ZERO EFFECT(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]
表題の作品は1998年の映画「ゼロ・エフェクト」のサントラ盤である。この映画は、一時的に制作されることが無くなったハードボイルドな探偵もので、サスペンス仕立ての作品であり、なかなか堪能できる作品である。ジェイク・カスダンが、制作、監督、脚本を務め、ビル・プルマン主演で、久しぶりに「ハードボイルド」という言葉が当てはまる作品です。共演はベン・スティラー、ライアン・オニール、キム・ディケンズ、アンジェラ・フェザーストーン、ヒュー・ロスたちである。
物語は、探偵のゼロが、ある日、富豪から鍵束の捜索を依頼される。で、相棒である弁護士のアローと共にその依頼を受けて調査を開始する。そうしていると、ある殺人事件が起こり、ゼロはある女性に疑惑の目を向ける。が、彼はその女に心を惑わされていき...
収録されている曲は以下の全14曲である。『Mystery Dance』『One Dance』『Starbucked』『Into My Arms』『Some Jingle Jangle Morning』『Emma J』『Method, Part. 2』『Drifting Along』『Till You Die』『Lounge』『Blackmail Drop』『Three Days』『Rest My Head Against The Wall』『Zero Effect』。
映画の方は、アクションは殆ど無く、サスペンスという路線で描かれているが、サントラ盤に収録されている音楽の方も、そういう作品にマッチしたものであって、かつてのハードボイルドないくつかの作品(主題歌など)が頭に甦ってくる。'90's風にアレンジされているものの、こういうものはちょっとした時のBGMとすると、気持ちも高ぶってくるというものである。映画の方はともかく、サントラ盤はお薦めです。
Zero Effect: Music From The Motion Picture
- アーティスト: Original Soundtrack
- 出版社/メーカー: Sony
- 発売日: 1998/01/27
- メディア: CD
↓DVDはリリースされておらず、ビデオです。
YOUNGBLOOD(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]
表題の作品は1986年の映画「栄光のエンブレム」である。この作品は、「ブラッド・パック」と言われる次世代を担って立つ'80'sの若手スターたちが出演している作品の一つで、本作ではロブ・ロウとシンシア・ギブが出演している。が、現在ではキアヌ・リーヴスが端役で出演していたということで、別の意味で注目される作品になった。(こういうことって、珍しいことではありませんが...)物語は、日本ではマイナー・スポーツといった感のあるアイスホッケー(北米、とくにカナダでは人気の高いスポーツです。)のプロ選手になろうとする青年の青春物語である。
映画は、ピーター・マークルとジョン・ウィットモアの原案をピーター・マークルが本を書き、自らメガホンを取っていて、マーク・アーウィンが音楽を担当、出演は、ロブ・ロウ、シンシア・ギブ、パトリック・スウェイジ、エド・ローター、エリック・ネステレンコ、ジョージ・フィン、フィオヌラ・フラナガン、キアヌ・リーヴスたちである。
本作では、何と言っても主人公・ディーンの恋人を演じたシンシア・ギブがいいですね~。
収録されているのは以下の全9曲である。『Stand In The Fire』『Cut You Down To Size』『Something Real』『Winning Is Everything』『Talk Me Into It』『Footsteps』『Soldier Of Fortune』『I'm A Real Man』『Opening Score』。
本サントラ盤は、従来からある形のサントラ盤であり、取り立てて珍しいものではないが、スポーツということと、青春映画という作品にあった心地良い曲があり、爽快な気分にさせてくれる。が、アルバムと考えたら、(時間的なことを含めて)ちょっと物足りなさもある。→まあ、サントラ盤だから、と考えることにしましょう...
'80's・ブラッド・パックのファンの方(ブラッド・パッカー)も再確認すると共に、キアヌのファンの方も要チェックという映画であると同時に、サントラ盤です。
X-MEN(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]
表題の作品は2000年の映画「X-MEN」である。このシリーズの第3作「X-MEN: ファイナル・ディシジョン」が最近公開されたと言うことも記憶に新しいところであり、これはその第1作である。この作品は、元はアメコミであり、それを映像化した作品である。デヴィッド・ヘイターが脚本を書き、ブライアン・シンガー監督がメガホンを取り、マイケル・ケイメンが音楽を担当している。出演はヒュー・ジャックマン、パトリック・スチュワート、イアン・マッケラン、ファムケ・ヤンセン、ジェームズ・マースデン、タイラー・メイン、アンナ・パキン、ハリー・ベリー、レベッカ・ローミン・ステイモス、ブルース・デイヴィソン、レイ・パーク、ショーン・アシュモア、マシュー・シャープたちであり、豪華な顔ぶれが集まっている。
収録されている曲は以下の全12曲である。『Death Camp』『Ambush』『Mutant School』『Magneto's Lair』『Cerebro』『Train』『Magneto Stand Off』『X-Jet』『Museum Fight』『Statue Of Liberty』『Final Showdown』『Logan And Rogue』。
サントラ盤の出来は非常に良く、重厚な迫力のあるサウンドを聴かせてくれている。この辺りは、流石はマイケル・ケイメンといったところであろう。豪華アーティストたちが結集したサントラ盤という形のものではないが、たっぷりと聴かせてくれるサウンドが詰まっている。映画と合わせて聴けば、更に「X-MEN」の世界に浸ることが出来る。(2作目、3作目もあるが、この1作目の出来は秀でている。)じっくりと聴いて、それから映画の方を見て、もう一度サントラ盤を楽しむということをしてもらいたいサントラ盤である。二重丸でお薦めです。
X-Men: Original Motion Picture Soundtrack
- アーティスト: Original Score
- 出版社/メーカー: Decca
- 発売日: 2000/07/11
- メディア: CD