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「DATE WITH AN ANGEL」 [映画(洋画)]

表題の作品は1988年のアメリカ映画「天使とデート」である。ここではフランス出身のエマニュエル・ベアールがまさに天使の美しさを見せている。(一方、フィービー・ケイツにはあまりにも気の毒です。)→エマ・ファンにとったら動く写真集として最高であるが、フィービー・ファンにとったらあまりにも複雑な気持ちになります...

脚本と監督はトム・マクローリン、撮影はアレックス・トムソン、音楽はランディ・カーバーで、出演はマイケル・E・ナイト、フィービー・ケイツ、エマニュエル・ベアール、デヴィッド・デュークス、フィル・ブロック、アルバート・マックリン、ビビ・ベッシュたちである。

1983年、満を持してスクリーン・デヴューして、瞬く間にフランス映画界の天使となったベアールのハリウッド進出作品が本作であるが、この時のベアールはまさに天使でありました。(後に、ヘア問題を巻き起こした「美しき諍い女」で脱いでいるが、そんなのはどうでもいいことであり、本作は彼女の美しさをアピールするための作品であった。で、フィービーは完全にベアールの引き立て役になっちゃって、あまりにも気の毒...)本作出演前から「フランスの天使」と呼ばれていましたが、こんなにもイメージと作品が一致したというのは本当に希なことです。で、本作以外にもいい作品のあるベアールですが、本作以外はスパッと切り捨ててしまい、本作でのベアールを永久保存したくなるなってしまいます...

物語は、脳腫瘍に犯された青年を、美しい天使が「お迎え」にやって来た。しかしその天使が青年に恋してしまったことから、青年の婚約者をも巻き込んだ大騒動に発展して... というコメディ作品である。が、ベアール演じる天使があまりにも美しすぎて、(このキャスティングは凄い!)物語を見るよりも、いつしか天使に見とれてしまいます... そんな作品です。目の保養のために、男性であれば持っていて当たり前の一本です。(でも、フィービーの肩を持ちたくなるのもまた人生!)

 

天使とデート

天使とデート

  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
  • 発売日: 2005/06/24
  • メディア: DVD

 

ベアールとビノシュ―フランス新世代のミューズふたり

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 芳賀書店
  • 発売日: 1993/04
  • メディア: 単行本


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「LA BOUM」 [映画(洋画)]

表題の作品は1980年のフランス映画の「ラ・ブーム」である。本作は何と言ってもソフィー・マルソーのデヴュー作であり、本作によって瞬く間にアイドル・スターとなりましたが、これは今になって考えると、これが今やフランスを代表する大女優誕生の序章ということになります。('80'sの中盤以降は低迷するが、'90'sの声が聞こえてくる頃から大きく飛躍するのだが、ここまで世界的なビッグ・スターになるとは、本作公開時に誰が思ったことでしょうか...)

本作は13歳の少女の青春を描いた淡いラブ・ストーリーであり、フランスで大ヒットを記録し、日本でもヒットをした。で、続編も製作された。(大人の鑑賞に堪えられるかは別にして、同年代であれば大いに共感できるということで、若い世代から絶大な支持をされた。)クロード・ピノトーとダニエル・トンプソンの脚本をクロード・ピノトー監督がメガホンを取っている。また、音楽を担当したのはウラディミール・コスマであり、リチャード・サンダーソンが歌った主題歌「愛のファンタジー」もなかなかのものです。出演はソフィー・マルソー、クロード・ブラッスール、ブリジット・フォッセー、デニス・グレイ、ベルナール・ジロード、ジャン・ミシェル・デュプワ、フレデリック・ド・パスカル、リシャール・ボーランジェ、ジャン・ピエール・カスタルディ、ドミニク・ラヴァナン、ジャック・アルダンたちである。尚、ブリジット・フォッセーは、名作「禁じられた遊び」のあの少女・ポーレットを演じた人であると言うのが(一部の世代には)嬉しいところである。(彼女もアイドルであったが、フォッセーからソフィーにアイドルの継承が行われたと言っても良いでしょう。)

物語は、10月のパリ。新学期が始まるということで恋に憧れを抱く13歳の少女ビッグ。ある日、ブーム(=家庭で行われるホーム・パーティのことです。)に参加したビッグは、そこで出会ったしる少年に恋心を抱いた。そんな中、結婚15年目で離婚の危機を迎えたビッグの両親も、それぞれが浮気を経験していて...

ある世代にとったらソフィーは永遠のアイドルとなっているが、そのソフィー、本作出演時は14歳だったが、つい先日、40の大台に突入しました。(本作も既に四半世紀以上前の作品と言うことになったなんて...)が、今後も活躍してもらいたい女優さんです。

 

ラ・ブーム

ラ・ブーム

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2001/01/25
  • メディア: DVD

↓サントラ盤です。(1+2となっているので、お買い得。)

ラ・ブーム/ラ・ブーム2

ラ・ブーム/ラ・ブーム2

  • アーティスト: リチャード・サンダーソン, レジメント, サントラ, クルーザー
  • 出版社/メーカー: Project-T
  • 発売日: 1999/11/25
  • メディア: CD

↓続編はこちら

ラ・ブーム 2

ラ・ブーム 2

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2001/01/25
  • メディア: DVD


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「THE DRIVER 」 [映画(洋画)]

表題の作品は1978年のアメリカ映画「ザ・ドライバー」である。この作品は、カー・アクションをたっぷりと堪能することが出来るハードボイルド作品である。(とにかく、夜の街を舞台に繰り広げられるカー・アクションは圧巻である。(最近の作品はCGを使ったりしているニセモノのアクションであるが、そういうことがなく、本物のアクションであるだけに、やっぱり凄い!ただ、四半世紀以上も前の作品であるだけに、登場する車の型式が古というのは仕方のない所でありますが...))

本作は「GET AWAY」(1972年版、本作は1994年にリメイクされているが、そちらでもウォルター・ヒルは脚本を担当している)の脚本で知られているウォルター・ヒルが脚本を書き、監督を務めた作品(監督としたら2作目)である。とにかく、'70'sのウォルター・ヒルと言えば、傑作が揃っているが、本作もそんな中の一つに数えられる傑作である。

スタッフは、製作がローレンス・ゴードン、監督と脚本がウォルター・ヒル、音楽がマイケル・スモールであり、出演は、ライアン・オニール、ブルース・ダーン、ロニー・ブレークリー、マット・クラークたちである。そしてここに、ウォルター・ヒル監督がフランス映画界からイザベル・アジャーニを招いて、I.アジャーニが謎の女(ヒロイン)を演じている。(フランス映画界では既に名前は通っていたが、本作出演によってアジャーニは国際女優となったということで、彼女のキャリアの中でも大きな節目となった。)

物語は、犯罪者の逃亡を助ける凄腕のドライバーと、それを執拗に追い続けるディテクティブ。ロスではこの追いかけっこが続いていた。そこへ現れるミステリアスな美女・プレイヤー。夜のロスを舞台にしたカー・チェイスが迫力あるが、とにかく登場人物が格好良く極まっている。寡黙なドライバー、執念に燃えるディテクティブ、妖しい魅力を持つクール・ビューティのプレイヤー。余計な要素が無いだけに、ストレートでシンプルな物語であるが、とにかくハードボイルドである。

本作では、登場人物に名前が無く、「ザ・ドライバー」「ザ・ディテクティブ」「ザ・プレイヤー」「ザ・コネクション」というように呼ばれているが、こういう設定がまた「プロ」という感じがして良い所である。そんな中、アジャーニの美しさを見ないなんて考えられない所である。とにかく、「クール・ビューティ」と言う言葉は本作のアジャーニのためにあると言ってもいい。とにかく、必見の一本である。

 

ザ・ドライバー

ザ・ドライバー

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2000/08/25
  • メディア: DVD


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