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OUT OF AFRICA(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1985年に公開された邦題「愛と哀しみの果て」である。この作品はアカデミー賞を7部門に渡って獲得することになったが、メリル・ストリープの主演女優賞は獲得とはならなかった。シドニー・ポラック監督が描いた一大ロマンスで、アフリカに渡った令嬢の半生を描いた物語である。メリル・ストリープとロバート・レッドフォード、クラウス・マリア・ブランダウアーがその演技力をいかんなく発揮している。共演はマイケル・キッチン、マリク・ボーウェンズ ファラ、ジョセフ・シアカ、カマンテ、マイケル・ガフ、スザンナ・ハミルトン、レイチェル・ケンプソンたちである。また、本作の音楽は「007」シリーズでも知られているジョン・バリーである。

収録されているのは以下の全12曲である。『I Had A Farm In Africa (Main Title From Out Of Africa)』『I'm Better At Hello (Karen's Theme I)』『Have You Got A Story For Me?』『Concerto For Clarinet And Orchestra In A, K 622/2. Adagio』『Safari』『Karen's Journey/Siyawe (Trad. African)』『Flying Over America』『I Had A Compass From Denys (Karen's Theme II)』『Alone On The Farm』『Let The Rest Of The World Go By』『If I Know A Song Of Africa (Karen's Theme III)』『End Title (You Are Karen)』。

本サントラ盤がリリースされた時期では、豪華あ゜てぃとによるオムニバス形式のサントラ盤というのが主流になっていたが、本サントラ盤は従来からの形であるスコアを集めたインスト集である。が、物語が物語であるだけに、インスト集というサントラ盤の方が、本作の雰囲気にはピッタリでもあり、こういう形のサントラ盤が無くなってしまうということは考えられない、ということを教えてくれていて、安心できることにもなる。映画と共にじっくりと聴き込んでもらいたいサントラ盤である。

 

Out Of Africa: Music From The Motion Picture Soundtrack

Out Of Africa: Music From The Motion Picture Soundtrack

  • アーティスト: Jack Brymer, Ernest R. Ball, John Barry, Wolfgang Amadeus Mozart, Neville Marriner, Academy of St. Martin-in-the-Fields
  • 出版社/メーカー: MCA
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

愛と哀しみの果て

愛と哀しみの果て

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • 発売日: 2005/11/25
  • メディア: DVD

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NINE MONTHS(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1995年の映画「9か月」(原題の直訳です。)のサントラ盤である。この映画は、1993年のフランス映画の「愛するための第9楽章」(原題「NEUF MOIS」、パトリック・ブラウデ監督、フィリップ・ルロワ・ボーリュー主演)のリメイク作品でもあり、「ホーム・アローン」で知られているクリス・コロンバス監督によるロマンティック・コメディであるるまた、本作の製作総指揮にはクリストファー・ランバートが加わっている。音楽を担当したのはハンス・ジマーであり、キャストはヒュー・グラント、ジュリアン・ムーア、トム・アーノルド、ジョーン・キューザック、ジェフ・ゴールドブラム、ロビン・ウィリアムス、ミア・コテット、ジョーイ・シムリン、アシュレイ・ジョンソンたちである。

物語は、子供専用の精神科医サミュエルと、バレエのインストラクター・レベッカは5年越しの恋人。それぞれ仕事に恋愛に順風満帆であった。そんな中、ある日レベッカが妊娠したことを告げられたサミュエルは、仕事柄、子供が嫌いな彼はパニックに陥る。しかし、母親になるというレベッカの決心は固く、結局同意したサミュエル。が、ふとした行き違いからレベッカは家を出てしまう。次第に新しい命を育むことの大切さに気づくサミュエルは、レベッカのもとに向かって許しを請うと同時にプロポーズをする。そしてやがて臨月である9ヶ月がやってきた...

本作でハリウッド進出を果たしたヒュー・グラントが三枚目というところを見せてくれるのをはじめ、芸達者なコメディ・リリーフ陣が笑わせてくれている。

サントラ盤に収録されているのは以下の全10曲である。『Time Of Your Life』『Let's Get It On』『Turn Back The Hands Of Time』『Baby, Baby』『It's A Boy』『Voodoo Woman』『Baby's Room』『From Russia...』『We Can Work It Out』『Open Your Eyes』。

映画がコメディ・タッチであるといっても、サントラ盤の方はなかなか良いものであり、RICHIE SAMBORRAやDAVID BRYAN、HUGH McDONALd、TICO TORRESといった面々がスペシャル・ゲストという扱いで参加しているところが嬉しいところである。映画と共に一度は堪能したい所である。また、映画の方は、オリジナルとなった「愛するための第9楽章」の方も見てみるのがよろしいかと...(フランス映画とアメリカ映画の違いというのもよく分かりますよ。)

 

Nine Months: Original Motion Picture Soundtrack

Nine Months: Original Motion Picture Soundtrack

  • アーティスト: Original Soundtrack
  • 出版社/メーカー: Milan
  • 発売日: 1995/07/18
  • メディア: CD

9ヵ月

9ヵ月

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2005/06/24
  • メディア: DVD
↓オリジナル版はこちら

愛するための第9章・パリ発→「9か月」【字幕版】

  • 出版社/メーカー: 日活
  • 発売日: 1997/02/07
  • メディア: ビデオ

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ケータイ刑事銭形零5話[改訂版] [ケータイ刑事]

今回の物語は「さよなら、アンドリウ ~キラークイーン殺人事件」ということで、「・7話」の続編となる物語である。(この物語によって、脱「銭形泪」を意識していることが分かります。)が、「」のちょっとしたおさらいや、怪人○面相のネタもあって、嬉しいところである。そして今回の脚本は林誠人さんということで、「・7話」で勃発した林vs睦月のバトルの炎が益々燃え上がっていきます。そして、「クイーン女優」として1話の顔となった宝積有香さんがゲストということで、すっかり宝積さんも「ケータイ刑事」の顔になりました。(今回の事件はある意味喝采されることになったでしょうね。特に「銭形雷」での丹羽Pをネタにした物語(特に「雷・2nd.12&13話」)を考えたら...)

尚、本記事のタイトルに「[改訂版]」とあるのは、「銭形零」は全話過去に一度記しているが、その時の記事をベースに加筆&修正を行ったために「[改訂版]」としています。(以前に記した第4話の記事をご覧く場合は、ここをクリックして下さい。)それではいつものように、(いつもより長めの)長文&今更ながらのネタバレありで本編に行きます。

いきなりテロップが流れ、零ちゃんが「今回のケータイ刑事銭形零は、現実と虚構が入り交じった複雑なストーリーです。視聴者の皆さん、目を凝らしてご覧ください。」というまたまた突拍子もない展開で始まる。続いて「銭形舞」第7話の事件の新聞記事「人気脚本家 殺人容疑で逮捕」という記事が出て、その時の動機が語られる。(この新聞記事の横には「怪人十二面相現る」(「幻のタコ焼き奪われる」)というネタもある。これは「・2nd.5話」の十面相、「・1st.4話」の八面相と同一犯でしょう。何せ「幻の」というものを奪っているのですから... →「怪人さん」は渡辺千穂さんの持ちネタでもある。が、千穂さんにはバトルは仕掛けないのですね。)それから一年後、出所した渡邉睦月(「・7話」の犯人でしたから...)を刑務所に丹羽プロデューサーが迎えにやってくる。その車のナンバーは「品川300 た ・・28」ということで、「ケー刑事」ではお馴染みの「28」が出てくる。(運転手は、「ケータイ刑事」シリーズで脚本家としてデヴューした中邨武尊さん本人が演じている。)で、睦月の復帰祝いということで、ふさわしい場所を用意したということで、貸し切りのレストランに到着する。

レストランには零ちゃんと高村さんがいた。丹羽Pは「今日は貸し切りのはずじゃあ?」と口にするが、警察手帳を見せて高村さんが「実はあなたに殺人予告状が届いたとテレビ局から連絡があったんです」と事情を話す。一瞬、睦月を見る丹羽P。首を振る睦月。(出所したばかりだったら、そんなのを送るのは無理だと思いますが...)高村さんがその殺人予告状を取り出して「これなんですけどね」と言って丹羽Pに渡す。で、開封してそれを読み始める丹羽P。(いつもだったら零ちゃんが読んでくれるのですが、今回は違います。)「ケータイ刑事銭形零、毎週楽しく見ています」という書き出しで始まる。(単なるファンレターですね。)で、丹羽Pはご機嫌となって、カメラ目線で「ありがとう。ホームページ、BBSにもどんどん書き込んでよ」とちゃっかりと宣伝をする。そこに睦月が丹羽Pから殺人予告状を奪い取り、続きを読む。「だけどな、丹羽多聞アンドリウ。お前の作るドラマは今一なんだよ。それでも丹羽文雄の孫か?俺が手本を見せてやる。もの凄いドラマでお前を殺す。さようならアンドリウ」という文面であった。丹羽Pは「悪戯だよ」といって、この手の手紙は「日常茶飯事(ちゃめしごと)」と言う。これに零ちゃんが「ちゃめしごと?」とツッコミを入れる。すると「僕、漢字読めない。なんてたってアンドリウだからね」と言って、全く気にしていない。(→小さなことに拘らない、というのも必要とは言うものの、「一般常識」と言う点を無視すると...)これに高村さんは、万一を考えて一日だけ警護させてくれ、と申し出る。睦月は「構わない」と言ったことから、結局高村さんの申し出を受けることにした丹羽Pでした。

丹羽Pは零ちゃんと高村さんとも一緒に食事を、と言うが、零ちゃんは「食事は結構です。勤務中ですから」と遠慮する。(が、真面目な零ちゃん。警察官の鑑です。)すると丹羽Pは「乾杯だけでも」と言い、4人で乾杯することにする。そして乾杯用のワインとして、1971年1月9日もののシャトー・ジロー・ラトゥールを注文する。(これは当然、佐藤二朗さんの名前をもじったものです。また、この日は渡邉睦月さんの本当の誕生日です。でも、日にちまで管理しているなんて、これはこれで凄いワインです。)それはワインの名品と言うことで、高村さんは喜び、「銭形くん、お言葉に甘えて...」と言うことになる(あんた、勤務中ですよ。)が、零ちゃんは「高村さん」と注意する。も、丹羽Pに背中を押されて、零ちゃんも結局は甘えることに...

着席した4人。ウエイターがやってくるが、このウエイターが宝積有香さんである。「こちらでよろしいですか」とワインの瓶を丹羽Pに見せると、それを手にして「これこれ、睦月が生まれた日に出来たワインだ」と言って睦月に見せる。で、それを見た睦月は「本当だ」とこちらも驚いている。そんな睦月はウエイターを見ると「あら、あなた?」と気づく。丹羽Pが「知り合い?」と尋ねると、「宝積さんですよね」と尋ねる。これに「ええ」と宝積さん。で、「かるたクイーン」(「・1st.1話」)、「鼻タレクイーン」(「・2nd.1話」)で、女優の宝積有香さんだと説明する。(テロップで「伝説のクイーン女優・宝積有香(本人です)と出る。)→この後、「・2nd.1&2話」「・1st.1&20話/2nd.1話」にも登場します。

これに丹羽Pは「久しぶり」と言って握手をするが、体裁悪そうな宝積さん。「こんな所で何してるの?」と言う睦月の質問に答えず、丹羽Pが「バイト?殺される役だけじゃ食べていけないか」と口にすると笑う。これにムカッとした表情を浮かべる宝積さんだったが、ここはこらえる。で「女優はオーラだよ」と丹羽Pは「オラウータン」とギャグに走る。(自虐ネタまで出る「ケータイ刑事」、宝積さんの気持ちも複雑?)宝積さんはむかついた表情を浮かべながらも「失礼します」とワインの瓶を丹羽Pの手から奪い取り、背を向けてワインを開ける。そしてグラスを一つ丹羽Pの前に置き、ワインを注ごうとする。が、「ジャスト・モーメント・プリーズ」と高村さんが待ったを掛ける。で、丹羽Pは命を狙われているから、自分がテイスティングをすると言う。「自らの命を張って市民の安全を守る。それが僕らの仕事です」とかっこいいことを言う高村さん。で、それを了承する丹羽P。ということで、ワイングラスを持って宝積さんは高村さんの横に移動し、ワインを注ぐ。高村さんはそのワインを口にすると「このムニュッとした味、それでもってこのグニュッとした芳醇な味わい。流石、シャトー・ジロー・ラトゥールだ」と、毒味ということを忘れてワインを味わっている。で、それを見た零ちゃんは「何だ、結局一番に飲みたかっただけじゃん」

毒は入っていなかったと言うことで、丹羽Pは「じゃあ、みんなにも」と言って、睦月と零ちゃんの前にワイングラスを置く。宝積さんは、高村さん、睦月の順番でワインを注ぐと、続いて零ちゃんの横に。が、零ちゃんはワイングラスの上に手をかざして「あっ、私は...」と断る。それを見た高村さんは「あっ、ソーリー、ソーリー」と、零ちゃんが未成年であることを思い出してそれを口にする。(「銭形零、13歳」ですからね。→現役ケータイ刑事は、愛お姉ちゃまからずっと現役女子高生ですから未成年です。勤務中でもあり、こういう所は「まあいいか」とならない所は、しっかりしている銭形姉妹ですね。)すると「じゃあ、オレンジジュースでよろしいですか?」と宝積さん。「はい」と零ちゃんが言うと、ワイングラスを手にしてオレンジジュースを持ってきてそれを注ぐ。続いて、ワインに持ち替えて、宝積さんは丹羽Pのグラスにワインを注ぐ。

「それでは、睦月の輝かしい未来に。ティアス」ということで乾杯をして、みんなはそれぞれのグラスを口にする。が、丹羽Pが苦しみだし、その場に倒れ込んでしまう。慌てる一同。零ちゃんも「まさかでしょう」と驚いている。高村さんが「死んでいる」と確認すると、「えっ?」と慌てる睦月と宝積さん。これに零ちゃんは「現場を保存します。その場を動かないでください」としっかりしています。が、睦月が「待って、私に任せて」と口にすると、「私、殺人予告事件、得意なの」と言って中邨に指示を出す。で、隣のテーブルにノートPCを用意する中邨。で、そちらに着席した睦月は「渡邉睦月、復帰第一弾」と言って文字を入力始める。「さよなら、アンドリウ~キラークイーン殺人事件」と入力する。で、ここでようやくサブタイトルが出ました。(現在、11分。早いときは既にAパートが終了していることもある時間です。)

警視庁から入電中」と零ちゃんの携帯に事件を知らせるメールが届き、「港区赤坂で殺人事件発生。被害者はBS-iのヘッポコプロデューサ、丹羽多聞アンドリウ。直ちに現場に急行せよ」と告げる。(零ちゃんたちはもう現場にいますけど... それにしても、「ヘッポコ」という言葉が好きな「ケー刑事」です。)

高村さんは死因を調べ、毒物による中毒死だと分かる。更にワインの臭いから、それは南米産のウラリだという。(「ケー刑事」ではお馴染みの毒物ですね。)また、零ちゃんは、丹羽P以外のワイングラスを調べ、それらには毒が入ってい無いことを確認する。これによって毒が入っていたのは丹羽Pのだけだということで、そんなことが出来るのは一人しかいないということで、宝積さんに嫌疑がかかる。高村さんはいきなり宝積さんに「殺人容疑で本庁までご同行下さい」と言って手錠を掛けようとするが、宝積さんは「待ってくださいよ」と言って、自分は毒を入れることが出来ないと言って犯行を否定する。で、高村さんは説明をする。丹羽Pのだけに毒を入れるのは不可能だから、グラスに毒を塗っておいたというが、零ちゃんが「違いますよ、高村さん」と言って、宝積さんが自分で選んだグラスでテイスティングをしたのは高村さんで、それ以外は丹羽Pが無作為にグラスを配ったため、それは不可能だという。で、宝積さんは零ちゃんに「流石零ちゃん、覚えていてくれてありがとう」と言い、続けて「誰がどのグラスを使うのか分からないのに、事前に丹羽さんのグラスにだけ毒を塗っておくことなんて出来ないわ。だって私は女優ですよ。高村さん。超能力者じゃない」と高村さんに対して反撃に出る。(→6話までには登場していませんが、宝積さんには「恋日・ニュータイプ」に登場して、超能力者を演じてもらいたいところです。)

で、高村さんの推理は破綻し、どうやったのかが分からなくなってしまう。一方、零ちゃんは自分のオレンジジュースのグラスをじっと見ていて、「レレレ、私、答えが分かっちゃいました」と言って、今度は零ちゃんが宝積さんを問いつめる。宝積さんが丹羽Pのワインにだけ毒を入れられるチャンスが一度だけ有り、それはオレンジジュースを注いだ直後だという。で、オレンジジュースとワインを持ち替えた僅かな隙に毒を入れたのだと言う。(だから丹羽Pが最後だったという理由も説明する。)ということで、ワインの瓶に残っているワインから毒物が検出されるはずだ、ということで、瓶に残っているワインを調べてみることになる。

しかし「そんな必要ないわ」と宝積さんは、毒が入っているか確かめる簡単な方法がある、と言って、ワイングラスを手にして「注いで」と零ちゃんに言う。で、仕方なくワインを注ぐ零ちゃん。宝積さんはそのワインを一気に飲み干し、何ともないという笑顔を見せる。が、その直後、「うっ」と口にした宝積さんはその場に腰を下ろしてしまった。それを見た高村さんは「オーマイガッド!」零ちゃんが心配して声を掛ける。が、宝積さんは「フフフフフフフ」と笑うと「冗談よ」で立ち上がり、これでワインに毒は入っていないことが証明された。(零ちゃんの推理も撃沈しました。)で「それでもまだ私が犯人だとでも言うのかしら」と宝積さん。反論できない零ちゃんは「増せり、悪の数字

「やっぱり犯人はあなたです、宝積さん」と零ちゃん。これに「どーして?」と宝積さん。で、零ちゃんは説明する。宝積さんが犯人でないとしたら、真犯人はあの時この部屋にいた別の誰かと言うことになり、零ちゃん、高村さん、睦月の3人であり、この3人の誰かが宝積さんがオレンジジュースを注いでいる間にこっそりとワインに毒を入れた可能性があり、そんなワインは怖くて飲めないはずである。が、自信を持ってワインを飲み干したのは、ワインに毒が入っていないことを知っている犯人だけであり、「最もベーシックな数学的帰納法を応用すれば、あなたが犯人だという結論に帰着します」と言う。(零ちゃんらしい単語が出てきますね。)そして、今後零ちゃんが必ず言うようになる「Q.E.D.」がここで初登場となる。

これに宝積さんは「だったら、どうやってやったって言うの?」と尋ねる。しかし零ちゃんは「それは...」と答えられない。すると宝積さんは「分からないのにいい加減なことを言うの止めてちょうだい。迷惑だわ」とオカンムリ。そしてこの場から離れようとする。高村さんが「何処行くんです?」と尋ねると、「これから撮影があるの。堤さんのドラマ」と言って、帰って行きました。で、零ちゃんは「誰ですか、堤さんって?」というところから、「堤大二郎」と言い、高村さんは「ちゃん」(「それは大五郎」とツッコミを入れる零ちゃん)というボケが入ってから、宝積さんのトリックが分からない零ちゃんは「気持ち悪いですね。答えが分からないって」って、その通りです。

そこに、エンシュウリツ屋・遠州理津のパイ屋さんが「ミートパイ、アップルパイ、…」と言って登場。(カウンターの下に隠れていた... って、どうしてこんな所まで現れるのかは追求しない...)で、零ちゃんの表情が急に笑顔に変わる。零ちゃんと高村さんは遠州理津のいるカウンターに移動し、「甘いものでも食べて気分でも変えません?」と零ちゃん。ということで高村は「しっパイ二つ」と注文する。で、「しっパイ食べて失敗なくすまい」と遠州理津。「どんなパイ?」と言う零ちゃんですが、食べたら分かります。「いくら?」と尋ねる高村さんに「それはあんたらの舌で決めてちょ」ということは、ただみたいなものですね。(まあ、上限は314円というところでしょうが...)で、それぞれしっパイを受け取り、高村さんは直ぐに口にする。しかしクリームがズボンにこぼれ落ちてしまう。で「悪かった悪かった」と言って遠州理津はナプキンでそれを拭こうとする。(でも、拭こうという意思は無いようです)そのナプキンはさっきいちごクリームを拭いたものであり、白いクリームがピンク色に染まっていき、高村さんのズボンはクリームが広げっていくだけ。で、それを見た零ちゃんは「そうか!分かった」ということで閃き、「謎は解けたよ、ワトソンくん」(ここでやっとAパート終了、19分半弱ということなので、Bパートは6分ちょっとということになります。)

ドラマ「愛のTRICK」の宝積さんの楽屋。(部屋には「銭形零」と「銭形泪」のポスターが貼ってあります。)鏡を前にして台詞の練習をしている宝積さん。で「よっぱりこれぐらいの台詞がなきゃねぇ」と言っている。そこに出番ということで宝積さんを呼ぶ声がする。それで現場に向かおうとする宝積さんに対して、零ちゃんの声が響く。「長女は26、次女は39、三女は13。さて、私は何クール?」→これはこれまでの「ケータイ刑事」シリーズを知っていれば簡単なことですね。(長女=愛、26話、次女=泪、39話、三女=舞、13話、私=零(四女)、この時点では2クール(26話)の予定でしたが、最終的に26話・2クールとなりました。)ちなみに、最近は1クールでも10話程度で終了してしまうドラマが多いですねぇ...ということで「1クールは3ヶ月」と考え、13本とは考えない方が良さそうです。(「銭形雷」の2nd.は1クール3ヶ月で14話という例もありますから...)

これに「クール?宅配便?」と口にする宝積さん。で、鐘の音が響き、銭形ストラップが飛んで来て、チェーンが宝積さんを捉える。「午前零時の鐘の声。…」零ちゃんの口上が始まり、「わらわの暗算、解いてみよ!」でチェーンを引くと、その場で回転して宝積さんは倒れ込み「何なのよ~」。これに零ちゃんは「あなたが出した問題の答えがやっと解けました。答え合わせ、つきあってください」と言うも「まだ、そんなことを...」と言いながら立ち上がる宝積さん。そこに「これ、何だか分かりますよね」と言って零ちゃんはナプキンを証拠として見せる。「それが何だって言うの?」とかわす宝積さん。が、零ちゃんは「あなたはこのナプキンを使って丹羽さんに毒を飲ませたんです」とこから一気に詰めに走る。ナプキンは普通は汚れたものを拭き取って綺麗にするために使うが、逆のこともあり、ナプキンが汚れていたら、拭いたらかえって汚れてしまう。で、毒はナプキンに仕込まれていた。で、丹羽Pのグラスにワインを注ぐ前に瓶の口に毒を付け、注いだら毒の付いていないところで拭き取った。だから瓶か毒は検出されず、丹羽Pにだけ毒を飲ますことが出来る。そして、最後に、予めナプキンに毒が付いていたという証拠を消すために、あの時、毒の入ったワインを拭き取るふりをして、わざとテーブルの上にナプキンを置き、最初からナプキンに毒が付いていたという証拠を消した。で、説明が終わると「違いますか?」

これに「流石ね、完璧だわ」と宝積さんは観念した。で、零ちゃんが動機を尋ねる。すねと、これは宝積さんの本音なのか、お芝居なのか、はたまた内輪ネタなのか、愚痴なのか、脚本家の反撃なのか。普通では考えられないその犯行動機が語られる。(流石「ケー刑事」です。)で、その動機は「カルタクイーン」「鼻タレクイーン」は「クイーン」と言われて美味しそうな役に見えるけど、いつも殺されてばっかり。でも、台詞があれば我慢が出来たが、前回の「数学クイーン」は台詞もなく、首を絞められて転がっているだけの死体役には我慢できなかった。しかも、おなじスターダスト(夏帆ちゃんと宝積さんの所属事務所)の夏帆ちゃんが主役だから台詞だってもっとあると思っていた。(これに零ちゃんは「夏帆って?」と呆ける。→零ちゃんは「夏帆」に似ていると思っているが、夏帆を知らないということになっています。)更に、金剛地さんや二朗さんが準レギュラーからレギュラーになれたのは何故?マネキンでも出来る死体役をするために女優になったんじゃなく、そんな扱いをした丹羽Pが許せなかったのだった。→事務所の力もありますが、宝積さん、言ってくれます。が、この後宝積さんは「銭形零」ではたっぷりと出て、更には「銭形雷」にもしっかりと出て、「」終了時点ではゲストとしては最多登場ということになりました。

で、高村さんが宝積さんをを逮捕した。が、その直後に「カット、OK」という声が飛ぶ。そして3人の周りにはスタッフさんがいて、撮影現場になっている。で「何なんですか、この人たち?」と訳が分からない零ちゃん。そこに「おつかれ、おつかれ」と言って手を叩きながら丹羽Pと睦月、中邨が入ってきて、「流石睦月の本だ、グレイト」と丹羽P。宝積さんは丹羽Pたちの元にやってきて「初めての犯人役、有り難うございました。睦月先生」と感謝の言葉を述べる。これに睦月は「ケータイはライフワークだからドンドン書く」と言う。すると宝積さんは「じゃあ今度は主役で、「クイーン刑事」なんてどうですか?」と言うと、丹羽Pたちはさっさと帰って行きました。→そんな宝積さんにピッタリなのを見つけました。「イエデン刑事小銭形パイ」のあとを受けて、2代目「イエデン刑事」というのはいかがでしょうか?「ケー刑事」では年齢制限がありますが、「イエデン刑事」ではそれがありませんから...(「銭形雷・1st.14話」を受けてのことになります。)

それらを見ていた高村さんは「一体どういうこと?」零ちゃんも「事件は私たちが解決したんですよね」と言っているが、狐に摘まれたような表情をしている。そこに遠州理津が入ってきて「しんパイ」(食べたら心配事が無くなるパイ)というパイを作ったから食べないか、と誘う。で、高村さんと零ちゃんは遠州理津についていって退場。が、零ちゃんが戻ってきて「こんな回もあっていいですよね」

今回の物語は、「・7話」の物語の続編であり、それと同様に時空を超越した物語でもありました。こういう物語は「」「」には無く、「」「」「」に見られる物語でもある。(「ケータイ刑事」は「愛/泪」グループと「舞/零」に複数の要素が綺麗に別れることが多いのですが、これも面白いところです。)ということで、前作「銭形泪」から離れて独自の路線を歩み出すことになった物語でもありました。

次回は第6話「百年に一度の瞬間移動 ~ハロウィンの動く城殺人事件」ということで、零ちゃんのコスプレを見ることが出来る物語です。これによって、お姉ちゃまたちと違って、妹キャラが全開になっていく零ちゃんです。尚、BS-iでの本放送は2004/11/7ということで、一週遅れたものの、「ハロウィン」ということで、季節ネタを扱ったことにもなります。また「時空の歪み」という言葉が出てきますが、これまでにも時空が歪んでいる「ケー刑事・ワールド」ですが、いよいよ時空が大きく歪み始めることになります。(「」になると、さらに時空が歪んでいて...)

鑑識メモ。今回の鑑識メモは柴田さんが欠席のため、「遠州理津の鑑識メモ」ということで、「・12話」以来の佐藤二朗さんがこのコーナーを占領しました。で、零ちゃんが出題したクイズの正解を言う。で、「零ちゃんは26本の放送予定です」と言ったところで、「ちょっと待ってよ、26ってどういうこと?」と言いだし「26」→「ジロー」(確かに...)で「ごめん、こんな中途半端なオチで...」と謝る。(それを見ていて、携帯を閉じるあの方)

PS.昨日(11/13)は「人に優しくする日」でした。(「やさしく」→「8349」→「8+3/4+9」→「11/13」)。「ケータイ刑事」がお好きな方であれば、当然分かりますよね。(分からない方は「ケー刑事」を勉強しましょう。ヒントは「ケータイ刑事マニアルBOOK」) あなたは人に優しくしましたか?

 

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 1

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/12/23
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/04/23
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/10/22
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/02/25
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/06/24
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 2

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/01/27
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  • 発売日: 2006/12/22
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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2007/01/26
  • メディア: DVD

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2007/02/23
  • メディア: DVD

↓こういうので勉強しましょう

日めくり 難読漢字 2007年 カレンダー

日めくり 難読漢字 2007年 カレンダー

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: トライエックス(ハゴロモ)
  • 発売日: 2006/09/21
  • メディア: カレンダー

ウソ読みで引ける難読語辞典

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2006/09/16
  • メディア: 単行本

何でも読める難読漢字辞典

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  • 作者: 三省堂編修所
  • 出版社/メーカー: 三省堂
  • 発売日: 1995/08
  • メディア: 単行本

漢字に強くなる難読漢字辞典

漢字に強くなる難読漢字辞典

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2000/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

 

↓零ちゃんに贈る夏帆ちゃん関係

夏帆写真集 step in 小さき勇者たち ガメラ

夏帆写真集 step in 小さき勇者たち ガメラ

  • 作者: アライ テツヤ
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2006/04/22
  • メディア: 大型本

21世紀の観覧車~スターダストプロモーション プレゼンツ~

21世紀の観覧車~スターダストプロモーション プレゼンツ~

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2005/03/25
  • メディア: DVD
小さき勇者たち~ガメラ~ スペシャル・エディション

小さき勇者たち~ガメラ~ スペシャル・エディション

  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • 発売日: 2006/10/27
  • メディア: DVD
女王の教室 DVD-BOX

女王の教室 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: バップ
  • 発売日: 2005/12/21
  • メディア: DVD
世界の中心で、愛をさけぶ DVD-BOX

世界の中心で、愛をさけぶ DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • 発売日: 2005/01/01
  • メディア: DVD

↓こちらも学んでおくといいでしょう。

ワインパーティーをしよう。

ワインパーティーをしよう。

  • 作者: 行正 り香
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/06/28
  • メディア: 大型本

知識ゼロからのワイン入門

知識ゼロからのワイン入門

  • 作者: 弘兼 憲史
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2000/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

ワインの基礎力 70のステップ

ワインの基礎力 70のステップ

  • 作者: 石井 文月
  • 出版社/メーカー: 美術出版社
  • 発売日: 2006/08
  • メディア: 単行本
27個のおいしくてかわいいタルトとパイ―食べたいときに、すぐ作ろう!

27個のおいしくてかわいいタルトとパイ―食べたいときに、すぐ作ろう!

  • 作者: 行正 り香
  • 出版社/メーカー: 永岡書店
  • 発売日: 2002/11
  • メディア: 単行本

いつでもパイ―Lunch Pies & Sweet Pies

いつでもパイ―Lunch Pies & Sweet Pies

  • 作者: 城川 朝
  • 出版社/メーカー: 文化出版局
  • 発売日: 1998/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

PS.で記したヒントはこちらです。

ケータイ刑事マニアルBOOK

ケータイ刑事マニアルBOOK

  • 作者: 宮崎 あおい, 堀北 真希, 黒川 芽以, 夏帆
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2005/03
  • メディア: 単行本


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