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恋する日曜日・ナビ [ドラマ]

1/6スタートの「恋する日曜日」の新シリーズのナビゲーション番組が放送されたということで、これをしっかりとチェックしました。が、内容は思った通りでしたが...

恋する日曜日」と言えば、1話30分のオムニバス作品で、ある曲をテーマにした「恋」の物語であり、これまでに第1シーズンとして2003年に26話(前後編の作品があったので、物語としたら全22話)が2003年に、第2シーズンとして2005年に26話(前後編/前中後編の作品があったので、物語としたら全20話)が制作され、また、「文學の唄」シリーズ13話(前後編の作品があったので、物語としたら全11話)がある。尚、「恋する日曜日 ニュータイプ」は「恋日」の名前が付いているものの、違う形の作品である。(ということで、今回は「恋日」シリーズとしたら第5期ということになる。尚、「恋日」に関しては放送データをまとめた所があります。ここをクリックしてご覧下さい。)

今回のシリーズは「'70、'80年代のアニメ主題歌」ということで、今までのシリーズよりは少し遡った時代の音楽が使われることになるが、丹羽Pの目の付け所は流石にしっかりしていますね。(アニメ主題歌には隠れた名曲がたくさんある!)

で、丹羽Pはインタビューの中で、「機動戦士ガンダム」「未来少年コナン」は取り上げていきたい、「天才バカボン」「ルパン三世」「タッチ」「銀河鉄道999」等も取り上げたいが、本数がそこまでない、「はじめ人間ギャートルズ」は使えたらいいと思っている、と言っていました。これらのことを考えると、「ガンダム」と「コナン」は出てくると考えて間違いないでしょう。(でもそれを「恋」とどう繋げるのでしょうか?)また、放送は1クール全13話という所なんでしょうか。でも、「恋日」の本流となる作品は2クール26話としてもらいたいのですが...(3月に「ケータイ刑事THE MOVIE2」が公開になるけど、そこで6代目をラストでさりげなく匂わせておいて、4月からは「6代目・ケー刑事」という筋書きだろうと読んでいるのですが...)→4月からは「恋日」を日曜日に戻し、土曜の枠で「ケータイ刑事」というのは無理なんでしょうかねぇ...(これが理想なんですけど...)

ナビの方は、11月27日の制作発表と、1&2話のメイキングということで、これは予想した通りでした。で、1&2話は前後編の物語で、曲は「ハイカラさんが通る」で、『綾子の恋』という物語。主演は「ケータイ刑事 銭形泪」「怪談新耳袋(4th.)」「佐藤四姉妹」によってBS-iではすっかりお馴染みの黒川芽以さん。(ナビでも「里帰り」と言っていました。)黒川さんは「恋日・2nd.5話」の『魚』にも出演していますが、新シリーズの頭を飾る物語に主演と言うことは、遂に「恋日」でも看板になるということで、BS-iの人気シリーズはもはや完全制覇といってもいいですね。丹羽Pも本当に黒川さんに惚れ込んでいるということが分かります。(尚、ナビでは、『魚』の映像もチラッとありました。)

また、12月の頭に「私はというと…愛知県にいました☆」と黒川さんの公式HPにコメントがありましたが、この作品だったということも分かりましたが、明治村だったのですね。

派手なところは全くないですが、ほんのりとして、ちょっぴりと幸せな気持ちになることが出来る心暖まる物語が集まっているシリーズであり、監督も日本映画界をリードする若手監督や、「えっ?この監督が?」という(TVに登場するのが考えにくいような)意外な名前があったりという所も本シリーズの楽しみな所であり、新シリーズも毎週楽しみです。

ところで、「恋日」と言えば、これまでの4シリーズ全てに出演したことがある女優さんが1人だけいますが、その人の主演作品はあるのでしょうか?(その人とは、小山田サユリさんです。)

尚、「恋日」は1/6の23:00からBS-iでスタートですが、今回の「恋日・ナビ」は1/5の23:00から、16/の14:00からにも再放送されます。また、今度の「恋日」のあのハートマークの色は「黄緑」ということになっています。(それもあって、スキンの色を変更しました。)

※ナビでは新シリーズを「第3シリーズ」と言っていますが、ここではあえて「第3シーズン」と言うことにしています。というのは、第1/2シリーズが「恋日」の基本形態であり、「文學の唄」「ニュータイプ」までまとめて語れば、それぞれを「恋日」第1/2/3/4シーズンと捉えた方が纏まった言い方が出来るためです。よって、筆者は新シリーズを「恋日・第3シーズン」と言うことにします。

 

↓恋日の1st./2nd.シーズンの作品はこちらです。(全話収録はされていません)

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↓劇場版の恋日(これは2nd.20~22話でもあります。)
恋する日曜日

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↓黒川芽以さんの1st.アルバムがまもなくリリースされます。(芽以ちゃんの作詞&作曲の曲もあります。)
 
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  • アーティスト: 黒川芽以
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
  • 発売日: 2007/01/17
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「HAPPY NEW YEAR」 [映画(洋画)]

新年ということで、表題の映画をピック・アップしてみました。この映画は1986年のアメリカ映画であり、邦題は「ピーター・フォークの恋する大泥棒」というコメディ作品である。(ロマンティック・コメディ)この作品は1973年のフランス映画「男と女の詩」(原題「LA BONNE ANNEE」、クロード・ルルーシュ監督、リノ・ヴァンチュラ、フランソワーズ・ファビアン主演)のハリウッド・リメイク作品でもある。監督はジョン・G・アヴィルドセン、原作はクロード・ルルーシュ、脚本はウォーレン・レイン、音楽はビル・コンティである。また、出演はピーター・フォーク、チャールズ・ダーニング、ウェンディ・ヒューズ、トム・コートネイ、ジョーン・コープランド、クロード・ルルーシュ、トレイシー・ブルックス・スウォープ、アンソニー・ヒールド、ピーター・セラースたちである。

物語は、宝石専門の泥棒コンビ。有名な高級宝石店の襲撃計画を立てて、完璧な作戦を実行し始めた泥棒コンビだったが、コンビの一人がその宝石店の隣にある店の美女に恋をしてしまい、そこから計画の方に狂いが生じ始めて... というものである。

注目点は、劇中、その宝石店に老人とその妹の老婦人という客がやってくるが、これを演じている人に注目してもらいたい。誰が演じているのかと言えば、主演のピーター・フォークなんですよね。こういう所は楽しい作品である。また、元になったフランス映画のクロード・ルルーシュ監督(原作者でもある)が出演している所も要チェックです。

尚、残念ながら本作は、現時点ではDVD化されていないと言うのが残念なところである。(やっぱりコメディとなると、日本では今ひとつなんですよね。でも、楽しい作品なんですが...)

 

↓本作のオリジナル作品はこちら

男と女の詩

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  • 発売日: 1986/11/21
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↓ピーター・フォークと言えば、やはりこの作品です。
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ケータイ刑事銭形零12話[改訂版] [ケータイ刑事]

新年おめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

で、新年の一発目はこの作品からということで、今年も「ケータイ刑事」に関して突き進んでいきそうです。


今回の物語は第12話の「耳で楽しむハイビジョンドラマ? ~雪山湯煙混浴温泉あずさ28号殺人事件!」である。高村さんも次回が零ちゃんとの最後と言うことになります。(で、「銭形雷・2nd.」で颯爽と復帰してくれます。)今回の物語は、いつもの事件とは少し違うものであり、ラジオ・ドラマを零ちゃんたちが行うということで、奇想天外な物語であるが、この後、2nd.シリーズに突入してからの「銭形零」では、このような物語がいくつかあるということで、零ちゃんらしい物語と言えばそう言うことになります。また、今回は、途中でCMが入らないと言うことなので、主題歌が終わると一旦CMに入り、アイキャッチからスタートするということになりました。(こういう形の物語は「・13話」「・1st.9話」があるので、初めてのことではありません。)つまり、物語の途中でCMが入らないので、DVDを見ているような感覚にもなり、こういう形もいいものですね。

尚、本記事のタイトルに「[改訂版]」とあるのは、「銭形零」は全話過去に一度記しているが、その時の記事をベースに加筆&修正を行ったために「[改訂版]」としています。(以前に記した記事をご覧く場合は、ここをクリックして下さい。)それではいつものように、(いつも以上の)長文&今更ながらのネタバレありで本編に行きます。

街中、自転車を押して歩いている零ちゃんが高村さんを発見して声を掛ける。(工事現場の塀には、平成15年交通安全ポスター優秀作品(こういうことはいことです。現在BS-iが行っている「飲酒運転撲滅キャンペーン」も良いことですが、「ケー刑事」関係者がたくさん出ています。)が貼られているが、しっかりと「銭形零」のポスターも貼ってあり、宣伝も忘れていません。)「高村さんもですか?」「あれっ?銭形くんもそうなの?」と返す高村さん。で、零ちゃんが「警視庁のイメージアップを図る広報のドラマに出演するように、と業務命令を受けました」と説明してくれる。で、「警視庁広しといえども僕のマスクに適う奴はいないからさ」と口にする高村さんだったが、柴田さんが登場すると「顔の善し悪しは一切関係なし」といって「はい、これ、今日の台本」と言って台本を高村さんと零ちゃんにそれぞれ手渡す。で高村さんがタイトルを声を出して読んでくれる。「鑑識・柴田太郎の事件簿~雪山湯煙混浴温泉あずさ28号殺人事件」ということで、「どうして柴田太郎の事件簿なの?」と早速反発する。(それにしても、2時間ドラマのサスペンスのような長いタイトルですね。しかもケー刑事ではお馴染みの「28」という数字がちゃんと入っているのはポイントです。)一方零ちゃんは「脚本、演出、主演:柴田太郎」と言って、笑顔を見せる。すると柴田さんは「「月刊シナリオ」を読んで書いてみました。自分で言うのも何ですが、相当な自信作です」と言う。が、高村さんは「柴田主演のドラマを放送したら警察のイメージダウンだよ。それより僕を前面に出した方がイメージがアップする」と言って、この台本には乗り気じゃない。(この気持ち、分かる分かる。)そこに柴田さんの携帯に着信があり、本番(生放送)が始まるという知らせが入る。で、BS-iに向かって3人は急ぐことに。(生放送ということだけど、リハーサルもしないでやるというのでしょうか?ちょっと無謀なような...→その通りとなるのは期待を裏切らない「ケー刑事」です。)

で、「今回のケータイ刑事・銭形零は、耳で楽しむハイビジョン放送です。みなさん、目を閉じてご鑑賞下さい」とのテロップと小林アナのナレーションが入るが、こういうノリは「ケータイ刑事」です。

台本の1ページ目の「脚本・演出・主演:柴田太郎」というページから、SLの汽笛が響き、吹雪の中を列車が走っている効果音が流れる。が、画面の方は襖をたわしで擦っている柴田さんとなる。ということで、このドラマは効果音も自分たちで作るという超低予算のラジオドラマでした。→自主映画を製作している方にとったら当たり前の知識であるが、どうやったら本物の音を録音しなくても対応できるのか、しっかりと勉強することが出来ます。で、「注意!みなさん、目を閉じて下さい!」というテロップが流れる。そして画面には「BS-i RADIO NOW ON AIR」というロゴまで出ている。ということで、作りは「ケー刑事」らしいものである。零ちゃんも効果音の方を楽しみながらやっていて、柴田さんのナレーションからドラマがスタートする。で、ドラマの方は、猛吹雪の中を疾走する汽車に乗っていた柴田さん。これは日頃のお礼にと、零ちゃんと高村さんがお金を出し合ってスキーに招待したということだった。(流石、脚本では自分の願望をちゃっかりと書く柴田さんです。)柴田さんはノリノリ、零ちゃんも真面目にちゃんとやっているが、高村さんは台詞を棒読みで、台本まで投げてしまう有様だった。で、ドラマの方で零ちゃんの携帯に着信音が鳴り響いたということで、「警視庁から入電中」という着ボイスの小林アナが画面に登場して、事件を知らせる入電を入れる。「冬のリゾート地として有名な那須スキー場で殺人事件発生。山の麓から男性の変死体が発見された模様。直ちに現場に急行せよ」ということでした。→でも、那須って、警視庁の管轄ではないのですけどねぇ...(まあ、「事件が起こればいかなる時も現場に走る」というケータイ刑事魂ということで許しますけど...)

汽車が停止する所、柴田さんは職人芸のようなたわし操作でその音を作り出し、ドラマを続ける。零ちゃんも楽しそうに雪の中を歩く足音の効果音を作り出している。ドラマでは、死体の場所に到着ということで、ドラマは続く。が、高村さんは棒読みの上に、やる気がなくてぼそぼそと小声になって台詞を読み上げている。で、柴田さんが「これより鑑識作業を始める」と言い、現場の指揮を執っているが、これは願望もあるのでしょうね... で「高村くん、鑑識キットを取ってくれ」と指図するが、高村さんは完全にやる気がなくて、台本を無視して「死因は事故死だね、帰ろう」と言うと、スタジオから出て行こうとする。で、慌てて引き留める柴田さんはそれでもドラマを続ける。「死因は溺死、被害者の肺から霞ヶ浦の水を検出」ということで、ドラマを繋ぐが、高村さんはもう投げやり状態になっている。ドラマの方は、零ちゃんが「だとした変ですよね」ということで、しっかりと疑問を持つ展開になっていて、これはいつものケー刑事のパターンを守っています。で、被害者の財布が落ちていたことから、被害者の名前は権田原助三郎(ごんだわら・すけさぶろう)で、この上にある山荘の支配人だというこことが分かる。(それにしても、またまた凄い名前です。)

高村さんはいつしかスタジオの中に横になっていて、マイクスタンドも寝かしていて、一応はドラマに参加しているが、棒読みというのは変わらない。で、山荘に向かうことになった。が、リフトが止まっていて山荘には行けない。柴田さんは「大丈夫、あそこに雪上車が...」と言うが、ここで高村さんが「ちょっと待った!」で、床から起きあがると、マイクスタンドを手にしながら「いいアイデアがある」と言いだす。柴田さんは「雪上車が...」と台本通りに進めようとするが、そんなのはお構いなしの高村さんは指笛を吹くと、「ワン、ワン」と犬の鳴き声を発し、「ご紹介しよう。南極で活躍したタロージローだ!」(From「南極物語」ですが、犬の平均寿命を考えると、タローとジローはどう考えても、もう生きていません。まあ、子孫と解釈しましょうか...)これに目を丸くした柴田さんは「でも、いくらタローとジローでも山荘まではたどり着けない」と止めようとするが、「皆さん、犬ぞりに乗ったな」と高村さんは言うと「いざ出発!」ということで、無理矢理展開を変えてしまう。(が、さっきまでのやる気のなさはなくなっていて、ノリノリになっている。)で、呆れ顔の柴田さんと零ちゃん。しかし、柴田さんは仕方なく犬ぞりに合わせて物語を進める。で、1時間かかって山荘に到着した。

山荘に入っていくと言うことで、扉を開ける効果音を出す高村さんだったが、お腹が鳴り、その音がばっちりと入ってしまう。で、零ちゃんは「雷(かみなり)が鳴ってます」とアドリブを入れるが、なかなかいいフォローですね。(この物語放送時では「雷(かみなり)」ということで何の問題もありませんが、従姉妹の銭形雷ちゃんが登場した現在では、もう一ネタ出来ますね...)が、高村さんは「違うよ、僕のお腹がハングリーだから鳴ったんだよ」と正直に言う。で、零ちゃんと柴田さんもこの展開につきあわざるを得なくなり苦笑い。柴田さんは「高村くんのジョークは面白いね」と対応するが、高村さんは携帯電話を使って「出前お願いします」と言って小龍包の出前を注文する。これに零ちゃんは「今、小龍包を頼んでも、吹雪の中、運んできてはくれませんよ」とフォローし、柴田さんも「高村くんはここにいる人たちを全員集めて、僕の前に連れてきてくれ」と苦肉のアドリブで対応する。で「全員?」と受ける高村さん。

柴田さんはとりあえずは安心して「銭形くん、支配人室を調べに行こう」と言ってドラマを続ける。(で、板の上で足踏みで廊下を歩く効果音を出す零ちゃんと柴田さん。)支配人室に到着したと言うことで、今度は零ちゃんが扉の効果音を出す。で、ドラマを続ける。「この部屋で溺死は無理ですね」と零ちゃん。しかし柴田さんは「銭形くん、そうとは言い切れない」ということで、部屋にある水槽を調べることにする。(500mlの牛乳パック(「USIYO SARABA」とパッケージに印刷されていますが、流石はケー刑事です。)をストローで飲んで、効果音を作り出す。)で、被害者の肺から検出された水と完全一致ということで、被害者はここで殺されたことが分かる。で、犯人はこの山荘に宿泊している誰か、ということになる。

その時、スタジオの扉が開き「連れてきたよ」と高村さんがこのスタジオに人を連れてくる。(先ほどの柴田さんの台詞を真に受けて、本当に言われた通りにしました。→現実とドラマをゴチャ混ぜにしている高村さんのボケ、良いですね!)が、これに慌てる柴田さんは「本当に連れてこなくても...」と言うが、先ほどの言葉を真に受けている高村さんには通用しない。更にマウス・プロモーションの二人の声優さんも連れてきた。で、軽く会釈する。柴田さんは「そういうことじゃなくて...」と慌てるが、二人の声優さんは直ぐにドラマに加わり、「宿泊してます渡部靖男(わたなべ・やすお)です」「同じく、須田伸子(すだ・のぶこ)。主婦でございます」と自己紹介して、ドラマには二人の登場人物が加わって続いていく。

で、事件のあらましを説明し、この二人のどちらかが犯人という展開になる。しかし、いつもの物語と同様に「私たちに犯行は不可能」と犯行を否定する。しかし高村さんが「一つだけ手段がある」と口にする。これに「えっ?」と驚く零ちゃん。しかし高村さんは「犯人はタロージローを使った」と、やりたい放題にかき乱してくれます。零ちゃんは「確かに、タローとジローを使えば犯行は可能かもしれません。けど、タローとジローは高村さんの犬だから、呼び出しは出来ませんよ」とアドリブで対応するが「それじゃあ、ハチ公を使ったんだ、いや、ちょっとまてよ。クーちゃんの可能性もある、10チャンもある、12チャンもいるし...」と暴走は止まらない。→(「10チャン」って、「よみうりテレビ」がこれを自局の宣伝で使っているのですが、BS-iさん、系列局でもないのによろしいのでしょうか?)これに慌てる柴田さんは「CM」と書いた紙を音声ルームにいるスタッフに見せて必死に訴える。が、高村さんの暴走は止まらず、「待て待て待て、まさおちゃんだ!」と叫ぶ。が、ここで「BS-i♪」というお馴染みのメロディ(「大人になったらBS-i」というものに流れるあるメロディである。が、2006/4から変わりました。)が流れ、スタッフさんが「はい、CM入りました」ということで、柴田さんの願いは通じました。

すると柴田さんは「高村さん、ちゃんと台本通りやってくださいよ。これじゃあ、いつまで経っても事件解決できない」と泣きを入れて頼むが、高村さんは「ストーリーにスケールを感じない。場面を宇宙に変えよう。宇宙という巨大な空間の中で起こる密室殺人」と大胆な発言をする。が、すかさず「却下します。今までのストーリーから逸脱しすぎている」と柴田さん。しかし高村さんは「つまらないよ、このストーリー」と言う。更に追い打ちを掛けるように零ちゃんも「私もこのストーリーに納得できません」と言う。すると柴田さんは零ちゃんの側に駆け寄り「零ちゃんまで...」と慌てる。零ちゃんは「だって、このドラマの推理、穴があるんですよ。トリックファンとしたら、こんないい加減なもの許せません」と台本(トリック)の不備を指摘する。(高村さんとは全く違うレベルの理由ですが、やっぱり零ちゃんらしいですね。)→そう言えば、今回の物語の脚本は「・9話」で劇中に登場した零ちゃん出題のナゾナゾに不備があったとして「へっぽこ脚本家」と認定された中邨武尊氏であるが、それを逆手に取っていますね~。やっぱり「ケー刑事」らしい所です。

柴田さんは台本を慌てて開いて「トリックは完璧なはずだけどなぁ...」と口にするが、零ちゃんは「20ページで、犯人は雪だるまを使って転がしたとなっていますね。猛吹雪が吹いているのに、どうやって雪だるまの中の遺体が発見されるのですか?雪が溶けるはずがないし」と、トリックの穴を指摘する。で、柴田さんは「しまった」と零ちゃんの指摘をあっさりと認め、どうしよう、という顔をする。零ちゃんは「他に死体移動のトリックを考えないと解決できません。それに、タローとジローが出てきた時点で、犯人が猛吹雪の中、移動できるのが可能になっちゃっているんですよね」と、高村さんのアドリブによるストーリーの変化までしっかりと理解しています。これに対して柴田さんは「高村さんが勝手なアドリブを入れるから...」と責任転嫁をするが、「人のせいにする」と高村さんもしっかりと反論をする。更に、二人の声優さんも「霜焼けというだけで犯人にされる私は何なの」「浴衣まで着てきた俺はどうなっちゃうんだ」と不満を口にする始末。→そもそも前もってリハーサルを行わずにぶっつけ本番としたのが原因ですよ、柴田さん。

そうしていると「CM明け10秒前」というスタッフさんの声が届く。で、「もうすぐ始まっちゃうよ、どうしよう、零ちゃん」と零ちゃんに助けを求めて泣きを入れる柴田さん。で、零ちゃんが「場面は脚本通り、容疑者を事情聴取するシーンから再開しましょう。トリックは私がやりながら考えます」と言い、零ちゃんが仕切ることになる。で、CMが終了して本編が再開される。「実はここは、宇宙だった」と高村さんの第一声で再開される。結局、零ちゃんの指示も無視してドラマを完全に乗っ取った高村さんでした。で、零ちゃんは「何言ってるんですか、高村さん。きっと長旅で疲れているんでしょうね。少し休んだ方がいいんじゃないですか」と必死のフォローをするが、ノリノリの高村さんは「二人の容疑者からシッポが生えている」と言って、暴走に拍車がかかる。「お前たちは宇宙人だな」と言う高村さんに二人の声優さんは何とかあわせてくれて「宇宙人じゃない」と言うが、「今から正体を暴いてやる。バーボン・レーザーガンだ!喰らえ!」と自ら効果音付きで突き進む高村さん。で「姿を現したな、暗黒の皇帝ワータナーベー、それにスダーシャー」って、「スター・ウォーズ」と「宇宙戦艦ヤマト」をパロっている...

が、渡部役の声優さん(大塚明夫さん)が水中眼鏡をはめて登場し、暗黒の皇帝ワータナーベーになってドラマを続ける。零ちゃんも「流石、プロ」とこれには感心している。(ということで、物語は突如宇宙を舞台にしたものに変貌しました。)で、高村さんの暴走は止まらず、「銭形くん、宇宙服を装着するんだ」と言って側にあった金魚の水槽を零ちゃんに手渡す。本番中と言うことで零ちゃんも戸惑いの表情を見せるものの、それを受け取ると顔の前に持ってきて、台詞を続ける。物語を何とか宇宙を舞台にした物語に持って行こうとする零ちゃんだが、柴田さんは「死因」を語る台詞を台本通り「溺死、被害者の肺から霞ヶ浦の水が検出されました」とこれだけは譲らない。「えっ、宇宙なのに?」と零ちゃんも完全に困った表情になる。が「霞ヶ浦の水で溺死、もうこれだけは譲れない。鑑識として、脚本家として」と柴田さん。零ちゃんは「この宇宙船の水槽の中にある霞ヶ浦の水と一致」と言って、何とか辻褄を合わせて続けようとするが「溺死させて、遺体を宇宙に捨てたんです」と言うも、この展開ではおかしいことに気づいてしまうも、何とかドラマを続けようとする。

ワータナーベーとスダーシャーは「犯行は不可能」「宇宙船の外では活動できない」と、犯行を否定するが、「スダーシャーさん、あなたは嘘をついていますね」と台本通りに続けようとする柴田さんは無理矢理「手が霜焼け、…のように放射能で汚染されている。これはあなたが船外活動をした動かぬ証拠だ」と繋ぐ。スダーシャーは再度犯行を否定するが、高村さんが「謎は解けたよ、スポックくん」(今度は「スター・トレック」から引っ張ってきました。)から、「犯人は彼女じゃない」と口にする。柴田さんは「そんなはずは...」と言うが、高村さんは「犯人はワータナーベー、お前だ!」(最初の台本では、犯人は須田だった。)と、もう好き放題に結末を変えてしまう。しかも「宇宙の支配者が昔から悪者だということは相場が決まっているんだ」と言って、推理も何もない無茶苦茶な理屈で犯人を決める。で、「覚悟!」と言って、須田が下げている買い物袋から長ネギを手にすると、ワータナーベーも「返り討ちにしてやる」と言って、須田の買い物袋から長ネギを手にすると、ライトサーベルのつもりで一騎打ちを始める。

零ちゃんは「高村さん、宇宙人にも人権はあります。いくらワータナーベー、邪悪な存在だからって、犯人扱いするのはあんまりですよ」と事態の収拾を図ろうとするも、高村さんの暴走は止まらない。が、その時、ヘリコプターが飛んでいる音が届いてくる。それに気づいた高村さんは「何で宇宙にヘリコプターが飛んでいるんだ?」と高村さん。「ヘリコプターの訳がないじゃないですか」と零ちゃん。(確かに、真空状態の宇宙空間ではヘリコプターは飛ぶことは出来ません。)そして「これは宇宙特有の現象ですよ」と、何とか辻褄を合わせようとするが、柴田さんは「これはハレー彗星が近づいてくる音だ」と、もうヤケッパチになって勝手なことを言い出す。が、その柴田さんの背後を遠州理津のパイ屋さんがヘリコプターを披露しながらスタジオに乱入する。(佐藤二朗さんの「ヘリコプター」は「・1st.4話」でも披露されています。)「ミートパイ、アップルパイ、チーズパイ、…」って、宇宙にまでパイを売りに来ているのか...(恐るべし、遠州理津!しかも、身につけているワッペンの中には「ゴ様命」というものまである...)で遠州理津は「CMズドン!」と音声ルームに指示を出すと、「BS-i♪」が流れ、再びCMに突入する。(ということで、一時的に事態は収まる。)

零ちゃんは直ぐに遠州理津の元に駆け寄ると「ねえねえ、どうしてパイ屋さんがここにいるんですか?」と尋ねる。すると「パイ売りに国境はないんだよ」と言うが、柴田さんが「セキュリティが甘いんだよ。BS-iラジオ、しっかりとろ!」とスタッフさんに文句を言う。が、遠州理津はそれを無視して「注文の小龍パイを持ってきた」と言う。これに高村さんは「僕が頼んだのは小龍包だよ」と言う。遠州理津は「難しいことは言わないで黙って食ってくれよ」と言うが、零ちゃんは「ダメですよ、本番中に」としっかりと釘を刺す。しかし「僕、ハングリーだから...」と言って手を伸ばして食べ始める。

柴田さんは零ちゃんの肩を叩いて、高村さんから離れると、「どうしよう。リスナーはヘリコプターでパイ屋がやってきたと思っているよ」と言って、完全に困惑の表情で語る。(確かに、このラジオドラマを視聴していたら、宇宙空間にヘリコプターでパイ屋がやってきたことになっています。)が、零ちゃんは「私、気づいちゃったんですけど...」と言って「宇宙船のままだと犯行自体無理なんじゃないですか」と穴を口にする。「どうして?」と尋ねる柴田さんだったが「宇宙船は無重力状態ですよね。だとすると、水槽の中の水が船内に飛び散ってしまいます。溺死自体、水槽の中でするのは無理じゃないですか」と言う。柴田さんは遂に切れて、「だから脚本通りやっていればこんなことにならなかった。高村さんのせいですよ」と高村さんをまたも責める。これに「僕は面白くしようとしてやっているんだ」と高村さん。(まあ、柴田さんの脚本が面白くないということだけは疑う余地はなさそうですね。)

すると零ちゃんは「設定を宇宙から地球に変えます」と零ちゃんは言うと、「宇宙船は時空の歪みに引き込まれて、ワープして、実は海底にある潜水艦ということにできます。これで何とかなります」と言うが、海底なのに「ヘリコプター」というのはどう説明するの?

だが、「僕は帰らせてもらうよ」と二人の声優さんも切れてしまい、スタジオから出て行こうとする。慌てる零ちゃんは「どうしたんですか?」と尋ねるも、「番組を降ろさせてもらいます。あとは勝手に皆さんでやってください」と須田、「せっかく気分が乗ってきたのに、また設定変更されるとね...」と渡部(その気持ち分かります。)高村さんは「またやりましょう」と何とか説得しようとするが「冗談じゃないわ。私は台詞まで削られて、たまったもんじゃないわよ、ネギは折られるし...」と須田。(こちらの理由も分かります)零ちゃんは「考え直してください。犯人役がいなくなったら、この番組は終わりです」と説得しようとするが、「私たちはプロの声優よ、学芸会に参加した覚えはありません。さようなら」と須田は言うと、そのままスタジオを出て行ってしまう。で、渡部もこれに続いてスタジオを出て行く。で、遠州理津も二人に続いてスタジオを出て行く。(どさくさに紛れて、上手い退場です)。更に追い打ちを掛けるように、音声スタッフさんが「まもなくCM明けます」。零ちゃんは「どうしよう。犯人役がいなくなっちゃった...」と困惑の表情。柴田さんも「もう終わりだ...」とお手上げ状態になってしまう。が、高村さんは「柴田が犯人役をやればいい」と言ってこういう状態も楽しんでいる様子。「そういう高村さんが犯人やったらどうですか」と反撃する柴田さん。そんな中、零ちゃんは「とにかく、物語を終わらせましょう」と一言。(完全に開き直りました。)で、CMが終わって本番が再開する。

「宇宙船は突然ブラックホールに呑み込まれてしまいました。気がつくとそこは地球の海・マリアナ海溝でした。私たちがいたのは、山荘でもなく、宇宙船でもなく、実は潜水艦の中だったんです」といきなり場面が変わったことを説明する零ちゃん。→ブラックホールに呑み込まれたら、重力でペチャンコに潰されてしまうはずなんですが... 尚、マリアナ海溝は地球上で最も深い海溝であり、その中のチャレンジャー海淵が深さ10924±10 mで最も深いとされている。(昔は「ビチアス海淵」と習ったような記憶があるけれど、これは現在は「ビーチャジ海淵」と言われているようで... こういうものは、刻々と変わるものでもありますからね...)

が、高村さんは鮫のような目と口を書いた大根を手にしていて、「敵の魚雷接近!」と言って、大根を魚雷に見立て、それが近づいてくるゼスチャーを始め、それを自分のお腹にぶつけると「魚雷が命中した!!もう、この潜水艦はダメだ」とまたも暴走を始める。そして「水が押し寄せてくるぞ、みんな、潜水服を着て脱出しろ!」と叫ぶ。→でも深海の潜水艦からどうやって脱出するの?艦外に出たら水圧でペチャンコになりますが...

零ちゃんは「えっ?いきなり沈むんですか?」と一応アドリブを受けるが、柴田さんはもう自棄になり、情けない顔をしている。で、高村さんは「君たちは早く脱出しろ!「僕はこの船と共に運命を共にする、これは艦長の使命だ」と、ノリノリに益々拍車がかかる。で、零ちゃんと柴田さんは無理矢理高村さんを壁の方に押していき、脱出させようとする。が、再びヘリコプターの飛んでくる音がする。高村さんは「どうしてヘリコプターが?海中なのに...」って、その通りですね。で、再度「敵の襲撃か?」

が、ヘリコプターと言えばやはりこの人で、遠州理津が再び戻ってきた。で「みんな、凄く楽しそうでいいね」と言うと仲間に入れてよ、ということで、これに参加したいと言うことでした。で、零ちゃんは「あなたは、その…、海底人なんですね」と、無理矢理話を続けようとする。が「海底人?バカな、訳の分からんこと言うな!」と言うと、続いて「しゃべり出すと、僕長いの」と言って断りを入れると、零ちゃんが「どうぞ」と許したので、そこから「3.14159265…」と円周率を口にしはじめる。で、その隙に零ちゃんは「こうなったら遠州さんを犯人にしちゃいましょう」と高村さんと柴田さんに提案する。高村さんは「海底人ならリスナーも納得する」と言うが、柴田さんは「そんなことじゃ、リスナーは納得しません」と口にする。そして、被害者の死因は霞ヶ浦の水による溺死であり、海底人が犯人で潜水艦の中で殺すには、マリアナ海溝から霞ヶ浦に水を汲みに行ったことにしなければならないが、海底人は海の生き物であり、湖に行ったりはしない、ということで納得できなかった。

が、ここで零ちゃんが「霞ヶ浦って湖なんですか?」と柴田さんに尋ねる。すると、柴田さんは霞ヶ浦についての説明を始める。(面積は220平方キロメートル、日本では二番目に大きい湖)が、高村さんは「そんなこと、誰も知らないよ」と言うが、柴田さんは「一般常識です」と言い切る。→面積の数値まではともかく、霞ヶ浦が湖というのは「一般常識」だと思いますが、「日本で二番目に大きい」というのはそうでもないかと思います。(何でもそうですが、一番というのは誰でも覚えることですが、二番となると、まずは覚えません。ということで、知識の幅を広げるには、2番目、3番目を一緒に覚えるのが手っ取り早いかも知れませんね)尚、零ちゃんが知らないのは、まだ中学一年生ですから、まあ、よろしいかと...

一方、放置された遠州理津は円周率を口にしていて「…3582、と言うわけです」と言うのを止めると「聞いていたか!お前らは」と切れる。で、零ちゃんが「聴いてましたよ」とフォローする。すると「もう一回、繰り返していい?」と遠州理津。が「いいえ、もう結構です」と零ちゃん。で「しょんぼり」と言って首をうなだれる遠州理津。が、その時、彼の携帯が鳴り(着ボイスは悶えている声)、「あっ、電話だ」といってそれに出ると、出前の注文だった。で、その注文を受けた遠州理津だったが、零ちゃんは「出前って、ここはマリアナ海溝ですよ」とドラマを続けようとする。これに「ヘリコプターがあるから大丈夫。じゃあね」と遠州理津は言うと、ヘリコプターをやりながら退場していく。が「どこ行くんだよ海底人」と高村さん。するとスタジオの入口のドアの所で「この部屋、夜中になるとね、...」と言うと、途中でドアを閉めて去っていった。また、この時、スタッフさんは「残り放送時間1分」というメモを見せている。

柴田さんは「もう時間がないよ」と口にして困惑の表情、「どうする銭形くん?」と高村さんは零ちゃんに尋ねる。しかし落ち着いている零ちゃんは「こうなったら仕方がありません」と言い、完全に開き直り、「レレレ」「増せり、悪の数字」「謎は解けたよ、ワトソンくん」とお馴染みの台詞を一気に口にすると、「高村さんに問題です」と言って出題する。「ラジオの脚本が10話から20話まであります。さて、何冊あるでしょう?」これにクイズの解答ボタンを勢いよく押す高村さんは「20-10で10じゃん」と答えるが、不正解のゴーンという鐘の音がなり、銭形ストラップが飛んできて、それがチェーンになり、高村さんを捉える。(高村さんは「これこれ」と言って嬉しそうにしている。)「午前零時の鐘の声。…」から始まるお馴染みの口上から「わらわの暗算、解いてみよ!」でチェーンを引く零ちゃん。で、高村さんは回転するが「もうちょっと早くしてって」とリクエスト。で、高速回転する。で、零ちゃんは「犯人はあなたです」と続けるが「ワット?」と高村さん。

「高村さんはさっき、霞ヶ浦が湖だって知らないと言ってましたよね」と説明を始める零ちゃん。「知らないよ」と言う高村さんだったが「それは嘘です」と零ちゃんは言うと、山荘の麓で被害者の遺体を発見した時、高村さんは「被害者は湖で殺されてここに運ばれた」と言ったとして、台本を見せる。すると「脚本に書いてあった台詞を読んだだけだよ」と高村さん。が、た「高村さんは実際に殺人現場に行ったから、霞ヶ浦が湖だと言うことを知っていたんです。」と締めくくり、「Q.E.D.」と結ぶ。→これも無理がある説明ですが...(が、まあ、こんなラジオドラマ、もはや誰も聴いていないでしょうから、いいんじゃないの、ということにしましょう)が、高村さんは拗ねてしまって、床に寝そべって肘を突いて「だから僕は知らない」と言うが、「事情は署で聞かせてもらいます」と零ちゃんは言うと高村さんに手錠を掛けて逮捕した。柴田さんはは「こうして事件は幕を下ろしました」と、ラジオドラマを締めくくりました。

事件解決後(いや、放送終了後の方が正しいですね。)BS-iを後にした零ちゃんたち。「一時はどうなることかと思いましたよ」と零ちゃんが口にすると「高村さんのアドリブのおかげで、僕の台本は無茶苦茶でした」と柴田さん。(→だから、事前にリハーサルをやっておかないからですよ...)高村さんも「ラジオドラマはもうこりごりだよ。何で僕がストラップ投げつけられなきゃなんないの」と不満を口にする。するとそこに零ちゃんの携帯にメールの着信があった。で、それを見た零ちゃんは「今度はお姉ちゃまがやりたいみたいですね」と言う。メールは「今日のラジオドラマ聴いたよ~。なかなか面白かった 楽しそうだから今度は私がやりたいな 次はいつあるんだろう。高村さんと柴田さんによろしく伝えてね♪」という文面でした。が、高村さんは「僕はやらないよ」と言う。すると零ちゃんは「じゃあ、直接お姉ちゃまに言ってください。無駄だと思いますけど」と言うと、自転車に乗り「お疲れ様で~す」と言って走り去っていきました。→どのお姉ちゃまなのか、零ちゃんは言いませんでしたが、誰でしょうか?「高村さんと柴田さんによろしく」とあることから、この二人に面識があるちゃんだろうと思われます。(ということで、前回の舞ちゃん、愛ちゃんに続いて泪ちゃんも一応、「銭形零」に参加することになりました。→次回の物語では、更に泪ちゃんのあれが登場します。)

いつものエンディングはサブタイトルが出て「済」と出るのだが、今回はサブタイトル「耳で楽しむハイビジョンドラマ? ~雪山湯煙混浴温泉あずさ28号殺人事件!」と出たものの、後ろの部分が変わり、「耳で楽しむハイビジョンドラマ? ~雪山宇宙マリアナ海溝殺人事件!」となり、そこに「済」となりました。(でも、今回はラジオドラマ内での事件だから、実際に殺人事件は起こっていません。)

今回は、ハチャメチャな展開でしたが、やはり柴田さんでは誰も付いてきてくれないということですね。それにしても高村さんの暴走ぶりも、草刈さんは楽しんでいて、その楽しさが伝わってくるのが「ケー刑事」の良いところです。

次回は第13話「バーボン刑事、死す?! ~無差別連続爆破事件」ということで、高村さんの最後の物語である。(この後、劇場版に登場し、「銭形雷・2nd.」で高村さんは復帰します。)で、節目の物語と言うことなので、「爆弾」が出てくるということと、いつも以上に大きな事件ということになります。また、「・2nd.14話」に繋がるネタもあります。

鑑識メモ。いつものように、零ちゃん出題の問題の解答の解説をする柴田さん。「20巻引く10巻で答えは10巻と思ったあなた、零ちゃんはそんなに甘くありませんよ」と言うが、「指折り数えてみると、答えは11巻」と説明するが、これでは説得力がないですね。だから、高村さんもバカにして暴走するのです。(→全部で20話あり、無いのは9話までだから、「20-9=11」とでも言わないとダメです。)で、柴田さんは話題を変えて、「現在私は、警視庁の広報に頼まれて、「ケータイ刑事」の指人形バージョンの撮影真っ最中」と口にすると、右手人差し指が「れい」、左手人差し指が「しばた」、中指が「たかむら」ということで「わらわの暗算、解いてみよ」「解いてみろ」「出来ません」とやるが、あの方はそれを見ていた携帯を閉じてしまいました。→本編では「スター・ウォーズ」のパロディをやっていたが、ここではその「スター・ウォーズ」のパロディである「親指スター・ウォーズ」(1999年) を元ネタとしてやってくれます。尚、この「親指・シリーズ」はその他にも「親指タイタニック」(1999年)、「親指ゴッドファーザー」「親指バットサム」「親指フランケン」(いずれも2001年)などがあります。

 

 

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/12/23
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/01/27
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 スタンダード・エディション

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 スタンダード・エディション

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD

↓これには高村さんが復帰します。

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2007/02/23
  • メディア: DVD

↓「効果音」について学びましょう。

音の本―オリジナル音楽・効果音素材集

  • 作者: 吉田 浩章
  • 出版社/メーカー: ユーリード出版
  • 発売日: 2004/03
  • メディア: 単行本

↓「霞ヶ浦」に関して

湖の水質保全を考える―霞ヶ浦からの発信

湖の水質保全を考える―霞ヶ浦からの発信

  • 作者: 田渕 俊雄
  • 出版社/メーカー: 技報堂出版
  • 発売日: 2005/08
  • メディア: 単行本

空から見た北浦・霞ヶ浦の釣り

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 茨城新聞社
  • 発売日: 1998/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

霞ヶ浦―自然・歴史・社会

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 古今書院
  • 発売日: 1984/01
  • メディア: -

↓本編中に記した映画作品。
南極物語

南極物語

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2001/11/21
  • メディア: DVD
南極物語

南極物語

  • 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • 発売日: 2006/08/23
  • メディア: DVD
スター・ウォーズ トリロジー リミテッド・エディション (初回限定生産)

スター・ウォーズ トリロジー リミテッド・エディション (初回限定生産)

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2005/11/23
  • メディア: DVD
スター・ウォーズ 新コンプリート・セット (Amazon.co.jp仕様)

スター・ウォーズ 新コンプリート・セット (Amazon.co.jp仕様)

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/09/13
  • メディア: DVD
宇宙戦艦ヤマト DVDメモリアルボックス

宇宙戦艦ヤマト DVDメモリアルボックス

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • 発売日: 2000/07/25
  • メディア: DVD
宇宙戦艦ヤマト【劇場版】

宇宙戦艦ヤマト【劇場版】

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • 発売日: 1999/08/25
  • メディア: DVD
スター・トレック エンタープライズ DVDコンプリート・シーズン 4 コレクターズ・ボックス

スター・トレック エンタープライズ DVDコンプリート・シーズン 4 コレクターズ・ボックス

  • 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/09/22
  • メディア: DVD
スター・トレック ヴォイジャー DVDコンプリート・シーズン 7 コレクターズ・ボックス

スター・トレック ヴォイジャー DVDコンプリート・シーズン 7 コレクターズ・ボックス

  • 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
  • 発売日: 2005/06/24
  • メディア: DVD
スター・トレック ヴォイジャー DVDコンプリート・シーズン 3 コレクターズ・ボックス

スター・トレック ヴォイジャー DVDコンプリート・シーズン 3 コレクターズ・ボックス

  • 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
  • 発売日: 2004/10/22
  • メディア: DVD
スター・トレック3 ミスター・スポックを探せ! スペシャル・コレクターズ・エディション

スター・トレック3 ミスター・スポックを探せ! スペシャル・コレクターズ・エディション

  • 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/11/22
  • メディア: DVD

↓「親指」シリーズ

親指ウォーズ

親指ウォーズ

  • 出版社/メーカー: エスピーオー
  • 発売日: 2000/07/07
  • メディア: DVD

親指タイタニック

親指タイタニック

  • 出版社/メーカー: エスピーオー
  • 発売日: 2000/07/07
  • メディア: DVD

親指ゴッドファーザー

親指ゴッドファーザー

  • 出版社/メーカー: エスピーオー
  • 発売日: 2002/12/21
  • メディア: DVD

親指フランケン

親指フランケン

  • 出版社/メーカー: エスピーオー
  • 発売日: 2002/12/21
  • メディア: DVD

親指トムの奇妙な冒険

親指トムの奇妙な冒険

  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2000/08/19
  • メディア: DVD

親指バットサム

親指バットサム

  • 出版社/メーカー: エスピーオー
  • 発売日: 2002/07/19
  • メディア: DVD

親指ブレアサム

親指ブレアサム

  • 出版社/メーカー: エスピーオー
  • 発売日: 2002/07/19
  • メディア: DVD


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