RANDY MEISNER『ONE MORE SONG』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは、1980年に発表された彼の2nd.ソロ・アルバムである。RANDYと言えば、'70'sのウエスト・コーストを代表するビッグ・バンドであるEAGLESのメンバーである。本アルバムは上手く纏まったアルバムであってとても聴きやすいアルバムである。また、一度耳にしたら長く聴きたくなるアルバムであり、大人の鑑賞に堪えうる内容のアルバムとなっている。このことは本アルバムのBillboardのアルバム・チャートを見たら分かる。本アルバムは1981年のBillboard年間アルバム・チャートでは78位にランクインしているが、レギュラー・チャートでは最高位50位である。最高位がこの位置でありながら年間アルバム・チャートのTOP 100にランクインするということは、静かなロング・ヒットになったと言うことであり、長期間にわたって支持された何よりの証拠でもある。
収録曲は以下の全9曲である。『Hearts On Fire』『Gotta Get Away』『Come On Back To Me』『Deep Inside My Heart』『I Need You Bad』『One More Song』『Trouble Ahead』『White Shoes』『Anyway Bye Bye』。
この中からは、シングル・カットされてヒットを記録した『Hearts On Fire』（Billboard誌で最高位19位を記録、年間シングル・チャートのTOP 100にはランクインしていない。）がアルバムの冒頭を飾っているが、シングル曲を冒頭に持ってくるのは常套手段でもある。が、この味のある曲からラストまで、しっかりとした筋を付けてたっぷりと聴かせてくれる。特に『Deep Inside My Heart』と『I Need You Bad』、更には『White Shoes』をお薦め曲として記しておくが、心地良さを与えてくれるメロディに乗せて、しっかりと聴かせてくれている。また、本アルバムに参加したミュージシャンたちの顔ぶれも豪華なものであり、この辺りはやっぱりウエスト・コーストを代表するバンド・EAGLESに在籍していたということからくる顔の広い所によるものである。が、それによって実に豊かなサウンドを堪能させてくれることになり、良いものである。
本作では、ライターとしても曲作りを行ったRANDYであるが、自作したことによりアルバム全体に一本の筋道が付き、これが本アルバムを味わい深いものにしている。A.O.R.というとちょっと語弊があるかもしれないが、そういう傾向のアルバムであり、じっくりと味わいながら聴きたくなるアルバムである。
↑US盤 ｜日本版の紙ジャケット仕様 ↓
- アーティスト: ランディ・マイズナー
- 出版社/メーカー: Sony Music Direct
- 発売日: 2005/11/23
- メディア: CD
ライオン丸G #2 [特撮]
初回を見て離脱しようかと思ったものの、とりあえずはタイガージョーの姿を見るまではと思い、第2話も見ることにしました。（でも、ラストに登場しただけで、アクションはまだ...）でも、このタイガージョー、外見はゼブラーマンに見えてしまうのですが...（ということで、ストーリーについてはもうどうでもいいや...）
第1話と比べると、下ネタの方は少し控えめになったとはいうものの、やはり深夜枠でなければ放送できるような代物ではありません。テレビ放映よりもOV作品として展開した方がいいのでは？
一部、快傑ライオン丸の姿が登場したが、これが子孫だったとしたら、あの獅子丸は絶対に
頭を抱えて嘆いていますねぇ。
変身した獅子丸、シャンゼリオンの乗り、いや、それ以上にぶっ飛んでいる。それでいて、ゲロを吐くわ、失禁はするわで、ヘタレキャラの道を邁進する。でも、もうどうでもいいような...
果心居士が
CDを獅子丸に投げる所、銭形愛が古銭を投げる所を何となく思い出させてくれました。
コスKが火曜夜間学校の先生、一瞬、佐藤二朗さんかと思いましたが違いました。どうせなら、あのジローワールドを見せてもらいたかった...
サオリとコスKを助けに来た獅子丸に対して、ノック攻撃をするスワンキーズの一味。更にピッチングマシンを使っての
ボール攻撃って、このセンス、ついて行けません...
果心居士が獅子丸を諭す所も、今ひとつ説得力がない御託を並べているだけ。でも、その言葉を受け入れてしまう獅子丸。ヘタレならヘタレなりに逃げ出してしまっても、と思ったのですが...
次回予告は、アニメ「サザエさん」風の予告に「アンパンマン」（バイキンマン）風の合体技。来週、タイガージョーの動く姿を見たら（次回予告で獅子丸が言ったように）「バイバイブー」の可能性が高い...(が、その方が楽になりますし...)
↓悩めるご先祖様
快傑ライオン丸 プレミアム・コレクターズ・エディション ～第壱章 獅子之函～ DVD-BOX(1)
- 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
- 発売日: 2002/10/25
- メディア: DVD
快傑ライオン丸 プレミアム・コレクターズ・エディション ~第弐章 虎之函~ DVD-BOX(2)
- 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
- 発売日: 2002/12/20
- メディア: DVD
PREMIUM COLLECTOR’S EDITION 風雲ライオン丸 弾丸之函
- 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
- 発売日: 2005/03/25
- メディア: DVD
↓「銭形愛」
- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- 発売日: 2003/05/22
- メディア: DVD
↓ジローワールドと言えば...
- 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
- 発売日: 2005/03/25
- メディア: DVD
- 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
- 発売日: 2005/03/25
- メディア: DVD
- 出版社/メーカー: 東映
- 発売日: 2004/08/06
- メディア: DVD
- 出版社/メーカー: 東映
- 発売日: 2004/08/06
- メディア: DVD
- 出版社/メーカー: バンダイ
- メディア: おもちゃ＆ホビー
- 出版社/メーカー: トーホー
- メディア: おもちゃ＆ホビー
- 出版社/メーカー: セガトイズ
- メディア: おもちゃ＆ホビー
- 出版社/メーカー: セガトイズ
- メディア: おもちゃ＆ホビー
RUSH『PERMANENT WAVES』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1980年に発表されたアルバムで、彼らの代表的なアルバムの一つである。本アルバムのヒットによって彼らはスターの仲間入りを果たし、名盤「MOVING PICTURES」に繋がる基礎を築き上げた。本アルバムは1980年のBillboard年間アルバム・チャートでは53位、レギュラー・チャートでは最高位4位を記録するヒットとなり、新しい時代'80'sを迎え、新しいスター・バンドを迎えるといった充実したアルバムになった。
収録されている曲は以下の全6曲である。（収録曲が少ないのは、7分を越える超大作が2曲含まれていることによるものである。）『The Spirit Of Radio』『Freewill』『Jacob's Ladder』『Entre Nous』『Different Strings』『Natural Science』。
この中からは、9分を越える超大作である『Natural Science』である。静と動の対比を一大叙事詩である曲としてまとめていてたっぷりと聴かせてくれる。また、時間が長いということを全く感じさせないで聴かせてくれるが、余韻を持たせた形で迎えるエンディングも素晴らしい。その他にはシングル・カットされてヒットを記録した『The Spirit Of Radio』と『Freewill』は彼らの代表的な曲であり、名曲としてその名は時代にしっかりと刻み込まれている。残る3曲も、いずれもが特徴のある曲であり、捨て曲がなく、全6曲、時間としたら約36分、たっぷりと聴かせてくれる。（36分というと短いように感じるかも知れないが、この数字は当時のアルバム(LP)であれば若干短めかも知れないが、まあ普通と言った時間である。クオリティが高いため、実に充実した時間を過ごすことが出来る。）
これまでの彼らはどちらかというと大作主義であったが、本アルバムではその傾向が弱まり（それでもまだ「大作」と呼べる範疇の曲を奏でていますが...）取っつきやすくなった。ロック・ファンにはお薦めの一枚である。じっくりと聴いてもらいたいアルバム（傑作）である。
- アーティスト: Rush
- 出版社/メーカー: Mercury
- 発売日: 1997/05/06
- メディア: CD
「007/OCTOPUSSY」 [映画(洋画)]
007シリーズ最新作であるシリーズ第21作の「CASINO ROYALE」が12/1に公開になるが、それに向けて、これまでのシリーズ全20作をDVDで順番に改めて見ている。（シリーズ40周年記念のDVD-BOX＋「ダイ・アナザー・デイ」。一応、特典映像の方も一緒に見ているので、1本を見るのに3時間半前後の時間が必要となる。尚、今度は全20作のアルティメット・コレクションのBOX（スーツケースに収納）が発売されるのですね。全作吹き替え版もあるということで、一応は「アルティメット」と感じます。（が、40周年のBOXを持っているので、流石に購入の方は...）で、今回は遂に6本目となり、初代のコネリーと本数が並んだロジャー・ボンドのシリーズ第13作の「オクトパシー」です。
尚、007シリーズに関してはHPの方に資料として作っていますので、そちらもご覧頂ければ幸いである。（ここをクリックしてください。）尚、各作品については「作品解説」と「脱線メモ」という2本立てで記していますが、前者は筆者が書いたもの、後者は年間に映画を600本以上見るという友人のG氏が書いたものです。
「OCTOPUSSY」はI.フレミングの原作小説には同名タイトルの作品はない。I.フレミングの短編小説「007の追求」と「007の商略」とを組み合わせており、そこにオリジナル・ストーリーを追加して作られた物語である。何せ、本作品は初代ボンドのショーン・コネリーがボンドに復帰したということで製作された「ネバーセイ・ネバーアゲイン」と真っ向からぶつかることになったため、本家の意地として負けるわけにはいかない、とばかりに色々と詰め込み、当時「レイダース」で次々と手に汗握る連続アクション活劇がヒットしたことから「ジェットコースター・ムービー」という言葉が出てきたが、本作はまさに「ジェットコースター・ムービー」というような連続アクションの作品となった。何せ、ベルリンから始まり、インド、再びドイツを舞台にして、ノンストップ・アクションが繰り広げられる。尚、「ネバーセイ・ネバーアゲイン」の原作はI.フレミングの原作小説「サンダーボール作戦」である。（リメイクということになる。）で、興行成績は本家である本作の圧勝であった。
監督は前作に続いてジョン・グレンが務め、脚本はジョージ・マクドナルド・フレイザーとリチャード・メイバウムとマイケル・G・ウィルソンが担当した。音楽は本シリーズではお馴染みのジョン・バリーが復帰し、主題歌は、'70'sを代表する女性シンガーであるリタ・クーリッジがメロディアスな「All Time High」を歌っている。印象的な美しい彼女のボーカルがたっぷりと聴ける秀曲である。ところでリタ・クーリッジと言えば、カーペンターズのヒットで知られる「Super Ster」という曲があるが、この曲は実はリタがオリジナルであり、カーペンターズはカヴァーしていて、それが大ヒットをしたのである。(これは意外と知られていないことです。)
キャストは、初代コネリーと並ぶ6作目(6作連続というのはコネリーを抜きました)のボンドとなるロジャー・ムーアに、ボンドガールは「黄金銃を持つ男」にも出演していたスウェーデン出身のモード・アダムスがメインのボンドガールに昇格する形になったが、シリーズ作品で2度も主演級のボンドガールを演じたのは長い歴史のあるシリーズでも彼女だけである。敵となる謎の王族・カマル・カーンにはルイ・ジュールダン、悪事を企むソ連のオルロフ将軍にはスティーブン・バーコフ、オクトパシーの補佐を務めるマグダには、やはりスウェーデン出身のクリスティーナ・ウェイボーンといった顔ぶれである。また、前作「ユア・アイズ・オンリー」ではMは出張中ということで不在だったが、本作からはロバート・ブラウンが2代目Mとして登場し、これにQとマネーペニーのデズモンド・リュウェリン、ロイス・マックスウェルはいつものように登場する。尚、この他に「ボンド・ビューティーズ」として世界各地から美女たちが集められ、オクトパシー軍団を構成していました。(これはムーアの衰えを隠そうとしてのことなのでしょうか？)
物語は、ベルリン国境（現在は無くなりましたが、本作製作時は東西冷戦下のベルリンということで、ベルリンの壁がありました。）で、MI-6のスパイ、ボンドの同僚である009が何者かによって殺された。009は辛うじてイギリス大使の公邸にたどり着き、ロシアの秘宝を手に息絶えたのだった。この秘宝を手掛かりに、オークション会場に向かったボンド。そこでアフガニスタンの王族カマル・カーンが怪しいと睨んだボンドはインドに赴く。そこで、ロシアの秘宝をめぐって、宝石強盗団であり、その隠れ蓑としてサーカス一座を率いる謎の女性・オクトパシーがカマル・カーン、ソ連のタカ派のオルロフ将軍と組んである企みを練っていた。その計画を知ったボンドはドイツでサーカス興業を行うことになっていたオクトパシーの一座を追う。が、カマル・カーンとオルロフ将軍は、オクトパシーを裏切り、西ドイツのNATO基地で核爆弾を爆発させるという陰謀を企んでいた...
本作は、最初に小型ジェット機・アクロスターを使った派手な空中アクション＆爆発があるものの、その後の悠久の大国インドが舞台になってからは、メカというのは控えめになり、肉体アクションを中心とした連続アクションとなっていて、二つのテイストが楽しむことの出来る作品でもある。が、50台も半ばを過ぎたロジャー（実はS.コネリーよりも年上です。）のアクションはかなりくたびれを感じるようになっていました。でも、本作では、オクトパシーの美女軍団とジェットコースター・ムービーという展開がそれをカバーしてくれました。
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2006/11/22
- メディア: DVD
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2003/02/26
- メディア: DVD
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2004/08/20
- メディア: DVD
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2006/11/22
- メディア: DVD
James Bond 007 - 1/4 Scale Premium Figure: Roger Moore as James Bond
- 出版社/メーカー: サイドショウ
- メディア: おもちゃ＆ホビー
James Bond 007 - Legacy Collection 12 Inch Figure: Roger Moore as James Bond
- 出版社/メーカー: サイドショウ
- メディア: おもちゃ＆ホビー
↓一応これを。（これは「番外作品」であり、007シリーズには加えられません。）
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2003/04/11
- メディア: DVD