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PEACHE & HERB『THE BEST OF PEACHE & HERB』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1996年にリリースされたベスト盤である。彼らは'70'sの時代に大人の鑑賞に堪えうるハーモニーを聴かせてくれていて、'70's終盤から'80'sの頭にかけて、何曲かのヒット曲を残している。ベスト盤と言うことで、それらの珠玉のハーモニーを聴くことが出来るというのは嬉しいことである。ソウルフルであり、ハートフルで優しく、メロディの方もなかなかメロディアスであり、ボーカル・ファンにとってはたまらないものである。

収録されているのは以下の全15曲である。『Shake Your Groove Thing』『Funtime』『Lovey Dovey (Girl And Guy)』『Reunited』『Surrender』『We've Got Love』『Love Stealers』『Roller Skatin' Mate』『I Pledge My Love』『Bluer Than Blue』『All Your Love (Give It Here)』『Freeway』『Four's A Traffic Jam』『One Child Of Love』『Shake Your Groove Thing [12" Version]』。

この中からは、彼らの代表曲と言うことが出来るのが『Reunited』である。(邦題:「恋の仲直り」)この曲は、1979年5月にBillboardのシングル・チャートで4週連続1位を獲得し、当時はディスコ・サウンドの全盛期にあった中で、脱・ディスコ・サウンドとして来たるべき'80'sという新しい時代に向けて模索する動きに拍車を掛けることにもなった。で、1979年のBillboard年間シングル・チャートでも5位にランクインしている名曲である。

筆者のお薦め曲は、この『Reunited』と、その同じ年のヒット曲である『Shake Your Groove Thing』(1979年のBillboard年間シングル・チャート31位、レギュラー・チャートの最高位5位)、翌1980年の『I Pledge My Love』(1980年のBillboard年間シングル・チャート80位、レギュラー・チャートの最高位19位)というシングル・ヒット曲、そして『We've Got Love』『Bluer Than Blue』『One Child Of Love』といった所をピックアップしておく。

彼らの名前は、今ひとつ音楽史に刻み込まれていないが、彼らの残した大人の鑑賞に堪えうるハーモニーは、'70'sの後半からブームとなったA.O.R.や'80's中盤以降のメタル・バラードとも違うものであるが、じっくりと聴かせてくれるとてもいい雰囲気を作りだしてくれるものであり、ソウル/ブラコン系サウンドの奥深さでもある。グラスを片手に、ちょっと洒落た大人の世界を堪能するのもまた良いものです。じっくりと聴き入りましょう。

 

The Best of Peaches & Herb

The Best of Peaches & Herb

  • アーティスト: Peaches & Herb
  • 出版社/メーカー: Polygram
  • 発売日: 1996/02/06
  • メディア: CD


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ROCK THE CLASSIC -QUEEN:A NIGHT AT THE OPERA [音楽(洋楽)]

久しぶりに(WOWOWで)放送されたQUEENのこの番組。(以前の放送で録画したものがあるが、今回、媒体をDVDということにして、新たに録画し直しました。)このシリーズは名盤と言われるアルバムを掘り下げて、関係者のインタビューを交えて、裏話までが見られるものである。当然のことながら、取り上げられるのは音楽史にその名を刻み込む歴史的名盤であり、人類の文化遺産でもある。

QUEENと言えば『Bohemian Rhapsody』と言うように、この曲はロックとオペラを融合させただけでなく、今では当たり前になったPVであるが、とにかくこの曲のPVは歴史に残る大傑作である。更に、大方の予想ではBEATLES関係の曲が獲得すると思われていた「20世紀最高の名曲」の称号を獲得したのもこの『Bohemian Rhapsody』である。

ということで、久しぶりにアルバム「A NIGHT AT THE OPERA」の方にも耳を傾けてみました。(やっぱり、良いですね!)このアルバムについては、多くが語られていて、皆さんもご存知でしょうから、ここで今更改めて言うことはしない。とにかく、聴き惚れるだけですね。

ちなみに、このアルバムに収録されている曲は以下の全12曲である。『Death On Two Legs』『Lazing On A Sunday Afternoon』『I'm In Love With My Car』『You're My Best Friend』『'39』『Sweet Lady』『Seaside Rendezvous』『Prophet's Song』『Love Of My Life』『Good Company』『Bohemian Rhapsody』『God Save The Queen』。

そう言えば、このアルバムは「30周年記念」ということで、2005年の11月に、アルバム収録曲と同じ12曲に映像をつけたDVDとセットにした2枚組という形でリリースされていましたね。(入手しようと思いつつも、すっかり忘れていました...)今からでも捜して入手しよ~おっと。

 

A Night at the Opera

A Night at the Opera

  • アーティスト: Queen
  • 出版社/メーカー: Hollywood
  • 発売日: 1991/09/03
  • メディア: CD

↓GOLD CDはこちら

A Night at the Opera

A Night at the Opera

  • アーティスト: Queen
  • 出版社/メーカー: Mobile Fidelity
  • 発売日: 1992/10/09
  • メディア: CD

↓30周年記念のCD+DVDのセット

オペラ座の夜 (30周年記念スペシャルエディション)

  • アーティスト: クイーン
  • 出版社/メーカー: 東芝EMI
  • 発売日: 2005/11/23
  • メディア: CD


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PAT BENATAR『IN THE HEAT OF THE NIGHT』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1979年に発表された彼女のデヴュー・アルバムである。時は新たな時代'80'sが目前となっている中、パワフルで迫力満点のニュー・スターとして彗星の如く現れた彼女であるが、とにかくエネルギッシュでパワフルなボーカルは新時代の希望の星となって登場してくれた。1st.アルバムであるにもかかわらず、密度の高いロック・サウンドを聴かせてくれていて、当然のように大ヒットを記録した。Billboardのレギュラー・チャートでは最高位12位であるにもかかわらず、1980年の年間アルバム・チャートでは堂々の7位にランクインというように、長期にわたるヒットとなった。2nd.、3rd.アルバムもこの勢いでヒットを記録しているが、やはり本アルバムを語らずして彼女を語ることは出来ない。

収録されているのは以下の全10曲である。『Heartbreaker』『I Need A Lover』『If You Think You Know How To Love Me』『In The Heart Of The Night』『My Clone Sleeps Alone』『We Live For Love』『Rated X』『Don't Let It Show』『No You Don't』『So Sincere』。

冒頭の『Heartbreaker』がいきなりのスマッシュ・ヒットとなりその名を知らしめた彼女であるが、この曲は1980年のBillboard年間シングル・チャートでは83位、レギュラー・チャートでは最高位23位を記録している。この曲によって、'80's期待の女性ロック・シンガーとなり、その後の活躍はご存知の通りである。

この中からの筆者のお薦め曲は、やっぱり外すことの出来ない『Heartbreaker』、そして『I Need A Lover』『No You Don't』と、アルバム・タイトル・ナンバーの『In The Heart Of The Night』。歌の方は定評がある彼女であるが、1st.アルバムからその通りであり、巧さがあるボーカルを聴くことが出来る。'80'sに向けて、一身に期待を集めたのも納得できます。

'80'sに入ると、JOAN JETTの活躍や女性バンドのGO-GO'sの登場によって、女性ロックという大きな花が咲くようになるが、その先陣を切った一人として彼女の功績は大きなものがある。'80'sのガールズ・バンドを耳にする方は、PAT BENATARというロック・ボーカリストにも是非接してもらいたい所である。しかも本アルバムは、その彼女の起点でもあり、絶対に忘れてはならない名アルバムである。

 

In the Heat of the Night

In the Heat of the Night

  • アーティスト: Pat Benatar
  • 出版社/メーカー: DCC
  • 発売日: 2006/04/04
  • メディア: CD

↓本作の様な名盤はGOLD DISCも当然のようにあります。

In the Heat of the Night

In the Heat of the Night

  • アーティスト: Pat Benatar
  • 出版社/メーカー: DCC
  • 発売日: 1994/05/13
  • メディア: CD


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OLIVIA NEWTON-JOHN『TOTALLY HOT』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1978年に発表されたものであり、従来のイメージを払拭して一大変身を遂げることになったアルバムである。これまでの彼女のサウンドと言えば、透明感のある優しさに満ちた曲が中心であり、「妖精」と言われたような純粋なイメージがあったが、本アルバムでは聴きやすいポップス路線となり、中にはロックのテイストが強い曲まであって、従来の姿は全くない。大人の女性の魅力に満ちあふれる変身を成し遂げ、ここから'80's前半まで、第二の黄金期に入ることになる。その変身も受け入れられて、本アルバムは大ヒットを記録して、1979年のBillboard年間アルバム・チャートでは35位、レギュラー・チャートでは最高位7位を記録している。

収録曲は以下の全10曲である。『Please Don't Keep Me Waiting』『Dancin' 'Round And 'Round』『Talk To Me』『Deeper Than The Night』『Borrowed Time』『A Little More Love』『Never Enough』『Totally Hot』『Boats Against The Current』『Gimme Some Lovin'』。

この中からは、『A Little More Love』がシングル・カットされて、Billboardのシングル・チャートで最高位3位、1979年の年間シングル・チャートでも17位にランクインしている。また、『Deeper Than The Night』も年間シングル・チャートのTOP 100にこそ入っていないが、レギュラー・チャートでは最高位11位を記録している。(そして、「XANADU」に続いていって、「PHISICAL」がBillboardのチャート史に残る記録的ヒットとなる。)

筆者のお薦め曲は、『A Little More Love』『Please Don't Keep Me Waiting』『Gimme Some Lovin'』という所をピックアップするが、本アルバムの中ではミディアム・テンポで聴きやすいポップな曲である『Deeper Than The Night』が大好きである。その他の曲でも、今までのOLIVIAとは違う新しいOLIVIAの魅力に満ちたボーカルを聴くことが出来るということで、じっくりと聴き込みたいアルバムである。

従来の彼女の路線を支持する方にはちょっとついて行けない所があるかも知れないが、本アルバムは「PHISICAL」を頂点とする第二の黄金期のスタートを飾るアルバムでもあり、オリビア・ファンであれば避けてはならないアルバムである。また、'80'sの活躍を知っている方にも、これは抑えておきたいアルバムである。

 

Totally Hot

Totally Hot

  • アーティスト: Olivia Newton-John
  • 出版社/メーカー: MCA
  • 発売日: 1998/11/24
  • メディア: CD


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