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SMOKEY ROBINSON『BEING WITH YOU』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1981年に発表されたアルバムであり、彼の放ったアルバムでは最高傑作と言うことの出来るアルバムである。彼は'60'sの時代ではMIRACLESと共に活動していて、モータウンの良質なポップなサウンドを放っていた。そんな彼はソロ・シンガーとしては結構ソウルフルな曲を披露してくれるようになった。また、大人の鑑賞に堪えるコンテンポラリー・ミュージックを聴かせてくれていて、落ち着いて聴くことの出来るアルバムを発表してきた。そんな中でも本アルバムはBillboardのBLACK ALBUM部門で、彼のソロとして初の1位を獲得し、Billboardのチャートでもレギュラー・チャートで最高位10位を記録するというように、最高の成績を残したアルバムである。(1981年のBillboard年間アルバム・チャートでも46位にランクインしている。)また、本アルバムからは、BLACK SINGLEでは2曲目、レギュラー・チャートではやはり最高位となる2位まで上昇した大ヒット曲『Being With You』が生まれ、ソロ・シンガーとしての存在感を示すことになった。

収録されているのは以下の全8曲である。『Being With You』『Food For Thought』『If You Wanna Make Love』『Who's Sad』『Can't Fight Love』『You Are Forever』『As You Do』『I Hear The Children singing』。

この中からは、やはり『Being With You』である。Billboardのレギュラー・チャートでは最高位2位、1981年の年間シングル・チャートでは堂々の13位ということで、その年を代表するようなビッグ・ヒットとなった。ソフトで優しく、それでいてソウルフルな彼のボーカルがメロディアスなメロディに乗せてたっぷりと聴かせてくれる名曲である。この曲以外でも、大人の鑑賞に堪えうるしっとりとした曲を中心にたっぷりと聴かせてくれているが、筆者のお薦め曲と言うことでは『Food For Thought』『Who's Sad』『You Are Forever』という所をピックアップしておく。

本アルバムが発表された当時は、A.O.R.がブームを呼んでいたが、A.O.R.とはまた一味違った本アルバムのサウンドは、アダルト・コンテンポラリーと言われて、A.O.R.と共に大人のサウンドとして大いにもてはやされることになった。また、'80'sのサウンドに多大な影響を与えることにもなり、ブラック・ミュージック(特にモータウン・サウンド)の新たな隆盛の道を切り開くことにもなった。本アルバムは発表から四半世紀が流れたが、現在でも全く色褪せることのない「EVERGREEN MUSIC」として語り継がれている。(特に『Being With You』)慌ただしい日常であるが、ゆっくりと聴き込みたくなる大人のアルバムである。

 

Being With You

  • アーティスト: Smokey Robinson
  • 出版社/メーカー: Motown
  • 発売日: 1992/05/11
  • メディア: CD
↓この名盤がジャケットがないなんて寂しすぎるので、「2 in 1」のアルバムをピックアップしておきます。
Motown Legends: Cruisin'/Being With You

Motown Legends: Cruisin'/Being With You

  • アーティスト: Smokey Robinson
  • 出版社/メーカー: Motown
  • 発売日: 1995/05/23
  • メディア: CD


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ライオン丸G #3 [特撮]

タイガージョーのアクションを見るためだけに録画予約をした今回の物語(TV大阪の放送は、放送局の時間で記すと27:10からということで、これは深夜の3:10と言うか、未明の3:10と言うことも出来る時間である。)だったが、期待はずれも甚だしい。タイガージョーの姿を見ると獅子丸は逃げ出してしまう有様だし、タイガージョーのアクションは見せてくれない。(でも、タイガージョーと言っても、ゼブラーマンといった感じだったから、期待していなかったんですよね...)

物語の方は深夜枠放送ならではのものを突き進んでいるが、初回があまりにも下ネタに走り過ぎたこともあって、その後はパワーダウンしてしまい、あまりにも中途半端な状況に陥っていしまった。→これだったら、TV放映ではなく、OVで展開させた方が心おきなくネタに走ることも出来る。

で、新たな仕事と言われて、錠之介と行動を共にした獅子丸は、神社でボロボロにやられて失神しまい、3話では目覚めなかったので、このまま二度と目覚めること無く、ここで終了というように解釈することでいいや...

ということで、今回記したものを最後に、本作品からは心おきなく離脱することにしました。

それにしても、昨今の復活ブームだが、こんなにぶっ飛んでしまうのだったら何も昔の名前を使う必要はない。全く新たな作品とした方が、自由度がより広がった物語を展開できる。(過去の名前が変な足かせになってしまっている。)これは4代目として復活した映画「スケバン刑事」でも言えることであり、あの内容では「スケバン刑事」を名乗る必要性は全く無い。(「スケバン刑事」ということでは、「金返せ!映画」であった。ただ、「少女コマンドー・ヨーヨーガール」とでもタイトルを改めれば十分楽しめる作品でもありました。)で、「ライオン丸G」も「ライオン丸」を名乗る必要性はなく、別物として展開した方が色々と新たな設定も導入できる。

ここのところ特撮作品が盛り上がっているが、こういう状況だとあっという間に冷え込んでしまうのではないかという懸念が...

 

 

快傑ライオン丸/風雲ライオン丸

  • アーティスト: しのだとみお, 中村しのぶ, 筒井広志, 和田昭治, ヤング・フレッシュ, ヒデ夕樹, 浜ジョージ, ブルー・エンジェルス, ヤング・エコーズ
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1996/01/20
  • メディア: CD

風よ光よ

  • アーティスト: 串田アキラ
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2006/11/22
  • メディア: CD
↓これが「タイガージョー」もとい、「ゼブラーマン」です。
ゼブラーマン

ゼブラーマン

  • 出版社/メーカー: 東映
  • 発売日: 2004/08/06
  • メディア: DVD
ゼブラーマン プレミアムBOX

ゼブラーマン プレミアムBOX

  • 出版社/メーカー: 東映
  • 発売日: 2004/08/06
  • メディア: DVD
 
↓「少女コマンドー・ヨーヨーガール」と改題してください。

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SURVIVOR『VITAL SIGNS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1984年に発表された5th.アルバムである。1982年の映画「ロッキー3」の主題歌『Eye Of The Tiger』のヒットでメジャー・バンドの仲間入りを果たした彼らであるが、本アルバムからはボーカルが交代して新たな次元に突入することになった。今までのサウンドに一段と磨きがかかり、幅が広がったご機嫌なロック・チューンを聴かせてくれる。また、本アルバムは、Billboardのアルバム・チャートで最高位16位ながら、1985年の年間アルバム・チャートでは15位にランクインするというように、ロング・ヒットを記録している。

収録曲は以下の全9曲である。『I Can't Hold Back』『High On You』『First Night』『The Search Is Over』『Broken Promises』『Popular Girl』『Everlasting』『It's The Singer, Not The Song』『I See You In Everyone』。

この中からは、2曲のビッグ・ヒットが生まれていて、珠玉のバラード・ナンバーである『The Search Is Over』はBillboardのチャートで最高位4位、1985年の年間シングル・チャートでは48位、ハードなロック・ナンバーの『I Can't Hold Back』は最高位13位、1985年の年間シングル・チャートで73位にランクインしている。

本アルバムは、何と言っても前半の4曲である。冒頭の3曲のハードな所と、そこから一変してじっくりと聴かせるバラードのバランスが実に良いものである。『I Can't Hold Back』『High On You』『First Night』と続くことによって、本アルバムは徹底したハードなロックを聴かせてくれるのかということになるが、続く『The Search Is Over』が一変してのバラードということで、この動から静への転換がメリハリを付けてくれることになり、ハードなロック・ナンバーはよりハードに、バラードはよりドラマティックに聞こえるようになるのである。この後も、『Broken Promises』『Popular Girl』『Everlasting』の3曲で、2曲のハードなロックと1曲のバラードという第二の動と静を構成し、残る2曲でも動と静を繰り広げているが、やはり最初の4曲による一組の動静がたまらないのである。(後ろは動と静の周期が短くなっていくことになるが、これはこれでまた良いものでありますが...)

本アルバムは、シングル・ヒットを記録した秀作もあるが、アルバムを全体で捉えて聴くものである。収録曲は9曲であるが、それが3つの楽章に別れているといっても良い。このようなアルバムは好みがはっきりと分かれるものであるが、捨て曲が全くなく、しかも収録曲を1曲たりとも飛ばすことなく続けて全曲聴きたくなるアルバムというのもそう多くあるものではない。じっくりと聴き込んでもらいたいアルバムである。尚、本アルバムについてはビッグ・ヒットを放ったことにより「産業ロック」に染まっているという声があるが、緻密に計算してアルバムを1つの作品としてまとめ上げたと言う点においては、良い結果に繋がったと言うことになる。単にアルバムを売るためにヒット狙いの曲という形で作り上げられた「産業ロック」とはまた違った価値が付いたと言うことになり、「産業ロック」と言っても良い点もあるということを知ってもらいたい所である。

 

Vital Signs

Vital Signs

  • アーティスト: Survivor
  • 出版社/メーカー: Zomba
  • 発売日: 1991/03/12
  • メディア: CD


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