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GO-GO'S『TALK SHOW』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1984年に発表された彼女たちの3rd.アルバムである。1st.アルバムが大ヒットを記録し、シングルの方も次々とヒットを記録していた彼女たちであるが、本アルバムはその集大成のようなアルバムとなっていて、まさにここまで('80's中盤)が彼女たちの全盛期であり、それを象徴する元気の良いロック・サウンドを聴かせてくれるアルバムである。(この後は、彼女たちを目標にして、雨後の竹の子のように次々とガールズ・バンドが登場してくるようになり、そちらに次第に人気を奪われていく...)本アルバムも、当然のように大ヒットを記録していて、1984年のBillboard年間アルバム・チャートでは50位、レギュラー・チャートでは最高位18位を記録している。

収録曲は以下の全10曲である。『Head Over Heels』『Turn To You』『You Thought』『Beneath The Blue Sky』『Forget That Day』『I'm The Only One』『Yes Or No』『Capture The Light』『I'm With You』『Mercenary』。

この中からは、彼女たちの代表曲の一つで、ライブではお馴染みの『Head Over Heels』がシングル・カットされて大ヒットしていて、1984年のBillboard年間シングル・チャートで88位、レギュラー・チャートでは最高位11位を記録している。

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、シングル・ヒットをした『Head Over Heels』は外すことは出来ないが、それ以外でもノリの良い彼女たちらしいサウンドを聴かせてくれる『Turn To You』と『You Thought』、更には『I'm The Only One』と共に、彼女たちにしては珍しいバラード・ナンバーの『Mercenary』も忘れずにピックアップしておく。

本アルバムが発表された頃になると、彼女たち以外にもブレークしたガールズ・バンドが現れ、どうしてもそういうニューフェースの方に注目が集まってしまうのだが、姉貴格として彼女たちは本アルバムで存在感を示すことになった。が、彼女たちの黄金期は本アルバムまでで、この後はメンバーがソロ活動を始めたりして、光も失っていくことになる。が、本アルバムは'80's後半に隆盛を迎えることになるガールズ・バンドの中でも、存在感があり、貫禄が違う別格のものである。2nd.アルバム「VACATION」を含めて、本アルバムまでの3枚のアルバムは、'80'sサウンドを語る上では欠かすことの出来ないものであり、じっくりと聴いてもらいたいアルバムである。

 

Talk Show

Talk Show

  • アーティスト: The Go-Go's
  • 出版社/メーカー: IRS
  • 発売日: 1999/07/13
  • メディア: CD


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デビルシャドー#3 [特撮]

前回、物語の基本設定の縦糸と横糸が明らかになったものの、まだまだ分からない謎があった(特に、澪の周囲に関して)が、今回はその説明が行われた。これによって、物語の骨格までがやっとはっきりしました。(でも、そのおかげで今回もアクション無し、語りの多い物語でした。)それと、今回はやっと結花姉ちゃん(=澪の母・那美)も登場してくれました。(写真だけでしたが...)

前回のラストで、澪の力によって市民に発砲する警官を倒したが、その続きから。澪と水穂はその場から走って逃げた。水穂は「アンタがやったのは犯罪だ」と言って澪を責める。しかし澪は「あんな奴、死ねばいい」と返す。水穂は「私たちが倒すのは悪魔だと」言うが「悪魔のような人間の方が多い」「力があるなら、そっちに使った方が良い」と全く悪びれた様子はない。そこに「それは言えるわね」と涼子が姿を現し自己紹介。涼子は、澪が言っていることは正しいと思うが、悪魔を倒さなければ助けたいと思っている人も助けられない、と言って部分的には賛同する。これに澪は「そんなの、私には関係ない」と言って去ってしまう。

重岡は本城に連れられて佐久間に会っていた。佐久間もかつて薔薇十字団にいたが、悪魔に魂を売った男である。重岡は榊に早く合わせろ、と要求するが、「事が収まれば」と本城。で、一応重岡を連れて行く。

家に戻った澪。水穂は「お母さんに、これを澪に渡すように頼まれていたんだ」と言って一枚の写真を渡す。そこには水穂の母、澪のじいちゃん、澪の母、そしてもう一人男が写っていた。澪の母を指さして「これが澪のお母さんだろう」と言う水穂だったが、澪は初めて母の姿を見たのだった。澪は源三から、母は澪を生んだら直ぐに事故で死んだと聞かされていたのだった。そのことを知って源三に確かめる澪。更に、薔薇十字団のことも全く聞かされていなかった理由も問う。これに源三は「どうしようもなかった」と答える。母は何処にいるのかと尋ねる澪に「もう、この世にはいない。那美は、お前の母さんは勇敢な戦士だった。優しい母親でもあった」と口にするが、それ以上の事は言わず、「誰にも言うな」と口止めをする。

そうしていると、刑事が来たと言って木田が伝える。榊が動いたのだった。源三は「何も間違ったことはしておらん。神のために働いているだけだ。那美もそうだった」と言い残すと、そのまま刑事に連れられて行った。

翌朝、木田は裏切り者がいると源三が行ったことを涼子に伝え、重岡の名前を口にする。が、涼子は「十字団の中に、榊に寝返った人間は他にもいる。佐久間と本城美沙、鬼頭さんも」と口にする。ということで、現在は殆ど壊滅状態になった薔薇十字団のことをもっと詳しく、涼子は知っているようです。で、源三の同行を調べると言って、澪と水穂のことを木田に託して出て行った。で、その涼子は切人と会っていた。が、多くは語らない。「危険だから今は言えない」と言うが、色々と知っているようです。

澪は水穂に榊のことを尋ねる。水穂は余り知らなかったが、元は薔薇十字団のメンバーで、源三、那美、水穂の母と一緒だったらしいと答える。で、澪と水穂は木田に榊のことを尋ねる。また、澪は水穂から渡された写真を木田に示す。で、そこに写っていたもう一人の男は鬼頭であり、那美とパートナーを組んでいたと知る。で、木田は澪に説明する。「源三は榊に捕まった」「那美は榊に殺されたと聞いている」で、動揺する澪。木田は更に語る。「日本を闇の世界から救うには榊を倒さなければならない」「榊の正体は悪魔そのもの」これを聴いた澪は更に動揺するが、心には変化が現れる。また、水穂の母も榊に殺されたらしい、とも語る。そして、木田は榊の狙いが「デビルシャドー」であり、これに関する秘密を澪と水穂に語る。デビルシャドーを呼び起こすには「魔神剣」が必要、源三が魔神剣の行方を知っている。ということで、ようやく澪も(謎は残っているものの)全てのことを知った。

榊は源三を確保したと報告を受けるが、切人の動向を気にしていた。で、拘束された源三の前に姿を現した。で、魔神剣の行方を問い「早く教えないと、可愛い娘が死にますよ」と迫る。が、「澪には手を出すな」と源三。

まだまだ、色々と秘密)が残っているものの、これで嫌気が差していた澪が戦いに入っていく下地が描かれ、次回からはようやく期待できそうです。とにかく、全12話の1/4が説明中心という形で終了してしまったが、こういうのはちょっと考えて欲しいところである。(これが2クールとか1年続く作品ならまだ良いんですけど...)「悪魔」「天使」「神」という設定を取り入れている以上、ある程度の説明は必要であろうが、この辺りを分かりやすくして物語を進めていかないと、売りのアクションが期待はずれになってしまうだけである。(まあ、この辺りが課題ですね。)

次回は水穂に異変があるようで、少しはアクションを見せてくれそうです。

ところで、ふと思ったのだが、主演の阿井莉沙(あい・りさ)、漢字で記しても、平仮名で記しても(勿論カタカナで記しても)、共に4文字ですが、夏帆(かほ)ちゃんのように名前だけならばいざ知らず、苗字と名前を合わせてこういう名前というのは、ちょっと珍しくないですかねぇ。(それだけですが...)

 

↓今週は劇中で名前が出た堕天使・ルシファーに関してをピックアップ

「天使」と「悪魔」がよくわかる本 ミカエル、ルシファーからティアマト、毘沙門天まで

「天使」と「悪魔」がよくわかる本 ミカエル、ルシファーからティアマト、毘沙門天まで

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2006/09/02
  • メディア: 文庫

失われた堕天使「ルシファー」の謎

失われた堕天使「ルシファー」の謎

  • 作者: 飛鳥 昭雄, 三神 たける
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2000/06
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 
↓結花姉ちゃん関係
ゴールデン☆ベスト

ゴールデン☆ベスト

  • アーティスト: 大西結花
  • 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
  • 発売日: 2004/12/22
  • メディア: CD
くノ一忍法帖 劇場版 忍者月影抄

くノ一忍法帖 劇場版 忍者月影抄

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2005/12/07
  • メディア: DVD
夢魔

夢魔

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2002/05/24
  • メディア: DVD
かっ鳶五郎

かっ鳶五郎

  • 出版社/メーカー: ジーダス
  • 発売日: 2006/07/28
  • メディア: DVD
台風クラブ

台風クラブ

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2001/06/22
  • メディア: DVD
難波金融伝 ミナミの帝王 破産の葬列(Ver.53)(V版30)

難波金融伝 ミナミの帝王 破産の葬列(Ver.53)(V版30)

  • 出版社/メーカー: ジーダス
  • 発売日: 2006/01/27
  • メディア: DVD
スケバン刑事3 少女忍法帖伝奇 VOL.2

スケバン刑事3 少女忍法帖伝奇 VOL.2

  • 出版社/メーカー: 東映
  • 発売日: 2004/11/21
  • メディア: DVD

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GO-GO'S『BEAUTY AND THE BEAT』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1981年に発表された彼女たちの1st.アルバムである。いきなり大ヒットを記録して、'80'sという時代にガールズ・バンドのブームを巻き起こすことになった彼女たちであるが、やはり、それだけ魅力に満ちたアルバムである。が、彼女たちは、決してルックスが抜群というわけでもなく、また、プレイのテクニックもずば抜けたものを持っている訳ではない。ということで、アイドルとして祭り上げられたこともなく、メンバーのチームワークと、そこから醸し出されるストレートでシンプルなロック・サウンドが受け入れられたのである。で、本アルバムはそのサウンドが支持されて、6週連続全米No.1の座を獲得し、1982年のBillboard年間アルバム・チャートでも堂々の2位を獲得している。

収録されている曲は以下の全11曲である。『Our Lips Are Sealed』『How Much More?』『Tonite』『Lust To Love』『This Town』『We Got The Beat』『Fading Fast』『Automatic』『You Can't Walk In Your Sleep (If You Can't Sleep)』『Skidmarks On My Heart』『Can't Stop The World』。

この中からは、『Our Lips Are Sealed』がBillboardの1982年の年間シングル・チャートで63位、レギュラー・チャートでは最高位20位を記録しており、『We Got The Beat』はさらにその上を行く、レギュラー・チャートでは最高位2位、1982年のBillboard年間シングル・チャートでは25位にランクインしている。

この中からは、シングル・ヒットを記録した『Our Lips Are Sealed』と、彼女たちの代表曲の一つである『We Got The Beat』は必聴の曲であるが、それ以外でもシンプルでストレートなロックをたっぷりと聴かせてくれている。その中でもお薦めなのは『How Much More?』『This Town』『Skidmarks On My Heart』という所をピックアップしておく。

また、本アルバムはデヴュー・アルバムであるが、そういう所を全く感じさせない完成度の高さがあり、捨て曲は全くなく、たっぷりと聴かせてくれる。こういう所も'80'sのガールズ・バンドの姉貴分という貫禄があるところであり、'80's中盤以降のガールズ・バンドのサウンドを聴くという方は、GO-GO'S(特に本アルバム)を外すことは出来ないものであり、楽しいロック・サウンドを楽しみましょう!

 

Beauty and the Beat

Beauty and the Beat

  • アーティスト: The Go-Go's
  • 出版社/メーカー: IRS
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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