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ケータイ刑事銭形雷22話[改訂版] [ケータイ刑事]

MBSの「銭形雷」の放送も1st.シリーズはあと少し。今回は第22話「気分はもうスピード!? ~バスジャック殺人事件」である。元ネタは映画「スピード」であるが、雷ちゃんが劇中でそのことをちゃんと口にする所など、本当に映画のパロディも徹底しています。また、「ケー刑事」でバスと言えば「・5話」が頭に浮かびますが、そのネタもしっかりとあって、期待を裏切りません。そしてもう一つ、「・1st.13話/2nd.22話」に登場した「海王星団」の名前も登場するが、パターンは「・2nd.3話」と同じような使われ方でした。「焼き芋・ネタ」もあるし、とにかく、第2クールになってからの「銭形雷」は路線も安定して「パロディ」路線を中心に突き進み、サービス精神にも満ちていて楽しくなります。

この記事のタイトルに「[改訂版]」と付いているのは、BS-iの本放送時に記したものをベースにして加筆を行ったためです。(BS-iの放送時に記したものはその物語が最新作であった時に記したものですが、今回は「銭形雷」全40話まで見た後なので、全体を見通した観点からも追記しています。)BS-iの本放送時に記したものと合わせてご覧頂ければ幸いです。(BS-iでの放送時に記したものは、ここをクリックして下さい。)ということで、いつものように長文&今更ながらのネタバレありで、本編に行きます。

気象予報士の試験を受けるためにバスに乗っているトミーだったが、雷ちゃんも同行している。で「どうして私が一緒に試験会場まで行かなきゃなんないんですか?」と不満そうな雷ちゃん。これに「それはね、銭形くんがいてくれると色々と心強いんでね」と答えるトミー。これに呆れ顔の雷ちゃんは(トミーの)鞄から雑誌「イナズマ」(この雑誌の表紙が雷を演じる小出早織ちゃんとなっている所は芸が細かい。)を広げて占いのページに目をやると、「今月のあなたの運勢:年下の女の子と出かけると、長年の夢が叶うかも...」と記されていた。慌てて雑誌を回収しようとするトミーだったが、それを許さない雷ちゃん。で「年下の女の子って、銭形くんのことしか思いつかなかったんだよ」と笑いながら言うトミーに「こんなことだろうと思いましたよ」と呆れ顔の雷ちゃん。しかし、トミーもちゃんと学習していて「だけどね、これ、銭形くんの好物のお芋」と言って、焼きいもを用意していた。すると雷ちゃんが笑顔に変わる。その焼き芋を手にした雷ちゃんはご機嫌になるが、更にトミーは「もう一本あるから」と言って2本目のお芋も雷ちゃんに渡し「なんなら、試験の間に...」という。すると雷ちゃんは完全に笑顔になって雑誌をトミーに返し、「しょうがないですね~」と嬉しそうな笑顔の雷ちゃんでした。

そうしているとバスは次のバス停「モンシロチョウ」(「門城町」とでも書くのでしょうか?)に停車した。でドアが開くと、覆面をした二人の男が乗ってきた。手にはナイフと銃を持っていて、「全員動くな!」と言う。「何ですか?」という運転手に「早く走らせろ!」と脅しを掛ける。で、ドアが閉まり走り出すバス。すると「このバスは我々海王星団が乗っ取った!」と宣言した。ということで、雷ちゃんとトミーの乗っているバスはバスジャックされてしまった。

「バスジャック...」と呟く雷ちゃんね「海王星団だって...」と呟くトミー。で、トミーは隙を見て犯人の一人(銃を持っている男)を取り押さえようとして立ち上がって「止めろ!私は警視庁の岡野警部だ」と言って腕を取る。しかしもう一人の犯人が、後部座席に座っていた老女を盾にして「その手を放せ。このばあさんの命ねえぞ」と言って老女の首にナイフを突きつける。(ここで「アゲハチョウですか?」と尋ねる老女が良い味を出している。(「揚羽町/上羽町」とでも書くのでしょうか?))。ということで雷ちゃんは「岡野さん、とりあえず従いましょう」と言い、それに従うトミーは犯人の手を放した。で、両手を挙げたトミーは座席に。その犯人は雷ちゃんが手にしていたお芋を一つ奪う。そこに雷ちゃんの携帯に「警視庁から入電中」と事件を知らせる入電が入る。「港区赤坂でバスジャック(バスは「ドリマックス総合病院前」行きのバスです。)事件が発生。直ちに現場に急行せよ」ということでした。これに「もうバスの中にいたりして...」と雷ちゃん。一方、トミーは「試験が始まっちゃうよ...」と言ってあきらめ顔になって...尚、雷ちゃんとトミーは手錠で繋がれていて、その手錠は座席の取っ手をくぐっていたということで、動けない状態になっていました。

犯人は運転席にある車内放送用のマイクを奪い、「これより海王星団の声明を発表する。耳の穴かっぽじってよく聴くんだ」ということで、要求を口にする。「現在拘留中である同志・荒畑任五郎を釈放せよ」これにトミーは「荒畑任五郎って確か...?」と言うと雷ちゃんが説明してくれる。「国家転覆を謀る悪の秘密結社・海王星団の首領ですよ。以前、従姉妹が逮捕したんです」(その物語は「銭形泪・1st.13話」ですね。その後も「・2nd.3話」ではこの名前が関係ない第三者に利用された事件が発生しましたし、「・2nd.22話」では海王星団の残党が登場しました。)トミーは荒畑が「首領」と言うことは知っていて「うん」と頷くが、泪ちゃんが逮捕したことまでは知らないようで「そうなの」と雷ちゃんに囁き掛けていました。犯人の要求は更に続き、「身代金200億円と空港に国外脱出用のジェット機を準備しておけよ。それと機内に弁当も積んでおけよ。幕の内弁当と、飲み物は緑茶だ。デザートはヨーグルト、カロリー控えめのやつ」と要求する。(前半の要求はよく分かるが、幕の内弁当以降は結構庶民的な要求ですね。どうせならもっと凄いものを要求したらいいのに...)で、言い終わると、雷ちゃんから奪ったお芋をパクリと口に運んだ犯人。それを見た雷ちゃんは「あっ、あたしの焼きいも...」と悔しそうな表情をみせる。(「食べ物の恨み」は怖いぞ、という表情でもありますね。特に焼き芋は銭形一族の大好物であるだけに、後が怖~い)トミーは「勝手なことを言いやがって...」と歯ぎしりして漏らし、雷ちゃんは「スケールが大きいのか小さいのか、分からないですね」とぼやく。(これには同意します。)更に老女と「人のお芋を食べるなんてねぇ」と雷ちゃんに囁き「酷いですよね~」と涙目になる雷ちゃんでした。

すると、犯人は「ゴチャゴチャ、五月蠅いんだよ」と言ってから「要求が聴き入られるまでバスを止めることは許されない。我々はこのバスの下に爆弾を仕掛けた」と言う。(「爆弾?」と驚くトミー。)犯人は続け「爆弾は速度計と連動している。スピードが40km/h以下に落ちた場合、このバスは爆発するぞ」という。(ということで、設定速度は違うものの、映画「スピード」の世界ですね。)で、爆弾のスイッチを入れる犯人。「そんなぁ...」と呆然となるトミーと雷ちゃん。

犯人が手にしているラジオから、バスジャックのニュースが流れている。(ニュースの声はマヤヤです。)「バスは都心部を離れ、北東に向かっている模様、人質の安否の確認は取れていない」と報道される。ラジオを手にしている犯人の子分は「どうしよう」と兄貴分に尋ねるが「放っておけ」と兄貴分。で、ラジオを切る。そんな中、雷ちゃんはゴソゴソとしてトミーと繋がれている手錠をヘアピンを使って外そうとしていた。そんな中、後部座席に座っていた人質の一人である乗客の西島が席から立ち上がると「おい、もういい加減にしろ。いくら何でもこれはやり過ぎだ。荒畑だか何だか知らないが我々には関係ないだろう」と声を上げる。更に西島は続けて「私はこれから社運を賭けた大事な会議があるんだ」と言うも、犯人がそれを聞き入れる訳はなく「五月蠅い、座って座っていろ!」と一蹴されてしまった。

バスは走行を続けている。雷ちゃんは「待ってくださいね、もう少しで外れますから」とトミーに囁くが、これにトミーは「そんな技、何処で覚えたんだい?」と尋ねる。でも「ひ・み・つ」と雷ちゃんは教えてくれませんでした。で「君も意外と謎の多い子ですね」とトミー。(でも、ピッキングが出来るなんて、本当に凄い女子高生です。)が、雷ちゃんには作戦があり、「それより、もうすぐトンネルです。車内は暗くなるはずですよ」(って、既に路線を外れてバスは走っているのに、これから先の道のことをよく分かっているものです。(まあ、窓から前の道が多少は見えるのでしょうが...)いや、多摩川ドイルくんのように、速度とカーブから、現在何処を走っているのかが雷ちゃんには分かるのかもしれませんね...?(「・11話」))ということで、「そこで奴らを取り押さえろと言うんだな」とトミーも作戦を分かっていた。が、西島は「そんなこと、本当にできるんですかね」と呟き、持っていたペットボトルのお茶を口にすると、「もう我慢できない」と言ってから立ち上がり、「おい、早くバスを止めろ」と言って犯人に立ち向かっていく。それに気づいた犯人も直ぐに立ち上がり、「何やってるんだよ」と西島を取り押さえようとして二人はもみ合いになる。

次の瞬間、バスはトンネルに入った。車内は真っ暗になる。(照明ぐらい付けなさいよ、普通の路線バスなんですから...)トミーは立ち上がり、手錠も外れたということで、トミーが「おい、止めろ」と言って西島を後ろから取り押さえる。直ぐにバスはトンネルから出るが、すると西島ともみ合った犯人(兄貴分)の腹にナイフが刺さっていて、彼は座席に崩れ落ちて死んでしまった。残ったもう一人の犯人は「兄貴!」と叫ぶと直ぐに銃を西島に向けて構え「お前!」と叫ぶ。すかさずトミーが間に入り「これ以上怪我人を出すのはやめよう」と言って犯人を宥めようとする。が、次の瞬間、銃を横にそらせると、犯人にパンチ!そして、奪った銃を突きつけて取り押さえることに成功する。で、犯人の覆面もはぎ取る。(トミー、これはお手柄です。やる時はしっかりとやるトミーです。→銭形のパートナーはやっぱりこういう所がないと務まりませんが、トミーもこれで、文句なくその資格を得ました。)

その間に雷ちゃんはナイフを刺された犯人を見ていて、トミーに「岡野さん、ダメです」と言う。すると西島は急に狼狽えて「ダメなの?あ、あ、あんたたちも見たでしょう。こいつがナイフ振り回すから...」と動転している。これにトミーが「あんたも何であんな無茶するんだ。自分が刺されていたかもしれないんだぞ」と今回のトミーはいつもと違ってカッコイイですね。これに雷ちゃんが「岡野さん、とにかくバスを止めましょう」と言う。するとトミーは取り押さえた犯人に向かって「爆弾を解除しろ、早く!」と言って爆弾スイッチを渡す。(左手にはしっかりと銃があります。)しかし犯人は解除方法を知らないということだった。で、トミーが問い糾すが、犯人は「海王星団」も知らなかった。ただ金になる仕事だと言われて兄貴に誘われただけで、「海王星団」と言えば警察も言うことをきくと思ったと言う。(→ということで、今回は「・2nd.3話」のパターンで、「海王星団」は名前だけでした。しかし、残党がまだ残っているだろうと言われている海王星団ですが、壊滅したはずの組織の名前がここまで通用するとなると、やっぱり恐ろしいですね。)で、トミーはやりきれないという表情になる。一方、雷ちゃんはここで「よどむ、悪の天気」(ここでAパート終了ですが、今回のAパートは9分に達していません。(主題歌終了後、物語の本編も7分弱です。)ということでBパートは17分弱ということになります。→Aパートが短いという物語は珍しいですね。)

バスは走行を続けていて、いつの間にか田園風景の中を走っていた。バスの中では雷ちゃんは捜査をしていて、トミーは携帯電話で爆発物処理班を派遣するように要請していた。で、電話を終えたトミーは雷ちゃんの側にやってきて爆発物処理班を頼んだことを口にするが、雷ちゃんは「この事件、変ですよ。海王星団を語ったり、無茶な要求を出したり、始めからチグハグです」と言い、「このバスジャックは何か別の目的があったのじゃないでしょうか」と考えた。「別の目的って?」と尋ねるトミーに「例えば...」と話し出そうとする雷ちゃんだったが、直ぐに閃いたトミーは「分かった、銭形くん」と言って雷ちゃんを遮り「こうだ!」と手を叩き、運転席まで駆けていく。(ということで、トミーの珍推理の披露となる。)

トミーは運転手の横から「この事件はバスジャック犯を殺害するのが目的だったんです。犯人は運転手さん、あなたなんです」と言う。「はぁ?何ですかいきなり...」と言う運転手。これにトミーは「あなたはバスをオートドライブモードにセッティングすると、トンネルの暗がりを利用し立ち上がり、犯人を刺した。違うか」と問いつめる。(でも、この手口、何処かで見たような...)当然、運転手は「なんで私がそんなことを...」と否定する。雷ちゃんも「ちょっと岡野さん...」と呆れ顔。トミーがこう考えるのは「最も怪しくない人物が犯人なんです。それがミステリーの基本なんだ」と言って「どうだ、どうだ、どうだ!」と自信満々だった。これに雷ちゃんはトミーの腕を掴んで後ろに引っ張っていき、座席に座らせると「あの暗さなら、運転手さんが立てば私たちにも分かったはずですよ」と言う。「それはそうですけどね...」と反論しようとするトミーだったが、「それにそのトリックならば前に使われました」と言う雷ちゃん。(そう言えば「・1st.6話」で「この番組では同じトリックは出てこない決まりになっている」と言っていた雷ちゃんです。(完全に同じトリックは出てきませんが、結構近いトリックや組み合わせ、アレンジしたものならば出てきていますけど...)トミーが口にしたのは「・5話」の「シベリア超特急殺人事件」のトリックそのままですからね...)すると「そうなの?」とトミー。で、縛り上げた犯人に笑われてしまう。(が、「何がおかしい!」とパンチを入れるトミーでした。)

一方雷ちゃんは隣に座っている西島に「西島さんでしたよね」と話しかけると、「犯人の顔に見覚えは?」と尋ねる。「無いよ、あるわけ無いだろう」と答える西島だったが「本当ですか?変ですね」と雷ちゃん。「おいおい、君は何が言いたいんだ?」と言う西島に「このバスジャックにはおかしな点が見られます。でも、それ以上におかしいのはあなたの行動です」と雷ちゃん。どうしてあんなにムキになって犯人に向かっていったのか、その理由を尋ねる。(銃やナイフを持っていたから、並みの神経では考えられないというのである。)これに「今日、私は社運を賭けた大事な会議がある」と西島は言うが「それだけですか?あなたは先ほど気になることを言いましたね」と西島を問いつめる。が「もう、いい加減にしろ。いくら何でもこれはやりすぎだ」と反発する西島。雷ちゃんは「あなたは事前にバスジャックが起こることを知っていたんじゃないですか?でも、予想以上に犯人が大きな事件にしてしまった。だからあなたは必死に彼らを止めようとした」と推理を口にする。が「馬鹿馬鹿しい」と西島は相手にしなかった。すると、拘束された犯人は「そういえば兄貴、もう一人仲間がいると言っていた。それ、お前やろう」と言いだした。すかさず「それ、本当か?」と問いつめるトミー。が、西島は「でたらめだ。そんな奴の言うことを信用するのか」と否定する。でも雷ちゃんは「でたらめじゃあ、ありません。じゃあどうして、死んだ犯人があなたの名刺を持っていたんですか?」と西島の名刺を示して尋ねる。これに西島は驚いて狼狽え「あいつがそんな名刺を持っているはずがない。これは何かのだ」と今度はサソられたと言うことを主張する。が、トミーもちゃんと口を挟んできて「どうやらあなたには、後でゆっくり話を聞かせてもらう必要がありそうですね」と言うも、西島は「自分の乗ったバスをどうして自分がバスジャックするんですか。あいつを刺したのは正当防衛だ。私は被害者なんですよ」と言ってご立腹モードになり、お茶のペットボトルの栓を開けるとゴクゴクと飲む。が、直ぐに西島は苦しみだし、死んでしまった。するとトミーは「逃げ切れないと分かって、自殺したか...」と悔しがる。(直ぐに「自殺」という判断をするのもトミーらしい所です。)

バスは更に走行している。トミーは西島の遺体を後部座席に運んでいるが、雷ちゃんはじっくりと考えているだけ。そこに主題歌「明日吹く風」の着うたで雷ちゃんの携帯に柴田からの電話が入る。電話に出ると、西島が社運を賭けたプロジェクトを担当していて、今日、その合否を掛けるプレゼンが行われるのは事実だった、と報告する。すると雷ちゃんは「ということは、彼は会議に出席するわけにはいかなかった」と口にする。束志は、手柄のために部下から強引にプロジェクトを奪ったという噂もあり、評判は良くなかった、と報告した。で「了解しました」と言って電話を切った雷ちゃんは腕組みして再び考え始める。

トミーは雷ちゃんの側にやってくると「銭形くん、まだ悩んでいるのか。犯人は自殺で事件は解決。後はどうやってこのバスを止めるかですよ」と、いつもの調子。が、雷ちゃんは「いえ、まだ事件は解決していません」とこちらもいつものパターンです。そして「やっぱりこの事件は変ですよ。何だかこの事件、出来すぎています」と言う。するとトミーは「さっきはチグハグで、今度は出来すぎですか?」とちょっと呆れたように口にする。が、雷ちゃんは「こんな杜撰な計画なのに自殺用の毒なんか用意しているでしょうか?それにポケットに名刺が1枚だけ入っていたのも不自然です」ということで、西島は殺されたと考えた雷ちゃんでした。するとトミーが「分かったぞ、銭形くん」と言いだした。雷ちゃんは「またですか?」とまたも呆れ顔。(で、再び珍推理を語り出す。)事件の背後には犯人の確執があり、西島を殺害したのは(生きている)バスジャック犯だと言う。で、今度は「最も怪しい人物が犯人である」という現実社会の現実がその根拠と言って、問いつめようとする。しかし雷ちゃんが「岡野さん、ダメですよ。この人は名刺を入れることは出来てもお茶に毒を入れる機会はなかったはずです」と言ってあっさりとトミーの考えを否定する。これに「そう言われればそうか...」とあっさりと納得してしまうトミー。で、「いつお茶に毒を入れたのか」が問題と雷ちゃんは腕組みをして考えるが、直ぐに閃き、「そうか、そういうことか」と言ってトミーからペットボトルを奪った。でいつもの台詞を口にしようとする雷ちゃんだったが、トミーが「ワトソンくん、謎は解けたそうです」とカメラ目線で茶々を入れてしまう。が、そんな中でも雷ちゃんは「謎は解けたよ、ワトソンくん」を何とか口にしました。(カメラ目線です。)

バスは走り続けている。そこに「明日吹く風」の着うたで雷ちゃんの携帯に柴田からの着信が入る。電話に出た雷ちゃんは「えっ?この先の陸橋が工事中?」と驚き、じっと話を聞いている。で「はい、分かりました」と言って電話を切る。(束志の声は全く聞こえてきませんでした。)トミーは立ち上がって「柴田くんが何だって?」と尋ねるが、雷ちゃんはトミーには何も言わず、運転席に移動して「聴いてください。この先の陸橋が工事中のため、途中で(道が)途切れているそうです。このまま行けば転落します」と言う雷ちゃん。トミーは「銭形くん、どうすれば良いんだ?」と狼狽える。これに雷ちゃんは「一つ方法があります」と言うと、とんでもないことを口にする。それはバスを猛スピードで走らせて、途切れた橋をピョーンと飛び越えるのだと言う。(あれっ?こんな発想を雷ちゃんはしたっけ?尚、この部分の説明で「・5話」と同様のミニチュアが登場します。)これに「そんなことが出来るのか?」とトミーが心配げに尋ねるも「私が前に見た映画では上手くいってました。キアヌ・リーヴスが素敵でした」と雷ちゃん。(そうそう、それは「スピード」ですね。が、映画と現実を一緒にするのは...)「失敗したら?」とバスジャック犯の弟分が尋ねると「その時は、ヒュルルルルル、ドッカーン、ですね」と結構お茶目な雷ちゃんです。(早織ちゃん、声優さんとしてもいけそうです。)これに「みんな死んでまうやないか」と犯人の片割れ。「でも他に方法はありません」ときっぱりという雷ちゃん。すると運転手さんは決意したようで「みなさん、しっかり席について下さい」と言う。で、雷ちゃんは「岡野さんと私はおばあさんを」と言って、乗客の老女の所に行き、後ろの席から老女をしっかりと押さえると「おばあさん、大丈夫ですからね。私がしっかり押さえてますからね」と言うトミー。雷ちゃんもトミーの腕を横からしっかりと押さえる。でもトミーは「死ぬときはみんな一緒だから...」と半分ヤケッパチになっていました。

が「待って、バスを止めてちょうだい」と老女が言いだした。雷ちゃんは「バスは止まったら爆発します」と言うが、老女は笑いながら「ですよ、爆弾何かありませんよ」と言う。「絶対?」と尋ねる雷ちゃんに「絶対」と頷く老女。すると雷ちゃんは「運転手さん、バスを止めてください!」と大きな声で叫ぶ。しかしトミーは「銭形くん、いいのか~?大丈夫か?」と慌てる。しかし「大丈夫ですよ」と雷ちゃんは自信を持って言う。で、ブレーキが掛かり、バスは止まった。(爆発はしなかった。)「止まった...」とホッとする運転手や犯人の片割れ。トミーや老女も笑っていた。すると雷ちゃんが「陸橋の工事というのはでした。あの電話は私が鳴らしたんです」とネタ晴らしをする。「君が?」と驚くトミーだったが、雷ちゃんはそれを相手にしないで、老女に向かって「あなたは事前にバスジャックの計画を知っていたのですね」と言う。これに「知りませんよ、そんなの...」と笑いながら返事をする老女。「でも、バスに爆弾が仕掛けられていないのを知っていた。しかも絶対」と雷ちゃんが言うと、老女の顔色が変わる。で、「あなたはバスジャックの計画を利用して西島さんを殺害しようとしたのですね」と雷ちゃんは言うと、トリックの説明を始める。

まず、バスジャック犯にナイフを突きつけられた時に犯人のポケットの中に名刺を入れた。トミーたちがもみ合っている間に西島のペットボトルのお茶の中に毒を入れた、と説明する雷ちゃん。が、老女は笑いながら「年寄りだと思って、何を証拠に?そんなこと言うんですか?」と言って席から立ち上がり「馬鹿馬鹿しくて、もうつきあってなんかいられませんよ」と言ってバスから降りようとして乗降ドアを開けようとする。(が、ドアは開かない。)すると雷雲が現れて雷鳴が響く。「雷鳴轟く積乱雲。…」雷ちゃんの口上が始まり「私の稲妻でしびれなさい!」から稲妻が老女に落とされる。そして老女はバスの座席に倒れ込むと、マスクと白髪のカツラを取り、口から煙を噴いた。すると老女ではなくて若い女性だった。

雷ちゃんはゆっくりと彼女の横に座ると、マスクを手にして「この変装が何よりの証拠です」と言う。また、トミーはカツラを手にして、雷ちゃんの反対側の女性の隣に座り「自分に容疑がかからないようにするためだったんだな」と言う。雷ちゃんは続け「それだけじゃありませんね。あなたは西島さんと顔見知りだった。同じ会社だったんでしょう」と尋ねる。すると女性は観念したようで、「ええ、その通りです」と雷ちゃんの言ったことを認めた。雷ちゃんは「どうしてこんなことを?」と尋ねる。女性はそれに答える。同じ職場に婚約者がいるが、数ヶ月前に彼はひき逃げにあって重症を負った。そして西島が彼のプロジェクトを引き継いだ。が、そのひき逃げというのはナイフを刺されて死んだバスジャック犯と西島が共謀してやったことだった。で、その証拠をずっと探していて、西島のパソコンから今回のバスジャックを計画したメールのやりとりを発見したのだった。これにトミーは「どうして警察に通報しなかったんですか?」と尋ねると、女性はトミーのネクタイを握りしめると「許せなかったんです。彼に重症を負わせて手柄を横取りして、そのくせプロジェクトをまとめきれずにこんなバカな計画を立てたんですよ」と怒りをあらわにして答えた。

雷ちゃんは事件のことを順番に問う。「西島さん殺害を決意したあなたは第一の罠を仕掛けましたね」これに女性は、西島のパソコンから出来るだけ事件を大きくするようにメールを送ったと応える。「メールを鵜呑みにしたバスジャック犯は海王星団を名乗り、やりたい放題の行動に出た。」と雷ちゃんが言うと「それでバスに爆弾を仕掛けたと嘘を...」とトミー。事件が予想よりも大きくなり、真相が発覚することを西島は恐れ、バスジャック犯の口を封じようとした。ということで、二人が争うことも計算の上だった。「でも、あんなに上手くいくとは思っていませんでした」と言う女性。雷ちゃんの説明は続く。あの時、西島が指されていたら、女性は何もしないで復讐を成し遂げることが出来たが、西島がバスジャック犯を刺して殺害した。そんな時のため、第二、第三の罠を仕掛けておいて、それがポケットの名刺、お茶に入れた毒だった。「それで気がつかれた訳ですね」と雷ちゃんにとう女性。雷ちゃんはこれに小さく頷く。「悔いはありません、悪かったとも思いません」と言う女性。で、トミーが逮捕しようとして手錠を手にするが「あのう、ところで名前は?」と尋ねるトミー。「林です。林美津子」と答える女性。(この名前、「林VS睦月」のバトルの一つかと思いましたが、今回の脚本は加藤淳也氏ということなので...)で、トミーが林を逮捕した。

事件解決後、雷ちゃんとトミーはまだバスの車内にいる。トミーはバスの運転席に陣取って「次はアゲハチョウ、その次はモンシロチョウ」と運転手気取りでいる。そこに「岡野さん、何やってるんですか?」と雷ちゃんが顔を出す。すると「私ね、大型二種の免許証、取ることに決めました」と言うトミー。「好きですね」と呆れ顔の雷ちゃんに「趣味ですから」と言うトミー。(まあ、趣味と言うのならばそれはそれでいいと思いますが...)で、雷ちゃんは「次の試験も、私ついていきますよ。次は大学芋で...」と言うが「いや、結構です」ときっぱりと断るトミー。「えっ、どうして?」と雷ちゃんが尋ねると、雑誌「イナズマ」の占いコーナーを広げて「来週の私の運勢、「年下の女性と出かけるとトラブルに巻き込まれる」とあるんですよ。だからパスで」ということでした。が、ただでは転ばない雷ちゃんは「ああ、そうですか。それじゃあ、迎えのパトカー、私一人で乗って帰りますから...」と雷ちゃんはトミーを見捨ててカメラ目線で「さらばじゃ~」(お茶目な雷ちゃんです。)慌てたトミーは「いや、それはダメです、銭形くん。私、バスはまだ運転出来ないんですから...」

今回の物語は、若い女性が老女に変装していましたが、「変装」となると「怪人○面相」の登場を期待してしまう。で、この物語が放送された時(2006/5/27)に、24話(次の次です)でその「怪人○面相」(「5面相」として登場すると言うことが分かった所でした。尚、「面相」「面相」「面相」とこれまでは漢字表記でしたが、何故か「5面相」と算用数字表記に変わりました。)

尚、この物語はやはり「・5話」を見ていたら一段と楽しむことが出来る物語でした。でも、舞ちゃんや五代さんとは面識も無いトミーがどうして「・5話」のトリックを知っていたのでしょうかねぇ?

次回の物語は、第23話「時間を操る美女 ~大学教授殺人事件」である。ゲストは「・1st.11話」以来となる粟田麗さんです。一応事件の方は「・1st.5話」と同じ「大学教授殺人事件」ですが、監督も脚本も別の人です。で、この頃はアニメの「時をかける少女」が間もなく公開されるということで、色々と宣伝されていましたが、それに先立つ形で「時をかける美女」という形で持ってきました。が、1983年の実写版映画や、1985年、1994年のTVシリーズ、1997年の実写版映画(リメイク)があるので、そちらからという解釈も出来ます。(この時期は「映画のパロディ」に本当にひた走っていました。)

鑑識メモ。時間軸は、束志が雷ちゃんに携帯で報告している所の終わりから続いている。「どうも評判良くなかったみたいですね」と言うと通話終了ということで、敬礼して電話を切った束志。(当然、TV電話であって、雷ちゃんは上司ですからね。)で、電話を切った束志は人が変わったようになり「一仕事終わった」と言って新聞を広げてくつろぎ始める。で、記事にあった「ハイジャック」の語源について語る。「強盗が"Hi Jack!"(やい、おめえ)と言ったことから来ている」(Jackとは一般的な男の名前のことである。)で「と言うことは、今雷ちゃんは、バスが「やい、おめえ」されている訳か...」とブツブツる「やい、おめえ」「何だ、おめえ」と呟いて一人で笑っていました。

PS.「M2」の大阪舞台挨拶、公式ブログによると、本日放送のはずだったのに、出てきませんでしたが...?(今週はずっとチェックしますけど...) 

 

 

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2007/01/26
  • メディア: DVD
バスジャック

バスジャック

  • 作者: 三崎 亜記
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2005/11/26
  • メディア: 単行本
↓トミーにこれを
一発合格大型二種免許―実戦模擬テスト付

一発合格大型二種免許―実戦模擬テスト付

  • 作者: 長 信一
  • 出版社/メーカー: 日本文芸社
  • 発売日: 2004/11
  • メディア: 単行本
大型第二種免許―合格の基本と秘訣

大型第二種免許―合格の基本と秘訣

  • 作者: 木村 育雄
  • 出版社/メーカー: 企業開発センター交通問題研究室
  • 発売日: 2002/03
  • メディア: 単行本

必ず合格する普通・大型二種免許学科試験問題集―最新問題380選

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 金園社
  • 発売日: 1998/04
  • メディア: 単行本
↓「焼き芋」ということで
焼き芋―吏道ひとすじのわが人生

焼き芋―吏道ひとすじのわが人生

  • 作者: 鶴田 五郎
  • 出版社/メーカー: 文芸社
  • 発売日: 2002/02
  • メディア: 単行本

食商品学―焼きいもからグルメツアーまで

  • 作者: 梅沢 昌太郎, 長尾 精一
  • 出版社/メーカー: 日本食糧新聞社
  • 発売日: 2004/09
  • メディア: 単行本
↓こういうものを学んでおくと、いざというときに...
本当に使える企業防災・危機管理マニュアルのつくり方―被災現場からみつめたBCP

本当に使える企業防災・危機管理マニュアルのつくり方―被災現場からみつめたBCP

  • 作者: 山村 武彦
  • 出版社/メーカー: 金融財政事情研究会
  • 発売日: 2006/07/19
  • メディア: 単行本
SASサバイバル・マニュアル

SASサバイバル・マニュアル

  • 作者: バリー デイヴィス
  • 出版社/メーカー: 原書房
  • 発売日: 1997/06
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
これで安心 危機・災害マニュアル―自然災害・都市災害・テロ・ハイジャックから身を守る方法

これで安心 危機・災害マニュアル―自然災害・都市災害・テロ・ハイジャックから身を守る方法

  • 作者: 白鳥 敬
  • 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
  • 発売日: 2002/08
  • メディア: 単行本
↓雷ちゃん、こう言うので練習した?
手形窃盗団ピッキング―「善意の第三者」と闘う

手形窃盗団ピッキング―「善意の第三者」と闘う

  • 作者: 秋葉 功
  • 出版社/メーカー: 日本評論社
  • 発売日: 2002/03
  • メディア: 単行本
手錠

手錠

  • 出版社/メーカー: アイコ
  • メディア: おもちゃ&ホビー

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ROD STEWART『CAMOUFLAGE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1984年に発表された彼にとっては14枚目のアルバムと言うことになる。本アルバムでは、何と言ってもジェフ・ベックとの共演があり、ロッドも気合いが入っていて、たっぷりと聴かせてくれるポップなアルバムとなっている。サウンドは'80'sのサウンドになっているが、ロッドのボーカルにも気合いの入り方が違っている。本アルバムは1984年のBillboard年間アルバム・チャートでは87位にランクインし、レギュラー・チャートでは最高位18位を記録するヒットとなっている。

収録曲は以下の全8曲である。『Infatuation』『All Right Now』『Some Guys Have All The Luck』『Can We Still Be Friends?』『Bad For You』『Heart Is On The Line』『Camouflage』『Trouble』。

この中からは、やはりジェフ・ベックとの共演を果たした『Infatuation』『Can We Still Be Friends?』『Bad For You』の3曲である。ジェフが参加したことでロッドも気合いが入っていて、この3曲はまさに夢が実現したということで、実に嬉しい所です。ロッドのボーカルも実に冴えている。ということで、この3曲を本アルバムからのお薦め曲ということにしておくが、アルバム・タイトル・ナンバーである『Camouflage』もお薦め曲としてピックアップしておく。(でも、ジェフとの共演というのが本アルバムの最大のポイントです。)

翌年、ロッドはジェフのアルバム「FLASH」に参加して、そこで『People Get Ready』を歌うということをしていて、そちらも嬉しいところである。やっぱり大物同士の夢の共演というのは、いいものを残してくれる物である。じっくりと堪能しましょう!

 

Camouflage

Camouflage

  • アーティスト: Rod Stewart
  • 出版社/メーカー: Warner Bros.
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD
Flash

Flash

  • アーティスト: Jeff Beck
  • 出版社/メーカー: Sony Japan
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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「RYAN'S DAUGHTER」 [映画(洋画)]

表題の作品は1970年のイギリス映画「ライアンの娘」である。この作品は70mmの大作として制作された作品として知られているものである。舞台は20世紀初頭のアイルランドのある寒村である。重厚な人間ドラマ(時間も3時間を超えている)であると共に、美しいアイルランドの風景も見所の一つとなっている作品である。

映画データを記しておくと、監督はデヴィッド・リーン、脚本はロバート・ボルト、撮影はフレディ・ヤング、音楽はモーリス・ジャールである。また出演は、ロバート・ミッチャム、サラ・マイルズ、トレヴァー・ハワード、ジョン・ミルズ、レオ・マッカーン、クリストファー・ジョーンズ、バリー・フォスター、エヴィン・クローリー、マリー・キーン、ジェラルド・シム、ニオール・トイビンたちである。

尚、本作でジョン・ミルズはアカデミー助演男優賞を獲得している。(サラ・マイルズは主演女優賞にノミネートされたが、受賞はならなかった。)

物語は、密かに独立運動が行なわれているアイルランドのある港町。この町に住むロージーはこの町の居酒屋の娘であり、革新的な考えを持っていて古い習慣を嫌っていた。また彼女はチャールズという名前の教師と結婚している。そんなロージーはこの地に駐留するイギリス軍の守備隊指揮官のランドルフと不倫をしていた。ある日、武器の陸揚げが行われている際にその男たちが逮捕され、それを密告したのはロージーではないかという疑惑が生まれ、ロージーは村人たちからリンチを受けることになり...

古い慣習と新しい考えの対立をベースに、じっくりと見せてくれる人間ドラマであり、デヴィッド・リーン監督の演出が冴えた一本である。また、美しい風景も魅力であり、アカデミー撮影賞も受賞したことでもその映像は見所である。じっくりと見たい一本である。

 

ライアンの娘 特別版

ライアンの娘 特別版

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2007/01/26
  • メディア: DVD


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