SSブログ

CLIFF RICHARD『ROCK'N ROLL JUVENILE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1979年に発表されたアルバムである。1958年にレコード・デヴューをし、最初のアルバムを1959年に発表し、現在も現役シンガーとして活動を続けているイギリスのシンガー・CLIFFであるが、本アルバムはデヴュー20年を越えたところで発表した本作は久しぶりにビッグ・ヒット・シングルを生み出したアルバムである。(現在も現役と言うことから、彼のキャリアでは本作も前半に分類されてしまうというのは、ある意味凄いことでもある。)これまでにも数多くのヒット曲を生み出しているが、'70's終盤から'80'sの頭は何度かある黄金期の一つでもあり、充実したサウンドを聴かせてくれている。本アルバムはそんな時期のアルバムであるだけに、聴き応えのあるアルバムでもある。

現在はボーナストラックが追加されて全14曲が収録されたものがリリースされている。収録曲は以下の通りである。『Monday Thru' Friday』『Doing Fine』『Cities May Fall』『You Know That I Love You』『My Luck Won't Change』『Rock 'N' Roll Juvenile』『Sci-Fi』『Fallin' In Luv』『Carrie』『Hot Shot』『Language Of Love』『We Don't Talk Anymore』『Walking In The Light』『Moving In』。

本アルバムからは、何と言っても全米で7位まで上昇した『We Don't Talk Anymore』である。邦題「恋はこれっきり」と言ったら、ああ、あの曲かと思い出される方もいらっしゃるでしょうね。この曲は1980年のBillboard年間シングル・チャートでも45位にランクインしていて、久しぶりの大ヒット曲になった曲であり、日本でも知名度の高い一曲である。テンポの良いポップで有りながらもロックのリズムに乗った心地良さを与えてくれる曲である。

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、その『We Don't Talk Anymore』は外せないが、これ以外でも『Monday Thru' Friday』『Sci-Fi』『Fallin' In Luv』『Language Of Love』という聴かせてくれる曲が嬉しい所であり、これらをピックアップしておく。また、アルバム・タイトル・ナンバーの『Rock 'N' Roll Juvenile』もお薦めです。

テンポの良さがあり、ポップな路線のサウンドはとても聴きやすいものであるが、それだけではなく、優しく聴かせてくれる所は聴かせてくれるし、エネルギッシュな曲はとことんエネルギッシュであり、ノリの良い曲はノリがよい、ということで、長いキャリアから来る巧さもしっかりと発揮している。(『We Don't Talk Anymore』はまさにそんな巧さ、本アルバムの持っている良い所が結実した一曲でもある。)あまりにも数多くのアルバムをリリースしているため、これから彼のサウンドを聴こうとすれば、ベスト盤から入るのが良いだろうが、本アルバムは忘れずに聴いてもらいたいオリジナル・アルバムの一つである。

 

Rock'n'Roll Juvenile

Rock'n'Roll Juvenile

  • アーティスト: Cliff Richard
  • 出版社/メーカー: Emi
  • 発売日: 2001/07/09
  • メディア: CD


コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

ケータイ刑事銭形雷13話[改訂版] [ケータイ刑事]

年末年始で2週間のお休みがあったため、BS-iの「銭形零」の話数と並んでしまいました。新年は第一クールの最後の1本である13話からということになりました。で、今回の第13話の物語は前回の2本立てという内容が続くと同時に、「ケータイ刑事」史上初の試みである「活弁」の後編でもある。物語は「雷が凶器? ~森田正光殺人事件」と「えっ!?この人が犯人? ~晴れときどき殺人事件」であるが、映像は前回と全く同じものであり、活弁によって同じ映像のものが全く別の物語となっている。(「恋日」でも活弁によって同じ映像を別の物語にしたと言うことがありましたが、2回続けてとなると、これはTV史上でも初めてでしょう。)また、それぞれの物語を「A/B面」と扱うのも前回と同じである。(と言っても、今回の「A面」は、前回の「A面」の物語と内容は同じ(多少、アレンジした所はありますが...)で、雷ちゃんの活弁による物語です。)

前回に続いて同じ映像を使うということで、これは完全な「経費削減策」というように解釈できるが、この物語の撮影時期といえば、「ケータイ刑事 THE MOVIE」が劇場公開中(関西や北海道などは除く)であり、時間的にも何とか空けたかったのでしょうね。が、今回のA面によって、雷を演じる早織ちゃんに意外な才能があることが分かり、結果的には良い方に転びました。

尚、「鑑識メモ」も同じ映像であるが、「活弁」によって内容は全く別物になっている。ということで、今回の趣向にもピッタリ合っています。

この記事のタイトルに「[改訂版]」と付いているのは、BS-iの本放送時に記したものをベースにして加筆を行っているためです。(BS-iの放送時に記したものはその物語が最新作であった時に記したものですが、今回は「銭形雷」全40話まで見た後なので、全体を見通した観点からも追記しています。)BS-iの本放送時に記したものと合わせてご覧頂ければ幸いです。(BS-iでの放送時に記したものは、ここをクリックして下さい。)ということで、いつものように、長文&(今更ながらの)ネタバレありで、本編に行きます。

まずはAパートの「A面」の「雷が凶器? ~森田正光殺人事件」から。最初に雷ちゃんが「本日の「ケータイ刑事」は、私、銭形雷が活弁します。活弁を知らない人でも見てくれたら分かります」と説明してくれるが、映像の方は既に森田さんの顔が流れている。で、「では、おっほん!」と言ってから物語に突入します。(内容は、12話のAパートと同じなので、詳しくは、ここをクリックして、そちらをご覧下さい。)


以下は、多少アレンジされた部分のみを記しています。尚、状況の追加説明もありますが、それらは物語の進行上のものなので省略します。

  • 雷ちゃんとトミーが5人の所に歩み寄る最初の所で、二人が歩き始めると「スタスタスタスタ」という足音を口で言ってくれます。
  • 柴田が逆立ちして、トミーがその足を開こうとしている所で、雷ちゃんがその足に軽くチョップするところで「チョンチョンチョン」という効果音を口で言ってくれます。
  • 雷ちゃんの口上で「雷鳴轟く積乱雲。」に続いて稲妻ストラップを握るところで「ギュキュッ」、「何枚腹巻き重ねても、悪のおへそは逃がさない」に続いて稲妻スティックを伸ばす所で「ズバッ」、「私の稲妻でしびれなさい!」に続いてポーズを決める所で「トトト、トリャア」「ピュピュピュピューン」「ドッカーン」という効果音を口で言ってくれます。
  • 事件解決後の雷ちゃんとトミーの会話で「時間の問題ですか?」と雷ちゃんが言った後のトミーの返事が「違うよ、後は丸々僕が活弁しなきゃいけないんだよ。もう一度台本読んでおかないと...」と言うものになり、その後の雷ちゃんの台詞も「みなさ~ん、それではおまちかね。残り15分は岡野さんの活弁でお楽しみ下さい」というものに変わりました。

で、「A面」は終了です。

続いてBパート(B面)に行きます。こちらはトミーの活弁であり、トミーが登場して「さあて、お待たせいたしました。最後の締めの活弁は、この岡野富夫がやらせていただきます。みなさ~ん、トミーの活弁にしびれなさい」と言ってスタートです。で、サブタイトルとして「えっ!?この人が犯人? ~晴れときどき殺人事件」と出る。

森田さんの写真が出ると、「この男、ゼスチャー・ゲーム世界大会優勝者・森田正光。一世を風靡するエアギターとちょっと下火になったゼスチャー・ゲームの融合を果たすべく、出身小学校の同窓会も兼ねたパーティで、エアーギター世界選手権出場を発表した」という所から始まる。で、「銭形雷」の主題歌るんるん「明日吹く風」をプレイしている。(紹介テロップは「ゼスチャーキング・森田正光」と出る。)その同窓会の場にやってきた雷ちゃんとトミー。雷ちゃんはそのプレイを見ながらトミーに「ねえパパ、あれが今回のターゲット?」と言う。これに「ゼスチャー業界ではちょっとした有名人さ」と答えるトミー。(ということで、この二人は怪しい人物になっています。)「そんな有名人、狙って大丈夫かしら?パパの計画は完璧だと思うけど...」と心配する雷ちゃんに、トミーは「ニセの身分証明書をいっぱい持ってきたんだが、どれを使おうかな」と雷ちゃんに尋ねる。これに「刑事に化けましょう」と答える雷ちゃん。

そうしている内に森田さんのプレイが終了し、拍手の中、同級生たちの元に歩み寄る森田さん。まずは「ナンバーワンホスト・金剛地武志」が「クレイジー、お前、マジ、ぶっ飛んでるよ」と興奮して言葉を掛けるが「こんなのゼスチャーの応用に過ぎませんよ」と軽く言う森田。続いて赤いセーターの「森田の妻・渡邉睦月」が「別居して2年、別れようと思ったけど惚れ直しちゃったわ」と言う。続いてはベイスターズのユニフォームを着ている「草野球チーム監督・佐々木浩久」が「ケータイ刑事THE MOVIE」のチラシを手にして「「ケータイ刑事THE MOVIE」大ヒット」と言っている。最後は「ロックミュージシャン・丹羽多聞アンドリウ」は「あんなプレイを見せられたら本職のミュージシャンも形無しさ。夏のロックフェスでもトリはお前に決定だよ。お前は俺たちの誇りだぜ」と言っている一同は小学校の同級生なのである。

すると睦月が雷ちゃんとトミーの方を見て「そこにいる人、あなた見覚えある?」と口を開くが「あいつも同級生だったっけ?」と言う言葉に「あの子が?」とぼけてくれるのはお約束。で「バカ言うなよ、その隣の男の方だよ」と言っていると、二人がみんなの所に歩み寄ってくる。トミーは警察手帳を見せながら「給食係だった岡野ですよ」と挨拶。続いて雷ちゃんが「の雷です」と自己紹介、(ここでは親子ということになっている雷ちゃんとトミーです。)「お前、卒業以来じゃないか」と金剛地が言うが、森田が「ドッキリ成功だ」とここで言う。すると「えっ?ドッキリ?」驚く一同。

トミーは内ポケットから黒い封筒を取り出すと「これ、ほらっ」と言ってからそれを読み始める。「4/1、本日、同窓会で重大発表あり。同窓会をないがしろにする者には必ず天罰が下るだろう。それともう一つ。睦月、戻ってきてくれよ~。やり直そう。正光」という文面だった。(森田からのメッセージでした。)これに「4/1ってエイプリルフール?」と睦月。(そういえばそうですね。BBCあたりがまたまた面白いことを発表してくれたら楽しくなりますが...)で、「天罰怖さに同窓会に来ちゃったよ」と金剛地。「僕もです」とトミーが続く。が、アンドリウは「ドッキリって、何処までが嘘なんだよ」と言って森田を見ると、「全部だよ、妻に未練はあるんだけど...」と答える森田。「エアーギター選手権出場も嘘かよ?」と言う質問に「「重大発表」と言うからにはそれなりのネタを仕込まないとね」と森田。そこに雷雷鳴が轟き、怖がる森田。「カミナリ聴くとおねしょする癖は直ってないの?」とトミーが突っ込み、森田は睦月の尻に敷かれていることが明らかになるが「恐妻家と言って下さい」と森田。で、森田の奢りでみんなは飲み始めることになる。

雷ちゃんは集まっている人たちのことを掴んだようで、「パパ、楽勝ね」と口にする。「でも、酔った勢いで昔のことを思い出されるとやっかいだなぁ」と冷静に言うトミー。で、トミーは雷ちゃんに過去を話し出す。丹羽のカンニングを先生にチクった、睦月には告白されたが好みじゃないノブふった、金剛地は給食の好き嫌いが激しくて、特に野菜がダメだった、佐々木は女子チームのマネージャーで更衣室に出入り自由で羨ましかった、ということで、「パパはみんなに恨まれているから殺されるかも」と心配するトミー。しかし「どれも大した恨みじゃないと思うけど」と雷ちゃん。(そうですね、同意します。)

そうしていると森田が突然頭を抱えながら「ああっ!すっかり忘れてた!」と叫びながら庭にあるテントに走っていく。で、そのテントの中に入ると雷落雷があり、どんっ(衝撃)爆発するテント。それを見たトミーは「大成功、予定通りだ」と口にする。

そこに、雷ちゃんの携帯から「気象庁から落雷警報」という着ボイス。携帯を開く雷ちゃんが聴いたのは「世田谷区で森田さんが落雷に打たれて死亡した模様。世田谷区の皆さんは十分気をつけてください」。(→こういうサービスがあったら便利かもしれませんね。(いや、利用しようなんて誰も思わないか...?))

森田に雷が落ちるように釣り竿を仕込んでおいたということで、早く証拠隠滅をしないといけないということで、トミーと雷ちゃんは証拠隠滅工作を始める。(これは二人の仕業でした。)で、芝生の中で、ルアーを発見したトミーはそれを手にすると、「熱帯魚だ。いや、森田だ。メタモルフォーゼしやがった」(「メタモルフォーゼ」とはドイツ語で「変身」の意味です。)と言ってそのルアーを雷ちゃんに見せる。(それにしてもどういう発想なんでしょうか?)「メタモルフォーゼ?」と聞き返す雷ちゃんに「硬直だ」と言うトミーだったが、それを聴いていない雷ちゃんは芝生に落ちている釣り竿を発見し「釣り竿があったわ」と言ってそれを回収する。が、これを「特殊警棒ってことで...」と閃き、更に一企みしようと考えた。

パーティ会場に戻った雷ちゃんとトミー。「同窓会が葬式に早変わりかよ...」と丹羽。で、「おい、岡野、香典代貸してくれよ」と言うが「嫌だよ」と拒否するトミーだったが、「お前には貸しがあったな」と言われて困るトミーは「それとこれは別じゃないか。お金もないし...」とトミー。で、手にしている釣り竿を見て「これを売れば何とかなるかも...」と考え始める。「金、無いのか?」と丹羽が言うと、雷ちゃんが助け船を出す。「ちょっと、パパは刑事なのよ。ゆすりたかりは立派な犯罪です。そんなことしてると、警棒でぶっちゃうから」と言って釣り竿を振るう。しかしこれに睦月が「ちょっと、小娘は黙っててちょうだい」と制し、「私、今でも岡野くんとのファーストキス、忘れてないんだから...」と言うが、トミーは「いやいやいや、僕はまだね、メガネっ子が好きなんですよ」と宥める。これに「うん」と言って頷く雷ちゃん。しかし、金剛地は金剛地で「とにかく、俺にも香典代貸してくれよ。食べ物の恨みに時効はないんだよ」と言って、トミーに香典代を借りようとするし、丹羽も「刑事だからって何だって言うんだ。いつも正義感ぶりやがって。あの時お前だってカンニングしてたじゃないか」とぶちまける。(トミーは今でも嫌われ者でありました。)

一旦退散して、庭で改めて捜し物をする雷ちゃんとトミー。「本当の刑事だったら、あいつらみんな撃ち殺してやる」と呟いているトミー。(刑事であってもそんなことをしたらただの殺人者になってしまいますよ。)そうしていると雷ちゃんがペットボトルを拾う。「これ、お酒かしら?飲めるかしら」と言う雷ちゃん。(未成年者は飲酒はいけません!)が、トミーがそれを奪うと「ただの水だろう」と言って後ろに放り捨ててしまう。が、「酒はもらった。頂きます」と言って旅人と名乗る変な男がそのペットボトルを拾うと飲み始める。それを見た雷ちゃんは「そのお酒、美味しいの?」と尋ねる。これに旅人は「酒じゃないって」と言ってブルブルと首を振り始める。トミーが「どんな味だ?」と尋ねると「ナマズくさい。以前、魚が入っていたとしか思えないナマズの味がする」と言い「今すぐ吐きたい」と続ける。が「トリュフがあるかも」とも口にする。トミーは「こんな所にトリュフがか?」と疑問に思うが、雷ちゃんが手を叩いて「そうだ、私、トリュフを食べてみたい。お願いします」と言いだす。で、旅人と名乗った変な男が突然逆立ちを始め、それを受け止めたトミーは「人間ドリル」と言ってトリュフを掘ろうとする。

夜、同級生たちはまだいて話をしていた。「もしかしてよ、嫌われ者の岡野がみんなに復讐を...」と考えていたが、カミナリが轟く音がする。そして雷ちゃんが現れると、「余計なことは言いっこなし。現代人の悩みの種は一にも二にも健康問題。みなさん、健康管理してますか?ただいまより、検査いたします。息を吸って、はいっ、止めて!」(この口上、意外と映像にあっています!)で、金剛地に雷稲妻が落とされてしびれる。煙を噴きながらも立ち上がった金剛地は「記憶が飛んだ...」と口にする。雷ちゃんは「レントゲン検査です、金剛地さん」と冷静に言う。「何で、俺だけなの?」と尋ねる金剛地に、「あなたは食べ物の好き嫌いが激しく栄養が偏っている、またホスト。仕事とはいえ、毎晩お酒を飲んでいるようではそろそろ検査が必要。衝撃で少しぐらい記憶が飛んでも、背に腹は代えられません。幸い、全身に問題はないようです」と検査をした理由とその結果を語る。(でも、一瞬で検査結果が分かるものなの?→詐欺師だから、適当なことを言っているだけですね...)

これに「確かに、健康が確認できたのはありがたいが、気になるなぁ、さっき、何を話していたんだっけ?」と飛んでしまった記憶のことが気になっていた。で、雷ちゃんは「森田さんにリクエストしたビンゴゲームのことでしょう」と上手いこと話を運んでいく。そして「こんな話をしてたはず」と言って、森田が落雷を受ける前に金剛地が森田と話していたことはこうだったと言う。金剛地は酒に酔ってきて、家が遠いということと天気が余り良くないと言うことで帰ろうと思っていたが、ビンゴゲームの用意をしていたことを森田に語った。するとそのことをすっかり忘れていた森田がテントに走っていったのだった。で、庭で拾ったペットボトルを示し、「この中にビンゴの景品デンキナマズが入っていました。メス」と雷ちゃん。これに対して金剛地は「やはり、デンキナマズのマリリンか...」と呟くと、トミーが「テントにナマズを取りに行った森田さんはまんまと...」が、ここで慌てて「偶然、雷が...」と上手いこと誤魔化すと、「ビンゴしちゃったわけ...」と金剛地。これに「あなたのリクエストですね?」と雷ちゃんが尋ねる。「そうだ、雷神様にね。森田はエレキが大好きだったんだ」とその理由を口にする。するとトミーは手錠を手にして「くだらん駄洒落を言ってると逮捕しちゃうぞ」と言って金剛地を逮捕しようとする。(→駄洒落で逮捕なら、あなたは毎回逮捕されてますよ...)

すると丹羽が「待ってくれよ、駄洒落は罪じゃないよ」と言ってトミーを止めようとする。(これは正論です。)それから森田が大好きだったと言うことで「追悼のゼスチャーをしましょう」と雷ちゃんの提案で、金剛地がゼスチャー(エアーギターのプレイ)をすることになる。こうして雷ちゃんとトミーの企みはなし崩し的に隠蔽されたのであった。何も知らない金剛地は願いを込めてゼスチャーをした。

会場を後にした雷ちゃんとトミー。「上手く誤魔化せたわ。これで森田さんの保険金が手に入るわね、パパ」と喜んでいる雷ちゃん。これに「受取人はお前だよ、ハニー」とトミー。というのは、トミーは同級生全員に保険を掛けていて、自分だけ入っていないと分かると怪しまれるから、自分にもみんなと同じ1億円の保険を掛けたのでした。雷ちゃんは「皆さん、これで完全犯罪成立です。次の犠牲者はパパにしようかな」って言って笑顔を見せました。→そういうことをしていると、本家の四姉妹(伝説の四姉妹、)が現れて、とっ捕まえられることでしょう...

今回の物語は、前回に続いて同じ映像を使った物語でしたが、「活弁」によって全く違う内容になり、面白さを出してくれました。悪く言えば「手抜き」と言うことになってしまいますが、流石はBS-iですね、地上波だとこんなことは出来ないですし、それを面白くしてくれるのはやはり「ケー刑事」です。また、今回の活弁では、声色を使い分ける早織ちゃんですが、声優さんとしても大きな可能性を持っていることを感じさせてくれました、(やっぱり、「銭形継承者はただ者ではないですね。)

ということで、「迷走した「銭形雷」第1クール」(DVD BOX1に収録分)はこれにて打ち止めとなり、第2クールに突入していきます。(第2クールになると、その「迷走」もなくなり、面白さが一段と増してきます。また、港区赤坂の時空の歪みも一段と進みます。)考えたら、同一コンビで2クール目に突入するのは「」「・2nd.」に続いて3作目ですが、よくよく考えたら、これらの作品の銭形は、年齢は17歳、階級は「警視正」ということが共通しています。(舞は16歳、零は13歳、階級は共に「警視」でした。)そして、この2クール作品はいずれもが「ケー刑事のぴかぴか(新しい)黄金コンビ」と言われるコンビネーションの良さを発揮している作品です。

次回は、第14話「わたしの色気でとろけなさい! ~新人女優殺人事件」ですが、何と言っても「イエデン刑事小銭形パイ」が全てです。喜多嶋舞さんのセーラー服姿というのも、小銭形パイの設定を知れば納得できます。そして、雷ちゃんの得意(?)の台詞「パクり」も飛び出します。これまでにも色々と映画やテレビ番組のパロディをやった「ケー刑事」ですが、遂にセルフ・パロディにまで進出することになりますが、セルフ・パロディが出来るというのは人気がないと出来ないことでもあります。(尚、この「イエデン刑事」はスピンオフさせて欲しいものですが、いくら何でもこれは無理ですよね...(2代目候補としたら、宝積有香さんが最適だと思いますが...))また、主題歌の「♪パイパイパイパパイ~」は是非とも(今後リリースされるであろう)サントラ盤2に収録して欲しいところです。(MBSの放送は、繰り下がって27時からの放送なので、ご注意を!)

鑑識メモ。ここも前回と全く同一の映像が使われている。つまり、柴田太郎と柴田束志が並んで登場する。しかしここも活弁(山田広野)による内容は別物である。で、太郎が「奥様、あなたの太郎です」という所でスタート。これに束志が「何言ってるの、私たちつきあっています」と秘密を暴露する。これにめげず、太郎は「本日の商品は何?」と言い、テレビショッピングとなる。今回の商品は「おばけみかん」。が、何処にもみかんは登場しない。ということで、太郎が「手ぶらでやっているから怪しいのね」と自ら口にする。束志はそんなことよりも太郎がカメラに近づきすぎということで文句を言うが、締めは「来週も見てね」でした。

この後、BS-iの放送時は雷ちゃんによる「私の稲妻でしびれなさい」という着ボイスのDL(DoCoMoに限られる。)のお知らせなのだが、次回からは放送曜日が変わる(これまでは日曜23時だったが、土曜23時に移動する。)ということで、「放送曜日変更のお知らせ」ということになりました。映像はいつもと同じもので、DLのURLもいつものようにテロップとして出ていていましたが、今回の「活弁」によって内容を変えるということにマッチさせたものでした。「私の稲妻でしびれなさい」という部分が「毎週土曜日夜11時」に変わっていて、雷ちゃんがその案内をしてくれました。(これは一度きりのお宝映像ですね。)が、MBSの放送では「時間変更」も無いので、この部分は当然のように流れませんでした。

 

今回の物語まではBOX-1に収録です。

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/12/22
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2007/01/26
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2007/02/23
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形雷/小出早織style

ケータイ刑事 銭形雷/小出早織style

  • 出版社/メーカー:
  • メディア: おもちゃ&ホビー
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック

  • アーティスト: サントラ, ナミ&チヨ
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
  • 発売日: 2006/02/01
  • メディア: CD
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 スタンダード・エディション

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 スタンダード・エディション

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 プレミアム・エディション

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 プレミアム・エディション

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 (HD-DVD)

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 (HD-DVD)

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD

↓「ゼスチャー」と言えば、これに収録されている第17話(2nd.4話)は大傑作です。
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/02/25
  • メディア: DVD
↓「活弁」ということで...

活弁時代

  • 作者: 御園 京平
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1990/03
  • メディア: 新書

名古屋活弁一代―庶民が見たもう一つの現代史

  • 作者: 水野 栄三郎
  • 出版社/メーカー: 風媒社
  • 発売日: 1995/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

もう一つの映画史―活弁の時代

  • 作者: 吉田 智恵男
  • 出版社/メーカー: 時事通信社
  • 発売日: 1978/08
  • メディア: -
山田広野の活弁天国 vol.1

山田広野の活弁天国 vol.1

  • 出版社/メーカー: アップリンク
  • 発売日: 2004/06/25
  • メディア: DVD
山田広野の活弁天国 vol.2

山田広野の活弁天国 vol.2

  • 出版社/メーカー: アップリンク
  • 発売日: 2004/06/25
  • メディア: DVD
山田広野の活弁天国 DVD-SET

山田広野の活弁天国 DVD-SET

  • 出版社/メーカー: アップリンク
  • 発売日: 2004/06/25
  • メディア: DVD
↓「エアギター」ということで
エアギター オフィシャル・ガイドブック

エアギター オフィシャル・ガイドブック

  • 作者: かながわIQ
  • 出版社/メーカー: トランスワールドジャパン
  • 発売日: 2006/08
  • メディア: 単行本
エアギターバイブルDVD 疾風伝説エアギターハイスクール~女子校篇~

エアギターバイブルDVD 疾風伝説エアギターハイスクール~女子校篇~

  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2006/06/21
  • メディア: DVD
エアギターバイブルDVD 疾風伝説エアギターハイスクール~男子校篇~

エアギターバイブルDVD 疾風伝説エアギターハイスクール~男子校篇~

  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2006/06/21
  • メディア: DVD

↓「落雷」に気をつけましょう。こういうので学びましょう。

安全な学校生活を考える本 (8)

安全な学校生活を考える本 (8)

  • 作者: 川辺 重彦, 岩切 玲子
  • 出版社/メーカー: 小峰書店
  • 発売日: 2002/04
  • メディア: 大型本

山と雪の墓標―松本深志高校生徒落雷遭難の記録 (1970年)

  • 作者: 春日 俊吉
  • 出版社/メーカー: 有峰書店
  • 発売日: 1970
  • メディア: -

西穂高岳落雷遭難事故調査報告書 (1969年)

  • 作者: 松本深志高等学校
  • 出版社/メーカー: 松本深志高等学校
  • 発売日: 1969
  • メディア: -

↓「メタモルフォーゼ」と言えばこの作品が思い出されます。

美少女仮面ポワトリン VOL.5

全5巻です。

美少女仮面ポワトリン VOL.5

  • 出版社/メーカー: 東映
  • 発売日: 2006/05/21
  • メディア: DVD

↓こういうのは如何?

完全カンニング・マニュアル―どんな試験でもラクラク合格!

  • 作者: 有栖 脱兎
  • 出版社/メーカー: 第三書館
  • 発売日: 1997/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

カンニング~日本国全てにキレる!~

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: コアマガジン
  • 発売日: 2006/02
  • メディア: 単行本



コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

CRYSTAL GAYLE『MISS THE MISSISSIPPI』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1979年に発表されたアルバムであり、彼女の透明感のあるボーカルをたっぷりと聴かせてくれるアルバムである。元々、カントリー系のボーカル・ナンバーをたっぷりと聴かせてくれる彼女であるが、'80'sの声を間近にしても、その透明感のあるボーカルは健在である。で、固定ファンがいる彼女のアルバムと言うことで、本アルバムは1980年のBillboard年間アルバム・チャートでも82位にランクインし、レギュラー・チャートでは最高位36位を記録している。(最高位がこの位置では、ある程度のロング・セラーとならないと、年間アルバム・チャートのTOP 100にはランクインしないが、しっかりと固定ファンがいる彼女らしく、ロングセラーとなっている。)

収録されているのは以下の全10曲である。『Half The Way』『Other Side Of Me』『Room For One More』『Don't Go My Love』『Dancing The Night Away』『It's Like We Never Said Goodbye』『Blue Side』『Little Bit Of The Rain』『Danger Zone』『Miss The Mississippi And You』。

この中から筆者のお薦め曲をピックアップすると、『Other Side Of Me』『Don't Go My Love』『Dancing The Night Away』『Danger Zone』とアルバム・タイトル・ナンバーでもある『Miss The Mississippi And You』。とにかく、彼女の透明感のある綺麗なボーカルにはうっとりと聴き惚れるだけである。また、メロディ・ラインの方も綺麗な曲が並んでいて、女性ボーカル・アルバムとしても聴き入ってしまうものである。

サウンドはカントリー系のアコースティック系サウンドであるが、とても聴きやすいものであり、ボーカルがお好きな方にはお薦めのなかなか良いアルバムである。派手さやノリの良さを求める方には向きませんが、大人の落ち着いたところがあり、大人の鑑賞に堪える佳曲集でもある。(ビッグ・ヒットには鳴らなかったが、ロング・セラーになるのも、聴いたらその理由が分かります。)こういう落ち着いたアルバムはじっくりと聴き込んでもらいたいところである。

 

Miss the Mississippi

  • アーティスト: Crystal Gayle
  • 出版社/メーカー: Castle
  • 発売日: 1991/10/08
  • メディア: CD

↓ピックアップしたアルバムがジャケット写真がないので、ベスト盤もピックアップしておきます。

The Best of Crystal Gayle

The Best of Crystal Gayle

  • アーティスト: Crystal Gayle
  • 出版社/メーカー: Rhino
  • 発売日: 2002/03/19
  • メディア: CD

The Best of Crystal Gayle

The Best of Crystal Gayle

  • アーティスト: Crystal Gayle
  • 出版社/メーカー: Curb
  • 発売日: 1993/10/05
  • メディア: CD

The Best of Crystal Gayle

The Best of Crystal Gayle

  • アーティスト: Crystal Gayle
  • 出版社/メーカー: Madacy
  • 発売日: 2001/06/26
  • メディア: CD

Best of Crystal Gayle

Best of Crystal Gayle

  • アーティスト: Crystal Gayle
  • 出版社/メーカー: Emi Gold
  • 発売日: 2005/08/08
  • メディア: CD


コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

CYNDI LAUPER『TIME AFTER TIME: THE BEST OF CYNDI LAUPER』 [音楽(洋楽)]

表題のベスト盤は2001年にリリースされたものである。彼女はMADONNAと共に'80'sの音楽シーンをリードするダンサブルな曲を多くヒットさせてきたが、本アルバムはそんな'80'sのヒット曲を中心にした選曲が成されていて、'80'sサウンドの楽しさを大いに感じられるベスト盤である。基本的に、彼女の放ったヒット曲は抑えてあるので、彼女を知るには最適の一枚であると共に、彼女の代表曲が詰まっていると言うことで、彼女のアルバムを殆ど持っていても、ダイジェスト集として別に持っていたくなる内容である。(BOXセットではないベスト盤でこのように思うものというのは、以外とないものです。)

収録曲は以下の全15曲である。『Girls Just Want To Have Fun』『She Bop』『I Drove All Night』『What's Going On』『Time After Time』『True Colors』『All Through The Night』『World Is Stone』『I Don't Want To Be Your Friend』『Goonies 'R' Good Enough』『Maybe He'll Know』『When You Were Mine』『Iko Iko』『Change Of Heart』『Hey Now (Girls Just Want To Have Fun)』。

CYNDIと言えば、やっぱりこの曲と言うべき『Girls Just Want To Have Fun』で幕が上がる楽しい世界であるが、何度聞いてもこの曲は楽しいですね。この一曲でカラフルでポップな世界に一気に引き込んでくれるが、ここから彼女の世界が怒濤のように押し寄せてくる。続く『She Bop』ではポップなサウンドに少しロックのエッセンスがかかったものになるが、明るくポップな所は彼女らしいものである。そんな中、『Time After Time』はたっぷりと聴かせてくれるスローなテンポの一曲で、明るく楽しいダンサブルなポップ・ナンバーだけでない所に味を感じるが、これも彼女の魅力の一つである。その後もヒット曲がたっぷりと続くということで、聴き慣れた曲ばかりであるが、それだけに落ち着いて聴くことが出来るというのも嬉しいところである。そして、ラストを締めくくるのが『Hey Now (Girls Just Want To Have Fun)』というのもまた嬉しい所である。

この内容では、お薦め曲はどれだ、というのは無理である。全ての曲がお薦め曲ということになり、どの曲を削るかということは不可能なことである。逆に言えば、彼女のサウンドを堪能するには必要不可欠な曲ばかりということでもある。

'80'sサウンドを知らないという方が、CYNDI LAUPERをこれから聴こうというのであれば、まさにピッタリのベスト盤であり、本ベスト盤から入り、それぞれのオリジナル・アルバムに接していくというのは良い選択でしょうね。また、1枚でも彼女のアルバムを持っているという方には、彼女のエッセンスが詰まった一枚ということで、ライブラリーに追加されることをお薦めしたいベスト盤である。そして、'80'sのダンス・チューンがお好きな方も、持っていて当然と言うべきベスト盤である。下手な'80'sのヒット曲を集めたオムニバス盤を購入しようというのなら、本ベスト盤を入手するべきですよ。

 

Time After Time: The Best of Cyndi Lauper

Time After Time: The Best of Cyndi Lauper

  • アーティスト: Cyndi Lauper
  • 出版社/メーカー: Columbia
  • 発売日: 2001/08/27
  • メディア: CD


コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。