

  • 作者: ゲーリー ドルシー
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2001/01
  • メディア: 単行本

人工衛星の生いたち

  • 作者: 黒田 隆二
  • 出版社/メーカー: 日本電気文化センター
  • 発売日: 1986/06
  • メディア: 単行本

宇宙と人工衛星

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日本電気文化センター
  • 発売日: 1985/03
  • メディア: 単行本
大気・水圏の地球化学

大気・水圏の地球化学

  • 作者: 日本地球化学会
  • 出版社/メーカー: 培風館
  • 発売日: 2005/04
  • メディア: 単行本
 
↓「007/ダイヤモンドは永遠に」
007 ダイヤモンドは永遠に アルティメット・エディション

007 ダイヤモンドは永遠に アルティメット・エディション

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/11/22
  • メディア: DVD
007/ダイヤモンドは永遠に 特別編

007/ダイヤモンドは永遠に 特別編

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2003/02/26
  • メディア: DVD

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共通テーマ:テレビ

Masked Rider KABUTO #35 [特撮]

キックホッパーが登場したら、今度はパンチホッパーって、今度は「龍騎」のオルタナティブですかねぇ?(で、次はチョップホッパーの登場?)また、その存在感のなさは「ブレイド」の劇場版に登場したグレイブ、ラルク、ランス(この名前すらまともに覚えていない...)と大差ない。(もはやネタ詰まりとしか思えない...)で、BGMは影山の復活ということで、邦題「地獄からの脱出」(原題「DYNASTY」)というKISSのアルバムを選んでみました。

夜、天道の前に「選ばれし人よ、もうゼクター集めはやめてください」という男が現れた。で、「ライダーたちがワームを倒してくれないと困るんです」とも言う。→でも、ワームの方も最近は御前様/早島琴以外は全く存在感がなく、不必要な存在に落ちぶれているけど...

で、天道はカブトゼクターを受けようとするが、カブトゼクターは天道ではなくて男の手に収まってしまう。男は「それはあなたの大切な人のためでもある」と言うと、カブトゼクターを天道の手に返し、姿を消した。

天道家、蓮華は天道のことを「師匠」と呼び、料理の修業を勝手に始めている。また、影山も同じく天道のことを「師匠」と呼び、こちらは掃除をしている。樹花は二人を「弟子」と言っているが、「こいつらは俺の弟子じゃない」と天道。が、影山は窓掃除をしていて落ちて転ぶし、蓮華は出来た料理を運ぼうとして躓いて転ぶというのび太状態。こうなると、前回「どこでもドア」の原理が解明されたが、いよいよドラえもんに登場願う必要がありますね...蓮華は三島に逆らってゼクトに居づらくなったため、影山は天道に取り入ってザビーゼクターを返してもらうためだったが、対立するこの二人は「ガキのくせに」「オジンのくせに」と言い合っている。→いっそう漫才コンビを組んだら如何?

加賀美は坊ちゃまのことを心配してじいやの元に。そこに「我が友、かがーみ」と坊ちゃまは加賀美を大歓迎。そして一緒に風呂に入る。→相変わらず頭のねじが外れている坊ちゃま。(でも、お風呂に入るのなら、ウメコを出せ!)

更に加賀美の頭をセットさせ、ティータイムでは一人悦に入って「美しくきららに輝く君こそは、我が友・かがーみ」。更には、歌、ピアノ、食事、…と家の経済状況は?脳天気な坊ちゃまはサソードゼクターが無くても名剣ディスカリバーがあれば大丈夫とお気楽そのものでいた。

キックホッパーに関して蓮華の報告を受ける天道。加賀美はサソードゼクターを返せと言うが、天道は取り合わない。で「ガタックゼクターはいずれ俺がもらう」と凄味を利かせる。結局、加賀美は天道と物別れとなり、腹を立てて興奮して歩いている。そこに腰巾着影山が現れ、「天道との仲を取り持ってくれ」と頼むが、本当に見境のない影山である。(が、こういう人物はゴキブリ以上の生命力があるものなのです。)

田所の顔が爆発寸前になっている。女性の声が響く中、「おのれ!」と爆発する田所は「出されたものは直ぐに食べろ。それが料理人に対する礼儀だ」と女性客に怒りをぶちまける。そこに「その顔はかなり営業妨害だな」と天道。田所は「飯を食うときは必ずここで食え、という司令官の命令に従ったまで」と言い残すと帰って行った。→田所まで人格が完全に変わっている...

店の行く末を心配する天道に、蓮華が「バイトさせて下さい」と言うと、影山も現れると「俺も立候補する」と発言。天道は弓子さんの手伝いが出来るように料理の上手い方を採用する、ということで、二人にテストを行う。(課題料理はカレイの煮付け→今週のお料理教室/再び、夏の狂企画・料理対決ですか?)で、影山の作ったカレイの煮付けは、味も見た目も合格。だが、蓮華が作ったのは「カレーつけ物」だった。(ピュー!と北風が吹いていますよ!)天道はそれを一応口に運ぼうとするが、結局はスプーンも付けず、「この勝負、蓮華の勝ちとする」と判定を下す。これに不満げな影山だったが、某有名料亭からこっそり取り寄せた料理を出していたのがばれてしまう。「濡れ衣だ」と言う影山だったが、天道が携帯で見せに電話をして確かめようとすると「うわ~ん、だって俺、天道さんと友達になりたかったんだもん...」と嘘泣きを始める。(が、銭形泪ちゃんだったらそれがまんまと成功しても、影山では撃沈するだけ。→それにしても、あの手この手で取り入ろうとする影山、もはや、ネズミ男(From「ゲゲゲの鬼太郎」)以上ですね。)で、逆ギレする影山に天道は「お前は天の道を外れた」と言い、サルから追い出した。

田所は、本部からの指令に従って加賀美に「立川大吾」という男をワームから守れと指示する。加賀美はその指示に従い、立川が務める保育園に向かい、立川の様子を見守っていた。そこに黒装束・喪服姿の女が現れ、コキリアワームになり、立川を襲う。加賀美は直ぐに飛び出していくが、立川は加賀美の名前を知っていた。加賀美はガタックに変身してコキリアワームに立ち向かう。そんな中、保育園の園児とその母親が雑魚ワームに囲まれて悲鳴を上げる。それを見た立川は助けようとして走っていくが、ワームの姿になる。加賀美は立川がワームだったと知ると、守ろうということに躊躇してしまう。「助けてください」と言う立川だったが、加賀美は動かない。するとドレイクゼクターが飛んできて、ドレイクに変身し、雑魚ワームを簡単に粉砕した。

その頃影山は公園のブランコに座っていて落ち込んでいる。そこに現れた麗奈は、立川を始末することを条件に、ザビーゼクターを取り返してやろう、と持ちかける。その話に乗る影山は立川を抹殺しようとするが、シャドウの隊員が現れて、阻止される。が、影山はシャドウの隊員たちに向かって発砲し、立川を追いつめる。ザビーゼクターを取り戻せるのならと考える影山だったが、ゼクトの一員であることを思い出すと、立川にとどめは刺せない。そうしていると、シャドウの隊員たちが反撃に出で銃弾を受ける影山。目の前に現れた麗奈に助けを求めるが「使えない男だ」と見捨てられ、ワームが影山を襲う。ボロ雑巾のようにズタボロにされる影山。そこに現れたのは矢車だった。シャドウの隊員たちを蹴散らし、キックホッパーに変身して雑魚ワームを粉砕した。そして、「俺と一緒に地獄に堕ちるか」と語りかけると、ホッパーゼクターを渡し「俺の弟になれ」と語る。これに影山は意を決し、変身し、パンチホッパーに変身した。

立川は再び天道の前に現れた。そして「人間がライダーになってワームを倒してくれないと、我々ネイティブは困るんです」と語る。更に「あなたの大切な人も」と続ける立川。が、そこにコキリアワームが襲ってきた。立川はネイティブになるが、その姿を見た天道は「あいつは...」と思い出したようで、コキリアワームに立ち向かっていく。そして雑魚ワームを粉砕する。しかし、コキリアワームは蓮華を人質に取り、「そいつをこちらに渡せ」と迫る。カブトはハイパーゼクターでハイパーフォームになると、ハイパークロックアップで一瞬で雑魚ワームを片付け、蓮華を救出する。が、コキリアワームは逃げ、立川も姿が消えていた。

※来週からは土曜夜が「銭形雷」に変わって「ニュータイプ」になり、日曜午前の「銭形泪」は「銭形零」にバトンタッチされる。と言うことで、ここのところは夕方になってUPしていたヒーロー作品が、少しは早まるかと思いますが... 尚、関西では「ライオン丸G」の放送は火曜深夜27:10~(水曜の未明3:10~)なので、土日には一切関係しません。但し、この時間はMBSの「銭形雷」の放送終了25分後ということでもあるので、UPするのは木曜になるものと思います。

 

Dynasty

Dynasty

  • アーティスト: KISS
  • 出版社/メーカー: Universal
  • 発売日: 1997/10/07
  • メディア: CD

↓ウメコ!

My Star

My Star

  • アーティスト: FUNTA, marf, 近田潔人, Ryo, 菊地美香
  • 出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
  • 発売日: 2006/08/16
  • メディア: CD

↓今週のお料理教室

煮ものと煮魚―旨味をじっくり煮含めて

  • 作者: 清水 信子, 志の島 忠
  • 出版社/メーカー: アシェット婦人画報社
  • 発売日: 1986/03
  • メディア: 単行本

ヒラメは、なぜ立って泳がないか―魚の謎解き事典

  • 作者: 佐藤 魚水
  • 出版社/メーカー: 新人物往来社
  • 発売日: 1995/07
  • メディア: 単行本
日本人はカレーライスがなぜ好きなのか

日本人はカレーライスがなぜ好きなのか

  • 作者: 井上 宏生
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2000/11
  • メディア: 新書

 

↓嘘泣きと言えば、泪ちゃん

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/10/22
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/02/25
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

早島琴はこちらに収録の35話に登場します。

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/06/24
  • メディア: DVD

↓念のために「仮面ライダー剣(劇場版)」

劇場版 仮面ライダー剣 (ブレイド) MISSING ACE ディレクターズ・カット版

劇場版 仮面ライダー剣 (ブレイド) MISSING ACE ディレクターズ・カット版

  • 出版社/メーカー: 東映
  • 発売日: 2005/05/21
  • メディア: DVD

劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE

劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE

  • 出版社/メーカー: 東映
  • 発売日: 2005/01/21
  • メディア: DVD

↓鬼太郎

ゲゲゲの鬼太郎 ゲゲゲBOX60's & 70's 2ボックスセット (完全予約限定生産)

ゲゲゲの鬼太郎 ゲゲゲBOX60's & 70's 2ボックスセット (完全予約限定生産)

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2006/12/06
  • メディア: DVD

ゲゲゲの鬼太郎1971DVD-BOX ゲゲゲBOX70's (完全予約限定生産)

ゲゲゲの鬼太郎1971DVD-BOX ゲゲゲBOX70's (完全予約限定生産)

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2006/12/06
  • メディア: DVD

ゲゲゲの鬼太郎1968DVD-BOX ゲゲゲBOX60's (完全予約限定生産)

ゲゲゲの鬼太郎1968DVD-BOX ゲゲゲBOX60's (完全予約限定生産)

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2006/12/06
  • メディア: DVD

ゲゲゲの鬼太郎1985 DVD-BOX ゲゲゲBOX80's

ゲゲゲの鬼太郎1985 DVD-BOX ゲゲゲBOX80's

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2006/03/15
  • メディア: DVD

妖怪達に囲まれた水木しげる先生

  • 出版社/メーカー: Youkaisha
  • メディア: おもちゃ&ホビー

↓一応これも...

仮面ライダーカブト ライダーヒーローシリーズK14 仮面ライダーキックホッパー

仮面ライダーカブト ライダーヒーローシリーズK14 仮面ライダーキックホッパー

  • 出版社/メーカー: バンダイ
  • メディア: おもちゃ&ホビー

仮面ライダーカブト ライダーヒーローシリーズK15 仮面ライダーパンチホッパー

仮面ライダーカブト ライダーヒーローシリーズK15 仮面ライダーパンチホッパー

  • 出版社/メーカー: バンダイ
  • メディア: おもちゃ&ホビー

仮面ライダーカブト 変身ベルト DXホッパーゼクター

仮面ライダーカブト 変身ベルト DXホッパーゼクター

  • 出版社/メーカー: バンダイ
  • メディア: おもちゃ&ホビー


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Boukenger task31 [特撮]

いつもの「スーパーヒーロロロロータイム」の所がプレゼントがあるという告知。問題が「カブト」の最後に出ると言って、最後まで見て下さい、って、最近のカブトは面白くなくなっているだけに、視聴者に見てもらおうと必死ですね。(でも、こういうことを言うなんて、戦隊は毎年色々と新機軸があって面白いけど、ライダーはもはや息詰まり状態、血管も詰まっている。玩具を売ることばかり考えていないで、勇気ある「休止」も必要なんですが...)で、こういうプレゼントは、応募者全員にあげるというようにしてもらいたいことから、今回のBGMは、内容を一切考えずにアルバム・タイトルだけで、BUSTEDの「PRESENT FOR EVERYONE」というアルバムにしました。

今回の物語は、さくら姉さんと映士という、どう考えてもそりが合いそうもない二人の物語。が、実質的には「さくら姉さん、万歳!」としか言いようがない物語でした。(が、色々なことを思い出させてくれました。)

いきなり映士は「報告書作りなんていうちまちました仕事が似合うと思うか」とさくら姉さんに反発。が「似合う似合わないじゃありません」とさくら姉さん。更に「嫌いでも面倒でも関係ありません。やってください」と、書類を映士に突きつける。が、映士はそれを蒼太にパス。「誰が書いても同じだろう」で、「分かりました」とさくら姉さんは怒ってしまいました。(映士はさくら姉さんの言葉をそのまま受け取るが、チーフは、映士相手に言い争っても無駄だと思ったと、よく分かっています。)で、そのさくら姉さんはパフェのやけ食いレストランへ。(どうせなら、ストロベリー・ジャンボパフェ・白玉あんみつ・巨大ドーム型クリーム抹茶あんみつ・超特大プリンモード・ティラミス添えを食べて欲しかったところです。→やっぱりさくら姉さんは銭形姉妹(この場は泪ちゃん)を思い出させてくれます。)

クエスター・ガイとレイがプレシャスを捜して現れた。その場所は古代の王族の墓があったとされている「Mt.Kamuro」(漢字が分からないので、Mr.ボイスの表示した様に記します。)で、宝の中には国一つを焼き尽くしたと言う伝説のある「亡国の炎」があるという。で、ボウケンジャーたちは出動する。

追いかけるボウケンジャーたちだったが、映士が結界が張ってあるのに気づく。で、結界を破るには中にある結界の元を壊せばいいということで、映士が一人で行くと言う。これにさくら姉さんが「ちょっと待ってください」と言い、中に罠があるのでは、と考え(こう考えるのは、やっぱり知的なさくら姉さんです。)複数で行った方が良い進言し、「可能なら私が...」という。で、チーフは映士とさくら姉さんに行かせることにした。(この二人だと、大人と子供という関係にはならないものの、やはり大人と子供のバディものである「ケータイ刑事」を思わせる。(さくら姉さんが絡んでいるためでもある。また、アシュ(クエスター)に関する知識では、映士は大人と考えれば、まんざらでもない...))

結界の中に入った二人。残った4人は報告書の時のようになっていないかと心配するが、早速二人は... 映士は「さくら姉さん」と呼ぶが「ミッション中はコードネームです」から始まり、「あなたの性格上、結界の解除なんて面倒なことをするより、クエスターを倒した方が早いと言い出しかねません」ということで、早速いがみ合う。が「先を急ぎませんか。今はミッション中です」と何処までも冷静なさくら姉さんです。が、さくら姉さんは映士の様子がおかしいことに気づいた。結界を越えたときに映士は体に傷を負っていたのだった。

そんな二人の前にクエスター・ガイが現れる。で変身する二人だが「結界解除が優先」とピンクは変わりません。で、シルバーを庇いながら逃げるピンク。

その頃、チーフたちの方は、ズバーンが力ずくで結界を破ろうとして、パンチの雨あられ。が、結界を破ることは出来なかった。で、しょげるズバーンが可愛い...

さくら姉さんと映士は何とか逃げて河原へ。だが、さくら姉さんに反発する映士。「本当に見えないな。何考えてるんだか、さっぱりだ...」と不満を口にする映士だったが、さくら姉さんはポケットからウイスキーの小瓶を取り出し「鎮痛剤です。少しは楽になると思います」と差し出す。で、それを受け取り口にする映士。さくら姉さんは「自衛官時代も言われましたよ」と過去の話を始める。「小さい頃からの癖、ですかね」と切り出すと、「さくらって聞いたことありませんか」ということで、さくら姉さんの素性が判明です。

世界でも何番目かに大きい資産家・西堀財閥。さくら姉さんはその一人娘(ということは、徹底的なお嬢様ということになる。→「ジェットマン」のホワイトスワン・鹿鳴館香も資産家のお嬢様でしたが、それに続くお嬢様ということになる。)であって、跡取りとして教育された。思ったことをそのまま口にしてはいけない、感情的であってはいけない、という教育を受けたのだった。「西堀を出たつもりだったが、なかなか抜けない。と言うか、性格かも知れません」とさくら姉さんは語り、これで映士は少しはさくら姉さんのことが分かったようでした。

結界の元を捜す二人はようやく発見する。で破壊しようとするが、クエスター・ガイが立ち塞がる。映士がガイの相手をしている隙に結界の元の破壊にさくら姉さんが走る。で、スコープショットで破壊に成功する。結界は消え、様子を監視していた牧野がチーフたちに突入の指示を出し、4人は突入するが、結界が消えたことでガイは怒りから映士を斬りつけ、映士は倒れて気を失ってしまう。これに「高丘さん!」と叫びながら駆け寄るさくら姉さん。この時、ガイは勝ち誇ったように「ざまないなぁ」なんてことを口にするが、どうして直ぐにさくら姉さんも倒そうとしないのでしょうかねぇ?(危険な一刻も早く芽はつみ取っておかないと、後で痛い目に遭うことになりますから...)

さくら姉さんの頬には涙たらーっ(汗)がこぼれる。で、泪の雫たらーっ(汗)が手に落ちる。(が、赤い網は飛んできません。)ガイは「ボウケンピンク、お前も一緒に...」とようやくさくら姉さんにもと言う所で、「黙れ!」と叫ぶさくら姉さん。怒りから変身すると反撃開始。鬼の形相で攻撃するが、いつもの冷静さは無いピンク。で、ガイによって崖下に吹っ飛ばされてしまう。が、怒りのパワーが奮い立たせ、一転して反撃に出て、ガイを追いつめる。

しかし、その時、ヘリコプターの飛来音がして、クエスターロボ・ブレイズが現れる。クエスター・レイが亡国の炎を手に入れていた。で、ピンクを踏みつぶそうとする。

そこに、黄金の剣を持ったレッドが参上!クエスターロボ・ブレイズを剣で受け止めると、吹っ飛ばしてピンクのピンチを救う。(今回の物語の主役を持って行かれても、ヒロインのピンチを助けるという美味しいところはしっかりと持って行くレッドです。→でも、これが本当にヒーロー中のヒーローである王道レッドでもある。)

直ぐにズバーンに映士を救出させるレッド、ゴーゴービークルを呼ぶピンク。アルティメット・ダイボウケンで応戦するも、亡国の炎の熱量の前に、アルティメット・ダイボウケンは解けてしまうという大ピンチに。いつもならば、こういう場合は退避をさせるピンクだが、そのままブレイズに向かって突進させ続けるピンク。そして、ブレイズの目の前まで接近し、怒りのアルティメット・ブラスターを放ち、ブレイズを粉砕させた。

基地に戻った一同。映士がベッドの上で目を覚ます。医者は危なかったと言ったが、映士は無事に助かった。で、映士の側に集まるボウケンジャー。が、そこにさくら姉さんの姿はなかった。「やっぱ、クールなんだよね」と言う蒼太だったが、映士には分かっていた。

今回は完全に影すら薄い青黒黄色の3人だったが、最後に黄が一応存在感を示す。「菜月がリンゴ剥いてあげるよ」と言って果物ナイフを手にリンゴを剥き始めるが、お約束通り、手を切ってしまいました。その頃、さくら姉さんはと言うと、レストランパフェを食べ終えたところでした。

今回はさくらさんの過去も明らかになり、完全に「さくらデー」。大財閥のお嬢様だったということで、「ジェットマン」の鹿鳴館香に捧ぐということにします。

30戦隊大全集の28回目は「特捜戦隊デカレンジャー」ということで、いよいよ大詰めになってきました。この戦隊は、敵が宇宙の犯罪者・アリエナイザーということで、敵組織というものが存在しない戦隊である。(クライマックスでは、宇宙の武器商人・エージェント・アブレラとの最終決戦となったものの、悪の組織という形ではなかった。)また、第六の戦士に留まらず、ボスも変身するが、メカニックのスワンさんも変身、ゲストでは第六の戦史の上司まで登場するというように、とにかく次々と戦士が登場しました。(で、7人を越える今までの戦隊ではあり得なかった横一列に並んでの名乗りポーズが新鮮でした。)尚、デカレンジャーの組織は「宇宙警察」という大きな組織に属していましたが、これって「宇宙刑事ギャバン/シャリバン/シャイダー」に登場した「宇宙刑事」と同一組織なの?

※来週からは土曜夜が「銭形雷」に変わって「ニュータイプ」になり、日曜午前の「銭形泪」は「銭形零」にバトンタッチされる。と言うことで、ここのところは夕方になってUPしていたヒーロー作品が、少しは早まるかと思いますが... 尚、関西では「ライオン丸G」の放送は火曜深夜27:10~(水曜の未明3:10~)なので、土日には一切関係しません。但し、この時間はMBSの「銭形雷」の放送終了25分後ということでもあるので、UPするのは木曜になるものと思います。



Present for Everyone

Present for Everyone

  • アーティスト: Busted
  • 出版社/メーカー:
  • メディア: CD

 ↓今週の30戦隊

特捜戦隊デカレンジャー 全曲集

特捜戦隊デカレンジャー 全曲集

  • アーティスト: 吉元由美, 藤林聖子, 八手三郎, サイキックラバー, 京田誠一, 亀山耕一郎, アニメ主題歌, ささきいさお, 森の木児童合唱団, 高取ヒデアキ, ジャスミン&ウメコwithデカレンボーイズ
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2004/12/22
  • メディア: CD

特捜戦隊デカレンジャー 主題歌

特捜戦隊デカレンジャー 主題歌

  • アーティスト: 吉元由美, 藤林聖子, 京田誠一, 亀山耕一郎, サイキックラバー, ささきいさお, 森の木児童合唱団, ささきいさお サイキックラバー
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2004/03/03
  • メディア: CD
特捜戦隊デカレンジャー オリジナルアルバム キャラクターソングス

特捜戦隊デカレンジャー オリジナルアルバム キャラクターソングス

  • アーティスト: 桑原永江, 呉龍彦, 伊藤陽佑, Soundtrack [TV Program], 岩崎元是, Principia Music feat.平川達也, 渡部チェル, TVサントラ, バン(載寧龍二), ホージー(林剛史), センちゃん(伊藤陽佑), ジャスミン(木下あゆ美)
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2004/09/22
  • メディア: CD
特捜戦隊デカレンジャー VOL.12

全12巻です。

特捜戦隊デカレンジャー VOL.12

  • 出版社/メーカー: 東映
  • 発売日: 2005/07/21
  • メディア: DVD
 
↓さくら姉さんに捧ぐ
ケーキ―人気のパフェ&冷菓

ケーキ―人気のパフェ&冷菓

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 旭屋出版
  • 発売日: 1999/08
  • メディア: 大型本
ソフトクリームパフェショップ

ソフトクリームパフェショップ

  • 出版社/メーカー: バンダイ
  • メディア: おもちゃ&ホビー
↓「ストロベリー・ジャンボパフェ・白玉あんみつ・巨大ドーム型クリーム抹茶あんみつ・超特大プリンモード・ティラミス添え」と言えば、やっぱりこちらです。
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/10/22
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/02/25
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/06/24
  • メディア: DVD
↓「ジェットマン」(ホワイトスワン)
鳥人戦隊ジェットマン VOL.2

鳥人戦隊ジェットマン VOL.2

  • 出版社/メーカー: 東映
  • 発売日: 2005/07/21
  • メディア: DVD
↓「財閥」ということで...

巨大財閥の秘密―ロックフェラーからロスチャイルドまで

  • 作者: 赤間 剛
  • 出版社/メーカー: 三一書房
  • 発売日: 1994/08
  • メディア: 新書

ユダヤ七大財閥の世界戦略―世界経済を牛耳る知られざる巨大財閥の謎

  • 作者: 太田 竜
  • 出版社/メーカー: 日本文芸社
  • 発売日: 1991/11
  • メディア: 単行本
 

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ケータイ刑事銭形雷40話(2nd.14話)[最終回] [ケータイ刑事]

いよいよ最終回となった「銭形雷」。全40話ということで、「ケータイ刑事」では最も話数が多い作品になりました。(これまでは「銭形泪」が全39話で最長でした。が、12&13話は同一映像を使い、約12分の物語を活弁によって4つの異なるストーリーにしたものであり、25&26話と38&39話が前後編ということなので、事件の数は37であり、「銭形泪」の38に1つ及びませんでした。)

来週からは「ニュータイプ」(先週は「恋する日曜日 ~ニュータイプ」となっていましたが、次週予告では「恋日」の文字がタイトルから消えました。→やはり「恋日」の文字は必要ないと思います。)となるので、「ケータイ刑事」は3度目の休止期間に突入することになりますが、来年になれば6代目が登場することになるでしょうね。(3月になると、劇場版第2作の「ケータイ刑事 THE MOVIE 2 石川五右衛門一族の陰謀 ~決闘!ゴルゴダの森」が公開になるので、「ニュータイプ」は1クールで、1月から6代目だと推測しました。)丹羽Pは「いい子がいなければ休む」と言っていた「ケー刑事」ですが、長く続けるには適度な休止期間を設けて充電すると言うことも必要です。日本を代表する某特撮ヒーロー作品のようにダラダラと過去の蓄積に頼ったり、物語を流用して組み合わせているようでは、クオリティの維持は出来ず、これらは酷い時は目も当てられなくなっていますからね...)

また、関西では10/3深夜から、MBSで「銭形雷」の放送が始まることになっている。(関東ではTBSが10/17から放送するそうです。)これまで関西での「ケー刑事」の地上波放送はTBSに対して3ヶ月弱の遅れがあったが、「銭形雷」では逆に先行する形となる。これは、雷を演じた早織ちゃんがMBSの放送エリアである京都の出身ということもあるのかなぁ?(ということなので、全話を見たことになった「銭形雷」を少し違った角度から記していく予定である。→放送が火曜深夜(=水曜未明)なので、木曜にUPする予定です。)

今回の物語は「さらば友よ ~相棒の絆事件」ということで、「ケータイ刑事」では最終話ではシリアスなドラマとなるのだが、その通りの物語となりました。(事件が爆弾ということで最終話というのは、「・1st.13話」がありますが、この時の相棒はやはり高村さんでした。今回はその「・1st.13話」がベースになっている。)しかも、雷ちゃんと高村さんの間にもちゃんとしたドラマがあります。で、全40話という「銭形雷」のクライマックスにふさわしい物語となりました。(更に、雷ちゃんの今後にも触れられています。)ということで、いつものように、長文&ネタバレありで本編に行きます。

公園の池の縁に腰を下ろして、英会話の勉強をしている高村さん。そこに雷ちゃんが歩いてやってくると「高村さん」と声を掛ける。で、高村さんが手にしている本を見る雷ちゃんは「ロサンゼルス観光ガイド?」と言う。すると高村さんが「実はね、我々のコンビ、今日で解散なんだよ。僕、明日から...」と言うが、雷ちゃんは「おめでとうございます。決まったんですよね、ロス市警への栄転」と事情は知っていました。「昨日の夜、おじいちゃまから電話があって...」ということでした。高村さんは「コロンボがかみさんに逃げられちゃって、どうしても僕に捜査手伝ってくれって泣いて頼むものだから...」と笑いながら言うが、雷ちゃんは分かっていて「そんな高村さんに、はい、これ」と行ってプレゼントを渡す。で、「持つべきものは相棒だねぇ」と少し照れながらそれを開ける高村さん。すると、「銭形」の古銭のストラップが入っていた。(銭形の名前が入っている所には「高村一平」と高村さんの名前が入っていました。)雷ちゃんは「高村さんのために、特別に作ってもらったんですよ」と言う。(泪ちゃんと零ちゃんに続いて雷ちゃんとコンビを組んだ高村さん。これがあれば何処に行っても強い味方になりますね。)「大事にしてくださいね」と雷ちゃんは言うが「気持ちはスゲー嬉しいけど、これ、僕に似合わないよ」と言い、「どうしてですか?」と尋ねる雷ちゃんに「僕ってアメリカナイズドされているから日本の古銭なんて...どっちかというと1ドル金貨なんかがよかったな...」と高村さん。すると雷ちゃんはむくれて「じゃあいいです」と言ってそのストラップを回収すると、鑑識メモの後の着声のコーナーのように「このストラップが欲しい方は、ご覧のアドレスまでアクセスしてください。高村さんには絶対あげません!」と言う。(が、URLのテロップ表示はありません。)高村さんは「誰と話しているの?」と問うと「中の人です」と雷ちゃんはまたもむくれてしまいました。(口を尖らせる雷ちゃんが可愛い!)「そんな怒らないでよ」と宥める高村さんだったが、そこに「警視庁から入電中」という着ボイスで事件を知らせるメールが届く。

直ぐに携帯を開く雷ちゃん。事件は「殺人予告事件発生。狙われているのは警視庁捜査一課の高村一平巡査。直ちに捜査を開始せよ」ということでした。で、雷ちゃんは「とにかく、私が高村さんの護衛をします」と言うが「ご心配なく。小娘に守ってもらうほど落ちぶれちゃあいない」と高村さんは拳銃を手にして「ミュージック、スタート!」と口にする。

舞台は警視庁。「祝・高村刑事 栄転おめでとう!」という看板があり、そこで高村さんの送別会が行われている。で「♪バーボン刑事」のテーマが流れてきて、高村さんが歌い始める。(捜査一課の同僚の刑事や婦警さんの顔もあり、今までとはまた別のバージョンと言うことになります。)で、ご機嫌な高村さんが歌い終わると雷ちゃんの側にやってくる。雷ちゃんは心配して「も~う、少しは警戒してくださいよ。どこから狙われているか分からないんですから」と諭すように言うが「しつこいなぁ君も、ここは難攻不落の警視庁だよ」と安心しきっている高村さん。雷ちゃんは「そんなこと言って、こないだだって犯人に入り込まれたばかりじゃないですか。油断は禁物です」と言う。(しっかりと「・2nd.10話」のことを雷ちゃんは覚えています。)が、高村さんは「僕はこの送別会を台無しにしたくないんだ」とのんびりしている。で、プレゼントの山にご機嫌の高村さんは、その中一つを開ける。中には革靴が入っていて、それが気に入ったようで、早速その靴を履いてみる。「ちょっと新しいから固いな...」と口にする高村さんだったが、同僚たちにちょっと自慢げにその靴を見せびらかしいてる。雷ちゃんはその靴が入っていた箱に付けられたメッセージカードに気づき、それを声を出して読んでくれる。

「親愛なる高村一平殿。プレゼントは気に入ってもらえたかな?尚、その靴には地雷が仕掛けてある。カチッと鳴ったら起動するからそのつもりで...」で慌てて高村さんの方を見る雷ちゃんだったが、みんなの前で靴を慣らして見せびらかしている高村さんは、知らない間に起爆装置を起動させていた。で「起動しちゃった...」と声を出す雷ちゃんに「えっ?」と高村さん。で、雷ちゃんは「その靴、爆弾みたいです」と告げる。で、同僚たちは「えっ~?」で、全員退避し、隣の部屋からガラス越しに高村さんと雷ちゃん、爆弾処理をする柴田を見守っている。(同僚といっても、やっぱり我が身が可愛いということですね。)

で、靴から起爆装置を引き出す柴田。そこのカウントダウン・タイマーは、残り時間を表示していた。「爆破まで、あと1時間43分29秒、28秒、27秒、26秒」とカウントダウンする柴田。高村さんは「解体してよ」と言うが、柴田は「残念ながらそれは無理です」と言う。「どうして?」と尋ねる高村さんに「ちょっとでも地面から足を浮かせたり、振動を与えたりしたら、たちまち大爆発が起こる仕組みになっているようです。ちなみに、爆発した場合、半径150mは木っ端みじんです」と柴田。(この展開、「・1st.10話/13話」「・1st.13話」でもありましたね。)で、隣室の同僚たちは悲鳴を上げて一目散に逃げていく。で、柴田は「では、私はこれで」と言って敬礼すると、振動を与えないようにゆっくりと逃げていきました。

結局、高村さんと雷ちゃんの二人だけになり、「一体誰が?」と高村さん。「心当たりは無いんですか?」と尋ねる雷ちゃん。その時、部屋にあったパソコンの画面に顔に包帯を巻いた帽子を被った人物の姿が映し出される。で、画面の前に移動する雷ちゃん。その人物は西島冴子(にしじま・さえこ)という沖縄出身の国際的な爆弾テロリストであった。高村さんは「まさか生きていたとは...」と呆然としている。というのは、昔、沖縄で奴らを追いつめたことがあり、彼女には轡田秀一(くつわだ・しゅういち)という名前の相棒がいて、アジトに突入した時、誤って爆死してしまった。西島はその爆発に巻き込まれたが、彼女の遺体は見つからなかったというのであった。西島は「簡単に殺してしちゃ、つまらないわ。だからチャンスを上げましょう」と言い、「を用意しなさい」と要求を口にする。高村さんは「ちょっと待ってよ、悪い予感がする」と口にする。(で、その予感は「・1st.13話」のことです。)

墨を用意した雷ちゃんは、筆で高村さんの顔にを書き入れた。(やっぱり「・1st.13話」です。その時も犯人の要求で同じ目に遭いました。)雷ちゃんは「本当に爆弾の解除法、教えてくれるんでしょうね」と問うが「もちろんよ。でも、まだまだそんなんじゃ足りないわ。もっと塗りなさい」と西島。で、仕方なく雷ちゃんは更に高村さんの顔に墨を塗る。「僕の甘い顔が台無しだ」とぼやく高村さんに「意外と似合ってますよ」と雷ちゃん。(けっこう、楽しんでいるようです。)更に墨を塗ると、「もう塗るところがないんですけど...」ということで「さあ、これで気が済んだでしょう。解除の方法教えて下さい」と雷ちゃんは言うが、西島は笑って「バカねぇ。そんな簡単に教えられるはず無いでしょう」で「えっ?」と雷ちゃんと高村さん。西島は「ごきげんよう、またやーさい」と言うと、通信は切れた。雷ちゃんは「またやーさい」という西島が発した言葉が気になり、「よどむ、悪の天気

高村さんは足がしびれてきて、ふらつくが、雷ちゃんは必死になって支える。が、高村さんは「銭形くん、退避してくれ」と雷ちゃんを安全なところに退避させようとするが「嫌です。私、高村さんを置いて逃げるなんて、絶対に嫌ですから。私たち、相棒でしょう」と雷ちゃん。(伝説の四姉妹もそうでしたが、やっぱり相棒を大事にする銭形です。)で、爆破までの時間は1時間39分33秒になっていて、カウントダウンは続いていた。

とあるアパートの前に雷ちゃんが警官と武装した隊員と共にやってくる。「逆探知をして西島のアパートを発見しました。今から突入します」とTV電話で高村さんと話す雷ちゃん。高村さんは「銭形くん、気をつけろ」と優しい声を掛ける。これに「はい」と答えると、雷ちゃんは電話を切り、突入開始。西島の部屋の扉の前に立った雷ちゃんは「行きましょう」と合図を送ると、武装した隊員が戸を開けて中に入り、雷ちゃん、警官がそれに続く。「警察よ、動かないで」と言う雷ちゃんだったが、そのアパートには結局誰もいなかった。で、高村さんに再度TV電話を入れる雷ちゃんはそのことを告げる。で「これで振り出しに戻ったと言う訳けだ」と高村さん。「ごめんなさい、高村さん」と謝る雷ちゃんに「君のせいじゃない」と高村さん。

雷ちゃんたちは急いで警視庁に戻ってきた。玄関を入ると一人の警官が雷ちゃんに近づいてきて「銭形警視正、沖縄県警からファックスが届きました。西島の資料が入っています」と言って、大きな封筒を手渡す。「ありがとうございます」とそれを受け取る雷ちゃんは、直ぐに中から死霊を取りだして目を通す。で、それらの中には、西島がかつて沖縄県警に送った爆破の予告状があり、「またやーたい」という言葉で結ばれていた。で「またやーたい」ということから雷ちゃんは閃き、「謎は解けたよ、ワトソンくん

ここでAパート終了、経過時間は11分になったばかり。ということで、今回はBパートが約14分ある、後半の方が長い物語です。尚、途中のCMの「3ミニッツ・ストーリー」のキャンディ・ハートの方も完結と言うことになりました。

雷ちゃんはTV電話で高村さんに告げる。「あれは西島冴子じゃありません。轡田秀一です」が、高村さんは「何言ってるんだよ、轡田は沖縄で爆死したんだよ。ちゃんと死体まで見てるんだから」と言うが「でも、バラバラで判別できなかったんですよね」と確認すると「あの時死んだのは轡田ではなく西島の方だったんです」と言う。で、「どういうこと?轡田が女装していたってこと?根拠は何?」と尋ねる高村さん。(そう言えば、「女装」というのが多い「ケー刑事」ですね...)すると雷ちゃんは「根拠はこれです」と言って、ファックスで届いた爆破予告状を見せる。「これは10年前に西島が書いた爆破テロの予告文です。最後の部分をよく見て下さい」ということで「またやーたい」のことを指摘する。これは沖縄の方言で「また会いましょう」という意味である。高村さんは「さっき通信でも言っていたね」と思い出すが、雷ちゃんは「いえ、さっきは「またやーさい」と言ったんです」と言い、沖縄の方言には、男性用の表現と女性用の表現が明確に別れているものがあり、「またやーたい」は女性、「またやーさい」は男性が使う言葉だと説明する雷ちゃん。で、真犯人は西島冴子ではなく、その相棒の轡田秀一と分かったのでした。

その時、一陣の風が舞った。玄関の自動扉に視線を移した雷ちゃんは、顔に包帯を巻き、黒い帽子を被った人物が立っているのを目にする。その人物は「お見事」と言うと、帽子を脱ぎ、次いでかつらを取り、顔に巻いてある包帯を解いた。その人物は男性であり、雷ちゃんの推理したとおり、轡田秀一だった。で、警官たちが駆け寄り、轡田を拘束しようとして押さえ込んだ。が、轡田は雷ちゃんに向かって不敵な笑みを浮かべた。

雷ちゃんは轡田を連れて高村さんの元にやってきた。轡田は杖をついて歩いていた。そして高村さんの姿を見ると「久しぶりだな、高村」と言い、高村さんが苦しむ姿を生で見たいと思ったと言うことでやってきたのだった。高村さんは片足を上げたままでずっと立っていて、爆破までの残り時間は11分55秒になっていた。雷ちゃんが「解除の仕方を教えて下さい」と言うが「まだ時間はまだある。せっかくだから楽しませてもらわなきゃ」と轡田は高村さんの側に歩んでいく。これに高村さんは「貴様!」といつて蹴りを入れようとするが、慌てて雷ちゃんが止めに入る。で、轡田に要求を尋ねる高村さん。「お前はナルシストだからなぁ」と轡田は、要求を語る。

轡田の要求に従って、高村さんは「シェー」のポーズをしている。そして続けて「じゃあ今度は、猿の真似をしてもらおうか」と轡田。雷ちゃんは「ちょっといい加減にしてよ」と轡田に迫るが、高村さんがそれを制すると「いいんだよ、結構好きなんだ」と言って、今度は猿のポーズをする高村さん。で、それを見て大笑いの轡田。(高村さんのこのポーズ、「・2nd.4話」のゼスチャーをした高村さんを思い出させてくれます。)が、体力の限界なのか、高村さんはふらつき、雷ちゃんが慌てて高村さんを支える。で「もういいでしょう」と轡田に言う雷ちゃん。これに「誰だ?高村のか?」と轡田。(「娘」ということでは、ちゃんやちゃんが「五代の娘」ということを何度か言っていましたね。)雷ちゃんは「相棒です」と凛とした表情で口にする。これに「なるほど」と言う轡田は、少し考えてから「解除の仕方、教えてやるよ」と口にする。

柴田が爆弾の解除作業を行っている。そして「あとはワイヤーを切るだけだ。を切れ」と轡田。柴田は轡田の言葉に従って白のワイヤーを切ろうとするが「ちょっと待て」と高村さん。で「信用しないのか?」と轡田は言うが、「嘘をついてどうなる。俺も死んじゃうじゃないか」ということで再度「白だ」と言う。で、「切ります」と柴田は白のワイヤーを切った。で、残り5秒という所でカウントダウンはストップした。で、安心した高村さんはよろめきながら両足を床に付けるが、雷ちゃんがしっかりと支えました。で「良かった」と安心する雷ちゃんに対して不敵な笑みを浮かべる轡田。直ぐに新たな起爆装置が作動して、30分からカウントダウンが始まる。

で「あ~あ」と轡田は「これで被害者が5万人に増えちまったよ」と口にする。「どういうこと?」と尋ねる雷ちゃんに、「その爆弾を解除すると、別の爆弾のスイッチが入るように設計されているんだよ」と言う轡田。で、午後4時ジャストに爆発するそっちの爆弾はここにあるものよりも20倍は強力だという。高村さんは「貴様、一体何処に仕掛けた」と轡田に迫るが「それが命の恩人にものを尋ねる態度か」と言って、自分が出頭してこなかったら爆弾は解除できなかったはずだと言うのであった。で、恩着せがましく「命の恩人」ということを高村さんに主張する。で、雷ちゃんは「爆弾は何処にあるの?」と改めて問う。が「何処だ...」と答えない轡田。しかし雷ちゃんは「赤坂スタジアム」と爆弾の場所にピンと来た。というのは、赤坂スタジアムでは今日3時半から横浜ブースターズの試合が行われることになっていて、そこの総客整数は5万2000ということから推理したのだった。これに「やるな、お嬢ちゃん」と轡田は爆弾の在処を赤坂スタジアムだと認める。同時に手錠を外すことも要求する。

赤坂スタジアムにやってきた雷ちゃんたち。必死で爆弾の捜索を行っている。(が、意外と簡単に)スタジアムの外のあるゴミ箱にアタッシュケースがあるのを発見した雷ちゃん。で、それを開けてみると、爆弾だった。(残り時間は3分52秒から51秒に変わるところだった。)高村さんが「どっちを切れば良いんだ?」と尋ねるが、轡田は「まあ待て、30秒もあれば解除できる」と言って更に高村さんをいたぶろうとする。相棒を失ったということで、高村さんにも同じ目に遭わせようということで、雷ちゃんを杖で指すと「その娘を射殺しろ。それが爆弾解除を教える条件だ」と言う。

雷ちゃんと高村さんはアイコンタクトの後、雷ちゃんが標的になり高村さんが撃つという位置関係に移動する。で、高村さんが銃を取り出すが、その銃は稲妻マークがついたあの銃だった。(「・2nd.9話」)で、高村さんが構える。しかし「ちょっと待った」と轡田が待ったを掛けると「それ、もしかして空砲じゃねぇの」と言い、一緒に来た刑事に向かって「お前の銃、貸せ」と言って銃を手にする。空き缶に向かって試し撃ちをして、空砲でないことを確認した轡田は、その銃を高村さんに渡す。で、稲妻マークの銃をしまい、轡田から銃を受け取る高村さん。轡田は更に「お前、へたくそだからな。その距離じゃあ当たらねぇだろう。もっと近づけよ」と指示を出す。で、雷ちゃんと高村さんは接近する。で、腕を伸ばして構えると、銃口の先には雷ちゃんの体があった。柴田は慌てて「高村さん、撃っちゃダメだ」と叫ぶと、「お願いします。止めさせて下さい」と轡田の側に駆け寄ると土下座をして頭を地面にこする柴田。が、轡田には柴田は目に入らず、「本当に時間が無くなっちゃうぞ」と高村さんに急ぐように言い「あと2分」と告げる。

雷ちゃんは高村さんに向かって「撃ってください」「私はいいから、撃って」「5万人の命がかかっているんです」「撃ちなさい、高村巡査」と、引き金を引くことが出来ない高村さんに撃つように言う。が、高村さんは引き金を引くことが出来ない。で「高村さんに撃たれるなら本望ですよ」と優しい口調で言う雷ちゃん。で「もう、しょうがないなぁ」と言うと、銃を自分の心臓の上辺りに持ってくると「私を信じて」と言い、高村さんの指が入っている引き金の部分に自分の指を入れる。高村さんは「銭形くん。一つだけ知って欲しいことがある。君の相棒であったことは、僕の誇りだ」と語る。これに「私だって...」と雷ちゃんは言うと、引き金を引いた。

轟く銃声、倒れる雷ちゃん。直ぐに呆然となった高村さんは銃を地面に捨てる。轡田は誇らしげに笑い始める。柴田は立ち上がると「おい、貴様。どっちのコードを切れば良いんだ?」と叫ぶように尋ねる。これに「だ、赤を切れ」と轡田。で、柴田は急いでコードを切ろうとする。(この時、残り時間は40秒になっていた。)で、赤のコードを切った柴田。残り時間38秒で爆弾は停止した。で、轡田は一人笑っていた。

が、そこに雷鳴が轟いた。空を見上げる轡田は眩しそうにすると、「雷鳴轟く積乱雲。…」という雷ちゃんの口上が始まる。(今回は最終回なので、口上の全てを記します。)「何枚腹巻き重ねても、悪のおへそは逃がさない。その名も人呼んで、ケータイ刑事・銭形雷。私の稲妻でしびれなさい!」で、轡田に稲妻を落とし、感電する轡田。で、「おい、どうなってるんだ一体...」と訳が分からないでいる。また、高村さんも「どうして...?」と狐に摘まれた様子でいる。(柴田は「雷ちゃん...」と良かったという表情でいる。)で、雷ちゃんは「はい、高村さん」と言って、手錠を高村さんに渡す。そして、高村さんがその手錠を手にして轡田の側に行き、逮捕した。

事件解決後、港に向かって歩いている雷ちゃんと高村さん。雷ちゃんは立ち止まると「じゃ~ん。実はこれのおかげで~す」と言って、高村さんの名前の入った古銭ストラップを取り出す。確かに弾はその古銭が受け止めていた。で、高村さんがそれを見て「なんだよ、こういうことだったの」と、雷ちゃんが無事だった理由を理解する。雷ちゃんは「あ~あ、特別製だったのに...」とちょっと残念そうに言う。すると高村さんが「ねえ、それ、僕にくれない?」と言う。が、「いいんですよ、無理しなくって。日本の古銭なんてアメリカナイズドされた僕には似合わないよ」と最初に高村さんが口にした台詞を語る雷ちゃん。これら「ごめん、ごめん、この通り」と謝る高村さん。で、雷ちゃんから受け取ると「ありがとう。これ、君だと思って大切にするよ」と言う。(銭形ストラップは、ゴルフボールも真っ二つにする(「・1st.3話」)のをはじめ、舞い上がった紙も切る(「THE MOVIE」)というようなものですから、ただの古銭では無いと思っていましたが、やはり「特別製」だったのですね。)

しばらく、お互いの顔を見合わせる二人。で、高村さんが口を開く。「短い間だったけど、すけぇ楽しかった」これに雷ちゃんも「私もです。本当にお世話になりました」と雷ちゃん。そして高村さんが敬礼すると、雷ちゃんもゆっくりと敬礼を返す。で「さよなら、高村さん」と雷ちゃん。これに高村さんは「さよなら、銭形警視監殿」と返す。すると「えっ?知ってたんですか?」と雷ちゃんは言うが「知ってるよ、相棒だもの」と高村さんは「二階級特進おめでとう」と続ける。「ありがとうございます」と返す雷ちゃんとまたもしばらく顔を見合っている二人。しばらくすると「じゃあ」と高村さんは言うと、足下に置いていたバッグを手にして去っていきました。で、それを見送った雷ちゃんは、唇に右手人差し指を当てると、それを前方に付きだすと(「よどむ、悪の天気」のポーズです)「明日は明日の風が吹く、か...」と言うと自転車にまたがりました。(で、笑顔の雷ちゃんで終了でした。)

最終回の物語、爆弾ということで、「・2nd.15/22話」と「・1st.13話」をベースに、更には「・2nd.15話」で高村さんが銭形を撃つ所も形を変えて出すというように、これまでの物語と被らないように上手くまとめていました。それにしても、高村さんはロス市警に栄転って、泪ちゃんの時はシベリア、零ちゃんの時はパリ市警と言うように、必ず海外に栄転になるのですね。(階級が「巡査」ということを考えたら、こんなにも海外にというのは凄いことですね。(普通だったら、「巡査」ではなく、昇進しているはずですし...))また、雷ちゃんが二階級特進で「警視監」に昇進というのも驚きました。(が、泪ちゃん、舞ちゃん、零ちゃんも(劇場版の「THE MOVIE」で)警視監に二階級特進したので、不思議ではないことですが...)

また、雷ちゃん、本当にご苦労さまでした。お疲れ様でした。9ヶ月に渡って本当に楽しい物語をありがとうございました。当初はキャスト総入れ替えと言うことで色々と心配したものの、明るく楽しいポップな「ケー刑事・ワールド」をしっかりと受け継ぎ、新たな魅力を付け加えてくれました。ツッコミ所も満載な上、色々と勉強になったことも多く、本当に楽しい作品でした。尚、早織ちゃんは、「銭形」の称号の継承者として、今後の大いなる活躍を期待したいところです。

尚、これで「ケータイ刑事」の物語はTVシリーズは5作品・144話が放送されたことになる。3度目の休止期間に突入することになりましたが、そう遠くないうちに、雷ちゃんの妹が6代目を襲名して登場する日を楽しみに待つことにします。(来年の1月からではないか、と思っていますが...)

今週のクイズ。毎月、クイズの正解者の中から10名に、ドコモのモバイラーズ・チェック1000円分が当たるというクイズである。(双方向番組ならではのものであり、はがきやHPでは応募できません。データ放送のiアクセス(BS-iの双方向サービスの名称)でのみ応募できます。)が、今回の問題は「高村刑事の栄転先は?」という問題で、選択肢は「赤坂署」「多聞署」「ニューヨーク市警」「ロス市警」の4つ。で、正解は「ロス市警」です。それにしても、いつもの通り、優しい問題でした。(2回目の当選ということはないだろうなぁ~)

鑑識メモ。前回のオペラ編の舞台で、タキシードを着た柴田が挨拶をする。「長い間、ケータイ刑事をご覧戴き、誠にありがとうございました。」(→確かに、スタートしたのが今年の元旦でしたから、9ヶ月に渡る長丁場でした。)「雷ちゃん、シリーズ最長の40回の出演となり、私も感激の雷でございます」(→確かに、泪ちゃんの39回を上回りましたからね。)で、柴田さんが今後の雷ちゃんのことを語ってくれる。「これから雷ちゃんは警視監として、関東方面を担当するそうです」(→伝説の四姉妹の、愛ちゃんは警視庁を辞めてNASAにいますが、ちゃんは北海道・東北方面ちゃんは関西・四国方面ちゃんは九州・沖縄方面ですから、これで関東も平和になるでしょうね。それにしても、雷ちゃんも2階級特進するとは思いませんでした。→「THE MOVIE2」では、零ちゃんと共に警視監コンビでの登場になるのでしょうね...)で、柴田は周囲を見渡すと「何やら、嫌な予感...」と口にする。が、そのままカメラの方に近づいてきて、「今度はスクリーンでお会いしましょう。チャオ」(→来年の3/10公開で、劇場版の2本目である「ケータイ刑事 THE MOVIE2 石川五右衛門一族の陰謀 ~決闘、ゴルゴダの森」が控えています。公開までまだ5ヶ月ちょっとありますが、楽しみです。)

この後は、雷ちゃんの着声のダウンロードの案内だが、今回は最終回と言うことで、雷ちゃんの挨拶である。しかも高村さんも一緒にいる。場所は港、ラストの雷ちゃんと高村さんの別れの場所である。雷ちゃんが「皆さん、長い間、銭形雷を応援していただき、ありがとうございました」とお礼の言葉を口にすると、高村さんも「サンキュー」と左手を挙げてお礼を言う。続いて雷ちゃんは高村さんの方を向いて、「高村さん、お世話になりました」と頭を下げてお礼を言う。高村さんも「こちらこそ」と言うが、続いて「とりあえずロスに行ったらね、僕、あの、向こうの女性警官たちにね、僕のバーボンスティックをね...」と言い出すが、雷ちゃんがそれを遮るように「またいつか会いましょう」と言うと二人揃って「バイバイ」と手を振っていました。→長い間、楽しい作品をありがとうございました。本当にお疲れ様でした。(が、またの登場を待っていますよ、高村さん。)

ところで、8/28日の深夜にBS-iでは「番組告知・ドラマ「ケータイ刑事THE MOVIE」」という1分間の紹介番組(早い話、DVDの宣伝)が流された。が、10/3の深夜27:07~27:09(つまり、10/4の3:07~3:09)に、今度は2分間になって、同じタイトルの(紹介)番組がON AIRされる。内容は同じであるが、今度は時間が倍になっているということなので、一応チェックだけはしようかと思います。(いや~ぁ、EPGってこういう時、便利ですね...)

 

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/12/22
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2007/01/26
  • メディア: DVD

今回の物語は↓に収録されます。

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2007/02/23
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/12/23
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/01/27
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/10/22
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/02/25
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/06/24
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/04/23
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2003/05/22
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 プレミアム・エディション

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 プレミアム・エディション

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 スタンダード・エディション

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 スタンダード・エディション

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD
ケータイ刑事マニアルBOOK

ケータイ刑事マニアルBOOK

  • 作者: 宮崎 あおい, 堀北 真希, 黒川 芽以, 夏帆
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2005/03
  • メディア: 単行本
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック

  • アーティスト: O.S.T., サントラ, ナミ&チヨ
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
  • 発売日: 2006/02/01
  • メディア: CD
 
↓高村さんが読んでいたのはこういう類のものです。

ディズニーランド&ロサンゼルス完全ガイド

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1992/11
  • メディア: 新書

ロサンゼルス

  • 作者: 全日本空輸
  • 出版社/メーカー: 三推社
  • 発売日: 1990/03
  • メディア: 単行本
ロサンゼルス サンフランシスコ

ロサンゼルス サンフランシスコ

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: JTB
  • 発売日: 2000/04
  • メディア: 単行本
 ↓コロンボ
別冊宝島 『刑事コロンボ完全捜査記録』

別冊宝島 『刑事コロンボ完全捜査記録』

  • 作者: 町田 暁雄
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2006/07/06
  • メディア: ムック
刑事コロンボ コンプリートDVD-BOX

刑事コロンボ コンプリートDVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • 発売日: 2006/11/30
  • メディア: DVD
〈刑事魂 海外編〉Great Cops 海外の刑事ドラマ&ムービー・テーマソング・ベスト

〈刑事魂 海外編〉Great Cops 海外の刑事ドラマ&ムービー・テーマソング・ベスト

  • アーティスト: ラロ・シフリン, リズム・ヘリテイジ, クインシー・ジョーンズ, ヤン・ハマー, トム・スコット, ウィリー・ボボ, オムニバス
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
  • 発売日: 2005/02/23
  • メディア: CD
 
↓参考まで
古銭と紙幣―収集と鑑賞 無文銀銭から現行貨幣まで

古銭と紙幣―収集と鑑賞 無文銀銭から現行貨幣まで

  • 作者: 矢部 倉吉
  • 出版社/メーカー: 金園社
  • 発売日: 2004/10
  • メディア: 単行本
出土銭貨の研究

出土銭貨の研究

  • 作者: 鈴木 公雄
  • 出版社/メーカー: 東京大学出版会
  • 発売日: 1999/03
  • メディア: 単行本
月刊 紙の爆弾 2006年 10月号 [雑誌]

月刊 紙の爆弾 2006年 10月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 鹿砦社
  • 発売日: 2006/09/07
  • メディア: 雑誌
「テロ」は日本でも確実に起きる―核・生物・化学兵器から身を守る法

「テロ」は日本でも確実に起きる―核・生物・化学兵器から身を守る法

  • 作者: 井上 忠雄
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2003/11
  • メディア: 単行本

図解 完全護身マニュアル―爆弾テロから自然災害まで

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 同文書院
  • 発売日: 1995/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
真珠湾再考 二階級特進の周辺―海軍はなぜ甲標的を発進させたのか

真珠湾再考 二階級特進の周辺―海軍はなぜ甲標的を発進させたのか

  • 作者: 須崎 勝彌
  • 出版社/メーカー: 光人社
  • 発売日: 2006/04
  • メディア: 単行本
↓沖縄の方言
ハイサイ!沖縄言葉―ウチナーヤマトグチ

ハイサイ!沖縄言葉―ウチナーヤマトグチ

  • 作者: 藤木 勇人
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2004/12
  • メディア: 新書
沖縄語の入門―たのしいウチナーグチ

沖縄語の入門―たのしいウチナーグチ

  • 作者: 西岡 敏, 仲原 穣
  • 出版社/メーカー: 白水社
  • 発売日: 2000/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
ウチナーグチ(沖縄語)練習帖

ウチナーグチ(沖縄語)練習帖

  • 作者: 高良 勉
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2005/08
  • メディア: 単行本
沖縄の方言―調べてみよう暮らしのことば

沖縄の方言―調べてみよう暮らしのことば

  • 作者: 井上 史雄, 吉岡 泰夫
  • 出版社/メーカー: ゆまに書房
  • 発売日: 2004/04
  • メディア: 単行本

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PHIL COLLINS『FACE VALUE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1981年に発表されたものであり、GENESISの顔となった彼が'80'sでは、グループとしてもソロとしても、更にはプロデューサーとしても大活躍をすることになるのだが、その走りとなった自らプロデュースしたソロ・アルバムである。ヒットの規模は、後のものと比べると少し小さかったとは言うものの、本アルバムは1981年のBillboard年間アルバム・チャートでは20位、レギュラー・チャートでは最高位7位を記録している。本アルバムのサウンドは、モータウン・サウンドを導入していることが大きな特徴であるが、それだけではなく、弦のサウンドが爽やかな雰囲気を醸し出すことになっていて、聴いていると心地よくなってくる。しかも曲の方はバラエティに富んだ内容になっているということで、聴いた後に爽快な気分にさせてくれるアルバムである。

収録されているのは以下の全12曲である。『In The Air Tonight』『This Must Be Love』『Behind The Lines』『Roof Is Leaking』『Droned』『Hand In Hand』『I Missed Again』『You Know What I Mean』『Thunder And Lightning』『I'm Not Moving』『If Leaving Me Is Easy』『Tomorrow Never Knows』。

この中からは、Billboardの年間シングルTOP 100にランクインした曲はないものの、'80'sという時代には数多くのヒット曲を、シンガーとしてだけではなくプロデューサとしても放つことになる彼の今後の活躍を予感させるものとなっている。で、筆者のお薦め曲は、『This Must Be Love』『Hand In Hand』『Thunder And Lightning』『I'm Not Moving』という所をピックアップしておく。

本アルバムのサウンドは、モータウン色と共に、爽やかな印象を受けるが、この爽快感はこの後の彼のソロ・アルバムやGENESISには無い全く別のものである。ということで、'80'sの彼を語る上では、原点であると共に、サウンドも違うと言うことで、しっかりとチェックをしておきたいアルバムである。(尚、CDの小さなサイズでは気にならないが、LPの時代であれば、PHILの顔がアップで写っている本アルバムのジャケットを「魔よけ」に使うなんてことを考えた方がいるのでは...?)

 

Face Value

Face Value

  • アーティスト: Phil Collins
  • 出版社/メーカー: Virgin
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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