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GONE WITH THE WIND[DELUXE EDITION](SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1939年に製作された「風と共に去りぬ」である。この作品はハリウッド映画史に残る不滅の作品として現在まで語り継がれている伝説の作品であるので、映画に関しては何も記さなくてもお分かりであろう。ということで、ここではサントラ盤の方に着目して記す。

一応、映画データについて記しておくと、マーガレット・ミッチェル原作の不朽の名作が原作となっていて、シドニー・ハワードが脚本を書き、ヴィクター・フレミングが監督を務め、音楽はマックス・スタイナーである。出演は、スカーレットがヴィヴィアン・リー、レット・バトラーがクラーク・ゲーブルであり、その他の出演者はレスリー・ハワード、オリヴィア・デ・ハヴィランド、トーマス・ミッチェル、バーバラ・オニール、ハティ・マクダニエル、ジェーン・ダーウェル、ウォード・ボンドたちである。4時間近い超大作である。また、アカデミー賞を9部門(作品、主演女優、助演女優、監督、脚色、撮影、室内装置、編集の各賞とタールバーグ記念賞)に渡って獲得している。

ここで取り上げるサントラ盤は、通常版ではなくて「DELUXE EDITION」の方である。全56曲が2枚のDISCに収録されている超豪華な内容のサントラ盤となっていて、本当にたっぷりと堪能できるものになっている。特に、「Extended Version」ということで、長尺になったものが多数収録されているが、こういうことは本当に嬉しい限りである。で、56曲がDISC 1に27曲、DISC 2に29曲収録されている。

DISC 1の収録曲は以下の通りである。『Main Title』『Tara』『O'Hara Family』『Scarlett Prepares For The Barbecue』『Twelve Oaks』『Barbecue [Extended Version]』『Afternoon Nap』『Charles Hamilton Challenges Rhett』『In The Library』『War Is Declared/The Death Of Charles』『At The Bazaar』『Maryland, My Maryland』『Dances』『Gettysburg』『Outside The Examiner Newspaper Office』『At The Depot』『Christmas At Aunt Pitty's』『Melanie And Scarlett Tend The Wounded』『Scarlett's Promise [Extended Version]』『Train Depot [Extended Version]』『Melanie In Labor』『Rhett Returns』『Escape From Atlanta』『Soldiers In Retreat』『Rhett And Scarlett On McDonough Road』『Twelve Oaks In Ruin/Scarlett Comes Home』『I'll Never Be Hungry Again!』。

続いて、DISC 2の収録曲を記すと、以下の通りである。『Alternate Entr'acte』『Battle Montage』『Deserter』『Melanie And Scarlett [Extended Version]』『It's Over! [Extended Version]』『Frank Kennedy Asks For Sullen's Hand [Extended Version]』『Paddock Scene』『Gerald's Death [Extended Version]』『Old Folks At Home (Swanee River)』『New Store』『Scarlett In Shantytown』『Ashley And Dr. Meade/Frank's Death』『Belle Watling And Melanie』『Scarlett Gets Tipsy』『New Orleans Honeymoon』『Can-Can』『Scarlett's New Wardrobe』『Scarlett's Nightmare』『Bonnie's Birth』『Twenty Inches!』『Lumber Mill』『After The Party』『London』『Rhett And Scarlett's Fight』『Death Of Bonnie』『Melanie And Mammy』『Death Of Melanie』『Scarlett In The Mist/Rhett Leaves』『Flashback/Finale』。

DISC 1のオープニングを飾る『Main Title』はお馴染みのあのスケールの大きな一曲であり、そこから始まるとお馴染みの『Tara』をはじめ、「風去り」の名曲がズラリと並んでいる。そしてDISC 2になると嬉しいトラックが続く。元々4時間近い超大作であり一大大河ドラマであるだけに、音楽の方もバラエティに富んでいるのだが、こうしてたっぷりと聴くことが出来るのは感涙ものである。

通常版をお持ちの方も、この豪華な内容の「DELUXE EDITION」はコレクター・アイテムとして揃えておきたいものである。たっぷりと堪能しましょう!

 

Gone With The Wind: Original Motion Picture Soundtrack (Deluxe Edition)

Gone With The Wind: Original Motion Picture Soundtrack (Deluxe Edition)

  • アーティスト: Original Soundtrack
  • 出版社/メーカー: Rhino
  • 発売日: 1996/10/15
  • メディア: CD

↓通常版

Gone With The Wind: Original Motion Picture Soundtrack

Gone With The Wind: Original Motion Picture Soundtrack

  • アーティスト: Original Soundtrack
  • 出版社/メーカー: Rhino/WEA
  • 発売日: 1997/06/24
  • メディア: CD

↓映画DVD

風と共に去りぬ

風と共に去りぬ

  • 出版社/メーカー: ミックエンターテイメント株式会社
  • 発売日: 2006/12/20
  • メディア: DVD

風と共に去りぬ

1コインシリーズの超廉価版

風と共に去りぬ

  • 出版社/メーカー: ファーストトレーディング
  • 発売日: 2006/12/14
  • メディア: DVD


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「GLORIA」 [映画(洋画)]

表題の作品は1980年の映画「グロリア」である。この作品は1999年にシドニー・ルメット監督、シャロン・ストーン主演でリメイクされたのは記憶に新しい所である。'80'sになって、強い女性というのが時代の波に乗って次々と登場してきたが、本作もそんな女性を主人公にした作品の一本である。

監督と脚本はジョン・カサヴェテス、「ロッキー」シリーズでお馴染みのビル・コンティが音楽を担当している。出演は、ジーナ・ローランズ、ジョン・アダムス、バック・ヘンリー、ジュリー・カーメンたちである。尚、ジーナ・ローランズは本作でアカデミー主演女優賞にノミネートされたが、受賞はならなかった。(それだけ高い評価を得た。)また、本作はヴェネチア国際映画祭作品賞(金獅子賞)を受賞した。尚、本作がリュック・ベッソン監督の「レオン」の原形になったという話は有名である。

物語は、ハード・ボイルド調で、渋く、それでいて格好良さを感じるものである。マフィアの秘密を売ろうとして惨殺されたある一家から一人の少年を助けた中年女性のグロリア。その秘密を実はその少年が持ち出していたて、その事実を知ったマフィアは、少年を助けたグロリアを狙い始めた。グロリアは子供嫌いであり、その少年を捨てようとするが、いつしか母性本能が芽生え、少年と共にニューヨークを逃げ回るようになり、マフィアに対して立ち向かうようになるが...

とにかく、ジーナ・ローランズの演技が素晴らしい。最初は嫌みなオバサンのような印象を受けるグロリアであるが、少年・フィルと接しているうちにそれが良いように変わっていき、マフィアに立ち向かう所では、貫禄十分、母は強しという凄味を漂わせている。

この後、強い女性がスクリーンに次々と登場するようになったが、映画のヒロイン像を変えたと言って良い傑作である。たっぷりと味わうことが出来る作品である。

 

グロリア

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  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2006/09/27
  • メディア: DVD

グロリア [SUPERBIT(TM)]

グロリア [SUPERBIT(TM)]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2007/01/24
  • メディア: DVD
 
↓リメイク版です。
グロリア

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  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2003/11/19
  • メディア: DVD

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GHOST(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1990年の映画「ゴースト/ニューヨークの幻」である。この作品は日本でも大ヒットを記録したことでも有名で、デミ・ムーアの人気を決定づけた作品でもある。ファンタジックなラブ・ストーリーというのも評価が高く、その中にサスペンティックな展開とコミカルな部分とがバランス良く散りばめられていて、多くの共感を呼んだ物語である。が、驚くのは、この作品の監督が、コメディ(パロディ)映画を得意とするZAZのジェリー・ザッカーというのだから、驚いたものである。コミカルなキャラも登場するが、コメディ作品という方向に持って行かず、正統派のラブ・ストーリーであるのですから...

で、監督はジェリー・ザッカー、脚本はブルース・ジョエル・ルービン、撮影はアダム・グリーンバーグ、特撮はリチャード・エドランドとILMが協力している。また、音楽はモーリス・ジャールであるが、何と言っても『Unchained Melody』が良い味を出して物語に融け込んでいるのが秀逸である。(名曲はいつの時代でも名曲であるということをここでも感じさせてくれました。)出演はパトリック・スウェイジ、デミ・ムーア、ウーピー・ゴールドバーグ、トニー・ゴールドウィン、スーザン・ブレスロウ、マルティーナ・デグナン、リック・エイヴィルス、ヴィンセント・スキャヴェリたちである。

物語は、強盗に襲われ命を落とした男・サム。彼は幽霊となって恋人・モリーの前に現れるが、彼女には彼の存在が全く伝わらない。また彼は、自分を殺した男が、かつての自分の同僚に操られていたことを知る。また、モリーにも魔の手が伸びていることを知ると、(胡散臭いインチキ)霊媒師の力を借りて危険を彼女に伝えようとして、陰謀に立ち向かうが...

本作では、霊媒師を演じたウーピー・ゴールドバーグが絶妙の演技を見せて、アカデミー助演女優賞を獲得した。

音楽の方も、ロマンチックな曲が使われている。サントラ盤に収録されているのは以下の全10曲である。『Unchained Melody』『Ghost』『Sam』『Ditto』『Carl』『Molly』『Unchained Melody [Orchestral]』『End Credits』『Fire Escape』『Oda Mae & Carl』。

この中では、やはり『Unchained Melody』である。やはり名曲はテーマがピッタリと合うと、本当に素晴らしい世界を広げてくれるものである。その他の曲も、ファンタジックでメロウな映画にマッチしたものである。映画を鑑賞したら、じっくりと聴いてもらいたい秀作である。

 

Ghost (1990 Film)

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  • 出版社/メーカー: Varese Sarabande
  • 発売日: 1990/07/02
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ゴースト ニューヨークの幻

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  • 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
  • 発売日: 2005/03/01
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ゴースト ニューヨークの幻 スペシャル・コレクターズ・エディション

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  • 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
  • 発売日: 2004/11/26
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