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HOOK(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1991年の映画「フック」である。この作品は、スピルバーグがSFXを使って「ピーターパン」の物語を実写化した作品であり、家族みんなで楽しむことが出来る作品である。原作はJ・M・バリーであり、ジム・V・ハートとマライア・スコッチ・マルモが脚本を書き、特撮はILM、スピルバーグが監督を務め、音楽はスピルバーグ作品ではすっかりお馴染みのジョン・ウィリアムズである。また出演は、ロビン・ウィリアムズ、ダスティン・ホフマン、ジュリア・ロバーツ、ボブ・ホスキンス、マギー・スミス、キャロライン・グッドオール、チャーリー・コースモー、アンバー・スコット、ダンテ・バスコ、ジェームズ・マディオ、ルシャン・ハモンド、イサイア・ロビンソン、グレン・クローズ、グウィネス・パルトローたちである。また、元GENESIS、'80'sの中期には、シンガーとしてもプロデューサとしても八面六臂の大活躍をしたフィル・コリンズの名前もある。

物語は、40歳になったピーターパンの物語ということで、あの有名な「ピーターパン」の物語の後日談ということになるが、結婚して子供が出来たピーターパンということで、誰にもいずれは訪れる設定年齢にしたということがスピルバーグらしい所である。また、40歳ということで働き盛りということで仕事に追われる毎日というのもまたなかなかの設定である。

ピーター・バニング、40歳、弁護士。彼は仕事を中心にした生活をしていたために、妻や子供たちからは煙たがられていた。ある日、彼は妻の実家・ウェンディの所に里帰りをするが、その夜に子供たちが何者かによって誘拐されてしまう。そんなピーターの前に突然ティンカーベルが現れ、子供たちを救うためにネバーランドに向かうが...

また、音楽の方は、ジョン・ウィリアムスということで、ここでもまたスケールの大きなサウンドを楽しむことが出来、ファンタジーの世界を巧みに表現している。(ツボはしっかりと心得ています。)

サントラ盤に収録されているのは以下の全17曲である。『Prologue』『We Don't Wanna Grow Up』『Banning Back Home』『Granny Wendy』『Hook-Napped』『Arrival Of Tink And The Flight To Neverland』『Presenting The Hook』『From Mermaids To Lost Boys』『Lost Boy Chase』『Smee's Plan』『Banquet』『Never-Feast』『Remembering Childhood』『You Are The Pan』『When You're Alone』『Ultimate War』『Farewell Neverland』。

「スター・ウォーズ」をはじめ、数々の大作映画の音楽を担当してきたJ.ウィリアムスなので、曲の方は安心して聴くことが出来る。また、目を閉じて聴けば、映像が無くても映画の幾多のシーンが思い浮かばれる(映画を見ていないという方には無理ですが...)内容になっているのはいつもの通りである。本サントラ盤は、映画と共に一緒に楽しんでもらいたいものである。

 

Hook: Original Motion Picture Soundtrack

Hook: Original Motion Picture Soundtrack

  • アーティスト: John Williams
  • 出版社/メーカー: Epic
  • 発売日: 1991/11/26
  • メディア: CD

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フック コレクターズ・エディション

フック コレクターズ・エディション

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2005/06/22
  • メディア: DVD


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HERB ALPERT『RISE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1979年に発表されたものである。彼はこれまでに、TIJUANA BRASSと共に数多くのヒット曲を放っていたが、その彼がTIJUANA BRASSとは離れてソロとして久しぶりのヒットとなったのが本アルバムである。しかも、本アルバムからは全米No.1ソングも生まれている。(テレビ・ドラマで使われたということが大きく影響している。あのヒット・ドラマ「ジェネラル・ホスピタル」ですから...)で、本アルバムは1980年のBillboard年間アルバム・チャートで23位、レギュラー・チャートでは最高位6位を記録している。

収録されているのは以下の全8曲である。『1980』『Rise』『Behind The Rain』『Rotation』『Street Life』『Love Is』『Angelina』『Aranjuez Mon Amour (A-Ron-Ways)』。

全米No.1ヒットとなったのはアルバム・タイトル・ナンバーでもある『Rise』である。この曲は1979年10月('70'sもまもなく終わるという時期ですね。)にBillboard誌において2週連続1位を獲得し、その年の年間シングル・チャートでは80位、更に翌年1980年の年間シングル・チャートでも54位にランクインしている。(これは集計時期の関係で2年に別れているので、それぞれの年の順位が低い。集計期間が同一年度であれば、もっと上位にランクインしていて当たり前である。)また、この曲はグラミー賞を獲得している。

彼はトランペット奏者であり、TIJUANA BRASSと共に活動していた時はブラス・サウンドが得意であったが、その後はプロデューサとしても活動していて、それが本アルバムには生きている。参加しているアーティストたちも豪華な顔ぶれが集まっていて、聴き応えのある曲ばかりである。(と言うことなので、筆者のお薦め曲は全部となるので、あえてどの曲が、ということは記さない。)かれの吹く哀愁のトランペット・サウンドをたっぷりと聴き込んでもらいたい所である。

おまけの豆知識として記しておく。「A&Mレコード」の「A」は彼の名前・アルパート(ALPERT)の「A」である。(「M」はジェリー・モス(Jerry Moss)の「M」である。)で、1962年に二人が設立したレーベルであり、今や多くの有名アーティストたちが所属している。

 

Rise

Rise

  • アーティスト: Herb Alpert
  • 出版社/メーカー: A&M
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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GIGI(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1958年に公開となったミュージカル映画「恋の手ほどき」のサントラ盤である。(ここでは1996年に再発になったものを扱っている。)この作品は、コレットの原作小説をブロードウェー・ミュージカルとして上演(オードリー・ヘプバーンが主役を演じていた)したものを映画化したものである。(Aヘプバーンの主演ではないのがミソ。)アラン・ジェイ・ラーナーが脚本を書き、ヴィンセント・ミネリ監督がメガホンを取っている。また、音楽を担当したのはアンドレ・プレヴィンである。出演は、レスリー・キャロン、モーリス・シュヴァリエ、ルイ・ジュールダン、ハーミオン・ジンゴールド、イザベル・ジーンズ、エヴァ・ガボールたちである。また、本作はアカデミー賞を10部門(作品、監督、脚色賞から特別賞まで)に渡って獲得している。

物語は、おばあさんに育てられた少女・ジジは社交界にデヴューする。そんな彼女はそのデヴューとなったパーティの席で、そのパーティを主催したラシェイスの甥・ガストンと出会い、互いに惹かれ合うが... という恋物語である。

映画の見所は、20世紀初頭のパリの社交界を再現した豪華な衣装であろう。(アカデミー賞を獲得している。)それと、元がミュージカルであるだけに、その音楽の方も注目である。

で、そのサントラ盤に収録されているのは以下の全42曲である。『Main Title』『Opening』『Interlude/And There Is The Future』『Thank Heaven For Little Girls』『Meet Gigi [Extended Version]』『Gaston's House [Extended Version]』『Armenonville/It's A Bore Prelude』『It's A Bore』『After It's A Bore [Extended Version]』『Aunt Alicia』『Parisians Introduction』『Parisians』『Ice Skating Sequence [Extended Version]』『Dissolve Maxim's/Gossip [Extended Version]』『Introduction To Maxim's Waltz /Waltz At Maxim's [Extended Version]』『It's A Bore (Reprise)』『To The Inn [Extended Version]』『Goodbye Madame』『Bore Montage』『Night They Invented Champagne』『Trouville [Extended Version]』『I Remember It Well』『Panting Grandmama [Outtake]』『Lessons [Extended Version]』『Upset』『Gaston's Soliloquy』『Gigi』『Gaston With Flowers』『You Never Told Me』『I'm Glad I'm Not Young Anymore』『I'm Glad I'm Not Young Anymore (Reprise)』『Aunt Alicia's March [Extended Version]』『Bracelet [Extended Version]』『Say A Prayer For Me Tonight』『Gigi's Big Moment』『Second Gossip [Extended Version/Vocal Outtake]』『Waltz At Maxim's [Dance Version]』『Gaston's Decision』『Change Of Heart (End Title)』『Parisians [supplement [Extended Version/Piano-Vocal Pre-recording]』『Night They Invented Champagne [supplement [Piano-Vocal Pre-Recording]』『Say A Prayer For Me Tonight [supplement [Piano-Vocal Pre-Recording]』。

収録曲が42曲と多いが、それぞれの時間は短いものである。よって、1枚に収録されている。とにかく、複数のバージョンが収録されているので、サウンドを楽しむには十二分に楽しむことが出来る。映画と共にその世界をたっぷりと堪能してもらいたいところである。

 

Gigi: Original Motion Picture Soundtrack

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  • アーティスト: Original Soundtrack
  • 出版社/メーカー: Rhino/WEA
  • 発売日: 1996/02/27
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恋の手ほどき

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